Toyota C-HR (2017 year). Instruction japanese — part 19
287
5
室内装備・機能
5-4. その他の室内装備の使い方
その他の室内装備
前方をさえぎるには、バイザーを
下ろす
側方をさえぎるには、バイザーを
下ろした状態でフックからはず
し、横へまわす
カバーをスライドして開ける
バニティランプ装着車:カバーを開け
るとランプが点灯します。
サンバイザー
バニティミラー
288
5-4. その他の室内装備の使い方
ボタンを押して時刻を調整するこ
とができます。
“ 時 ” を調整する
“ 分 ” を調整する
“ 分 ” を 00 にする
※
※
(例) 1:00 ∼ 1:29 → 1:00
1:30 ∼ 1:59 → 2:00
●
パワースイッチがアクセサリーまたは ON モードのときに、時刻が表示されま
す。
●
補機バッテリー端子の脱着をしたときに、時計は自動的に 1:00 にセットされ
ます。
時計
知識
289
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
DC12V / 10A(消費電力 120W)未満の電気製品を使用するときの
電源としてお使いください。
レバーを引いてフタを持ち上げ
る
フタを開ける
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのときに、使用することが
できます。
アクセサリーソケット
1
2
知識
注意
●
ショートや故障を防ぐために、アクセサリーソケットに異物が入ったり、飲料
水などがかかったりしないように、使用しないときは、フタを閉めておいてく
ださい。
●
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、アクセサリーソケットを長時間使用しないでください。
290
5-4. その他の室内装備の使い方
天井に取り付けられているアシス
トグリップは、走行中にシートに
座っている状態で体を支えるとき
にお使いください。
ハンドルにあるスイッチで、オー
ディオや、ナビゲーションシステム
を操作することができます。
装着されているオーディオ・ナビ
ゲーションシステムによっては、操
作が異なる場合があります。詳しく
は製品に付属の取り扱い説明書を
ご覧ください。
アシストグリップ
警告
アシストグリップは、乗降時やシートから立ち上がるときなどに使用しないで
ください。
注意
破損を防ぐために、アシストグリップに過度の負荷をかけないでください。
ステアリングスイッチ
警告
運転中にステアリングスイッチを操作するときは、十分注意してください。
291
5
室内装備・機能
5-4. その他の室内装備の使い方
アクセサリーコンセント
★
◆
各部の名称
パワースイッチ(→ P. 150)
AC100V スイッチ
室内コンセント(コンソールボックス後方)
アース端子
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
車内において、AC100V で最大消費電力 1500W 以下の電気製品を使
うときの電源としてお使いください。
292
5-4. その他の室内装備の使い方
パーキングブレーキがかかっていることを確認し、ブレーキペダルを
しっかり踏みながらパワースイッチを押す(→ P. 150)
READY インジケーターが点灯し
たことを確認し、AC100Vスイッ
チを押す
AC100V スイッチ上の作動表示灯が
点灯し、使用可能な状態になります。
AC100V スイッチを押すたびにコン
セントのON/OFFが切りかわります。
フタを開けて電気製品の電源プラ
グをコンセントの奥までしっかり
差し込む
アース線のある電気製品を使用すると
きは、アース線をアース端子に接続し
てください。
次の手順をお守りください。
使用している電気製品の電源を OFF にする
AC100V スイッチを押して OFF にする
コンセントから電源プラグを取りはずす
コンセントのフタを閉める
コンセントを ON するとき
1
2
電気製品の電源プラグを接続するとき
コンセントを OFF するとき
1
2
3
4
293
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
使用条件
READY インジケーターが点灯しているとき
■
アイドリングストップ条例について
駆動用電池の残量減少などにより、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部地域では、駐車または停車中にエンジンを始動させた場合、条例に触れるお
それがありますのでご注意ください。駐車中または停車中のアクセサリーコンセ
ントの使用については関係する自治体に確認した上で、適切に使用してくださ
い。
■
アクセサリーコンセントについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。電気製
品を使用するときは、すべてのコンセントに接続されている電気製品の消費電
