Toyota Land Cruiser (2018 year). Instruction japanese — part 22
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
マルチテレインモニターを使用するときは、次のことを必ずお守りくだ
さい。お守りいただかないと、思わぬ事故につながるおそれがあり危険
です。また、運転操作時は必ず後方・周囲の安全を直接確認してください。
ご使用上の注意
警告
■
マルチテレインモニターを使用してはいけないとき
次のような状況では、マルチテレインモニターを使用しないでください。使用
すると、システムが正常に働かず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険で
す。
●
凍結路や雪道など、またはすべりやすい路面
●
タイヤチェーン・応急用タイヤを使用しているとき
●
フロントドア・バックドアが完全に閉まっていないとき
●
坂道など平坦でない道路
●
指定以外のタイヤやサスペンション部品などが装着されているとき
タイヤを交換すると、画面に表示されるガイド線の示す位置に誤差が生じるこ
とがあります。
■
ガイド線について
乗車人数・積載量・路面の勾配・路面状況・周囲の明るさなどにより、タイヤ
位置目安線・車両形状目安線と実際の車両の位置とがずれる場合があります。
必ず、周囲の安全を確認しながら運転してください。
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4-5. 運転支援装置について
注意
■
パノラミックビューについて
●
パノラミックビューは、フロントカメラとバックカメラ、左右サイドカメラが
撮影した映像を合成処理した映像です。表示可能な範囲や表示内容には限界が
あるため、特性を十分理解した上で使用してください。
●
パノラミックビューの四隅には、それぞれのカメラの映像境界位置を中心に映
像合成処理領域が存在し、映像の鮮明度が低下することがありますが、故障で
はありません。
●
それぞれのカメラ付近の照度条件により、パノラミックビューに明暗ができる
場合があります。
●
パノラミックビューでは、各カメラの取り付け位置や撮像範囲より上部は表示
されません。
●
車両付近には死角があり、パノラミックビューモニターには表示されない領域
があります。
●
ワイドフロントビューまたはバックビューに表示されている立体物が、パノラ
ミックビューでは表示されない場合があります。
●
パノラミックビューは、人物や障害物などの立体物が実際と異なって表示され
る場合があります。(倒れているように表示される場合や、映像合成処理領域
付近で消えてしまう場合、映像合成処理領域付近から現れるように表示される
場合、表示位置の距離感が実際と異なるなど)
●
バックドア・フロントドアが開いていると、パノラミックビューは正しく表示
されません。
●
パノラミックビューに表示される車両アイコンは、コンピューターグラフィッ
クスによる画像であり、実際の車両とは色や形状、大きさなどが異なります。
そのため、車両付近の立体物が車両と接触しているように見える場合や、立体
物との位置関係が実際と異なる場合があります。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
画面に映る範囲
●
パノラミックビュー
表示されません。
表示されません。(車両アイコンのまわりに黒色で示されている部分)
●
ワイドフロントビュー
マスキング
画面に車体の一部(バンパーやグリルなど)が映ります。
カメラの視野範囲
カメラで確認できる対象物
カメラで確認できない対象物
1
2
1
2
3
4
5
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4-5. 運転支援装置について
●
両サイドビュー
画面に車体の側方が映ります。
カメラの視野範囲
カメラで確認できる対象物
●
サイドビュー
画面に車体の側方が映ります。
カメラの視野範囲
カメラで確認できる対象物
1
2
3
1
2
3
339
4-5. 運転支援装置について
4
運転
●
バックビュー
バンパーの両端付近は映りません。
●
ワイドバックビュー
バンパーの両端付近は映りません。
1
1
340
4-5. 運転支援装置について
■
パノラミックビューに映る範囲について
●
パノラミックビューは、4つのカメラから得られた画像を平らな路面を基準に加
工して表示しているため、次のように表示されることがあります。
・ 立体物が倒れて細長く、または大きく見える
・ 路面より高い位置にある立体物が実際より遠くに見える、または見えない
・ 高さのあるものが合成の継ぎ目から現れてくるように見える場合がある
●
照度の条件により、カメラごとの映像の明るさにばらつきが出る場合がありま
す。
●
乗車人数・積載状況・ガソリン残量などによる車体の傾きや車高の変化などに
より、映像表示がずれる場合があります。
●
車高モードが N(標準)モード以外のときは、映像表示がずれる場合がありま
す。(4-Wheel AHC 装着車)→ P. 280
●
ドアが完全に閉まっていないと、表示映像・ガイド線が正しく表示されない場
合があります。
●
パノラミックビューに表示されている車両アイコンと、路面・障害物との位置
