Suzuki Spacia Custom Z (2017 year). Instruction japanese — part 14
運転するときは/オートマチック車
4-23
4
トランスミッション警告灯
CVTのシステムに異常があると、エンジ
ンスイッチが
のとき、メーターパ
ネル内のトランスミッション警告灯が点
灯します。点灯した場合は、スズキサー
ビス工場で点検を受けてください。
→ 3-92ページ
(トランスミッション警告灯)
81M40161
(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを
に入れると室内で
警告ブザーが鳴り、セレクトレバーが
に入っていることを運転者に知らせ
ます。
ペダルの踏み間違いに注意
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エンジ
ンをかける前にアクセルペダルとブレー
キペダルを実際に足で踏んで、位置を確
認してください。
ブレーキペダルは右足で踏む
81M20060
左足では適切なブレーキ操作ができませ
ん。ブレーキペダルは右足で踏む習慣を
つけてください。
(リバース)ポジション警告ブザー
は、車外の人に車の後退を知らせるた
めのものではありません。
オートマチック車を運転するとき
ON
R
R
R
R
アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
(1) パーキングブレーキペダル
(2) ブレーキペダル
(3) アクセルペダル
(1)
(2)
(3)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/オートマチック車
4-24
セレクトレバーを操作すると
きは
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを
に入れたことを忘
れることがあります。車を後退させた
あとは、すぐに
から
に入れる
習慣をつけてください。
切り返しなどで前進と後退を繰り返す
ときは、完全に停車してからセレクト
レバーを操作してください。
セレクトレバーの位置は目で
確認
エンジン始動時や降車時は
、前進時
は
、後退時は
に入っていること
を目で確認してください。
車から離れるときは
70K30010
アクセルペダルを踏んだままセレクト
レバーを操作しないでください。急発
進して事故を起こすおそれがありま
す。
R
R
N
P
D
R
エンジンをかけたまま車から離れない
でください。万一、セレクトレバーが
以外に入っていると、車がひとり
でに動き出すおそれがあります。ま
た、車に乗り込むときに誤ってセレク
トレバーを動かしたりアクセルペダル
を踏み込んだりして、思わぬ急発進の
おそれがあります。
P
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/オートマチック車
4-25
4
4-17ページの「セレクトレバーの操作」
もあわせてお読みいただき、正しい取扱
いをしてください。
運転席にすわって
ペダルが確実に踏めて、ハンドル操
作が楽に行なえる位置にシートを調
節し、ハンドルを調節(タイプ別装
備)します。
→ 3-38ページ(シート)
→ 3-38ページ
アクセルペダル(3)とブレーキペ
ダル(2)の位置を右足で確認しま
す。
パーキングブレーキペダル(1)の
位置を左足で確認します。
81M20060
エンジンの始動
エンジンを始動する際は、次の手順で行
ないます。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
セレクトレバーが
にあるか確認
します。
70K30010
ブレーキペダルを右足で踏みます。
エンジンを始動します。
→ 4-10ページ
オートマチック車の運転のしかた
1
2
3
(1)
(2)
(3)
セレクトレバーが
位置でもエンジ
ンがかかりますが、安全のため
で
エンジンをかけます。
1
2
P
N
P
3
4
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/オートマチック車
4-26
発進
■ 通常の発進
ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。
前進時は
、後退時は
にセレ
クトレバーを入れ、レバーの位置を
目で確かめます。
パーキングブレーキを解除し、メー
ター内のブレーキ警告灯の消灯を確
認します。
ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルをゆっくり慎
重に踏んで発進します。
■ 急な上り坂での発進
、 は「通常の発進」と同じ操作です。
左足でパーキングブレーキペダルを
カチッと音がするまで踏みます。
ブレーキペダルからゆっくりと右足
を離し、アクセルペダルを慎重に踏
みます。
車が動き出す感触を確認しながら、
パーキングブレーキペダルをもどし
て発進します。
82K202
走行
■ 通常走行
セレクトレバーを
に入れて発進する
と、走行速度とアクセルペダルの踏み込
み量により、自動的に変速され走行でき
ます。
■ 急加速走行