力合計を 1500W 以下にしてください。規定容量をこえる電気製品を使用する
と、保護機能が働き、コンセントが使用できなくなります。
●
使用する電気製品によっては、大きな電流が流れ、瞬間電力が 1500W をこえ
るときがあります。
この場合、保護機能が働き、コンセントが使用できなくなることがありますが
故障ではありません。
●
使用する電気製品によっては、テレビやラジオに雑音が入ることがあります。
●
コンセントの電圧は市販のテスターでは正常な電圧を計測できません。電圧の
確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
コンセントを使用中、リヤシート付近から冷却用ファンの音がすることがあり
ますが、異常ではありません。
知識
294
5-4. その他の室内装備の使い方
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下でも正常に作動
しないおそれがあります。
●
起動時の電力が大きい電気製品
●
精密なデータ処理をする計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器など、コンセントの出力が連続して必要な電気製品
■
コンセントが使用できないとき
AC100V スイッチを押しても作動表示灯が点灯しない場合、保護機能が働いて
いることが考えられます。
この場合、まず次の処置を行ってください。
●
電気製品の電源プラグを抜き、すべてのコンセントの使用電力合計が 1500W
以下になっているかを確認し、再度 AC100V スイッチを押してください。
●
電気製品の電源プラグを抜き、製品自体が故障していないかを確認して、再度
AC100V スイッチを押してください。
●
駆動用電池の残量を確認してください(→ P. 94)。残量が少ない場合は、シフ
トレバーを P にして、駆動用電池の残量を回復させ、再度 AC100V スイッチ
を押してください。
●
炎天下に放置した直後など、車内が高温になっている場合は、エアコンを使用
するなどして車内を十分に換気し車内温度を下げ、しばらくしてから再度、
AC100V スイッチを押してください。
●
特に外気温が低いときは、駆動用電池を保護するため、コンセントを使用でき
ないことがあります。その場合は、しばらく走行して、駆動用電池を温めてか
ら使用してください。
以上の処置を行ってもコンセントが使用できない場合は、トヨタ販売店で点検を
受けてください。
■
電源周波数について
車両側の電源周波数は、50Hz に設定されています。
電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50 / 60Hz)機能があるので、
車両と電気製品の電源周波数を同じにしてください。
車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
295
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
警告
■
安全にお使いいただくために
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
走行中、次のような場合は、電気製品を使用しないでください。また、電気製
品を確実に固定できない状態で使用しないでください。
・ わき見運転など、安全運転のさまたげになる場合(テレビ・ビデオ・DVD
など)
・ 急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、固定の不完全な電気製品
の転倒・落下による事故や、発熱により火災・やけどなどのおそれがある
場合(トースター・電子レンジ・電熱器・ポット・コーヒーメーカーなど)
・ ペダルの下に電気製品が入り込み、ブレーキペダルが踏めなくなるおそれ
がある場合(ドライヤー・AC アダプター・マウスなど)
●
窓を閉めたまま、蒸気が出る電気製品を使用しないでください。ガラスが曇っ
て視界が悪化し、運転に支障が出るなどのおそれがあります。また、他の電装
品に悪影響をおよぼすおそれがあります。やむを得ず使用するときは、車両を
停車した状態で窓を開けて使用してください。
●
故障した電気製品を使用しないでください。コンセントが使用できなくなるお
それがあります。
●
ぬれた手で電気製品の電源プラグを抜き差ししたり、ピンなどをコンセントに
差したりしないでください。また、コンセントに雨水・飲料水・雪などが付着
した場合は乾燥させてから使用してください。
●
コンセントの改造・分解・修理などはしないでください。また車両に搭載さ
れている AC100V インバーターを、市販の AC100V インバーターに交換
しないでください。修理についてはトヨタ販売店にご相談ください。
●
お子さまにコンセントをさわらせないでください。
●
コンセントにほこりやゴミが付着しないようにしてください。また、定期的に
コンセントを掃除してください。
●
電気製品の電源プラグをコンセントに差し込んでもゆるいときは、コンセント