関係は、実際の位置とは異なる場合があります。
●
字光式ナンバープレートを装着していると、画面上に映り込む場合があります。
●
車両アイコンまわりの黒色部分は、カメラに映らない部分です。直接確認して
ください。
■
ワイドフロントビューに映る範囲について
●
車両前方は距離感が異なるため、画面に映らないように黒くマスキングされて
います。
●
画面に映し出される範囲には限界があり、バンパーの両端付近やバンパーの真
下付近にあるものは映し出されません。
●
画面に映る映像の距離感覚は、実際の距離とは異なります。
■
画面に映る映像について
マルチテレインモニターのカメラは特殊なレンズを使用しているため、画面に映
る映像の距離感は実際の距離と異なります。
知識
●
右図の〇部分は画像を合成しているため、
映像が見えにくい場合があります。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
マルチテレインモニターカメラ
●
カメラの装着位置
マルチテレインモニターの各カメラは、次の位置に装着されていま
す。
サイドカメラ(左右両側)
フロントカメラ
バックカメラ
●
カメラのお手入れについて
カメラに水滴、雪、泥などの異物や汚れが付着していると、鮮明な
画像を見ることができません。この場合、大量の水でカメラの汚れ
を流し、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってくだ
さい。
1
2
3
342
4-5. 運転支援装置について
注意
■
カメラについて
●
マルチテレインモニターが正常に作動しなくなるおそれがありますので、以下
のことにご注意ください。
・ カメラ部を強くたたいたり、物をぶつけるなど、強い衝撃を与えないでく
ださい。カメラの位置、取りつけ角度がずれるおそれがあります。
・ カメラ部は防水構造となっていますので、取りはずし・分解・改造をしな
いでください。
・ カメラレンズを洗うときは、大量の水でカメラの汚れを流した後、水で湿
らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。
カメラレンズを強くこするとカメラレンズが傷ついて、鮮明な画像を見る
ことができなくなるおそれがあります。
・ カメラのカバーは樹脂ですので、有機溶剤・ボディワックス・油膜取り剤・
ガラスコート剤などを付着させないでください。付着したときは、すぐに
ふき取ってください。
・ 寒いときにお湯をかけるなどして急激な温度変化を与えないでください。
・ 洗車時に高圧洗浄機でカメラやカメラ周辺に直接水を当てないでくださ
い。強い水圧により衝撃が加わり、装置が正常に作動しなくなるおそれが
あります。
●
カメラ部をぶつけたときは、カメラの故障などのおそれがあります。
早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
パノラミックビューと実際の路面との誤差について
距離目安線やパノラミックビューの合成映像・ガイド線などは、平ら
な路面に対しての距離の目安を示しています。そのため、次の状態の
ときは、画面上のガイド線と実際の路面上の距離・進路に誤差が生じ
ます。
●
急な上り坂が後方にあるとき
実際の距離より手前に距離目安線が表示されます。そのため、上り
坂にある障害物は、実際より遠くに見えます。同様にガイド線と実
際の路面上の進路にも誤差が生じます。
距離目安線
実際の距離
誤差
1
2
3
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4-5. 運転支援装置について
●
急な下り坂が後方にあるとき
実際の距離よりうしろに距離目安線が表示されます。そのため、下
り坂にある障害物は、実際より近くに見えます。同様にガイド線と
実際の路面上の進路にも誤差が生じます。
距離目安線
実際の距離
誤差
●
車が傾いているとき
乗車人数や積載量などにより車が傾いているときは、実際の距離・
進路と誤差が生じます。
誤差
1
2
3
1
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
パノラミックビューと実際の立体物との誤差について
路面より高い位置にある立体物(車両バンパーなど)が近くにあると
きは、次の点にご注意ください。
●
パノラミックビューの表示について
パノラミックビューは、平らな路面を基準に画像を加工・表示して
いるため、路面より高い位置にある立体物(車両のバンパーなど)
の位置を判断することはできません。画面ではぶつからないように
見えても、実際には路面より高い位置にある障害物とのあいだに余
裕がなく、ぶつかってしまうことがあります。そのような場合は、
周囲の安全を直接確認してください。
●
予想進路線について
予想進路線は平らな路面に対して表示しているため、路面より高い
位置にある立体物(車両のバンパーなど)の位置を判断することは
できません。画面では車両のバンパーが予想進路線の外側にあり、
ぶつからないように見えても、実際には進路上の障害物にぶつかっ
てしまうことがあります。
警告
■
クリアランスソナーの割り込み表示について
クリアランスソナーの割り込み表示が赤色のときは、車両を停止して、必ず安
全を直接確認してください。
確認しないまま車両を進めると、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
