Toyota C-HR (2017 year). Instruction japanese — part 8
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3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
走行する前に
●
走行前にバックドアが閉まっていることを確認してください。
完全に閉まっていないと走行中に突然開き、車外のものにあたったり、荷物が
投げ出されたりして思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
ラゲージルームでお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病などを引き起こすおそれがあります。
●
お子さまにはバックドアの開閉操作をさせないでください。
不意にバックドアが開いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりするお
それがあります。
■
走行中の留意事項
●
走行中はバックドアを閉めてください。
開けたまま走行すると、バックドアが車外のものにあたったり荷物が投げ出さ
れたりして、思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
ラゲージルームには絶対に人を乗せないでください。
急ブレーキ・急旋回をかけたときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
バックドアの操作にあたって
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
●
バックドアを開ける前に、バックドアに張り付いた雪や氷などの重量物を取り
除いてください。開いたあとに重みでバックドアが突然閉じるおそれがありま
す。
●
バックドアを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。
●
人がいるときは、安全を確認し動かすことを知らせる「声かけ」をしてくださ
い。
●
強風時の開閉には十分注意してください。
バックドアが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがありま
す。
112
3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
警告
●
バックドアダンパーステーを持ってバックドアを閉めたり、ぶらさがったりし
ないでください。手を挟んだり、バックドアダンパーステーが破損したりし
て、思わぬ事故につながるおそれがあります。
●
バックドアにキャリアなどの重いものを取り付けると、開けたあとにドアが突
然閉じて、手・頭・首などを挟むおそれがあります。バックドアへのアクセサ
リー用品の取り付けは、トヨタ純正品を使用することをおすすめします。
注意
■
ダンパーステーについて
バックドアにはバックドアを支えるためのダンパーステーが取り付けられてい
ます。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため次のことをお守りください。
●
半開状態で使用すると、バックドアが突然
閉じて重大な傷害を受けるおそれがあり
ます。
特に傾斜した場所では、平坦な場所よりも
バックドアの開閉がしにくく、急にバック
ドアが開いたり閉じたりするおそれがあ
ります。必ずバックドアが全開で静止して
いることを確認して使用してください。
●
バックドアを閉めるときは、指などを挟ま
ないよう十分注意してください。
●
バックドアは必ず外から軽く押して閉め
てください。バックドアハンドルを持った
ままバックドアを閉めると、手や腕を挟む
おそれがあります。
●
ビニール片・ステッカー・粘着材などの異
物をステーのロッド部(棒部)に付着させ
ない
●
ロッド部を軍手などでふれない
●
バックドアにトヨタ純正品以外のアクセ
サリー用品を付けない
●
ステーに手をかけたり、横方向に力をかけ
たりしない
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3
各部の操作
3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
スマートエントリー&スタートシステム
●
ドアを解錠・施錠する(→ P. 102)
●
バックドアを解錠・施錠する(→ P. 108)
●
ハイブリッドシステムを始動する(→ P. 150)
■
アンテナの位置
電子キーをポケットなどに携帯していると、次の操作が行えます。
必ず運転者が携帯してください。
知識
車外アンテナ
車内アンテナ
ラゲージルーム外アンテナ
114
3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
■
作動範囲(電子キーの検知エリア)
:ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチ切りかえ時
車内で電子キーを携帯している場合に作動します。
■
警告音と警告表示について
誤操作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、警告音が鳴ったり、マルチイ
ンフォメーションディスプレイに警告が表示されることがあります。警告が表示
されたときは、ディスプレイの表示をもとに適切に対処してください。
警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次のとおりです。
■
マルチインフォメーションディスプレイに「スマートエントリー&スタートシス
テム故障 取扱書を確認」が表示されたときは
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
:ドアの施錠・解錠時
フロント席ドアハンドル/バックド
アオープン・ロックスイッチから周囲
約 70cm 以内で電子キーを携帯して
いる場合に作動します。(電子キーを
検知しているドアハンドルのみ作動
します)
警告音
状況
対処方法
車外から“ピー”と
5 秒間鳴る
い ずれ かのドア が開い て
い ると きにスマ ートエ ン
ト リー &スター トシス テ
ムで施錠しようとした
全ドアを閉めたあと、再度
施錠してください。
車内から “ ポーン、
ポーン”と鳴り続け
る
運 転席 ドアが開 いてい る
状 態で パワース イッチ を
ア クセ サリーモ ードに し
た(アクセサリーモードの
とき運転席ドアを開いた)
パワースイッチを OFF に
したあと、運転席ドアを閉
めてください。
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3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
3
各部の操作
■
節電機能
長期駐車時に電子キーの電池と車両の補機バッテリーあがりを防止するため、節
電機能が働きます。
●
次の状況では、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠に時間がか
かる場合があります。
・ 車の外約 2m 以内に電子キーを 10 分以上放置した
・ 5 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった
●
14 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった場合、運
転席以外での解錠ができなくなります。この場合は、運転席のドアハンドルを
握る、もしくは、ワイヤレス機能、メカニカルキーで解錠してください。
■
電子キーの節電モードについて
節電モードに設定すると、電子キーによる電波の受信待機を停止し、電子キーの
電池の消耗を抑えることができます。
電子キーの
を押しながら、 を2回押し、
電子キーのインジケータが 4 回光ることを
確認してください。
節電モード中は、スマートエントリー & ス
タートシステムを使用できません。節電モー
ドを解除するには、電子キーのいずれかのス
イッチを押してください。
長時間使用しない電子キーは節電モードに
設定しておくことをおすすめします。
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3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、イモビライザーシステムが正常に作動しない場
合があります。(対処方法:→ P. 398)
●
電子キーの電池が消耗しているとき
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
●
電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき
