Suzuki MRwagon (2012 year). Instruction japanese — part 17
7
万一のとき/パンク
7-11
コア回し(5)でバルブコア(6)
を反時計方向にまわして外します。
•
バルブコアは再使用します。汚れ
ないようにきれいなところへ保管
します。
82K119
注入ホースの栓(7)を外し、ホー
スの先端をタイヤバルブに差し込み
ます。
82K120
修理剤ボトルを逆さまにして持ち、
手で何回も圧迫し、修理剤をすべて
タイヤ内に注入します。
•
空になったボトルは、修理剤の抜
き取りに必要なため、タイヤ交換
または修理を依頼するときにスズ
キサービス工場にお渡しくださ
い。
•
こぼれた修理剤は、ふき取るかそ
のまま乾燥させてからはがしま
す。
82K121
注入ホースをタイヤバルブから引き
抜き、コア回し(5)でバルブコア
(6)をタイヤバルブにしっかりと
ねじ込みます。
•
外しておいたバルブコアが汚れて
いたり紛失したりした場合は、タ
イヤパンク応急修理セット内にあ
る予備のバルブコアをご使用くだ
さい。
82K122
バルブコアを外すとき、タイヤに空気
が残っているとバルブコアが飛び出す
ことがあります。慎重に外してくださ
い。
6
(6)
(5)
7
(7)
8
9
(6)
(5)
000- 取扱説明書 .book 11 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-12
エアコンプレッサーの側面から、
ホースを取り出します。
エアコンプレッサーのホース(8)
先端の口金をタイヤバルブにねじ込
みます。
82K123
エアコンプレッサーのスイッチが
OFF になっていることを確認しま
す。電 源 プ ラ グ(9)を ア ク セ サ
リーソケット(10)に差し込み、
エンジンスイッチを
にしま
す。
50M0163
エ ア コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ
(11)を ON にし、空気を入れま
す。タイヤ空気圧が指定空気圧にな
るまで昇圧させます。
82K125
•
指定空気圧まで昇圧するには、約
5分程度が必要です。5分以内に十
分昇圧しないときは、ジャッキで
タイヤを地面から浮かせて手で 2
~ 3 回以上まわし、修理剤をタイ
ヤ全体にいきわたらせてから、再
度昇圧操作を行ないます。
•
タイヤがホイールリムから外れて
いる場合は、空気がもれないよう
にリムとタイヤのすき間をなくす
ようにしてから、コンプレッサー
を作動させます。(すき間がなく
なれば空気圧が上がります。)
•
空気圧が十分高くならないとき
は、タイヤがひどい損傷を受けて
いる可能性があります。この場合
は、本修理セットによる応急修理
が で き ま せ ん。ス ズ キ 代 理 店 や
JAF などのロードサービス事業者
にご連絡ください。
•
空気を入れすぎたときは、コンプ
レッサーのホース先端の口金をゆ
るめて、空気を抜きます。
10
11
(8)
12
ACC
(10)
(9)
13
(11)
000- 取扱説明書 .book 12 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-13
指定空気圧まで昇圧できたら、修理
剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、コンプレッサーを収納し、ただ
ちに走行します。スピードを控えめ
にして、急加速や急ハンドル、急ブ
レーキなどはせず、慎重に運転して
ください。
約10分間または5 km程度走行した
ら、タイヤ空気圧をコンプレッサー
の空気圧計で確認します。空気圧が
130 kPa(1.3 kgf/cm
2
)以上あれ
ば、パンク応急修理の完了です。再
度、指定空気圧に調整してくださ
い。
•
コンプレッサーの空気圧計でタイ
ヤ空気圧を測定するときは、ホー
ス先端の口金をタイヤバルブにね
じ込んだあとに、一度スイッチを
ON にしてコンプレッサーを作動
さ せ ま す。そ の あ と、す ぐ に ス
イッチを OFF にしてから、空気
圧を確認します。
•
走行後、タイヤ空気圧が 130 kPa
未満に低下していた場合は、本修
理セットによる応急修理ができて
いないことを示しています。走行
を中止して、スズキ代理店や JAF
などのロードサービス事業者にご
連絡ください。
異常がなければ、付属の速度制限
シールを運転者のよく見えるところ
に貼ります。十分注意して 80 km/
h以下の速度で走行してください。
82K359
•
コンプレッサーを作動させていると
きは、タイヤの近くに立たないでく
ださい。万一バーストなどした場合
に、けがのおそれがあります。
•
タイヤがふくらむと、タイヤがリム
部にはまり込みます。指などをはさ
まないように注意してください。
•
コンプレッサーの起動・停止は、コ
ン プ レ ッ サ ー 本 体 の ス イ ッ チ で 行
なってください。