を交換してください。交換についてはトヨタ販売店にご相談ください。
296
5-4. その他の室内装備の使い方
警告
■
駐車中または停車中に使用するとき
次のことをお守りください。お守りいただかないと、思わぬ事故の原因になる
おそれがあります。
●
パーキングブレーキをしっかりとかけて、シフトレバーを P にしていることを
確認してください。
●
電気製品を使用中に、READY インジケーターが点灯した状態のまま車両から
離れないでください。
●
ボンネットが閉まっていることを確認してください。
状況によってはエンジンが自動で始動するため排気管付近に近付いたり、荷物
を置いたりしないでください。また、エンジンルーム内に顔や手を近付けない
でください。ラジエーター冷却用のファンが急にまわりだすことがあります。
ファンの回転部分にふれたり、近付いたりすると、手や着衣(特にネクタイ・
スカーフ・マフラーなど)が巻き込まれるおそがあります。
●
燃えやすいものの近くで停車しないでください。
過熱した排気管で発火するおそれがあります
●
車庫内など換気が悪い場所や囲まれた場所(雪が積もった場所)などでは、酸
素欠乏や排気ガスの充満、滞留を防ぐため、給排気を可能とする関連装置など
を適切に設置して、使用してください。
●
給排気設備のない車庫内など換気が悪い場所や給排気設備のない囲まれた場
所(雪が積もった場所)などでは、酸素欠乏のおそれや排気ガスが充満した
り、滞留したりするおそれがあるため、使用しないでください。(→ P. 38)
●
車両をカーカバーなどで覆った状態で使用しないでください。
●
暖房器具などの電気製品を使用して、車中で泊まることはやめてください。
●
災害などによる非常時に電力が必要なときは非常時給電システムのご使用を
おすすめします。(→ P. 298)
■
接続する電気製品について
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。電源プラグや電気製品が故障しているときは使用しな
いでください。また、次のような機器は使用しないでください。
●
医療機器
車両状態によっては、一時的にコンセントの出力が断たれることがあります。
297
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
注意
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、正常に作動しなかったり、車両や電気製品が損傷したり
するおそれがあります。
■
ショートや故障を防ぐために
●
車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製
品を使用しないでください。熱により溶損や焼損のおそれがあります。
●
振動や熱などに弱い電気製品を車内で使用しないでください。
走行時の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそ
れがあります。
●
コンセントを使用しないときは、フタを閉めてください。コンセントに異物が
入ったり、飲料水などがかかったりすると、故障したり、ショートしたりする
おそれがあります。
●
コンセントに、二股などの分岐用コンセントを接続するなど、タコ足配線をし
ないでください。
■
特に外気温が高いとき
炎天下に放置した直後など、車内が高温になっている場合は、エアコンを使用
するなどして車内を十分に換気し車内温度を下げ、しばらくしてから再度、
AC100V スイッチを押してください。
■
特に外気温が低いとき
特に外気温が低いときは、駆動用電池を保護するため、コンセントを使用でき
ないことがあります。その場合は、しばらく走行して、駆動用電池をあたため
てから使用してください。
298
5-4. その他の室内装備の使い方
非常時給電システム
★
◆
各部の名称
パワースイッチ(→ P. 150)
AC100V スイッチ
室内コンセント(コンソールボックス後方)
アース端子
災害などによる非常時に電力が必要なとき、次の方法を行うことで、車
両の走行機能を停止した状態で給電ができます。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
299
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
給電作業は、次の内容をよくお読みいただいた上で、正しい手順に沿っ
て行ってください。
●
パーキングブレーキがかかっていること
●
パワースイッチが OFF になっていること
●
システム作動中はエンジンが作動するおそれがあるので、車庫内等、
換気の悪い場所を避け、換気のよい場所に駐車すること
●
地面が固く平らな場所に駐車すること
輪止めの使用をおすすめします。輪止めはトヨタ販売店で購入することができま
す。
●
盗難を防ぐために、車内やラゲージルーム内に貴重品などを放置しな
いこと
●
ボンネットが閉まっていること
ブレーキペダルを踏まずに、パ
ワースイッチを 2 回押して ON
モードにする
ブレーキペダルを踏んだまま、パワー
