Suzuki Baleno (2017 year). Instruction japanese — part 20
7
万一のとき/パンク
7-6
タイヤバルブからキャップ(2)を
反時計方向にまわして外します。コ
ア回し(3)の羽根状部分の先端な
どでバルブ内のバルブコア(4)を
押し、タイヤに残った空気を完全に
抜きます。
50M0165
コア回し(3)でバルブコア(4)
を反時計方向にまわして外します。
•
バルブコアは再使用します。汚れ
ないようにきれいなところへ保管
します。
50M0123
注入ホースの先端をタイヤバルブに
差し込みます。修理剤ボトルを逆さ
まにして持ち、手で何回も圧迫し、
修理剤をすべてタイヤ内に注入しま
す。
•
空になったボトルは、修理剤の抜
き取りに必要なため、タイヤ交換
または修理を依頼するときにスズ
キサービス工場にお渡しくださ
い。
•
こぼれた修理剤は、ふき取るかそ
のまま乾燥させてからはがしま
す。
82K121
バルブコアを外すとき、タイヤに空気
が残っているとバルブコアが飛び出す
ことがあります。慎重に外してくださ
い。
5
(2)
(4)
(3)
6
(4)
(3)
7
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-7
注入ホースをタイヤバルブから引き
抜き、コア回し(3)でバルブコア
(4)をタイヤバルブにしっかりと
ねじ込みます。
•
外しておいたバルブコアが汚れて
いたり紛失したりした場合は、タ
イヤパンク応急修理セット内にあ
る予備のバルブコアをご使用くだ
さい。
50M0124
エアコンプレッサーの底面から、
ホースを取り出します。
エアコンプレッサーのホース(5)
先端の口金をタイヤバルブにねじ込
みます。
72M00187
エアコンプレッサーのスイッチが
OFF になっていることを確認しま
す。電源プラグ(6)をアクセサリー
ソケット(7)に差し込み、エンジ
ンスイッチを
にします。
68PJ70001
エ ア コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ
(8 )を O N にし、空気を入れま
す。タイヤ空気圧が指定空気圧にな
るまで昇圧させます。
72M00188
8
(4)
(3)
9
10
(5)
11
ACC
(7)
(6)
12
(8)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-8
•
タイヤがホイールリムから外れて
いる場合は、空気が漏れないよう
にリムとタイヤのすきまをなくす
ようにしてから、コンプレッサー
を作動させます。(すきまがなく
なれば空気圧が上がります。)
•
指定空気圧まで昇圧するには、約
10 分程度が必要です。10 分以内
に指定空気圧まで昇圧しないとき
は、タイヤがひどい損傷を受けて
いる可能性があります。この場合
は、本修理セットによる応急修理
が で き ま せ ん。ス ズ キ 代 理 店 や
JAF などのロードサービス事業者
にご連絡ください。
•
空気を入れすぎたときは、コンプ
レッサーのホース先端の口金をゆ
るめて、空気を抜きます。
指定空気圧まで昇圧できたら、修理
剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、コンプレッサーを収納し、ただ
ちに走行します。スピードを控えめ
にして、急加速や急ハンドル、急ブ
レーキなどはせず、慎重に運転して
ください。
約10分間または5 km程度走行した
ら、タイヤ空気圧をコンプレッサー
の空気圧計で確認します。空気圧が
130 kPa(1.3 kgf/cm
2
)以上あれ
ば、パンク応急修理の完了です。再
度、指定空気圧に調整してくださ
い。
•
タイヤ空気圧を測定するときは、
コンプレッサーのホース先端の口
金をタイヤバルブにねじ込んだあ
とに電源をつなぎ、一度スイッチ
を ON にしたあと、すぐにスイッ
チを OFF にして空気圧を確認しま
す。
•
コンプレッサーを作動させていると
きは、タイヤの近くに立たないでく
ださい。万一バーストなどした場合
に、けがのおそれがあります。
•
タイヤがふくらむと、タイヤがリム
部にはまり込みます。指などをはさ
まないように注意してください。
•
コンプレッサーの起動・停止は、コ
ン プ レ ッ サ ー 本 体 の ス イ ッ チ で 行
なってください。
•
コンプレッサーは10分以上連続して
作動させないでください。故障につ
ながるおそれがあります。
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
確認できます。
13
14
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-9
•
走行後、タイヤ空気圧が 130 kPa
未満に低下していた場合は、本修
理セットによる応急修理ができて
いないことを示しています。走行
を中止して、スズキ代理店や JAF
などのロードサービス事業者にご
連絡ください。
異常がなければ、付属の速度制限
シールを運転者のよく見えるところ
に貼ります。十分注意して 80 km/
h以下の速度で走行してください。
68PJ70038
タイヤを応急修理したあとは
応急修理剤を使用したタイヤは、一時的
に使用するものです。すみやかにスズキ