•
コンプレッサーは10分以上連続して
作動させないでください。故障につ
ながるおそれがあります。
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
確認できます。
14
15
必ず空気圧のチェックを行ない、応急
修理の完了を確認してください。
次のような場所には、速度制限シール
を貼らないでください。
•
SRS エアバッグの収納部。万一のと
きに、エアバッグが正常にふくらま
なくなるおそれがあります。
•
警告灯やスピードメーターが見えな
くなる位置
16
000- 取扱説明書 .book 13 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-14
タイヤを応急修理したあとは
応急修理剤を使用したタイヤは、一時的
に使用するものです。すみやかにスズキ
サービス工場で、タイヤ交換または修理
してください。
•
タイヤ交換または修理を依頼するとき
は、修理剤を使用したことを知らせて
ください。また、修理剤の抜き取りに
必要なため、空になった修理剤ボトル
を渡してください。
•
ホイールは、付着した修理剤をふき取
り、バルブコアを新しいものに交換す
れば再使用できます。
•
タイヤを修理・再使用するときは、付
着した修理剤をふき取る必要がありま
す。た だ し、タ イ ヤ の 損 傷 の 程 度 に
よっては、再使用できない場合があり
ます。
•
新しい修理剤はスズキ販売店またはス
ズキ代理店でご購入ください。
応急用スペアタイヤ(別売り)は、標準
タイヤがパンクしたときに一時的に使用
するものです。パンクしたタイヤはただ
ちに修理または交換し、できるだけ早く
標準タイヤにもどしてください。応急用
スペアタイヤは、標準タイヤに比べて空
気圧が高く、幅が細く、直径がやや小さ
いため、次の事項を守ってください。
■ 定期的に点検する
■ 他の車のスペアタイヤを使わ
ない
空気圧や摩耗状態を定期的に点検して
ください。空気圧不足やタイヤの摩耗
した状態での使用は、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。応急用スペ
アタイヤの空気圧は 420 kPa(4.2
kgf/cm
2
)です。
応急用スペアタイヤは、この車専用で
す。他の車に使用したり、他の車の応
急用スペアタイヤをこの車に使用した
りしないでください。思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
応急用スペアタイヤ
(別売り)の取扱い
000- 取扱説明書 .book 14 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-15
■ 装着したときの走行は
■ 前輪には使用しない
この車は前輪が駆動輪、または前輪が駆
動輪ベースの4WD です。前輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを後輪
に装着し、外した後輪の標準タイヤを前
輪につけてください。
■ タイヤチェーンは装着できま
せん
タイヤチェーンを装着した前輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを後輪
に使用し、外した後輪の標準タイヤを前
輪につけてからタイヤチェーンを再装着
してください。
別売りの応急用スペアタイヤが準備でき
ない場合は、タイヤパンク応急修理セッ
トをご使用ください。
→ 7-3ページ
他車に注意をうながすため、非常点
滅表示灯を点滅させます。他車の通
行のじゃまにならず、安全に作業が
でき、地面が硬くて平らな場所に車
を移動します。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
•
セレクトレバーを
に入れ、エ
ンジンを止めます。
必要に応じて、停止表示板(別売
り)を置きます。
交換するタイヤ(2)と対角線の位
置にあるタイヤの前後に、輪止め
(1)(市販品)を置きます。
80J1245
•
正確なタイヤ回転速度が検出できな
くなって、次の機能が正常に作動し
ない場合があります。
・ABS
・タイヤ空気圧警報システム(タイ
プ別装備)
•
応急用スペアタイヤは、高速走行に
は適していません。やむをえず高速
道 路を 走行 する 場合 は、最低 速度
(法令では高速道路の最低速度は
50km/hです)に近い速度で走行し
てください。
•
4WD車では、その性能が十分に発揮
できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響をあたえるおそれがありま
す。
•
応急用スペアタイヤは、標準タイヤ
に比べ直径がやや小さいため、車高
が少し低くなります。突起物などを
乗り越えるときは、車体を接触させ
ないように気をつけてください。
タイヤ交換の準備
1
2
P
3
(1)
(2)
