Suzuki Jimny Sierra (2002 year). Instruction japanese — part 4
47
c
ベルトをゆっくりと全部引き出します。
(全部引き出すとチャイルドシート固
定機構が作動します。)
v
ベルトを少し巻き取らせます。“カ
チッカチッ”と音がしますがこれは
チャイルドシート固定機構の作動音で
す。このとき、ベルトが引出し方向に
動かないことを確認します。
動く場合は、再度ベルトをすべて引き
出してください。
¡
必ずベルトが引き出し方向に動か
ないことを確認してください。
ベルトが引き出し方向に動く状態
では、チャイルドシート固定機構
が作動していないので、ブレーキ
や衝突のときなどにお子さま用シ
ートが飛び出し、傷害を受けるお
それがあります。
b
お子さま用シートのベース部に体重を
かけて押しつけながら、ベルトのたる
みがなくなるまでベルトを巻き取ら
せ、お子さま用シートのベース部を
しっかりと固定し、ロックさせます。
n
お子さま用シートを取り付けます。
m
お子さま用シートを前後左右にゆすっ
て確実に固定されていることを確認し
ます。
¡
お子さま用シートは確実に固定し
てください。確実に固定されてい
ないと、衝突時や急ブレーキ時に
お子さまが重大な傷害を受けるお
それがあります。
¡
お子さま用シートの種類によって
は、チャイルドシート固定機構を
使うと正しく固定できないものが
あります。お子さま用シートに付
属の取扱説明書に従ってください。
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48
2. 安全装備
シートベルト
チャイルドシート固定機構付きシートベルト(後席のみ)
¡
シートベルトを着用した状態で上
体を大きく動かすなどしたときに、
チャイルドシート固定機構に切り
替わる場合があります。そのとき
は一度バックルを外し、ベルトを
いっぱいまで巻き取らせて固定機
構を解除してから、再度シートベ
ルトを着用してください。
■ 身体に着用するとき
着用する前にシートベルトが完全に巻き
もどされて、固定機構が解除されている
ことを確認してください。
■ 解除のしかた
バックルのボタンを押してベルトを外し、
ベルトをいっぱいまで全部巻き取らせる
と、チャイルドシート固定機構は解除さ
れます。
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49
¡
お子さまは、必ずシートベルトを
使用して後席に乗せ、大人が隣に
すわってお子さまを見守るように
してください。
¡
ひざの上にお子さまを抱かないで
ください。しっかり抱いていても、
衝突のときなどにお子さまに強い
力がかかり、十分に支えることが
できず、お子さまが重大な傷害を
受けるおそれがあります。
¡
シートベルトが首やあごにあたる
場合や、腰骨にかからないような
お子さまには、チャイルドシート、
ジュニアシートをご使用ください。
使用しない場合、衝突したときな
どにシートベルトによりお子さま
が重大な傷害を受けるおそれがあ
ります。
また、首がすわっていないお子さ
ま、およびひとりすわりのできな
いお子さまにはベビーシートを使
用してください。取付け方法など
については、使用するお子さま用
シートに付属の取扱説明書に従っ
てください。
なお、選択の目安については41ペ
ージを参照ください。
お子さまを乗せるときは
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50
2. 安全装備
シートベルト
取扱いとお手入れ
■ 取扱い
¡
汚れを取るときに漂白剤、有機溶
剤、染料を使用しないでください。
しみ、変色、強度低下などの原因
となります。
¡
シートベルトにほつれや切り傷が
できたり、バックル部などが正常
に動かなくなったときは、シート
ベルトを交換してください。
¡
衝突などでシートベルトに強い力
がかかった場合は、機能が損なわ
れているおそれがありますので、
外観に異常がなくてもシートベル
トを交換してください。
¡
バックルや自動巻取り装置の内部
に異物を入れないようにしてくだ
さい。十分な機能をはたさなくな
るおそれがあります。
¡
シートベルトをドアにはさまない
ように、ドアを閉じるときは、シ
ートベルトがたるみなく巻きもど
されていることを確認してくださ
い。
¡
シートベルトの改造や取付け、取
外しなどをしないでください。衝
突などのとき十分な効果を発揮せ
ずに重大な傷害を受けるおそれが
あります。
■ お手入れ
z
中性洗剤の水溶液を柔らかい布などに
含ませ、軽くたたくようにして汚れを
取ります。
x
真水を含ませた柔らかい布などで拭い
