Suzuki Jimny Sierra (2002 year). Instruction japanese — part 1
¡
この取扱説明書には、お車の各部の取扱い、装備の説明、万一の
ときの処置方法などについて説明してあります。
¡
「必読 安全で快適なカーライフのために」は、とくに重要な項
目ですのでしっかりお読みください。
¡
この取扱説明書の中で使用されている記号は、次のようになって
います。
、
、
のところは、とく
にしっかりお読みください。
¡
イラストの中で使用されている
の記号は、図示されている行
為の禁止を示しています。
取扱いを誤った場合、死亡または重大な傷害を生じ
る可能性が想定される内容を示しています。
取扱いを誤った場合、傷害を負う可能性がある内
容、または物的損害の発生が予想される内容を示し
ています。
お車のために守っていただきたいこと、および知っ
ておくと便利なことを示しています。
¡
保証に関することや点検整備については、別添のメンテナンスノートに記載し
ていますのであわせてお読みください。
¡
この取扱説明書とメンテナンスノートは、常にお車の中に保管しておいてくだ
さい。
¡
お車をおゆずりになるときは、次に所有されるかたのために、この取扱説明書
とメンテナンスノートをお車につけてお渡しください。
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ご不明な点は担当セールススタッフにおたずねください。
¡
限定車の装備品や、スズキ販売店またはスズキ代理店で取り付けられた装備品
などについては、装備品に添付されている取扱説明書をお読みください。
¡
車の仕様などの変更により、この本の内容やイラストとお車が一致しない場合
があります。あらかじめご了承ください。
このたびは スズキ ジムニー シエラ を
お買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用になる前に必ずこの取扱説明書をお読みください。
お車は取扱いを誤ると事故や故障の原因となります。この取扱説明書
をよくお読みいただいて、いつまでも快適なカーライフをお楽しみく
ださい。
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記入される記号・番号は、車検証、IDプ
レートをごらんください。
IDプレート
エンジンルームに貼付してあります。
ご愛車に関するメモ
車名および
車両型式
車台番号
エンジン型式
車 体色( 番号 )
仕様記号
トランス
ミッション
ナンバープレート
(自動車登録番号)
ご購入年月日
ご 愛 車 の メ モ
車名:
型式:
M13A型
□ マニュアルミッション
□ オートマチックミッション
年 月 日
IDプレート
TYPE
CHASSIS No.
ENGINE
COLOR
車両型式
車体色
エンジン型式
仕様記号
車台番号
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マニュアル車は誤操作防止のため、クラッチペダルをいっぱいま
で踏み込まないとスターターモーターがまわらず、エンジンを始
動できないようになっています。
→ 114ペ ー ジ (ク ラ ッ チ ス タ ー ト シ ス テ ム )
■ クラッチスタートシステム
¡
クラッチペダルをいっぱいまで踏み込まないとエンジンがかかりません。
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1
1
1. 必読 . . . . . . . . . . . . . . … 7
安 全 で 快 適 な カ ー ラ イ フ の た め に . 8
2. 安 全 装 備 . . . . . . . . . . . . . … 39
( 前 席 シ ー ト ベ ル ト 補 助 装 置 ) . … 53
4. 運 転 す る と き は . . . . . . . . . . . … 95
5. 装 備 品 . . . . . . . . . . . . . … 135
6. お 車 と の 上 手 な つ き あ い か た . . . . . . . . 153
7. 万 一 の と き . . . . . . . . . . . . … 171
工 具 、 ジ ャ ッ キ 、 ス ペ ア タ イ ヤ . 172
ヒ ュ ー ズ を 交 換 す る と き . . … 190
ラ ン プ の 電 球 を 交 換 す る と き . … 193
オ ー バ ー ヒ ー ト し た と き . . … 194
バ ッ テ リ ー が あ が っ た と き . . 187
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2
イラスト目次
タイプにより異なる装備も含んでいます。
ルーフレール 12
ワイパー/ウォッシャー 108
アンテナ 144
ボンネット 78
燃料補給口 (フューエルリッド)80
リヤワイパー/ウォッシャー 109
スペアタイヤ 173
バックドア 70
サイドアンダーミラー 94
ドアミラー 92
ドア 69
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3
ルームミラー 91
室内灯 145
サンバイザー 147
シートベルト 40
後席シート 85
パーキングブレーキ 116
トランスファーレバー 130
前席シート 81
セレクトレバー オートマチック車 118
チェンジレバー マニュアル車 117
クラッチスタートシステム マニュアル車 114
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4
イラスト目次
タイプにより異なる装備も含んでいます。
パワーウインドースイッチ 74
ホーンスイッチ 110
エアコン、ヒーター 136
助手席SRSエアバッグ 57
発炎筒 181
グローブボックス 146
灰皿 149
シガーライター 148
フューエルリッドオープナー 80
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5
非常点滅灯スイッチ 107
ワイパー/ウォッシャースイッチ 108
メーター 96
表示灯・警告灯 100
ライトスイッチ 106
方向指示器スイッチ 107
ドアミラー
ヒータースイッチ 94
フォグランプ
スイッチ 110
ドアミラー格納スイッチ 92
ドアミラー角度調節スイッチ 93
エンジンスイッチ 112
運転席SRSエアバッグ 53
リヤワイパー/
ウォッシャースイッチ 109
リヤデフォッガースイッチ 110
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安 全 で 快 適 な カ ー ラ イ フ の た め に
出発の前に . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
お子さまを乗せるときは . . . . . . . . . . . . . . . ..