000- 取扱説明書 .book 15 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-16
工具、ジャッキ、応急用スペアタイ
ヤを取り出します。同乗者がいると
きや重い荷物をのせているときは、
車からおろします。
•
万一ジャッキが外れたときに足な
どをはさまないために、取り出し
た応急用スペアタイヤは、交換す
るタイヤの近くの車体の下に置い
てください。
80J323
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を外します。
•
傷つき防止のため、ジャッキバー
(3)の先端に布(4)をあてがって
ホイールとキャップの間に差し込
み、こじって外します。
64L70260
ホ イ ー ル ナ ッ ト レ ン チ(5)で ホ
イールナット 4 個を反時計方向にま
わし、手でナットが軽くまわるくら
いまでゆるめます。
64L70270
ジャッキアップをする前に、パーキング
ブレーキをしっかりとかけてください。
•
セレクトレバーを
に入れ、エンジ
ンを止めてください。
応急用スペアタイヤを地面に置くとき
は、ホイール表面を上にすると傷つき
にくくなります。
4
5
(3)
(4)
6
(5)
ジャッキアップ
P
000- 取扱説明書 .book 16 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-17
ジャッキバー取り付け部を手でまわ
してジャッキを広げ、ジャッキ頭部
の凹み部を車載ジャッキ指定位置に
軽く接触させます。
ジ ャ ッ キ 頭 部 を 軽 く ゆ す っ て、
ジャッキ頭部の凹み部が指定位置に
はまっているか確認します。
70K70140
ジャッキに、ジャッキバーとホイー
ルナットレンチを取り付けます。
(次の図参照)
•
ジャッキバーは次の図のように、
ホイールナットレンチの穴に差し
込みます。
ホイールナットレンチをまわして、
タイヤが地面から少し離れるまで、
車体を慎重に持ち上げます。
70K70150
万一ジャッキが外れると、身体がはさ
まれ重大な傷害を受けたり、車が動き
出して思わぬ事故につながったりする
おそれがあります。ジャッキアップす
るときは次のことをお守りください。
•
地面が硬くて平らな場所でジャッキ
アップしてください。
•
ジャッキは、タイヤ交換またはタイ
ヤパンク修理だけに使用してくださ
い。
•
ジャッキはこの車に付属のものを使
用し、他の車のものは使用しないで
ください。また、この車のジャッキ
を他の車に使用しないでください。
•
ジャッキは必ず指定された位置にか
け て く だ さ い。指 定 以 外 の 位 置 に
ジャッキをかけると、ジャッキが外
れたり、車を損傷したりするおそれ
があります。
•
ジャッキで必要以上に車を持ち上げ
ないでください。
•
ジャッキで車を持ち上げているとき
は、車の下にもぐったり、エンジン
をかけたり、車をゆすったりしない
でください。
•
ジャッキアップするときに、ジャッ
キの上や下に物をはさまないでくだ
さい。
•
複数のジャッキを使用して、複数輪
を同時にジャッキアップしないでく
ださい。
1
2
(1) 車載ジャッキ指定位置
(2) ジャッキバー
(3) ホイールナットレンチ
(1)
(1)
3
4
(3)
(2)
000- 取扱説明書 .book 17 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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万一のとき/パンク
7-18
7
ガレージジャッキ(市販品)を使用するときは
ガレージジャッキおよびリジッドラック(市販品)の指定位置を下図に示します。詳細
については、スズキ販売店またはスズキ代理店にご相談ください。
•
2WD 車のフロント側ガレージジャッキ指定位置は、サスペンションフレームにある
リブとリブの中央を目安にしてください。
50M0171
•
必ず図に示す指定位置を守ってください。
•
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジッドラックに掛け替えてくださ
い。
•
フロント側またはリヤ側のみをジャッキアップする際は、必ず接地側のタイヤの前
後に輪止め(市販品)を置いてください。
ʟʷʽʒϫʴʂʍʓʳʍɹްͱᏚ
ʴʮϫʴʂʍʓʳʍɹްͱᏚ
ʴʂʍʓ
ʳʍɹ
ʴʂʍʓ
ʳʍɹ
ʴʮϫɶʶ˂ʂʂʭʍɷްͱᏚ
ʴʮɬɹʃʵ
ɬɹʃʵ
ʙɰʂʽɺ
²×Ä
²×Ä
´×Ä
´×Ä
²×Ä
´×Ä
ɶʶ˂ʂʂʭʍɷ
ʴʠ
ɲʽʂʽʨɰʽʒ
ʟʷʽʒϫɶʶ˂ʂʂʭʍɷްͱᏚ
²×Ä
²×Ä
´×Ä
´×Ä
²×Ä
´×Ä
ɶʶ˂ʂʂʭʍɷ
ʳʐʳʵʷʍʓ
ᴥʂʭʍɷ
ɬʍʡ˪ժᴦ
ʟʷʽʒϫ
000- 取扱説明書 .book 18 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-19