追い越しなどをしたいときは、アクセル
ペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られま
す。
1
2
D
R
3
4
1
2
3
4
5
ヒルホールドコントロール装備車の場
合、急な上り坂での発進時に車が後退
することを一定時間防ぐ機能がありま
す。
→ 4-83ページ
緊急時以外は、走行中にセレクトレ
バーを
に入れないでください。エ
ンジンブレーキがまったく効かないた
め、思いがけない事故の原因となりま
す。
D
N
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/オートマチック車
4-27
4
■ 上り坂走行
上り坂を
で走行しているときに、ス
ピードを保つためにアクセルペダルを踏
み込んでいくと、キックダウンしてエン
ジンの回転が急に上がることがあります。
坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
おくと、エンジン回転の変化が少ない
力強くなめらかな走行ができます。
■ 下り坂走行
下り坂を
のままで走行すると、エン
ジンブレーキの効きが弱くてスピードが
出すぎてしまうことがあります。
坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
エンジンブレーキを併用します。
急な下り坂で、強力なエンジンブレー
キが必要なときには
に入れます。
坂の勾配に応じて、あらかじめパドルシ
フトスイッチ(−側)を操作して適切な
ギヤポジションにして、エンジンブレー
キを併用します。
一時停止
セレクトレバーは走行位置のままで
停車し、ブレーキペダルをしっかり
踏み込みます。
急な坂道で一時停止するときは、
必要に応じてパーキングブレーキ
をかけます。
停車時間が長くなりそうなとき
は、セレクトレバーを
に入れ
ます。
再発進するときに間違えないよう、
セレクトレバーの位置とパーキング
ブレーキの解除を目で確かめます。
急な下り坂や長い下り坂では、エンジ
ンブレーキを併用してください。下り
坂でブレーキペダルを踏み続けると、
ブレーキ装置が過熱してブレーキが効
かなくなるおそれがあります。
D
マニュアルモードなしCVT車
D
マニュアルモードなしCVT車
L
マニュアルモード付CVT車
一時停止しているときに、空ぶかしを
しないでください。万一、セレクトレ
バーが
以外に入っていると、
急発進して思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
上り坂などで、アクセル操作でバラン
スをとるなどして車を停止させようと
しないでください。トランスミッショ
ンフルードが過熱し、故障の原因とな
ります。
1
N
2
P N
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/オートマチック車
4-28
駐車
車を完全に止めます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パー
キングブレーキをしっかりとかけま
す。
セレクトレバーを
に入れてから
エンジンを止め、ブレーキペダルか
らゆっくりと足を離します。
セレクトレバーが
位置に
なっているか目で確かめます。
70K30010
エンジンスイッチを
(OFF)
にもどします。キーレスプッシュス
タートシステム非装備車は、エンジ
ンスイッチからキーを抜きます。
→ 4-13ページ
後退
■ 正しい運転姿勢
車を後退させるときは身体をひねった運
転姿勢になり、ペダルが踏みにくくなり
ます。ブレーキペダルやアクセルペダル
が確実に踏める姿勢で運転操作をしてく
ださい。
■ 前進や後退を繰り返すとき
車庫入れなどで前進や後退を繰り返すと
きは、完全に停車させてから、次の前進
あるいは後退の操作を行なってください。
駐車するときは、セレクトレバーを
に入れてからエンジンを止めてく
ださい。
以外の位置ではシフト
ロックが作動せず、誤操作などで思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
1
2
3
P
P
P
P
4
LOCK
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを
に入れていたこと
を忘れることがあります。車を後退さ
せたあとは、すぐに
から
に入
れる習慣をつけてください。
R
R
N
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/クルーズコントロールシステム
4-29
4
こんなことにも気をつけて
■ 車を少し移動させるとき
少しだけ移動するときでも、ブレーキペ
ダルやアクセルペダルが確実に踏める正
しい運転姿勢をとってください。
→ 2-12ページ(正しい運転姿勢)
■ 停車するとき
クルーズコントロールスイッチでお好み
の車速を設定すると、アクセルペダルか
ら足を離しても、設定車速で走行できま
す。加減速の繰り返しの少ない高速道路
や自動車専用道路などで使用してくださ
い。
目標車速は、約45∼約100 km/hの間
でセットできます。