13
走行中は . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
17
スタック(立ち往生)したときは . . . . . . . . . . . .
21
駐車するときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ...
22
オートマチック車を運転するときは . . . . . . . . . . .
24
4WD車を運転するときは . . . . . . . . . . . . . . . .
27
SRSエアバッグ車を運転するときは . . . . . . . . ...
31
こんなことにも注意して . . . . . . . . . . . . . .
33
1. 必読
7
安 全 運 転 が 第 一
お車に装備されているシートベルト、SRSエア
バッグシステム、ABS(アンチロックブレーキ
システム)などの安全装備も、乗員の安全確保
には限界があります。法定速度を厳守するとと
もに、スピードを控えめにして安全運転に心が
けてください。
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安全で快適なカーライフのために
8
1. 必読
■ 空気の流れの悪いところではエ
ンジンをかけたままにしない
¡
換気の悪い車庫や空気の流れの悪い場
所では、エンジンをかけたままにしな
いでください。
¡
排気ガスには無色・無臭で有害な一酸
化炭素が含まれているため、排気ガス
を吸い込むと一酸化炭素中毒を起こす
おそれがあります。
¡
排気管はときどき点検してください。
排気管に穴あきやひび割れがあったり、
排気音がいつもと違うときは、必ずス
ズキサービス工場で点検を受けてくだ
さい。そのまま使用すると排気ガスが
車内に侵入し、一酸化炭素中毒を起こ
すおそれがあります。
■ 日常点検を確実に
¡
事故や故障を未然に防ぐために、お車
の走行距離、使用時の状態などから判
断して適切な時期に日常点検をしてく
ださい。
→ メ ン テ ナ ン ス ノ ー ト ( 日 常 点 検 )
■ いつもと違うときは
¡
次のようなときはお車に異常があるこ
とが考えられます。スズキサービス工
場で点検を受けてください。
•
地面に油や液の漏れたあとが残って
いるとき
•
ブレーキ液が不足しているとき
•
走行中に、いつもと違うにおい、音、
振動がするとき
•
ハンドルやブレーキなどを操作する
ときの感じがいつもと違うとき
出発の前に
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9
¡
エンジンがかかっているときは、バッ
クドアを開けたままにしないでくださ
い。バックドアが開いていると、排気
ガスが車内に侵入してくるおそれがあ
ります。
¡
車内に排気ガスが侵入してきたと感じ
たら、すべての窓を全開にしたり、エ
アコン、ヒーターの内外気切替えを外
気導入に切り替え、ファンを強にして
新鮮な空気を車内に入れてください。
そのまま放置すると、排気ガスによる
一酸化炭素中毒を起こすおそれがあり
ます。
空気を入れ替えても排気ガスが侵入し
てきたと感じる場合は、すみやかにス
ズキサービス工場で点検整備を受けて
ください。
■ タイヤの空気圧を点検して
¡
タイヤの空気圧は定期的に点検してく
ださい。
この車の指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
正しい空気圧を確認のうえ、調整して
ください。
→ メ ン テ ナ ン ス ノ ー ト ( 日 常 点 検 )
¡
タイヤ空気圧が極端に低い状態のまま
走行しないでください。バースト(破
裂)など修理できないような損傷をタ
イヤにあたえたり、思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
¡
指定空気圧と異なると、車の性能(燃
費・車両の安定性・制動距離など)が
十分に発揮できないばかりでなく、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
また、部品に悪影響をあたえるなど故
障の原因となることがあります。
例えば、ABS(アンチロックブレーキ