ホイールナットを外して、タイヤを
取り外します。外したタイヤは、車
体の下に置きます。
次の場所の汚れや異物を取り除きま
す。
•
交換するホイールの取付け面(1)
•
車体側の取付け面(ハブ面)(2)
•
ボルトやホイールナットのねじ部(3)
•
ホイールナットのテーパー面(4)
•
ホイール穴のテーパー面(5)
65J4033
•
上図は代表例です。お車のタイプ
により異なります。
•
このとき、ボルトやナットのねじ
部、ホイールのボルト穴につぶれ
や亀裂などの異常がある場合は、
スズキサービス工場で点検を受け
てください。
ホイールナットのテーパー面(4)
が、ホイール穴のテーパー面(5)
に軽く接触するまで、手で時計方向
にまわして締めます。
54M0161
54M0162
タイヤを地面に置くときは、ホイール
表面を上にすると傷つきにくくなりま
す。
タイヤの取付け・取外し
1
2
(2)
(4)
(1)
(3)
•
前記の場所に汚れや異物、つぶれや亀
裂などの異常があると、走行中にホ
イールナットがゆるむことがありま
す。
•
ナットやボルトに、オイルやグリス
を付着させないでください。必要以
上にナットを締め過ぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。
3
スチールホイール装備車
(4)
(5)
アルミホイール装備車
(4)
(5)
000- 取扱説明書 .book 19 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/パンク
7-20
車体の下に置いたタイヤを取り出
し、タイヤが地面に接触するまで
ジャッキを下げます。
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
~3回に分けて締め付けます。
締め付けトルク:85N・m
(870kgf・cm)
•
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は 330N(34kgf)を
目安にしてください。
•
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を付けます。
•
アイドリングストップシステム非
装備車の場合、タイヤの空気注入
口(6)とキャップの穴部分を合わ
せてから、確実に押し込みます。
50M1007
•
アイドリングストップシステム装
備車の場合、タイヤの空気注入口
(6)とキャップの切り欠き部分
を合わせてから、確実に押し込み
ます。
50MB001
•
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
があります。トルクレンチ(市販
品)を使用せずにタイヤ交換した場
合は、できるだけ早くスズキサービ
ス工場で締め付けトルクの点検を受
けてください。
•
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締め過ぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
4
5
規定の締め付けトルクで締める場合
は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
6
(6)
(6)
000- 取扱説明書 .book 20 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/バッテリーあがり
7-21
•
工具とジャッキを所定の位置に収納し
てください。
•
タイヤ空気圧警報システム装備車は、
空気圧の調整後にタイヤ空気圧警報シ
ステムの初期設定を行なってくださ
い。
→ 4-28ページ
•
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
•
アルミホイール装備車は、タイヤを交
換してから1,000km程度走行したあと
に、ホイールナットにゆるみがないか
点検してください。
次のようなときは、バッテリーがあがっ
ています。
•
エンジンをかけようとしてもスターター
がまわらない。または、まわっても回転
が弱くてエンジンがかからない。
•
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。
ブースターケーブルと、12V バッテリー
を使用している他のバッテリー正常車が
あれば、エンジンの始動ができます。
1 本目のブースターケーブルを①→
②の順序で接続し、2 本目のブース
ターケーブルを③→④の順序で接続
します。
①バッテリーあがり車の
端子
②バッテリー正常車の
端子
③バッテリー正常車の
端子
④バッテリーあがり車のエンジン本体
(エンジンマウントのボルトなど)
50M1009
•
①~④の数字は、ブースターケー
ブルを接続する順序を表していま
す。
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、スズキ販売店また
