Toyota Mirai (2017 year). Instruction japanese — part 26
399
8-2. 緊急時の対処法
8
万一の場合には
■
高水温警告灯が点滅または点灯したとき
安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、FC システムを
停止する
蒸気の発生や冷却水もれがある場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを
開ける
蒸気の発生や冷却水もれがない場合:
注意してボンネットを開ける
FC システムが十分に冷えてか
ら、ラジエーターコア部(放熱
部)やホースなどからの冷却水
もれを点検する
サブラジエーター
ラジエーター
ファン
多量の冷却水もれがある場合は、た
だちにトヨタ販売店に連絡してくだ
さい。
FCスタック用冷却水の量がFC
スタック用リザーバータンク
の“FULL”
(上限)と“LOW”
(下限)の間にあるかを点検す
る
FCスタック用リザーバータ
ンク
“FULL”(上限)
“LOW”(下限)
FC スタック用冷却水量が減っている場合:
トヨタ販売店に連絡する
FC スタック用冷却水量が減っていない場合:
最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける
対処方法
400
8-2. 緊急時の対処法
FC スタック用冷却水が減ってい
ても絶対に補充しないでくださ
い
■
マルチインフォメーションディスプレイに「FC システム高温出力制限
中です」が表示されたとき
安全な場所に停車し、エアコンを OFF にしてから、FC システムを
停止する
蒸気の発生や冷却水もれがある場合:
蒸気が出なくなったことを確認してから、注意してボンネットを
開ける
蒸気の発生や冷却水もれがない場合:
注意してボンネットを開ける
FC システムが十分に冷えてか
ら、ラジエーターコア部(放熱
部)やホースなどからの冷却水
もれを点検する
ラジエーター
ファン
多量の冷却水もれがある場合は、た
だちにトヨタ販売店に連絡してくだ
さい。
インバーター用冷却水の量が
インバーター用リザーバータ
ン ク の“FULL”(上 限)と
“LOW”(下限)のあいだにあ
るかを点検する
インバーター用リザーバー
タンク
“FULL”(上限)
“LOW”(下限)
401
8-2. 緊急時の対処法
8
万一の場合には
インバーター用冷却水が不足
している場合は、インバーター
用冷却水を補充する
インバーター用冷却水がない場合
は、応急措置として水を補充してく
ださい。
FC システムを始動し、エアコンを作動させてラジエーター冷却用の
ファンが作動しているか、およびラジエーターコアやホースなどか
ら冷却水もれがないことを再度確認する
FC システムが冷えた状態での始動直後は、エアコンを ON にすることでファン
が作動します。ファンの音や風で確認してください。わかりにくいときは、エ
アコンの ON・OFF をくり返してください。
(ただし、氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります)
ファンが作動していない場合:
すぐに FC システムを停止し、トヨタ販売店に連絡する
ファンが作動している場合:
最寄りのトヨタ販売店で点検を受ける
警告
■
モータールームを点検しているとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
●
モータールームから蒸気が出ている場合は、蒸気が出なくなるまでボンネット
を開けないでください。モータールーム内が高温になっています。
●
FCシステムを停止したときは、READYインジケーターが消灯していることを
確認してください。
FC システムが作動していると、冷却ファンが急にまわり出すことがあります。
ファンなどの回転部分にふれたり、近付いたりすると、手や着衣(特にネクタ
イ・スカーフ・マフラーなど)が巻き込まれたりして、重大な傷害を受けるお
それがあり危険です。
●
FC システムおよびラジエーターが熱い場合は冷却水リザーバータンクのキャッ
プやラジエーターキャップを開けないでください。
高温の蒸気や冷却水が噴き出すおそれがあります。
402
8-2. 緊急時の対処法
注意
■
インバーター用冷却水を入れるとき