システム)の場合、正確な車両速度が
検出できなくなる場合があり、ABSが
正常に作動しなくなるおそれがありま
す。また、パートタイム4WD車のシス
テムでは、その性能が十分に発揮でき
ないばかりでなく、駆動系部品に悪影
響をあたえるおそれがあります。
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安全で快適なカーライフのために
10
1. 必読
■ シートベルトを正しく着用
¡
シートベルトは走行前に着用し、正し
く調節してください。
走行中に着用したり調節をすると、事
故を起こすおそれがあります。
→ 40ペ ー ジ ( 着 用 の し か た )
¡
運転する人だけでなく、同乗する人に
も着用させてください。
■ 正しい運転姿勢となるように
シートを調節
¡
シートの前後位置や背もたれの角度の
調節は走行前に行なってください。走
行中の調節は思わぬ位置に調節された
り、固定が不十分になったりするおそ
れがあります。
→ 82ペ ー ジ ( 調 節 の し か た )
¡
シートの背もたれは必要以上に倒さな
いでください。衝突のときなどに、シ
ートベルトが本来の効果を発揮できな
くなります。
■ バッテリーの液面を点検して
¡
バ ッ テ リ ー 液 面 が 下 限 ( L O W E R
LEVEL)以下のときは、バッテリー補
充液を上限(UPPER LEVEL)まで補
給してください。
バ ッ テ リ ー 液 面 が 下 限 ( L O W E R
LEVEL)以下で使用するとバッテリー
の劣化を早めたり発熱や爆発のおそれ
があります。
→ メ ン テ ナ ン ス ノ ー ト ( 日 常 点 検 )
出発の前に
■ 運転席の足元付近に物を置か
ない
¡
足元のまわりにあき缶などの物を置く
とブレーキペダル操作ができなくなっ
たり、アクセルペダルがもどらなくな
るなどのおそれがあります。
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11
■ 燃料を補給するときは
燃料を補給するときは、必ず次のことを
お守りください。
¡
エンジンは必ず止めてください。
¡
ガソリンは引火性が高いため、タバコ
の火などの火気は厳禁です。
¡
燃料補給作業は必ず一人で行なってく
ださい。また、給油口に他の人を近づ
けないでください。
■ 車に合わないフロアマットは
使用しない
¡
フロアマットはペダルに引っかからな
いよう、車に合ったものを正しく敷い
てください。ペダルをおおったり、重
ねて敷くとペダル操作のさまたげにな
り思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
¡
フューエルキャップを開ける前に、車
体または給油機などの金属部分に触れ
て、身体の静電気を除去してください。
身体に静電気を帯びていると放電によ
る火花で燃料に引火する場合があり、
やけどをするおそれがあります。
また、再び帯電するのを防ぐため、燃
料の補給中は車内のシートにもどらな
いでください。
¡
燃料補給時は、車のドアや窓は閉めて
ください。
¡
フューエルキャップを開けるときはゆ
っくりとゆるめ、空気の抜ける音が止
まってから取り外してください。急激
に開けると、燃料タンク内の圧力が急
激に抜け、燃料が吹き出すおそれがあ
ります。
¡
走行中に燃料がこぼれ出ないように、
フューエルキャップが確実に閉まって
いることを確認してください。
¡
車に合わないフューエルキャップは使
用しないでください。燃料漏れを起こ
すおそれがあります。必ず車に合った
スズキ純正フューエルキャップを使用
してください。
¡
その他、ガソリンスタンド内に掲示さ
れている注意事項を守ってください。
¡
燃料の成分には有害物質を含んでいる
ものもありますので、気化した燃料を
吸わないようにしてください。
■ 指定以外の燃料を補給しない
でください
¡
無鉛ガソリン以外は使用できません。
¡
有鉛ガソリンや粗悪ガソリン、その他
の燃料(アルコール系、軽油など)を
補給すると、エンジンや燃料配管系な
どに悪影響をおよぼします。
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安全で快適なカーライフのために
12
1. 必読