はスズキ代理店にご連絡ください。
タイヤを交換したあとは
バッテリーあがり
バッテリーあがりとは
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車のバッテリー
バッテリーあがりのときは
1
±² Ö
(1)
(2)
ḧ
ḩ
Ḩ
Ḫ
2
3
4
000- 取扱説明書 .book 21 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/バッテリーあがり
7-22
お近くのスズキ販売店またはスズキ
代理店でバッテリーを完全充電しま
す。
•
バッテリーからは水素ガスが発生して
います。水素ガスは、火気や火花に引
火すると爆発のおそれがありますの
で、次のことをお守りください。
・バッテリーを充電するときやブー
スターケーブルをつなぐときは、必
ずバッテリー液面を確認してくだ
さい。バッテリー液面が下限(2)
以下のままで充電などすると、バッ
テリーの発熱や爆発のおそれがあ
ります。また、バッテリーの寿命を
縮めるおそれがあります。
バッテリー補充液を上限(1)まで
補給してから、充電などを行なって
ください。
80J1267
・充電は火気のない風通しのよいと
ころで、すべてのバッテリーキャッ
プを外して行なってください。
・④の接続のときに、バッテリーが
あがった車の
端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
エンジン本体などに接続してくだ
さい。
・乾いた布でバッテリーをふかない
でください。静電気が発生して引
火のおそれがあります。
5
(1)
(2)
•
バッテリー液は希硫酸です。目や皮
膚につくと、失明などの重大な傷害
を受けるおそれがあります。万一、
付着したときは、すぐに多量のきれ
いな水で洗浄し、医師の診察を受け
てください。
•
ブースターケーブルは確実に接続し
てください。エンジン始動時の振動
などでブースターケーブルが外れる
と、ファンベルトや冷却ファンに巻
き込まれるおそれがあります。
•
シ ョ ー ト 防 止 の た め、ブ ー ス タ ー
ケーブルの
端子は、バッテリーの
端 子 以 外 の 部 分(
端 子、ボ
デー、ブラケットなど)と接触させ
ないでください。
•
は 押 し が け が で
きません。
オートマチック車
000- 取扱説明書 .book 22 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/バッテリーあがり
7-23
バッテリーを交換するときは
■ 外しかた
エンジンスイッチを
(OFF)
にします。キーレスプッシュスター
トシステム非装備車は、エンジンス
イッチからキーを抜きます。
バッテリーケーブルの
側(1)を
外します。
•
バ ッ テ リ ー 端 子 の ナ ッ ト は、
10mm スパナ(市販品)などでゆ
るめます。
50M0142
バッテリーを交換するときは、次のこ
とをお守りください。
•
濡れた手でバッテリーに触れないで
く だ さ い。感 電 の お そ れ が あ り ま
す。
•
走行後の場合は、30 分以上放置し、
バッテリーの水素ガスが抜けるのを
待ってから作業を行なってくださ
い。
•
バ ッ テ リ ー を 交 換 す る と き は、ブ
レーキパイプにあたらないように注
意してください。ブレーキパイプが
変形するおそれがあります。万一、
ブレーキパイプが変形したときは、
自分で直さず、スズキサービス工場
で点検を受けてください。
アイドリングストップシステム装備車
は、非装備車に比べて高性能な専用の
バッテリーを使用していますので、次
のことをお守りください。守らないと
アイドリングストップシステムが正常
に作動しなくなったり、バッテリーの
寿命が短くなったりするおそれがあり
ます。(状況によっては、停車直前の
減速時にエンジンが自動再始動しなく
なり、ブレーキの効きが悪くなったり
ハンドルが重くなったりして思わぬ事
故につながるおそれがあります)
•
バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)
→ 8-2ページ(サービスデータ)
•
バッテリー端子から直接電気製品の
電源をとらない
バッテリー交換の際、バッテリーや車
両の部品を損傷するおそれがあります
ので、スズキ販売店またはスズキ代理
店での交換(有料)をおすすめしま
す。
ショート防止のため、次のことをお守
りください。
•
側のケーブルから先に外す
•
金 属 工 具 な ど に よ り、
端 子 と
端子とを接触させない
•
外したケーブルは、交換時にバッテ
リー端子と接触しないよう、バッテ
リーの側面や離れた場所へ動かす
1
LOCK
2
(2)
(1)
(3)
000- 取扱説明書 .book 23 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/バッテリーあがり