セレクトレバーが
または
の位
置で使用できます。ただしマニュアル
モード時は、ギヤポジションが 3 以上
のときだけ使用できます。
→ 4-17ページ
坂道などで、セレクトレバーを前進の
位置(※)にしたまま惰性で後退した
り、後退の位置(
)にしたまま惰
性で前進したりしないでください。エ
ンストしてブレーキの効きが悪くなっ
たり、ハンドルが重くなったりして、
思わぬ事故につながるおそれがありま
す。また、故障の原因になります。
※マニュアルモードなしCVT車の
、
マニュアルモード付CVT車の
、
車が少しでも動いているときは、セレ
クトレバーを
に入れないでくださ
い。トランスミッションが故障する原
因となります。
R
D
L
D
M
P
次のような場所では使用しないでくだ
さい。思わぬ事故につながるおそれが
あります。
交通量の多い道。
急カーブのある道。
凍結や積雪などで滑りやすい道。
急な下り坂。エンジンブレーキが十
分に効かず、セットした目標車速を
超えることがあります。
クルーズコントロールシステム
クルーズコントロール
システム
タイプ別装備
D
M
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/クルーズコントロールシステム
4-30
クルーズコントロールスイッチ
72M30408
セット(定速走行)のしかた
クルーズスイッチ(1)を押します。
メーター内のクルーズコントロー
ル表示(4)が点灯すると、目標
車速がセットできる状態(待機状
態)になります。
81M40420
アクセルペダルの加減で、希望の車
速に調節します。
車速設定スイッチ(3)のSET −側
を押します。
メーター内の SET 表示(5)が点
灯すると、アクセルペダルから足
を離しても定速走行ができます。
81M40431
(1) クルーズスイッチ
(2) キャンセルスイッチ
(3) 車速設定スイッチ
(1)
(3)
(2)
1
(4)
2
クルーズコントロールシステムを使用
しないときは、クルーズスイッチ(1)
を押してクルーズコントロール表示
(4)を消灯させてください。誤ってク
ルーズコントロールシステムを作動さ
せると、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
3
(5)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/クルーズコントロールシステム
4-31
4
一時的に加減速したいときは
■ 加速したいとき
アクセルペダルを踏んでください。通常
走行と同様に加速できます。
アクセルペダルから足を離すと、自動
的にもとの定速走行にもどります。
■ 減速したいとき
ブレーキペダルを踏んでください。定速
走行が解除され、SET 表示(5)が消灯
します。(待機状態)
車速が約45 km以上で車速設定スイッ
チ(3)のRES +側を押すと、SET表
示が点灯し、自動的にもとの定速走行
にもどります。
目標車速の変えかた
■ アクセルペダルを使って
希望の車速まで加速し、車速設定スイッ
チ(3)のSET −側を押します。
■ ブレーキペダルを使って
希望の車速まで減速し、車速設定スイッ
チ(3)のSET −側を押します。
■ 車速設定スイッチを使って
加速するときは、車速設定スイッチ
(3)のRES +側を押し続けます。
減速するときは、車速設定スイッチ
(3)のSET −側を押し続けます。
目標車速になったら、スイッチから手を
離します。
マニュアルモード時にシフトダウンし
てもギヤポジションが3以上のときは
定速走行が解除されないため、エンジ
ンブレーキが効きません。ブレーキペ
ダルまたは車速設定スイッチの操作で
減速してください。
ブレーキペダルを踏んでから再セット
するまでは、SET 表示(5)が消灯し
ます。(待機状態)
スイッチを短押しすると、目標車速の
微調整(約1.6 km/h)ができます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/ABS
4-32
定速走行の解除のしかた
■ 一時的な解除
次のいずれかの操作をするか、または車
両がいずれかの状態になると、SET 表示
(5)が消灯し待機状態になります。
キャンセルスイッチ(2)を押す
ブレーキペダルを踏む
上り坂を走行しているときなどで、目
標車速より、車速が 2 割程度以上低下
したり、約40 km/h以下になったりし
たとき
マニュアルモード時にシフトダウンし
てギヤポジションが 2 以下になったと
き
ESP
®
装備車の場合、車が横すべりし
そうになったとき(ESP
®
作動時を含
む)
ステレオカメラ装備車の場合、前方衝
突警報ブレーキまたは自動ブレーキが
作動したとき
一時的な解除になったときの状況が解消
されてから、車速が約45 km/h以上で車
速設定スイッチ (3) の RES +側を押す
と、SET 表示が点灯し、自動的にもとの
定速走行にもどります。
■ システムの解除
ク ル ー ズ ス イ ッ チ(1)を 押 し て ク
ルーズコントロール表示(4)を消灯
させます。
メーター内のエンジン警告灯が点灯ま
たは点滅すると、クルーズコントロー
ル表示が消灯してシステムが解除され