スイッチを押すと、非常時給電システ
ムは使用できません。
ON モードにしたあとは、シフトレバー
を 操 作 し な い で く だ さ い。シ フ ト レ
バーが P の位置にないと、非常時給電
システムを使用できません。
給電作業をする前に
非常時給電システムを起動するとき
1
300
5-4. その他の室内装備の使い方
READY インジケーターが点灯し
ていないことを確認し、AC100V
スイッチを 3 回連続で押す
READY インジケーター、AC100V ス
イッチ上の作動表示灯が点灯し、マル
チインフォメーションディスプレイに
非常時給電モードの表示がされ起動が
完了します。
AC100V スイッチを押す間隔が 1 秒
以上あいた場合、READY インジケー
ターが点灯せず、マルチインフォメー
ションディスプレイの表示がされない
ときがあります。この場合は、はじめ
から操作をやり直してください。
AC100V スイッチを 4 回以上連続で押した場合、作動表示灯が点灯しない場合が
あります。
その場合は再度、AC100V スイッチを押すと作動表示灯が点灯します。
起動が完了する前に運転席ドアの開または閉操作をした場合、非常時給電システム
起動直後、停止することがあります。この場合は、はじめから操作をやり直してく
ださい。
非常時給電システムを起動後、エアコンを ON にする(→ P. 266)
フタを開けて電気製品の電源プラ
グをコンセントの奥までしっかり
差し込む
電気製品の接続されていることがわか
るように助手席の窓から延長コードを
出すことをおすすめします。その場合
は、図で示すように接続されたコード
にたるみをもたせ、異常な張りが発生
しないようにしてください。
ただし、アース線のある電気製品を使
用するときは、アース線をアース端子
に接続してください。
窓ガラスを上昇させるときはパワーウィンドウスイッチで自動全閉を行わずに上
昇させ、コードを窓枠とガラスで挟み込まないように隙間を確保してください。
(→ P. 132)
非常時給電モード(走行
不可)換気できる平坦な
場所で使用ください
詳細は取扱書をお読みく
ださい
2
電気製品の電源プラグを接続するとき
3
301
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
●
AC100V スイッチを押すたびにコンセントの ON / OFF が切りかわ
ります。このとき、非常時給電モードは継続します。
●
AC100V スイッチ上の作動表示灯の点灯状態により、コンセントの
ON / OFF を確認できます。
次の手順をお守りください。
使用している電気製品の電源を OFF にする
AC100V スイッチを押して OFF にする
コンセントから電源プラグを取りはずす
コンセントのフタを閉める
パワースイッチを OFF にする
■
アイドリングストップ条例について
駆動用電池の残量減少などにより、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部地域では、駐車または停車中にエンジンを始動させた場合、条例に触れるお
それがありますのでご注意ください。非常時給電システムの使用については関係
する自治体に確認した上で、適切に使用してください。
一時的に給電を停止するとき
非常時給電システムを停止するとき
知識
1
2
3
4
5
302
5-4. その他の室内装備の使い方
■
非常時給電システムについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。電気製
品を使用するときは、すべてのコンセントに接続されている電気製品の消費電
力合計を 1500W 以下にしてください。規定容量をこえる電気製品を使用する
と、保護機能が働き、コンセントが使用できなくなります。
●
使用する電気製品によっては、大きな電流が流れ、瞬間電力が 1500W をこえ
るときがあります。
この場合、保護機能が働き、コンセントが使用できなくなることがありますが
故障ではありません。
●
使用する電気製品によっては、テレビやラジオに雑音が入ることがあります。
●
コンセントの電圧は市販のテスターでは正常な電圧を計測できません。電圧の
確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
コンセントを使用中、リヤシート付近から冷却用ファンの音がすることがあり
ますが、異常ではありません。
●
長時間給電直後には、動力性能や燃費などが一時的に悪化することがあります
が、異常ではありません。
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下でも正常に作動
しないおそれがあります。
●
起動時の電力が大きい電気製品
●
精密なデータ処理をする計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器など、コンセントの出力が連続して必要な電気製品
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