7-24
バッテリーケーブルの
側(2)を
外します。
•
カバーを開け、ナットをゆるめま
す。
取付金具(3)を外します。
•
取付金具のナットは、8mm スパナ
(市販品)などで外します。
•
取付金具を外すときは、取り付け
るときに位置を間違えないよう、
あらかじめ両側のフック(4)が
かかっている位置を確認してくだ
さい。
64L70400
バッテリーを外します。
•
奥側を斜めに引き上げるようにし
て持ち上げます。
•
バ ッ テ リ ー は 重 い た め、両 手 で
しっかりと持って、ブレーキパイ
プ(6)などにあたらないように取
り出します。
50M1015
■ 取り付けかた
「外しかた」と逆の手順で行ないます。
•
バッテリーのタイプについては、巻末
の「サ ー ビ ス デ ー タ」を ご 覧 く だ さ
い。
→ 8-2ページ(サービスデータ)
•
バッテリーを交換したときは、初期設
定が必要な機能があります。
→ 8-5 ページ(次の機能は、必ず初
(5) バッテリーケースのホルダー部
3
4
(4)
(5)
(5)
(3)
(4)
5
バッテリーを傾けすぎないでくださ
い。液漏れのおそれがあります。
•
バッテリーケーブルを取り付けると
きは、
側から先に取り付けてくだ
さ い。シ ョ ー ト の お そ れ が あ り ま
す。
•
バ ッ テ リ ー 端 子 お よ び 取 付 金 具 の
ナットは、確実に締め付けてくださ
い。ゆるみがあると、火災や故障の
原因となります。
(6)
000- 取扱説明書 .book 24 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-25
•
エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ラジオ(タイプ別装備)
などを聞いたりしないようにしましょ
う。
•
渋滞などで長時間アイドリングを続け
ている場合は、電装品の使用を極力避
けてください。
→ 2-3ページ
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
•
ヒューズは、エンジンルーム内と運転
席足元にあります。
•
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
エンジンルーム内のヒューズ
50M1010
バッテリー交換は、「マイナスで始ま
り、マイナスで終わる
」と言われま
す。作業手順を守ってください。
バッテリーあがりを
防ぐためには
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックスNo.1
(3) リレーボックスNo.2
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
(2)
(1)
(3)
000- 取扱説明書 .book 25 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-26
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
50M0150
50M0151
•
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
位置
表示
容量
接続先名称
1
H/L
HI/SOL L
15A
ディスチャージ
ヘッドライト
(左)
2
ESP BUP 10A
ABS
3
FI
15A
燃料噴射装置
リレーボックスNo.1
3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
1
2
17
USE THE DESIGNATED FUSE
AND RELAYS ONLY.
リレーボックスNo.2
18
USE THE DESIGNATED FUSE
AND RELAYS ONLY
4
H/L R
15A
ヘッドライト
(右)
5
CPRSR
10A コンプレッサー
6
A-STOP
10A
アイドリング
ストップ
コントローラー
7
H/L
25A
ヘッドライト
8
ST2
30A
スターター
モーター
9
ST3
20A
スターター
モーター
10
ー
ー
ー
11
RDTR
30A
ラジエーター
ファン
12 THR MOT 15A
スロットル
モーター
13
DCDC2
30A
DCDCコンバー
ターNo 2
14
CVT
15A
CVT
15
DCDC
30A
DCDCコンバー
ターNo 1
16
H/L L
15A
ヘッドライト
(左)
17
FR FOG
ー
ー
18
H/L
HI/SOL R
15A
ディスチャージ
ヘッドライト
(右)
位置
表示
容量
接続先名称
000- 取扱説明書 .book 26 ページ 2013年12月6日 金曜日 午後3時42分
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