ます。
→ 3-91ページ(エンジン警告灯)
ABS(アンチロックブレーキ
システム)とは
ブレーキをかけたときのタイヤのロック
を自動的に防止することで、走行安定性
や操舵性を確保しようとする装置です。
メーターパネル内のABS警告灯は、エ
ンジンスイッチが
のときに、ABS
の電子制御システムに異常があると点
灯します。点灯した場合は、スズキサー
ビス工場で点検を受けてください。
→ 3-89ページ(ABS警告灯)
81M40171
クルーズコントロール表示が消灯して
システムが解除されると、設定した目
標車速はリセットされます。
常に周囲の状況を確認して、安全運
転に努めてください。ABS による制
御には限界があります。
ABS は、タイヤのグリップ限界を超
えたり、ハイドロプレーニング現象
(※)が起こったりした場合は効果を
発揮できません。
※雨天の高速走行などで、タイヤと
路面の間に水膜が発生し、接地力
を失ってしまう現象
ABS
ABS装備車の取扱い
ON
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/ABS
4-33
4
制動距離について
ABSは制動距離を短くするものではあり
ません。
ABS作動時の振動や音
ブレーキペダルを強く踏むと、ブレーキ
ペダル、ハンドル、車体の小刻みな振動
を感じることがあります。これはABSの
作動によるもので、異常ではありませ
ん。ブレーキペダルをそのまま強く踏み
続けてください。
タイヤについて
急ブレーキをかけたときや、滑りや
すい路面でブレーキをかけたときの
制動距離は、ABS がついていない車
と同等です。
次のようなときは、ABSのついていな
い車より制動距離が長くなることが
あります。スピードを控えめにして、
車間距離を十分にとってください。
・凸凹道や石だたみなどの悪路
・じゃり道、新雪路
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越
えるとき
・マンホールなど鉄板の上を通過す
るとき
・タイヤチェーンの装着時
急 ブ レ ー キ 時 に は、ポ ン ピ ン グ ブ
レーキ(※)をせずに、ブレーキペ
ダルを思い切り強く踏み込んでくだ
さ い。ポ ン ピ ン グ ブ レ ー キ を す る
と、制動距離が長くなります。
※ブレーキペダルを数回に分けて小
刻みに踏むブレーキのかけかた
路面の状況によりますが、約10 km/h
以下ではABSが作動しません。
エンジンをかけて発進した直後に、一
時的にモーター音などが聞こえること
があります。これはシステムをチェッ
クしている音で、異常ではありません。
ABSは、各車輪の回転速度をセンサー
で検出しています。タイヤ交換時は、
指定のサイズで、4輪ともサイズ、メー
カー、銘柄、トレッドパターン(溝模
様)が同一のものを装着してください。
また、著しく摩耗状態の異なるタイヤ
を使用しないでください。正確な回転
速度が検出できなくなって ABS が正
常に機能しなくなり、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/ABS
4-34
A BS は、 こ んな 場 合に も ブ
レーキをかけると作動するこ
とがあります
滑りやすい路面を走行しているとき
80J1040
80J1041
80J1042
道路の継ぎ目などの段差を乗り越える
とき
80J1043
80J1044
ʨʽʥ˂ʵ
ࡾ̜းکɁᦪ
ȫɖɝᤍ
ඬᤍ
ᤍ
ᮢک
ᤍᡅɁፕȡᄻ
ᤍᡅɁࢃ
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/ABS
4-35
4
悪路を走行しているとき
80J1045
80J1046
ブレーキアシスト
ブレーキ踏力を補助する装置です。急ブ
レーキをかけたときに、ABSの効果が十
分に発揮されるまでの時間を短縮しま
す。
しっかりとブレーキペダルを踏まない
と、ブレーキアシストは作動しません。
ブレーキアシストは、本来のブレーキ
性能を超えた制御をする装置ではあり
ません。
҉Ҋᤍ
ᆀȳȲɒ
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/ABS
4-36
4
エマージェンシーストップシグナル(ESS)
ESS とは Emergency Stop Signal(エマージェンシーストップシグナル)の略です。
ESSは次の条件をすべてみたしているときに、非常点滅表示灯を通常よりも速く点滅さ
せることで、後続車へ注意を促す機能です。またその際、メーター内の方向指示器表示
灯もあわせて点滅します。
ブレーキペダルを勢いよく踏み込んだときの車速が約55 km/h以上のとき
ABSが作動しているとき、またはABSが作動するような急ブレーキのとき
81M40330
ESSは次の状態になると作動が停止します。
ブレーキペダルを離したとき
ABSの作動が終了したとき
非常点滅表示灯スイッチの位置を
にしたとき
急減速でなくなったとき
ESS は走行中の急ブレーキ時に、後続車に注意を促すことで追突を軽減する機能
で、すべての追突を防ぐものではありません。減速や停車するときは不要な急ブ
レーキはさけ、常に安全運転に努めてください。
