Toyota Vitz (2017 year). Instruction japanese — part 23
351
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告メッセージ
警告内容・対処方法
プリクラッシュブレーキ
★
およびプリクラッシュブ
レーキアシスト
★
が現在機能していない(衝突警報は
作動します)
→ VSC を ON にする(→ P. 212,231)
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
が現在
機能していない
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください
駆動用電池の残量が低下
警告ブザーが鳴ります。
→ シフトレバーが N の状態では充電できないため、
長時間停車するときはシフトレバーを P にする
長時間シフトレバーが N になっているため、駆動用
電池の残量が低下
警告ブザーが鳴ります。
→ 車両を動かす場合は、シフトレバーを P にしてハ
イブリッドシステムを再始動する
(点滅)
(点滅)
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
352
7-2. 緊急時の対処法
警告メッセージ
警告内容・対処方法
シフトレバーが N・D・B で、運転席ドアを開けた
警告ブザーが鳴ります。
→ シフトレバーを P にする
シフトレバーが P のとき、アクセルペダルを踏んだ
→ アクセルペダルから足を離す
シフトレバーが N のとき、アクセルペダルを踏んだ
警告ブザーが鳴ります。
→ アクセルペダルから足を離し、シフトレバーを D・
B または R にする
上り坂などでの停車時にアクセルペダルを踏んで車
両を保持している
警告ブザーが鳴ります。
→ アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを
踏む
エンジン スイッチが “LOCK” の状態(スマートエ
ントリー&スタートシステム非装着車)、パワース
イッチが OFF の状態(スマートエントリー&スター
トシステム装着車)でランプを点灯したまま運転席ド
アを開けた
警告ブザーが鳴ります。
→ ランプを消灯する
(点滅)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
353
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告メッセージ
警告内容・対処方法
EV ドライブモードに切りかえできない状況に
いる
※1
EV ドライブモードを使用できない理由(暖機中 /
電池充電不足 /EV 速度域超過 / アクセル踏み過ぎ)
の表示がでる場合があります。
警告ブザーが鳴ります。
→ EV ドライブモードが使用できる状況になってか
ら使用する
EV ドライブモードが自動解除された
※1
EV ドライブモードを使用できない理由(電池充電
不足 /EV 速度域超過 / アクセル踏み過ぎ)の表示
がでる場合があります。
警告ブザーが鳴ります。
→ しばらく走行する
補機バッテリーが充電不足
→ 数秒後
※2
に表示が消えたときは
約 15 分以上、ハイブリッドシステムが作動した
状態を保持し、補機バッテリーを充電してくださ
い。
→ 表示が消えないときは
「補機バッテリーがあがったときは」
(→ P. 393)
の手順でハイブリッドシステムを始動してくださ
い。
TRC(トラクションコントロール)が OFF になって
いる
→ TRC を ON にする(
→
P. 230)
アクセルペダルを踏んだ状態でシフト操作が行われ
たことによりドライブスタートコントロールが作動
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにアクセルペダルを離してください
(3 回点滅)
(点滅)
354
7-2. 緊急時の対処法
※1
EV ドライブモードの作動条件については、P. 170 を参照してください。
※2
約6秒間表示されます。
警告メッセージ
警告内容・対処方法
前方センサーの作動条件(温度など)が満たされてい
ない
次のシステムが一時的に使用できなくなります。
・ PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
・ LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ 先行車発進告知機能
★
→ 前方センサーの作動条件(温度など)が満たされ
ると、システムは使用可能になります。いったん
システムを OFF にして、しばらく待ってから、再
度システムを ON にしてください。
前方センサーの前のフロントウインドウガラスに汚
れ・雨滴・くもり・氷雪などが付着している
次のシステムが一時的に使用できなくなります。
・ PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
・ LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ 先行車発進告知機能
★
→ いったんシステム を OFF にして、汚れ・雨滴・く
もり・氷雪などを取り除いてから、再度システム
を ON にしてください。
車速が 約 50km/h 以下のため、LDA( レーンディ
パーチャーアラート)
★
が使用できない
→ 50km/h 以上の車速で走行する
車速が LDA ( レーンディパーチャーアラート)
★
の
作動可能範囲を超えたため、使用できない
車速を落として走行する