■ 荷物を積み過ぎない
¡
助手席や後席に手荷物を積み重ねない
でください。
視界をさまたげたり、急ブレーキのと
きなどに荷物が飛び出して身体にあた
り、思いがけないけがをするおそれが
あります。
¡
重い荷物を積み過ぎないでください。
車体や走行に悪い影響をおよぼします。
出発の前に
■ 窓越しのエンジン始動はしない
¡
窓越しのエンジン始動はしないでくだ
さい。思わぬ事故につながるおそれが
ありますので、必ず運転席にすわって
行なってください。
→ 114ペ ー ジ( エ ン ジ ン の か け か た )
■ 車を発進させるときは周囲を
よく確認
¡
車の周囲の安全確認を十分に行なって
から車を発進させてください。
¡
バックミラーだけでは車の後方の状況
を十分に確認できませんので、車を後
退させるときは、車からおりて自分の
目で車の後方の状況を確認してくださ
い。
■ ルーフの上に荷物を積まない
¡
ルーフレールなどにロープをかけて、ル
ーフの上に荷物を積まないでください。
■ 燃料が入った容器やスプレー
缶などを車内に持ち込まない
¡
引火や爆発のおそれがあります。
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13
お子さまを乗せるときは
■ 大人と一緒に後席に
¡
お子さまは、必ずシートベルトを使用
して後席に乗せ、大人が隣にすわって
お子さまを見守るようにしてください。
助手席に乗せると、不意の動作が気に
なったり、スイッチやレバー類のいた
ずらなど、運転のさまたげになるおそ
れがあります。
¡
後席でも必ずシートベルトを使用して
ください。
お子さまを乗せるときはとくに安全確保のため、スピードを控えめに
して安全運転に心がけましょう。
¡
やむをえず助手席に乗せるときは、必
ずシートベルトを使用し、助手席シー
トをいちばん後ろの位置にしてくださ
い。助手席シートを前に出していると、
SRSエアバッグがふくらんだときの衝
撃でお子さまがけがをするおそれがあ
ります。
¡
お子さま用シートによっては、助手席
にSRSエアバッグが付いていると取り
付けできないものがあります。取り付
けに関しては、必ずお子さま用シート
に付属の取扱説明書でご確認ください。
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安全で快適なカーライフのために
14
1. 必読
お子さまを乗せるときは
■ お子さまにもシートベルトを
着用させて
¡
ひざの上にお子さまを抱かないでくだ
さい。しっかり抱いていても、衝突の
ときなどにお子さまに強い力がかかり、
十分に支えることができず、お子さま
が重大な傷害を受けるおそれがありま
す。
¡
シートベルトが首やあごにあたる場合
や、腰骨にかからないようなお子さま
には、チャイルドシート、ジュニアシ
ートをご使用ください。使用しない場
合、衝突したときなどにシートベルト
によりお子さまが重大な傷害を受ける
おそれがあります。
また、首がすわっていないお子さま、
およびひとりすわりのできないお子さ
まには、ベビーシートを使用してくだ
さい。取付け方法などについては、使
用するお子さま用シートに付属の取扱
説明書に従ってください。
〈選択の目安(スズキ純正用品の場合)〉
¡
ベビーシートやチャイルドシートを取
り付けたときは、確実に取り付けられ
ていることを確認してください。
¡
お子さま用シートは、お子さまを乗せ
ていないときでもしっかりとシートに
取り付けるか、または、使用しないと
きは荷室に収納してください。
シートから取り外したまま客室内に放
置すると、ブレーキをかけたときなど
に乗員や物にあたるなどして思わぬ事
故につながるおそれがあります。
¡
お子さま用シートの種類によっては、
この車に正しく取り付けができないも
のもあります。
使用する前に、お子さま用シートに付
属の取扱説明書でご確認ください。
体重(kg)
10未満
9∼18未満
15∼32以下
身長(cm)
75以下
75∼105以下
100∼135以下
参考年齢
新生児∼12か月
9か月∼4才
4才∼10才
ベビー
シート
チャイルド
シート
ジュニア
シート
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