ESSの機能を停止させることはできません。
ESSの機能よりも、非常点滅表示灯スイッチの操作が優先されます。
次のような路面を走行中に、一瞬しか ABS が作動しなかったときは、ESS は作動し
ないことがあります。
・滑りやすい路面を走行しているとき
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき
タイプ別装備
ON
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
運転するときは/ESP
®
4-37
4
ESP
®
(※)は、ABS、ブレーキアシス
ト、トラクションコントロール、スタビ
リティコントロール(横滑り防止機能)
などを総合的に制御して、車両の走行安
定性を補助しようとするシステムです。
※ESP
®
は、Electronic Stability Program
(エレクトロニック スタビリティ プロ
グラム)の略で、Daimler AGの登録商
標です。
■ ABS(アンチロックブレーキ
システム)
4-32ページをお読みください。
■ ブレーキアシスト
ABSのブレーキアシストと同様です。
■ トラクションコントロール
滑りやすい路面での発進時や加速時に起
こる駆動輪の過度の空転を、ブレーキ制
御およびエンジン出力制御により防ぎ、
適切な駆動力を確保しようとする補助機
能です。
■ ス タ ビ リ テ ィ コ ン ト ロ ー ル
(横滑り防止機能)
急激なハンドル操作をしたり、滑りやす
い路面で旋回したりするときの車の横滑
りなどを抑制することで、車両の走行安
定性を補助しようとする機能です。
常に周囲の状況を確認して、安全運転
に努めてください。ESP
®
による制御
には限界があります。
ESP
®
ESP
®
装備車の取扱い
タイプ別装備
次のことをお守りください。
守らないと ESP
®
が正常に作動しな
くなったり、誤作動につながったり
するおそれがあります。
・タイヤの空気圧を指定空気圧に調
整する
→ 8-5ページ(タイヤの空気圧)
・タイヤ交換時は指定のサイズで、
4 輪ともサイズ、銘柄、トレッド
パターン(溝模様)が同一のもの
を装着する
・著しく摩耗状態の異なるタイヤを
使用しない
・サスペンションやブレーキを改造
しない(車高やサスペンションの
硬さ変更など)
・サスペンションやブレーキを著し
く劣化した状態で走行しない
・エンジンを改造しない(マフラー
の改造など)
・LSD(リミテッドスリップデフ)
を装着するなどの改造をしない
タイヤチェーンやスペアタイヤ(市販
品)を装着したときなどには、ESP
®
が正常に作動しない場合があります。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
4
運転するときは/ESP
®
4-38
ESP
®
作動表示灯
79K019
メーターパネル内にあります。
→ 1-13ページ(表示灯)
ESP
®
の電子制御システムに異常があ
ると、エンジンスイッチが
のと
きに点灯します。点灯中は次のように
なりますので、スズキサービス工場で
点検を受けてください。
・次の機能が作動しません。
・トラクションコントロール
・スタビリティコントロール
・運転支援機能
(レーザーレーダー式)
→ 4-40 ページ(運転支援機能
・運転支援機能
(ステレオカメラ式)
→ 4-50 ページ(運転支援機能
(ステレオカメラ式))
・アイドリングストップシステム
・ヒルホールドコントロールも作動し
ない場合があります。
→ 4-83ページ
・ABSは作動します。
・ブレ ー キ ア シス ト は、故 障状 況 に
よっては作動しない場合がありま
す。
次のような状況になると、0.2秒間隔で
小刻みに点滅します。
・発進時や加速時にトラクションコン
トロールが作動している
・急ハンドル時や旋回時にスタビリ
ティコントロールが作動している
システムが正常な場合はエンジンス
イッチを
にしたときに、約2秒間
点灯したあと消灯します。
次のような操作をすると、一時的に
モーター音やカチッという音が聞こ
えることがあります。これはシステ
ムをチェックしている音で異常では
ありません。
・エンジンスイッチを
にしたと
き
・ブレーキペダルを踏んだ状態でエ
ンジンスイッチを
にし、最初
にブレーキペダルから足を離した
とき
・エンジンをかけたとき
・エンジンをかけ、最初の発進時
エンジン回転が高いときに ESP
®
が作
動すると、エンジン回転の変動や車
体 の 振 動 を 感 じ る こ と が あ り ま す
が、異常ではありません。
ON
ON
ON
小刻みに点滅したときは、滑りやすい
路面で、車がスタックまたは横滑りし
やすい状態になっています。とくに慎
重に運転してください。
点灯中はトラクションコントロールお
よびスタビリティコントロールは作動
しませんが、ABSは使用することがで
きます。
ON
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Нет комментариевНе стесняйтесь поделиться с нами вашим ценным мнением.
Текст