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
355
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
警告メッセージについて
文中の警告メッセージの表示は、使用状況や車両の仕様により実際の表示と異な
る場合があります。
次のメッセージが表示されたときは、対処方法に従って処置することで
消灯させることができます。
知識
注意
■
「補機バッテリ(始動用)充電不足 取扱書を確認して下さい」がひんぱんに表
示されるときは
補機バッテリーが劣化している可能性があります。その状態で放置しておくと、
補機バッテリーあがりを起こすおそれがあるため、トヨタ販売店で補機バッテ
リーの点検を受けてください。
その他に表示されるメッセージ
表示メッセージ
表示内容・対処方法
駆動用電池の冷却部品のメンテナンス時期
フィルターが目づまりしている、冷却用の吸入口が
ふさがれている、またはダクトにすき間があるなど
が考えられます。
→ 吸入口が汚れている場合は P. 283 を参考に吸入
口の清掃を行ってください。
→ 吸入口が汚れていないのにメッセージが表示され
たときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
356
7-2. 緊急時の対処法
それぞれの対処方法に従って処置し、警告メッセージが消灯するのを確
認してください。
ただちに処置してください。( スマートエントリー&スタートシステム装着車 )
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
1 回
―
電子キーを携帯していないか、電
子キーが正常に作動しない状態で
ハイブリッドシステムを始動しよ
うとした
→ 電 子 キ ー を 携 帯 し て ハ イ ブ
リッドシステムを始動する
1 回
3 回
シフトレバーが P の状態で、パ
ワースイッチを OFF にせずに、電
子キーを持ち出したまま運転席ド
アが開閉された
→ パワースイッチを OFF にする
または電子キーを車内にもど
す
パワースイッチがOFF以外の状態
で、同乗者が電子キーを持ち出し
たまま運転席以外のドアが開閉さ
れた
→ 電子キーを車内にもどす
1 回
連続音
(5 秒
間)
シフトレバーが P の状態でパワー
スイッチを OFF にせずに、電子
キーを持ち出してスマートエント
リー&スタートシステムでドアを
施錠しようとした
→ パワースイッチを OFF にした
あと、再度施錠する
(点滅)
(点滅)
(交互に表示)
(点滅)
357
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
9 回
―
正規の電子キーが車室内に無い状
態で走行をはじめた
→ 車室内に電子キーがあるか確
認する
連続音
―
シフトレバーが P 以外の状態で、
パワースイッチをOFFにせずに運
転席ドアが開いた
→ シフトレバーを P にする
連続音
連続音
シフトレバーが P 以外の状態でパ
ワースイッチをOFFにせずに電子
キーを持ち出したまま運転席ドア
が開閉された
→ シフトレバーを P にする
→ 電子キーを車内にもどす
―
連続音
(5 秒
間)
車内に電子キーを置いたまま、ス
マートエントリー&スタートシス
テムでドアを施錠しようとした
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(交互に表示)
(点滅)
(点滅)
358
7-2. 緊急時の対処法
1 回
連続音
(5 秒
間)
車内に電子キーを置いたまま、フ
ロントドアを開き、ロックレバー
を施錠側にしてドアハンドルを引
いたままドアを閉めて施錠しよう
とした
→ 車内から電子キーを取り出し
たあと、再度施錠する
1 回
―
・ メ カ ニカ ル キ ー で 解 錠 し て パ
ワースイッチを押したとき、車
室 内 で電 子 キ ー を 検 知 で き な
かった
・ パワースイッチを押したとき、
車室内で電子キーを検知できな
いことが2回連続で続いた
→ ブレーキペダルを踏みながら
電子キーで、パワースイッチに
ふれる
1 回
―
シフトレバーが P 以外の状態でハ
イブリッドシステムを始動しよう
とした
→ シフトレバーを P に入れてから
ハイブリッドシステムを始動
させる
―
―
自動電源 OFF 機能が作動した
→ 次回ハイブリッドシステム始
動時にエンジン回転数を少し
高めにし、約 5 分間その回転数
を保持し補機バッテリーを充
電する
1 回
―
電子キーの電池残量が少ない
→ 新しい電池と交換する
(
→
P. 303)
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(点滅)
359
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
1 回
―
パワースイッチがOFFの状態で運
転席のドアを開閉してからハイブ
リッドシステムを始動せずにパ
ワースイッチをアクセサリーモー
ドに 2 回した
→ ブ レ ー キ ペ ダ ル を 踏 ん で パ
ワースイッチを押す
電子キーが正常に働かないときの
ハイブリッドシステムの始動の方
法で(→ P. 391)パワースイッ
チに電子キーをふれた
→ ブザーが鳴ってから 10 秒以内
にパワースイッチを押す
1 回
―
パワースイッチを押してから約 3
秒以内にステアリングロックが解
除できなかった
→ ブレーキペダルを踏んでシフ
トレバーが P に入っているこ
とを確認し、ハンドルを左右に
まわしながらパワースイッチ
を短く確実に押す
1 回
―
シフトレバーが P 以外の状態でパ
ワースイッチを OFF にした