て、残っている洗剤分を取ります。
c
残っている水分を拭き取り、直射日光
を避けて乾燥させます。
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51
z
タングプレートとベルトをつかんで、
ベルトをゆっくり引き出します。
ベルトのねじれを取ります。
着用のしかた
ゆっくり引き出す
ねじれのないこと
を確認する
¡
途中でベルトが引き出せなくなっ
たときは、一度軽くもどしてくだ
さい。
タング
プレート
バックル
x
タングプレートをバックルにカチッと
いう音がするまで差し込みます。
c
腰ベルトを腰のできるだけ低い位置に
かけ、たるみがないようにします。
v
肩ベルトを肩に十分にかけ、たるみが
ないようにします。
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52
2. 安全装備
b
外すときは、バックルのボタンを押し
てください。ベルトは自動的に巻きも
どされます。
衝突のときなどに
¡
ベルトにたるみがあったり、ねじ
れて幅が狭くなった部分があると、
ベルトにより強い局部的な力を受
けるおそれがあります。
¡
ベルトが腹部にかかっていると、
やわらかい腹部がベルトにより強
く圧迫されるおそれがあります。
¡
ベルトが肩に十分にかかっていな
いと、前に投げ出されるおそれが
あります。
ボタン
¡
シートベルトを外したときに、ベ
ルトにたるみがなく巻きもどされ
ていることを確認してください。
ベルトがねじれていると、巻きも
どされないことがあります。
着用のしかた
シートベルト
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53
SRSエアバッグシステムは、エンジンス
イッチが ON の場合に、車の正面方向
から強い衝撃を受け、シートベルトを着
用していても、ハンドルや助手席側イン
ストルメントパネルに顔面があたるよう
な強い衝突のときに、SRSエアバッグが
瞬時にふくらむ構造になっています。
SRSエアバッグシステムは、ふくらんだ
SRSエアバッグがクッションの役割をし
て、顔面への衝撃を軽減する効果があり
ます。
SRSと は Supplemental Restraint
System(サプリメンタル レストレイ
ント システム)の略で補助拘束装置の
意味です。
シートベルトは必ず着用してください。
→ 40ペ ー ジ ( 着 用 の し か た )
¡
SRSエアバッグシステムはシート
ベルトに代わるものではなく、シ
ートベルトと併用することにより
その効果を発揮するシートベルト
の補助拘束装置です。したがって
SRSエアバッグシステムが装備さ
れている車であっても、シートベ
ルトを必ず着用してください。
¡
シートベルトは正しい姿勢で正し
く着用してください。
シートベルトが正しく着用されて
いないと、SRSエアバッグの効果
が十分発揮できなくなるおそれが
あります。
SRSエアバッグ車を運転するときは
2. 安全装備
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
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2. 安全装備
■ 着座姿勢
運転する人または助手席に乗る人は、シ
ートに奥深くすわり、背もたれに背中を
軽くつけ、シートを前方に出し過ぎない
ようにシートの位置を調節してすわって
ください。
とくに助手席に乗る人の場合、後席に乗
る人のさまたげにならない位置までシー
トを後方に移動し、SRSエアバッグから
できるだけはなれてすわってください。
(前席シートの正しい着座姿勢について
は81ページをお読みください。)
¡
ハンドルやインストルメントパネ
ルに頭部や胸などを近づけたり寄
りかかったりしないでください。
また、インストルメントパネルに
は手を近づけたり足を置いたりし
ないでください。
SRSエアバッグの収納場所に近づ
き過ぎると、瞬時にふくらむSRS
エアバッグにより強い衝撃を受け、
重大な傷害につながるおそれがあ
ります。
SRSエアバッグ車を運転するときは
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
55
■ 表示と収納場所
¡
SRSエアバッグは、“SRS AIRBAG”
の表示があるパッドまたはインストル
メントパネルの内側に収納されていま
す。
¡
SRSエアバッグが収納されている
パッドまたはインストルメントパ
ネルに傷がついていたり、ひび割
れがあるときは、スズキサービス
工場で交換してください。衝突し
たときなどにSRSエアバッグが正
常に作動しないおそれがあります。