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4-5. 運転支援装置について
予想進路線
高い位置にある立体物(張り出しのある壁やトラックの荷台など)
は、画面に映らない場合があります。周囲の安全を直接確認してく
ださい。
壁の張り出し部分
1
1
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
バックビュー/ワイドバックビューと実際の路面との誤差について
画面のガイド線は平面物(道路など)を対象にしています。張り出し
のある立体物(トラックの荷台のような障害物)が近くにあるときは、
次の点にご注意ください。
●
予想進路線について
ガイド線は路面に対して表示されているため、立体物の位置を判断
することはできません。周囲の安全を直接確認してください。画面
では、トラックの荷台が予想進路線の外側にあり、ぶつからないよ
うに見えても、実際には荷台が進路上に張り出していて、ぶつかっ
てしまうことがあります。
予想進路線
1
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4-5. 運転支援装置について
■
パノラミックビュー/バックビュー/ワイドバックビューと実際の路
面との誤差について
●
距離目安線について
ガイド線は路面に対して表示されているため、立体物との距離を判
断することはできません。周囲の安全を直接確認してください。画
面では、距離目安線により
の位置にトラックが駐車してあるよう
に見えますが、実際には
の位置まで後退すると、ぶつかります。
画面では
・ ・
の順に近く見えますが、実際には
と
が同
じ距離で、 は
と
より遠い距離にあります。
●
アンダーフロアビュー
乗車人数・積載量・路面の勾配・路面の状況・周囲の明るさなどに
より、タイヤ位置目安線、車両形状目安線と実際の車両位置がずれ
る場合があります。必ず周囲の安全を直接確認しながら運転してく
ださい。
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1
2
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1
3
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4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
アンダーフロアビューについて
●
現在の位置より約3m手前で撮影した過去の映像を表示しているため、次のよう
な場合は、画面と実際の状況が異なることがあります。
・ 撮影した時点よりあとに障害物が発生したとき
・ 砂や雪などが崩れたり動いたりしたとき
・ 障害物が動いたとき
・ 表示範囲内に水たまりやぬかるみなどがあるとき
・ スリップなどで車両が滑ったとき
●
次の場合は、車両形状とタイヤ位置目安線・車両形状目安線が異なって表示さ
れる場合があります
・ タイヤを交換したとき
・ オプション装備を取り付けたとき
知識
警告
■
ガイド線について
表示されているガイド線は過去に撮影された映像に合成しているため、現在の
状況と必ずしも一致しない場合があります。
必ず周囲の安全を確認しながら運転してください。
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4-5. 運転支援装置について
■
故障と考える前に
マルチテレインモニターを使用中に次のような状況になったときは、
それぞれ下記の内容に従って対処してください。システムの異常が原
因のとき、または処置を行っても問題が解消しないときは、トヨタ販
売店で点検を受けてください。
考えられる原因
処置
画面が見にくい
・ 夜間など暗いところで使用している
・ レンズ付近の温度が高い、または低
い
・ 外気温が低いとき
・ カメラに水滴が付いている
・ 雨天などにより湿度が高くなってい
る
・ カメラ付近に泥などの異物が付着し
ている
・ 太陽やヘッドランプの光がカメラの
レンズに直接あたっている
・ 蛍光灯・ナトリウム灯・水銀灯など
の照明下で使用している
車両周辺の状況を直接確認しながら運
転してください(カメラおよびその周
辺環境が改善されてから、再びマルチ
テレインモニターをご使用ください)。
マルチテレインモニターの画質調整の
方法は、ナビゲーション画面の調整と
同じです。
画像が不鮮明
カメラのレンズに水滴・雪・泥などの
異物や汚れが付着している
大量の水でカメラの汚れを流した後、
水で湿らせた柔らかい布でカメラレン
ズをふき取ってください。
画面がずれている
カメラ部に強い衝撃を受けた
トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
ガイド線が大きくずれる
カメラの位置がずれている
トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
・ 重い荷物やタイヤ空気圧の不足など
で車両が傾いている
・ 車両が傾斜地にいる
車両周囲の状況を直接確認しながら、
運転してください。
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