サービス工場で、タイヤ交換または修理
してください。
•
タイヤ交換または修理を依頼するとき
は、修理剤を使用したことを知らせて
ください。また、修理剤の抜き取りに
必要なため、空になった修理剤ボトル
を渡してください。
•
ホイールは、付着した修理剤をふき取
り、バルブコアを新しいものに交換す
れば再使用できます。
•
タイヤを修理・再使用するときは、付
着した修理剤をふき取る必要がありま
す。ただし、タイヤの損傷の程度によっ
ては、再使用できない場合があります。
•
新しい修理剤はスズキ販売店またはス
ズキ代理店でご購入ください。
お車にはスペアタイヤが搭載されていま
せん。
スペアタイヤ(市販品)が準備できない
場合は、タイヤパンク応急修理セットを
ご使用ください。
→ 7-3ページ
他車に注意をうながすため、非常点
滅表示灯を点滅させます。他車の通
行のじゃまにならず、安全に作業が
でき、地面が硬くて平らな場所に車
を移動します。
走行後、必ず空気圧のチェックを行な
い、応急修理の完了を確認してくださ
い。
次のような場所には、速度制限シール
を貼らないでください。
•
SRS エアバッグの収納部。万一のと
きに、エアバッグが正常にふくらま
なくなるおそれがあります。
•
警告灯やスピードメーターが見えな
くなる位置
15
Mph
80
50
&
km/h
M A X
タイヤ交換の準備
1
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-10
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
•
セレクトレバーを
に入れ、エ
ンジンを止めます。
必要に応じて、停止表示板(別売り)
を置きます。
交換するタイヤ(2)と対角線の位
置にあるタイヤの前後に、輪止め
(1)(市販品)を置きます。
80J1245
工具、ジャッキ、スペアタイヤを取
り出します。同乗者がいるときや重
い荷物を載せているときは、車から
降ろします。
•
万一ジャッキが外れたときに足な
どをはさまないために、取り出し
たスペアタイヤは、交換するタイ
ヤの近くの車体の下に置いてくだ
さい。
80J323
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を外します。
•
傷つき防止のため、ジャッキバー
(3)の先端に布(4)をあてがっ
てホイールとキャップの間に差し
込み、こじって外します。
64L70260
ホイールナットレンチ(5)でホイー
ルナット 4 個を反時計方向にまわ
し、手でナットが軽くまわるくらい
までゆるめます。
64L70270
2
P
3
(1)
(2)
4
スペアタイヤを地面に置くときは、ホ
イール表面を上にすると傷つきにくく
なります。
5
(3)
(4)
6
(5)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-11
ジャッキアップをする前に、パーキング
ブレーキをしっかりとかけてください。
•
セレクトレバーを
に入れ、エンジ
ンを止めてください。
ジャッキバー取り付け部を手でまわ
してジャッキを広げ、ジャッキ頭部
の凹み部を車載ジャッキ指定位置に
軽く接触させます。
ジ ャ ッ キ 頭 部 を 軽 く ゆ す っ て、
ジャッキ頭部の凹み部が指定位置に
はまっているか確認します。
68PJ70029
ジャッキに、ジャッキバーとホイー
ルナットレンチを取り付けます。
(次の図参照)
•
ジャッキバーは次の図のように、
ホイールナットレンチの穴に差し
込みます。
ホイールナットレンチをまわして、
タイヤが地面から少し離れるまで、
車体を慎重に持ち上げます。
68PJ70030
万一ジャッキが外れると、身体がはさ
まれ重大な傷害を受けたり、車が動き
出して思わぬ事故につながったりする
おそれがあります。ジャッキアップす
るときは次のことをお守りください。
•
地面が硬くて平らな場所でジャッキ
アップしてください。
•
ジャッキは、タイヤ交換またはタイヤ
パンク修理だけに使用してください。
•
ジャッキはこの車に付属のものを使
用し、ほかの車のものは使用しない
でください。また、この車のジャッキ
をほかの車に使用しないでください。
•
ジャッキは必ず指定された位置にか
け て く だ さ い。指 定 以 外 の 位 置 に
ジャッキをかけると、ジャッキが外
れたり、車を損傷したりするおそれ
があります。
•
ジャッキで必要以上に車を持ち上げ
ないでください。
•
ジャッキで車を持ち上げているとき
は、車の下にもぐったり、エンジン
をかけたり、車をゆすったりしない
でください。
•
ジャッキアップするときに、ジャッ
キの上や下にものをはさまないでく
ださい。
•
複数のジャッキを使用して、複数輪
を同時にジャッキアップしないでく
ださい。
ジャッキアップ
P
1
(1) 車載ジャッキ指定位置
(2) ジャッキバー
(3) ホイールナットレンチ
2
(1)
(1)
3
4
(2)
(3)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
万一のとき/パンク
7-12
7
ガレージジャッキ(市販品)を使用するときは
ガレージジャッキおよびリジッドラック(市販品)の指定位置を下図に示します。詳細
については、スズキ販売店またはスズキ代理店にご相談ください。
68PJ70002