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56
2. 安全装備
■ SRSエアバッグシステムを正
常に機能させるために
¡
SRSエアバッグの部品に手を加えると、
SRSエアバッグが思いがけないときに
ふくらんだり、必要なときに正常にふ
くらまないことがあります。
¡
SRSエアバッグがふくらむ範囲に物が
あると、物が飛ばされたりSRSエアバ
ッグが正常にふくらまないおそれがあ
ります。
¡
次のことを必ずお守りください。
守らないとSRSエアバッグが正常
に作動しなくなったり誤作動につ
ながるおそれがあります。
•
サスペンションを改造しないで
ください。車高が変わったり、
サスペンションの硬さが変わる
とSRSエアバッグの誤作動につ
ながるおそれがあります。
•
車両前部にグリルガードなどを
装備する場合は、スズキサービ
ス工場にご相談ください。車両
前部の改造をするとSRSエアバ
ッグが正常に作動しなくなるお
それがあります。
¡
無線機の電波などは、SRSエアバ
ッグを作動させるコンピューター
に悪影響をあたえるおそれがあり
ますので、無線機などを取り付け
るときはスズキサービス工場にご
相談ください。
¡
次のような作業をする場合は、SRS
エアバッグシステムに影響をおよ
ぼすおそれがありますので、必ず
スズキサービス工場にご相談くだ
さい。
•
ハンドルの取り外しや、ハンド
ルまわりなどの修理をするとき
•
インストルメントパネルまわり、
センターコンソール付近の修理
および電気配線の修理をすると
き
•
オーディオ用品などの取付けを
するとき
•
ダッシュボード周辺の板金塗装
および修理
•
センターピラーまわりの修理を
するとき
¡
SRSエアバッグが作動しない程度
の事故であっても、事故後は必ず
スズキサービス工場で点検を受け
てください。SRSエアバッグシス
テム本来の機能が損なわれている
場合があるため、万一の場合、SRS
エアバッグの効果が十分に発揮で
きないおそれがあります。
SRSエアバッグシステムの取扱いについて
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
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助手席に乗車するとき、およびお子
さまを乗せるときは、必ず次のこと
をお守りください。守らないとSRS
エアバッグが作動したときの強い衝
撃で、生命にかかわるような重大な
傷害を受けるおそれがあります。
¡
インストルメントパネルのSRSエ
アバッグ格納部に手や足を置いた
り、顔や胸などを近づけないでく
ださい。
お子さまをSRSエアバッグ格納部
の前に立たせたり、ひざの上に抱
いてすわらないでください。お子
さまは助手席を避けて後席に乗せ
て、シートベルトを着用させてく
ださい。
¡
シートベルトを正しく着用できな
いお子さまには、ベビーシートや
チャイルドシート、ジュニアシー
トなどのお子さま用シートを後席
に装着してご使用ください。
¡
ハンドルにもたれかかるなどSRS
エアバッグ格納部に手や顔、胸な
どを不必要に近づけないでくださ
い。
SRSエアバッグが作動したときに
強い衝撃を受け重大な傷害につな
がるおそれがあります。
¡
ハンドルを交換したり、ハンドル
のパッド部にステッカーを貼った
りカバーでおおったりしないでく
ださい。
衝突したときなどにSRSエアバッ
グを正常にふくらませることがで
きなくなるおそれがあります。
¡
ハンドルを外したり、ハンドルま
わりなどを修理するときは、スズ
キサービス工場にご相談ください。
思いがけずSRSエアバッグがふく
らんでけがをすることがあります。
運転席SRSエアバッグ
助手席SRSエアバッグ
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58
2. 安全装備
¡
助手席には、ベビーシートなど後
ろ向き装着のお子さま用シートを
取り付けないでください。また、
チャイルドシートなど前後向きと
も装着可能なお子さま用シートで
も、後ろ向きには取り付けないで
ください。
助手席SRSエアバッグがふくらん
だとき、お子さま用シートの背面
に強い衝撃が加わり、生命にかか
わるような重大な傷害を受けるお
それがあります。
やむをえず、助手席にチャイルド
シートやジュニアシートを取り付
けるときは、シートの前後調節位
置をいちばん後ろに下げ、必ず前
向きに取り付けてください。なお、
ベビーシートなど後ろ向きにしか
使用できないシートは、必ず後席
に取り付けてください。
また、チャイルドシートによって
は、助手席にSRSエアバッグが付