FC システムが十分に冷えてからゆっくり入れてください。
FC システムが熱いときに急に冷たいインバーター用冷却水を入れると、FC シ
ステムが損傷するおそれがあります。
■
冷却系統の故障を防ぐために
次のことをお守りください。
●
異物(砂やほこりなど)を冷却水に混入させない
●
インバーター用冷却水に冷却水用添加剤を使用しない
●
FC スタック用冷却水の補充は、トヨタ販売店におまかせください。
●
FC スタック用冷却水には、水や他の冷却水を補充しないでください。また、
冷却水用添加剤は使用しないでください。
403
8-2. 緊急時の対処法
万一の場合には
8
スタックしたときは
パーキングブレーキをかけシフトポジションを P にして、FC システム
を停止する
前輪周辺の土や雪などを取り除く
前輪の下に木や石などをあてがう
FC システムを再始動する
シフトポジションを D または R に入れ、パーキングブレーキを解除し
て注意しながらアクセルペダルを踏む
■
脱出しにくいとき
ぬかるみや砂地・雪道などでタイヤが空転したり埋まり込んで動けなく
なったときは次の方法を試みてください。
知識
を押してTRCをOFFにしてください。
警告
■
脱出するとき
前進と後退をくり返してスタックから脱出する場合、他の車・ものまたは人と
の衝突を避けるため周囲に何もないことを確認してください。
スタックから脱出するとき、車が前方または後方に飛び出すおそれがあります
ので、特に注意してください。
■
シフトレバーを操作するとき
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
車が急発進し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
404
8-2. 緊急時の対処法
注意
■
トランスミッションやその他の部品への損傷を避けるために
●
タイヤが空転するのを避け、必要以上にアクセルペダルを踏まないでくださ
い。
●
上記の方法で脱出できなかった場合、けん引による救援が必要です。
車両情報
405
9
9-1. 仕様一覧
メンテナンスデータ
(指定燃料・液量など). . 406
9-2. カスタマイズ機能
ユーザーカスタマイズ
機能一覧. . . . . . . . 409
9-3. 初期設定
初期設定が必要な項目 . . ...416
406
9-1. 仕様一覧
メンテナンスデータ(指定燃料・液量など)
※
水素タンク容量は 122.4L で、約 5kg の圧縮水素ガスが貯蔵可能です。 ただ
し、充 てん 時のガ ス温度 上昇に よるガ ス密度 低下に より、充 てん圧 力が
70MPa の水素ステ−ションで充てんした場合、使用可能水素量は約 4.3kg
で 5kg より少なくなります。
なお、2016 年度以降の水素ステーションでは、充てん圧力を 82MPa まで
上昇させることができるため、ガス密度低下分が減少し、使用可能水素量は約
4.6kg まで増加予定です。
■
FC スタック用冷却水について
●
高電圧である FC スタックを安全に冷却するために、FC スタック用
冷却水は絶縁性の高い専用品です
●
水や他の種類の冷却水は故障の原因になりますので、絶対に入れな
いでください
●
冷却水の交換は不要です
●
ラジエーターから抜き取った冷却水は、再使用しないでください
●
冷却水は無色です
●
FC スタック用冷却水の補充・交換は、トヨタ販売店にご相談ください
使用する液類の品質により、お車の寿命は著しく左右されます。
お車には、最も適した弊社純正液類(以下、
「指定銘柄」といいます)の
ご使用をおすすめします。
指定銘柄以外を使用される場合は、指定銘柄に相当する品質のものをご
使用ください。
燃料
指定燃料
容量(参考値)
圧縮水素ガス
122.4L (約 5kg)
※
ラジエーター
指定銘柄
容量[L](参考値)
トヨタ純正 FC スタッククーラント
凍結保証温度
濃度 50% − 35qC
FC スタック
19.6
トヨタ純正スーパーロングライフクーラント
凍結保証温度
濃度 50% − 35qC
インバーター
4.7
407
9
9-1. 仕様一覧
車両情報
※
交換が必要な際はトヨタ販売店にご相談ください
■
ブレーキフルード
■
ブレーキペダル
※
READY インジケーターが点灯している状態で、196N(20kgf)の踏力を