•
必ず図に示す指定位置を守ってください。
•
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジッドラックに掛け替えてくださ
い。
•
フロント側またはリヤ側のみをジャッキアップする際は、必ず接地側のタイヤの前
後に輪止め(市販品)を置いてください。
•
フロント側をジャッキアップする際は、エンジンアンダーカバーに接触しないよう
車両側面からもかける位置を確認してください。
トルクロッド
締め付けボルト
フロント側
ガレージジャッキ指定位置
ガレージジャッキ
ガレージジャッキ
リヤ側
ガレージジャッキ指定位置
リヤ側リジッドラック指定位置
リジッド
ラック
リジッド
ラック
フロント側リジッドラック指定位置
フロント側
フック
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-13
ホイールナットを外して、タイヤを
取り外します。外したタイヤは、車
体の下に置きます。
次の場所の汚れや異物を取り除きま
す。
•
交換するホイールの取り付け面
(1)
•
車体側の取り付け面(ハブ面)
(2)
•
ボルトやホイールナットのネジ部
(3)
•
ホイールナットのテーパー面(4)
•
ホイール穴のテーパー面(5)
65J4033
•
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
•
このとき、ボルトやナットのネジ
部、ホイールのボルト穴につぶれ
や亀裂などの異常がある場合は、
スズキサービス工場で点検を受け
てください。
ホイールナットのテーパー面(4)
が、ホイール穴のテーパー面(5)
に軽く接触するまで、手で時計方向
にまわして締めます。
54M0161
68PJ70003
タイヤを地面に置くときは、ホイール
表面を上にすると傷つきにくくなりま
す。
タイヤの取り付け・取り外し
1
2
(2)
(4)
(1)
(3)
•
前記の場所に汚れや異物、つぶれや
亀裂などの異常があると、走行中に
ホイールナットがゆるむことがあり
ます。
•
ナットやボルトに、オイルやグリス
を付着させないでください。必要以
上にナットを締めすぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。
3
スチールホイール装備車
(4)
(5)
アルミホイール装備車
(4)
(5)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-14
車体の下に置いたタイヤを取り出
し、タイヤが地面に接触するまで
ジャッキを下げます。
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
∼3回に分けて締め付けます。
締め付けトルク:100 N・m
(1020 kgf・cm)
•
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は 390 N(40 kgf)
を目安にしてください。
•
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を付けます。
•
タイヤの空気注入口(6)とキャッ
プの切り欠き部分をあわせてか
ら、確実に押し込みます。
68PJ70004
4
5
•
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
があります。トルクレンチ(市販品)
を使用せずにタイヤ交換した場合は、
できるだけ早くスズキサービス工場
で締め付けトルクの点検を受けてく
ださい。
•
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締めすぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
規定の締め付けトルクで締める場合
は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
6
(6)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-15
•
工具とジャッキを所定の位置に収納し
てください。
•
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
•
アルミホイール装備車は、タイヤを交
換してから 1,000 km 程度走行したあ
とに、ホイールナットにゆるみがない
か点検してください。
次のようなときは、鉛バッテリーがあ
がっています。
•
エンジンをかけようとしてもスター
ターがまわらない。または、まわって
も回転が弱くてエンジンがかからな
い。
•
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。
ブースターケーブルと、12V バッテリー
を使用しているほかのバッテリー正常車
があれば、エンジンの始動ができます。
1 本目のブースターケーブル(1)
を①→②の順序で接続します。
①バッテリーあがり車の
端子
②バッテリー正常車の
端子
68PJ70005
•
上図のイラストは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、スズキ販売店また
はスズキ代理店にご連絡ください。