いていると取り付けできないもの
があります。
¡
走行する前に、お子さま用シート
が確実に固定(ガタつき・ゆるみ
などがないように)されているこ
とを確認してください。
(お子さま
用シートの取り扱いかたは、お子
さま用シートに付属の取扱説明書
に従ってください。)
¡
チャイルドシートやジュニアシー
トを取り付けたシートの背もたれ
を倒さないでください。
衝突したときなどに体がシートベ
ルトの下に滑り込んだりして、重
大な傷害を受けるおそれがありま
す。
¡
お子さま用シートの種類によって
は、この車に正しく取付けができ
ないものがありますので、使用す
る前にお子さま用シートに付属の
取扱説明書でよくご確認ください。
SRSエアバッグシステムの取扱いについて
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
59
¡
助手席用のSRSエアバッグは、助
手席に同乗者が乗っていなくても、
運転席用のSRSエアバッグと同時
にふくらみます。
¡
インストルメントパネル上面に、
ステッカーを貼ったり、アクセサ
リーや芳香剤などの物を置いたり、
傘などを立てかけたりしないでく
ださい。
¡
フロントガラスにアクセサリーを
取り付けたり、ルームミラーにワ
イドミラーを取り付けたりしない
でください。
¡
インストルメントパネルの取外し、
インストルメントパネルまわりの
修理、電気配線の修理などをする
ときは、スズキサービス工場にご
相談ください。
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60
2. 安全装備
■ SRSエアバッグが作動したとき
¡
SRSエアバッグが作動したあとは、
SRSエアバッグの構成部品に触れ
ないでください。
SRSエアバッグが作動したあとは、
構成部品が大変熱くなっています
ので、やけどなどをするおそれが
あります。
¡
SRSエアバッグが作動すると大き
な音がして白い煙のようなガスが
出ますが、火災ではありません。
また、人体への影響もありません。
ただし、残留物が目や皮膚などに
付着したときは、できるだけ早く
水で洗い流してください。皮膚の
弱い方などは、まれに皮膚を刺激
する場合があります。
¡
SRSエアバッグは、とっさの事故
から乗員の生命を守るために、高
温のガスにより非常に速いスピー
ドでふくらみます。事故の形態お
よび乗員の姿勢によっては、擦過
傷、打撲、やけどなどを負うこと
があります。
¡
ふくらんだSRSエアバッグはすぐ
にしぼむ構造になっています。
¡
SRSエアバッグは一度ふくらむと
再使用できません。必ず、スズキ
サービス工場で交換してください。
SRSエアバッグシステムの作動
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
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61
■ SRSエアバッグシステムが作
動するとき、作動しないとき
こんなとき作動します
¡
衝突時に変形または移動しない構造物
(コンクリートの壁など)に約25km/
h以上の速度で正面衝突したとき
¡
車両の前方約30゜以内の方向から、上
図と同等の強い衝撃を受けたとき
こんなとき作動することがあります
走行中車両下部に強い衝撃を受けたとき、
多くの場合作動します。
¡
縁石や中央分離帯などに衝突したとき
¡
深い穴や溝などに落ちたとき
¡
ジャンプして地面にぶつかったり、道
路から落下したとき
約30゜
約30゜
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62
2. 安全装備
約30゜
超
¡
前方約30゜を超える角度で、コンクリ
ートの壁やガードレールなどに衝突し
たとき
¡
衝突時に変形、移動しないコンクリー
トのような固い壁に正面衝突したとき
であっても衝突速度が約25km/h以下
のとき
¡
衝突の方向が車両の中心からずれたと
き(オフセット衝突)
SRSエアバッグシステムの作動
こんなとき作動しないことがあります
衝突した相手が移動したり車体が大きく
変形したりして衝撃が吸収されたときや、
衝撃の角度が前方約30゜を超えるとき、
多くの場合作動しません。
¡
停車している同程度の重さの車に、約
50km/h程度、若しくはそれ以下の速
度で正面から衝突したとき
¡
トラックの荷台下などへもぐり込み衝
突したとき
¡
電柱や立木などへ衝突したとき
SRSエアバッグシステム(前席シートベルト補助装置)
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