→ シフトレバーを P にする
1 回
―
シフトレバーが P 以外で “ パワー
スイッチ ” を OFF にしたあとシ
フトレバーを P に移動した
→ パワースイッチを OFF にする
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(点滅)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
360
7-2. 緊急時の対処法
■
警告メッセージについて
文中の警告メッセージの表示は、使用状況や車両の仕様により実際の表示と異な
る場合があります。
■
警告ブザーについて
状況によっては、外部の騒音やオーディオの音などにより、ブザー音が聞こえな
い場合があります。
知識
361
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは(タイヤパンク応急修理キット
装着車)
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されてい
ません。
タイヤがパンクしたときは、タイヤパンク応急修理キットで応急修理す
ることができます。釘やねじなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急
修理できます。(パンク補修液1本につき、応急修理できるタイヤは 1
本です。)パンクしたタイヤの損傷状況により、応急修理キットでは応急
修理できない場合があります。(→ P. 362)
タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。タイヤパンク応急修理キットに
よる応急修理は、一時的な処置です。できるだけ早くタイヤを修理・交
換してください。
警告
■
タイヤがパンクしているとき
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。
短い距離でもパンクしたタイヤで走行すると、タイヤおよびホイールが損傷し
修理できなくなります。パンクした状態で走行を続けると、タイヤ側面に円周
状の溝ができる場合があります。この状態で応急修理キットを使用すると、タ
イヤが破裂し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
362
7-2. 緊急時の対処法
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをしっかりかける
●
シフトレバーを P に入れる
●
ハイブリッドシステムを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる(→ P. 329)
●
タイヤの損傷程度を確認する
釘やネジなどが刺さっている場
合のみ、タイヤを応急修理してく
ださい。
・ タイヤに刺さっている釘やネ
ジなどは抜かないでください。
抜いてしまうと穴が大きくな
りすぎ、応急修理ができなくな
ることがあります。
・ パンク補修液がもれないようにするため、パンク箇所が分かってい
る場合は、パンク箇所が上になるように車両を移動してください。
■
応急修理キットで修理できないパンク
次の場合は、応急修理キットでは応急修理できません。トヨタ販売店にご連絡く
ださい。
●
タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき
●
タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき
●
タイヤがホイールから明らかにはずれているとき
●
タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき
●
ホイールが破損しているとき
●
2 本以上のタイヤがパンクしているとき
●
1 本のタイヤに 2 箇所以上の切り傷や刺し傷があるとき
応急修理する前に
知識
363
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
※
ジャッキの使い方 ( → P. 382)
タイヤパンク応急修理キットと工具の位置
けん引フック
ホイールナットレンチ
ジャッキハンドル
※
タイヤパンク応急修理キット
364
7-2. 緊急時の対処法
タイヤパンク応急修理キットの内容/各部の名称
4
3
5
6
2
7
1
ホース
空気逃がしキャップ
空気圧計
電源スイッチ
電源プラグ
速度制限ラベル
パンク補修液注入済ラベル
365
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
アジャスタブルデッキボード
★
を持ち上げ、留める(
→
P. 266)
フロアボードを取りはずす
タイヤパンク応急修理キットを
取り出す
タイヤパンク応急修理キットの取り出し方
1
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
2
3
366
7-2. 緊急時の対処法
応急修理キットを取り出す
パンクしたタイヤのバルブから
バルブキャップを取りはずす
ボトルの保護フィルムをはがし
ホースをのばす
ボトルのホースから空気逃がし
キャップを取りはずす
ボトルに同封されているパンク補修液
注入済ラベルは指定の位置へ貼り付け
ます。(
へ)空気逃がしキャップは
再度使用するため、なくさないように
保管してください。
ボトルのホースをパンクしたタ
イヤのバルブに接続する
ホース 先端を時計ま わりにまわ して
しっかりと最後までねじ込む。
応急修理するときは
1
2
3
9
4
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