タイヤを交換したあとは
バッテリーあがり
鉛バッテリーあがりとは
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
鉛バッテリーあがりのときは
1
(2)
②
(1)
①
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-16
2 本目のブースターケーブルを③→
④の順序で接続します。
③バッテリー正常車の
端子
④バッテリーあがり車のエンジンマ
ウントのボルト
68PJ70006
•
上図のイラストは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。
お近くのスズキ販売店またはスズキ
代理店でバッテリーを完全充電しま
す。
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
(3) エンジンマウント
2
(2)
③
④
(1)
(3)
•
鉛バッテリーからは水素ガスが発生
しています。水素ガスは、火気や火花
に引火すると爆発のおそれがありま
すので、次のことをお守りください。
・バッテリーを充電するときやブー
スターケーブルをつなぐときは、必
ずバッテリー液面を確認してくだ
さい。バッテリー液面が下限(2)
以下のままで充電などすると、バッ
テリーが発熱して爆発のおそれが
あります。また、バッテリーの寿命
を縮めるおそれがあります。
バッテリー補充液を上限(1)まで
補充してから、充電などを行なって
ください。
80J1267
3
4
5
6
(1)
(2)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-17
鉛バッテリーを交換するときは
■ 外しかた
エンジンスイッチを
(OFF)
にします。
バッテリーケーブルの
側(1)を
外します。
•
バッテリー端子のナットは、10
mm スパナ(市販品)などでゆる
めます。
68PJ70007
・充電は火気のない風通しの良いと
こ ろ で、す べ て の バ ッ テ リ ー
キャップを外して行なってくださ
い。
・④の接続のときに、バッテリーが
あがった車の
端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
エンジンマウントのボルトに接続
してください。
•
乾いた布でバッテリーをふかないで
ください。静電気が発生して引火の
おそれがあります。
•
バッテリー液は希硫酸です。目や皮
膚につくと、失明などの重大な傷害
を受けるおそれがあります。万一、
付着したときは、すぐに多量のきれ
いな水で洗浄し、医師の診察を受け
てください。
•
ブースターケーブルは確実に接続し
てください。エンジン始動時の振動
などでブースターケーブルが外れる
と、ド ラ イ ブ ベ ル ト や 冷 却 フ ァ ン
(ラジエーターファン)に巻き込ま
れるおそれがあります。
•
ショート防止のため、ブースターケー
ブルの
端子は、バッテリーの
端
子以外の部分(
端子、ボデー、ブ
ラケットなど)と接触させないでく
ださい。
•
は 押 し が け が で
きません。
オートマチック車
鉛バッテリーを交換するときは、次の
ことをお守りください。
•
濡れた手でバッテリーに触れないで
ください。感電のおそれがあります。
•
走行後の場合は、30 分以上放置し、
バッテリーの水素ガスが抜けるのを
待ってから作業を行なってください。
鉛バッテリー交換の際、バッテリーや
車両の部品を損傷するおそれがありま
すので、スズキ販売店またはスズキ代
理店での交換(有料)をおすすめしま
す。
1
LOCK
2
(2)
(3)
(1)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-18
バッテリーケーブルの
側(2)を
外します。
•
カバーを開け、ナットをゆるめま
す。
取り付け金具(3)を外します。
•
取り付け金具のナットは、8 mm
スパナ(市販品)などでゆるめ、
外側に倒して外します。
•
取り付け金具を外すときは、取り
付けるときに位置を間違えないよ
う、あらかじめ両側のフック(4)
がかかっている位置を確認してく
ださい。
68PJ70008
バッテリーを外します。
•
バッテリーは重いため、両手で
しっかりと持って、車両の部品な
どに当たらないように取り出しま
す。
68PJ70009
■ 取り付けかた
「外しかた」と逆の手順で行ないます。
•
鉛バッテリーのタイプについては、巻
末の「サービスデータ」をご覧くださ
い。
→ 8-2ページ(サービスデータ)
•
鉛バッテリーを交換したときは、初期
設定が必要な機能があります。
→ 8-7 ページ(次の機能は、必ず初
ショート防止のため、次のことをお守
りください。
•
側のケーブルから先に外す
•
金属工具などにより、 端子と
端
子とを接触させない
•
外したケーブルは、交換時にバッテ
リー端子と接触しないよう、バッテ
リーの側面や離れた場所へ動かす
(5) バッテリーケースのホルダー部
3
4
(3)
(5)
(4)
(5)
(4)
バッテリーを傾けすぎないでくださ
い。液漏れのおそれがあります。
バッテリー端子および取り付け金具の
ナットは、確実に締め付けてください。
ゆるみがあると、火災や故障の原因と
なります。
5
