Toyota Spade (2017 year). Instruction japanese — part 25
383
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
それぞれの対処方法に従って処置し、警告灯が消灯するのを確認してく
ださい。
ただちに処置してください。
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
警告ブザー
警告灯
警告灯名・警告内容
対処方法
車内
車外
連続音 連続音
(黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
シフトレバーが P 以外の
状態で、エンジン スイッ
チを OFF にせずに電子
キーを持ち出したまま運
転席ドアが開閉された
・ シ フ ト レ バ ー
を P にする
・ 電 子 キ ー を 車
内にもどす
1 回
3 回
(黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
シフトレバーが P の状態
で、エンジン スイッチを
OFF にせずに運転席ドア
が開閉され電子キーを持
ち出した
エンジン スイッ
チを OFF にした
あと、電子キーを
車 内 か ら 持 ち 出
す
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
エンジン スイッチが OFF
以外の状態で運転席以外
のドアが開閉され同乗者
が電子キーを持ち出した
電 子 キ ー を 車 内
にもどす
1 回
連続音
(5 秒
間) (黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
エンジン スイッチを OFF
にせずに、電子キーを持
ち出してスマートエント
リー&スタートシステム
でドアを施錠しようとし
た
エンジン スイッ
チを OFF にした
あと、再度施錠す
る
384
7-2. 緊急時の対処法
警告ブザー
警告灯
警告灯名・警告内容
対処方法
車内
車外
1 回
―
(15 秒間
黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
電子キーを携帯していな
い状態でエンジンを始動
しようとした
電 子 キ ー を 携 帯
し て エ ン ジ ン を
始動する
9 回
―
(黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
電子キーが車室内にない
状態で走行をはじめた
車 室 内 に 電 子
キ ー が あ る か 確
認する
1 回
―
(15 秒間
黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
電子キーの電池残量が少
ない
新 し い 電 池 と 交
換する
(oP. 335)
1 回
―
(15 秒間緑
色に速点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
ステアリングロックが解
除できなかった
ス テ ア リ ン グ
ロ ッ ク を 解 除 す
る(oP. 158)
1 回
―
(30 秒間
黄色点滅)
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
・ メカニカルキーで解錠
してエンジン スイッチ
を押したとき、車室内で
電子キーを検知できな
かった
・ エンジン スイッチを押
したとき、車室内で電子
キーを検知できないこ
とが 2 回連続で続いた
ブ レ ー キ ペ ダ ル
を踏みながら、電
子 キ ー で エ ン ジ
ン スイッチにふ
れる
(oP. 414)
385
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
●
助手席に乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検
知して警告灯が点滅することがあります。
●
助手席に座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しない
ことがあります。
■
パワーステアリング警告灯/警告ブザーについて
バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に警告灯
が点灯し、警告ブザーがなることがあります。
知識
警告
■
パワーステアリング警告灯が点灯したとき
ハンドル操作が非常に重くなることがあります。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強
く操作してください。
386
7-2. 緊急時の対処法
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
シフトレバーを P に入れる
●
エンジンを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
パンクしたときは(スペアタイヤ装着車)
パンクしたタイヤを、備え付けの応急用タイヤと交換してください。
(タイヤについての詳しい説明は P. 329 を参照してください)
警告
■
タイヤがパンクしたときは
パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。
ジャッキで車体を持ち上げる前に
387
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
X
FF 車(前輪駆動)
X
4WD 車(4 輪駆動)
工具とジャッキの位置
ジャッキ
ジャッキハンドル
応急用タイヤ
けん引フック
ホイールナットレンチ
BTO72CV029
4
5
3
2
1
1
2
3
4
5
応急用タイヤ
ジャッキ
けん引フック
ホイールナットレンチ
ジャッキハンドル
BTO72CV030
4
5
3
2
1
1
2
3
4
5
388
7-2. 緊急時の対処法
警告
■
ジャッキの使用について
次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない
●
備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない
●
ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける
●
ジャッキで支えられている車の下に体を入れない
●
車がジャッキで支えられている状態で、エンジンを始動したり車を走らせない
●
車内に人を乗せたまま車を持ち上げない
●
車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない
●
車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない
●
車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する
●
車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる
389
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
X
FF 車(前輪駆動)
デッキボードを取りはずす(oP. 277)
袋をはずす
ジャッキをゆるめて取りはずす
ゆるむ
締まる
X
4WD 車(4 輪駆動)
デッキボードを取りはずす(oP. 277)
ゴムベルトをはずし、ジャッキを
取りはずす
ジャッキの取り出し方
1
BTO72CU061
2
1
2
BTO72CU011
3
1
2
1
BTO72CU012
ゴムベルト
2
390
7-2. 緊急時の対処法
デッキボードを取りはずす(oP. 277)
クッションを取りはずし、留め具
を取りはずす
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。
応急用タイヤの取り出し方
1
BTO72CU062
留め具
クッション
2
警告
■
応急用タイヤを収納するとき
ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。
パンクしたタイヤの交換
1
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
391
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
フルホイールキャップをはずす
*
*
スチールホイールのみ
傷が付くのを防ぐため、ホイールナッ
トレンチの先端に布などを巻いて保護
してください。
ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める
ジャッキの A 部を手でまわして、
ジャッキ溝をジャッキセット位
置にしっかりかける
タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる
BTO72CU015
2
BTO72CU016
3
A
BTO72CV012
4
BTO72CU018
5
392
7-2. 緊急時の対処法
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの表面に傷が付かないよう表面
を上にします。
ホイール接触面の汚れをふき取
る。
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
BTO72CU019
6
警告
■
タイヤ交換について
●
走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれない
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ ねじ部にオイルやグリースを塗らない
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイール
が落下するおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場
合はふき取ってください。
・ ホイールの交換後は、すぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナット
を締める
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
タイヤの取り付け
BTO72CU020
1
393
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
応急用タイヤを取り付け、タイヤががたつかない程度まで手でナット
を仮締めする
フルホイールキャップ装着車の
スチールホイールからスチール
ホイールにかえるとき(応急用タ
イヤを含む):
ナットのテーパー部がホイール
のシート部に軽くあたるまでま
わす
フルホイールキャップ非装着車
のスチールホイールからスチー
ルホイールにかえるとき(応急用
タイヤを含む):
ナットのテーパー部がホイール
のシート部に軽くあたるまでま
わす
アルミホイールから応急用タイ
ヤにかえるとき:
ナットのテーパー部がホイール
のシート部に軽くあたるまでま
わす
ア ル ミ ホ イ ー ル か ら ア ル ミ ホ
イールにかえるとき:
ナットの座金がホイールにあた
るまでまわす
2
BTO72CU055
テーパー部
シート部
BTO72CU056
テーパー部
シート部
BTO72CU022
シート部
テーパー部
BTO72CU023
ホイール
座金
394
7-2. 緊急時の対処法
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける
締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)
フルホイールキャップを取り付
ける
*
タイヤのバルブ(空気口)に切り欠き
を合わせてフルホイールキャップを確
実に取り付ける。
*
スチールホイールのみ(応急用タイヤ
に取り付けることはできません)
すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する
■
応急用タイヤについて
●
タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。
●
空気圧を必ず点検してください。(oP. 433)
■
雪道・凍結路で前輪がパンクしたとき
後輪を応急用タイヤに交換する
パンクした前輪をはずした後輪に交換する
タイヤチェーンを前輪に装着する
BTO72CU024
3
3
4
1
2
BTO72CU057
4
BTO72CU026
5
知識
6
1
2
3
395
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
応急用タイヤを使用するとき
●
必ず指定サイズを使用してください(oP. 433)
●
お客様の車専用になっているため、他の車には使用しないでください。
●
同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。
●
できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。
●
急加速、急ハンドル、急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。
■
応急用タイヤを装着しているとき
正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。
また、次のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響を与えるおそれがあります。
・ 4WD システム
★
■
応急用タイヤ使用時の速度制限
応急用タイヤを装着しているときは、100km/h 以上の速度で走行しないでく
ださい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
注意
■
応急用タイヤ装着中は段差に注意
応急用タイヤ装着中は、標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。
段差を乗りこえるときはご注意ください。
■
タイヤチェーンの装着について
応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体にあたり、車を損傷したり走行に悪影響をおよぼしたり
するおそれがあります。
・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ EPS
・ PCS(プリクラッシュセーフティ
システム)
・ LDA(レーンディパーチャー
アラート)
・ TRC
・ VSC
・ オートマチックハイビーム
396
7-2. 緊急時の対処法
パンクしたときは(タイヤパンク応急修理キット装着車)
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されてい
ません。
タイヤがパンクしたときは、タイヤパンク応急修理キットで応急修理す
ることができます。釘やネジなどが刺さった程度の軽度なパンクを応急
修理できます。(パンク補修液 1 本につき、応急修理できるタイヤは 1
本です)
タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。
警告
■
タイヤがパンクしたときは
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。
397
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
●
地面が固く平らで安全な場所に移動する
●
パーキングブレーキをかける
●
シフトレバーを P に入れる
●
エンジンを停止する
●
非常点滅灯を点滅させる
●
タイヤの損傷程度を確認する
釘やネジなどが刺さっている場
合のみ、タイヤを応急修理してく
ださい。
・ タイヤに刺さっている釘やネ
ジなどは抜かないでください。
抜いてしまうと穴が大きくな
りすぎ、応急修理ができなくな
ることがあります。
・ パンク補修液がもれないよう
にするため、パンク箇所が分
かっている場合は、パンク箇所
が上になるように車両を移動
してください。
応急修理する前に
BTO72CU033
398
7-2. 緊急時の対処法
■
応急修理キットで修理できないパンク
次の場合は、応急修理キットでは応急修理できません。トヨタ販売店にご連絡く
ださい。
●
タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき
●
タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき
●
タイヤがホイールから明らかにはずれているとき
●
タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき
●
ホイールが破損しているとき
●
2 本以上のタイヤがパンクしているとき
●
1 本のタイヤに 2ヶ所以上の切り傷や刺し傷があるとき
知識
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