かけたときの床板とのすき間の最小値
■
パーキングブレーキ
※
ノッチとは、パーキングブレーキをかけるときの節度(“カチッ”という音)
のことです。
注意
トランスミッション
FC スタックの冷却水は、FC スタック専用
品です。水や他の種類の冷却水を入れると、
故障の原因になりますので、絶対に入れな
いでください。冷却水が不足している場合
は、ただちにトヨタ販売店にご連絡くださ
い。
指定銘柄
容量[L](参考値
※
)
トヨタ純正オートフルード WS
4.2
ブレーキ
指定銘柄
トヨタ純正ブレーキフルード 2500H-A
項目
基準値[mm]
遊び
1 ∼ 6
踏み込んだときの床板とのすき間
※
84
項目
基準値(回数)
踏みしろ
操作力 300N(31kgf)のときのノッチ
※
数
7 ∼ 10
408
9-1. 仕様一覧
※
表に記載のないランプは LED を採用しています。
ウォッシャータンク
容量 [L](参考値)
3.0
タイヤ・ホイール
タイヤサイズ
ホイール
サイズ
タイヤが冷えている
ときの空気圧
kPa(kg/cm
2
)
前輪
後輪
215/55R17 94W
17 × 7J
230
(2.3)
230
(2.3)
電球(バルブ)
※
電球
W(ワット)数
車外
リヤフォグランプ
★
21
車内
バニティランプ
8
フロントインテリアランプ/パーソナルランプ
8
リヤインテリアランプ
8
ドアカーテシランプ
5
トランクランプ
5
車両仕様
名称
型式
駆動方式
MIRAI
JPD10
前輪駆動
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
409
9
車両情報
9-2. カスタマイズ機能
ユーザーカスタマイズ機能一覧
操作するときは、安全な場所に停車してシフトポジションを P にして、
パーキングブレーキをかけた状態で行ってください。
■
マルチインフォメーションディスプレイで設定するには
メーター操作スイッチ(→ P. 108)の
または
を押して
「設定」(→ P. 107)を選択する
または
を押してメーターカスタマイズを選択し、 を押す
または
を押して変更する項目を選択し、 を押す
または
を押して設定したい項目を選択し、 を押す
設定を終了する場合は、
を押します。
お車に装備されている各種の機能は、ご希望に合わせてトヨタ販売店で
作動内容を変更することができます。また、マルチインフォメーション
ディスプレイの操作により、設定を変更することができる機能もありま
す。
設定変更のしかた
410
9-2. カスタマイズ機能
機能によっては、他の機能と連動して設定がかわるものもあります。詳
しくはトヨタ販売店へお問い合わせください。
マルチインフォメーションディスプレイで設定変更可能
車両のスイッチ操作で設定変更可能
トヨタ販売店で設定変更可能
■
ドアロック(→ P. 119, 390)
■
スマートエントリー&スタートシステム、ワイヤレスドアロック共通
(→ P. 119, 129)
車両カスタマイズ設定一覧
機能の内容
初期設定
変更後
メカニカルキーによる解錠
1 回で
全ドア解錠
1 回で運転席ドア解
錠、連続 2 回で全ド
ア解錠
―
―
○
車速感応オートドアロック
あり
なし
―
―
○
シフトポジションを P 以外
にしたときの全ドア施錠
なし
あり
―
―
○
シフトポジションを P にし
たときの全ドア解錠
あり
なし
―
―
○
運転席ドアを開けたときの
全ドア解錠
なし
あり
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
ドアを施錠・解錠したとき
の非常点滅灯の点滅
あり
なし
―
―
○
ドアを施錠・解錠したとき
の作動確認ブザー音量
音量 5
消音
―
―
○
音量 1(小)
∼音量 7(大)
解錠後、ドアを開けなかっ
たときの自動施錠までの時
間
30 秒
60 秒
―
―
○
120 秒
半ドア警告ブザー
あり
なし
―
―
○
411
9
9-2. カスタマイズ機能
車両情報
■
スマートエントリー&スタートシステム(→ P. 129)
■
ワイヤレスドアロック(→ P. 119, 125)
■
パワーウインドウ(→ P. 152)
■
マイコンプリセットドライビングポジションシステム(→ P. 137)
機能の内容
初期設定
変更後
スマートエントリー&ス
タートシステム
あり