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-19
•
1 か月に一度は連続して 30 分以上走行
して充電する必要があります。
•
エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ナビゲーションやオー
ディオなどを使用したりしないように
しましょう。(アイドリングストップ
システム装備車によるエンジン自動停
止中を除く)
•
渋滞などで長時間アイドリングを続け
ている場合は、電装品の使用を極力避
けてください。
→ 2-3ページ
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
•
ヒューズは、エンジンルーム内と助手
席足元にあります。
•
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。また、
装備がなくてもヒューズだけがある場
合があります。
エンジンルーム内のヒューズ
68PJ70010
•
上図のイラストは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
バッテリーケーブルを取り付けるとき
は、
側から先に取り付けてくださ
い。ショートのおそれがあります。
鉛バッテリー交換は、「マイナスで始
まり、マイナスで終わる」といわれま
す。作業手順を守ってください。
バッテリーあがりを
防ぐためには
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックスNo.1
(3) リレーボックスNo.2(タイプ別装備)
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
(2)
(1)
(3)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-20
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
68PJ70011
68PJ70034
•
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
位置
表示
容量
接続先名称
1
ST
30A
スターター
2
BLW
30A
ブロワー
ファン
3
BTRY
40A
―
4
ABS
MOT
40A
ABSモーター
5
IGN
40A
エンジン
スイッチ
6
B/U
30A
バックアップ
リレーボックス No.1
1
8
7
6
9 10 11 12 13
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
14
25
26
27
28
2
3
4
5
リレーボックス No.2
29
30
31
32
7
DCDC
SUBBAT
30A
サブ
バッテリー
8
―
―
―
9
―
―
―
10
ABS
SOL
25A
ABS
ソレノイド
11
H/L L
15A
ヘッドライト
(左)
12 12 H/L R
15A
ヘッドライト
(右)
13
―
―
―
14
―
―
―
15
RDTR
30A
ラジエーター
ファン
16
P/S
60A
パワー
ステアリング
17
ECM
5A
―
18
F/P
20A
―
19
FR
FOG
20A
フォグランプ
20
CPRSR
10A
コンプレッサー
21
IGN2
50A
エンジン
スイッチ
22
T/M
15A
トランス
ミッション
23
FI
15A
(1.2 L車)
燃料噴射装置
FI
30A
(1.0 L車)
燃料噴射装置
位置
表示
容量
接続先名称
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-21
助手席足元のヒューズ
68PJ70012
■ 助手席足元のヒューズ
ヒューズの表は、ヒューズカバーの表側
にあります。
68PJ70036
•
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
24
T/M
PUMP
15A
―
25
―
―
―
26
―
―
―
27
ST SIG2
5A
―
28
―
―
―
29
―
―
―
30
H/L HI
25A
ディスチャージ
ヘッドライト
31
H/L HI R
15A
ディスチャージ
ヘッドライト
(右)
32
H/L HI L
15A
ディスチャージ
ヘッドライト
(左)
(1) 助手席足元のヒューズ
位置
表示
容量
接続先名称
(1)
位置
表示
容量
接続先名称
1
P/W
30A
パワー
ウインドー
2
MTR
10A
メーター
3
IG
15A イグニッション
4
IG1 SIG2
5A
パワー
ステアリング
5
SHIFT
20A
―
6
S/R
20A
―
7
―
―
―
8
D/L
20A
―
9
STL
15A
電動ハンドル
ロック
10
HAZ
10A
ハザード
USE THE
DESIGNATED
FUSES AND
RELAY ONLY.
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13 14
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40
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