なし
―
―
○
解錠ドアの選択
全席
運転席
―
○
○
連続してできる施錠操作
の回数
2 回
無制限
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
ワイヤレス機能
あり
なし
―
―
○
ワイヤレスリモコンのド
ア解錠ボタン操作
1 回で
全ドア解錠
1 回で運転席ドア解
錠、連続 2 回で全ド
ア解錠
―
―
○
ワイヤレスリモコンのト
ランク開ボタン操作
1 回押し続
ける(短)
1 回押し
―
―
○
2 回押し
1 回押し続ける(長)
OFF
機能の内容
初期設定
変更後
メカニカルキー連動開閉
機能
なし
あり
―
―
○
ワイヤレスリモコン連動
開閉機能
なし
あり
―
―
○
窓開警告ブザー
あり
なし
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
降車時の運転席シート移
動量
標準
なし
―
―
○
少なめ
多め
メモリーコール機能と連
動するドアの選択
運転席ドア
全席(助手席)
―
―
○
412
9-2. カスタマイズ機能
■
ドアミラー(→ P. 148)
■
ランプ自動点灯・消灯システム(→ P. 184)
■
イルミネーション(→ P. 263)
機能の内容
初期設定
変更後
オート電動格納作動
ドアの
施錠・解錠
と連動
なし
―
―
○
パワースイッチ
と連動
リバース連動作動
あり
なし
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
ライトセンサーの感度
標準
− 2 ∼ 2
―
―
○
ランプを点灯するまでの時
間
標準
長め
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
ドアの開閉後に点灯してい
る室内灯が自動で消灯する
までの時間
15 秒
OFF
―
―
○
7.5 秒
30 秒
パワースイッチ OFF 後の室
内灯自動点灯機能
あり
なし
―
―
○
ドアを解錠したときの室内
灯自動点灯
あり
なし
―
―
○
電子キーを携帯して車両に
近づいたときの室内灯自動
点灯
あり
なし
―
―
○
車室内足元照明の点灯
あり
なし
―
―
○
シフト照明の点灯
あり
なし
―
―
○
413
9
9-2. カスタマイズ機能
車両情報
■
エアコン(→ P. 250)
機能の内容
初期設定
変更後
エアコンスイッチにタッチ
したときの反応
05(遅い)
01(速い)
∼ 05(遅い)
―
○
―
エアコンスイッチにタッチ
したときの操作音
あり
なし
―
○
―
エアコンスイッチを操作し
たときのポップアップ表示
あり
なし
―
○
―
AUTO スイッチが ON のと
き、外気導入と内気循環が
自動的に切りかわる
する
しない
―
―
○
414
9-2. カスタマイズ機能
■
メーター(→ P. 102)
※
メーター操作スイッチ(→ P. 108)の
を押すと、マルチインフォメーショ
ンディスプレイに画面表示をもどすメッセージが表示されます。
■
車両接近通報装置(→ P. 76)
■
クリアランスソナー(→ P. 220)
機能の内容
初期設定
変更後
言語
日本語
英語
○
―
―
イオンフィルタの交換時期
―
初期化する
○
―
―
割込表示
イ ン ス ト ル
メ ン ト パ ネ
ル照度調整
する
しない
○
―
―
ア ク セ サ
リ ー コ ン セ
ントの使用
する
しない
○
―
―
初期設定にもどす
―
する
○
―
―
メインディスプレイの分割
表示
しない
する
○
―
―
燃費履歴の月別履歴
―
消去する
○
―
―
エコダイアリーの日別履歴
―
消去する
○
―
―
エコダイアリーの月別履歴
―
消去する
○
―
―
カレンダーの年月日
―
調整する
○
―
―
画面を消す
―
消す
※
○
―
―
機能の内容
初期設定
変更後
通報の音量
音量小
消音
―
―
○
音量大
―
―
○
機能の内容
初期設定
変更後
リヤセンサーが感知する距
離
約 150cm
以内
約 60cm 以内
―
―
○
クリアランスソナー作動時
のブザー音量
音量 3(中)
音量 1(小)
∼音量 5(大)
―
―
○
クリアランスソナー表示
表示
非表示
―
―
○
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