・ 無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器
●
リヤウインドウガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき
●
充電器など電子機器の近くに電子キーを置いた場合
●
コインパーキングに駐車しているとき
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3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
3
各部の操作
■
ご留意いただきたいこと
●
電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、次のような場合は正しく
作動しないことがあります。
・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎる、
または地面の近くや高い場所にある
・ バックドアを開けるときに電子キーが地面の近くや高い場所にある、または
リヤバンパー中央に近付きすぎた場合
・ ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチの切りかえ時に、電子
キーがインストルメントパネルやフロア上・ドアポケット、またはグローブ
ボックス内などに置かれている
●
インストルメントパネル上面やドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知され車外から施錠でき、電
子キーが車内に閉じ込められるおそれがあります。
●
電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも解錠・施
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外は解錠しません。
●
車外でも電子キーがドアガラスに近付いていると、ハイブリッドシステムを始
動できることがあります。
●
電子キーが作動範囲内にあるとき、洗車や大雨などでドアハンドルに大量の水
がかかると、ドアが解錠・施錠することがあります。
(ドアの開閉操作がなけれ
ば、解錠されても約 30 秒後に自動で施錠します)
●
ワイヤレスリモコンなどでの施錠時にキーが車両の近くにあると、スマートエ
ントリー&スタートシステムでの解錠ができないことがあります。
(ワイヤレス
リモコンを使用すると解錠できます)
●
手袋を着用していると解錠・施錠しないことがあります。
●
ロック操作は、連続で 2 回まで有効で、3 回目以降はロック動作しません。
●
電子キーを携帯したまま洗車をすると、水がドアハンドルにかかったときに施
錠・解錠をくり返すことがあります。その場合は次のような処置をしてくださ
い。
・ キーを車両から 2m 以上離れた場所に保管する(盗難に注意し保管してくだ
さい)
・ キーを節電モードに設定してスマートエントリー&スタートシステムの作動
を停止する(→ P. 115)
●
洗車機での洗車中にキーが車内にあると、水がドアハンドルにかかったときに、
マルチインフォメーションディスプレイに警報が表示され車外のブザーが吹鳴
することがあります。全てのドアを施錠すると警報は止まります。
●
ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着すると、センサーが反応しないこと
があります。その場合は氷や雪、泥を取り除いて再度操作してください。
118
3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
●
すばやいドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ入ってすぐのドア
ハンドル操作では、解錠しないことがあります。センサーにふれ解錠したこと
を確認してからドアハンドルを引いてください。
●
作動範囲内に他の電子キーがあるときは、ドアハンドルを握ってから解錠する
までの時間が少し長くなる場合があります。
■
長期間運転しないとき
●
盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。
●
あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。(→ P. 419)
●
長時間使用しない電子キーの電池消耗を抑えることができます。( → P. 115)
■
システムを正しく作動させるために
電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります)
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき
●
ドアの施錠・解錠:→ P. 398
●
ハイブリッドシステムの始動:→ P. 399
■
カスタマイズ機能
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 419)
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
●
ドアの解錠・施錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの解
錠・施錠ができます。
(→ P. 102, 398)
●
ハイブリッドシステムの始動・パワースイッチのモード切りかえ:→ P. 399
●
ハイブリッドシステムの停止:→ P. 151
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3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
電波がおよぼす影響について
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ
(→ P. 113)から約 22cm 以内に近付かないようにしてください。電波によ
り植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレー
タおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用される場合は、電波によ
る影響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波
により医療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。詳し
くはトヨタ販売店にお問い合わせください。
120
3-3. シートの調整
フロントシート
前後位置調整
リクライニング調整
クッション全体の上下調整(運転
席のみ)
腰部硬さ調整
★
調整のしかた
警告
■
シートを調整するとき
●
同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。
●
シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
■
リクライニング調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はきちんと固定されていることを確認してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装着の有無があります。
121
3
各部の操作
3-3. シートの調整
リヤシート
車を安全な場所に駐車する
しっかりとパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にします。
(→ P. 159)
フロントシートの位置・背もたれの角度を調整する(→ P. 120)
フロントシートの位置によっては、背もたれが後方に倒れていると、リヤシートの
操作時にあたる場合があります。
リヤシートのヘッドレストを下げる(→ P. 123)
ロック解除レバーを引きながら、背
もたれを倒す
シートベルトをシートベルトガイ
ドにかけて、シートとボデーのあい
だに挟まれないように操作してく
ださい。また、背もたれがロックさ
れるまで確実にもどしてください。
リヤシートは折りたたむことができます。
背もたれを倒す前に
背もたれを倒す
1
2
3
背もたれをもとにもどす
シートベルト
ガイド
122
3-3. シートの調整
警告
■
背もたれを前倒しするとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
走行中に前倒しをしない
●
平坦な場所で確実にパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にする
●
倒した背もたれの上やラゲージルームに人を乗せて走行しない
●
お子さまがラゲージルームに入らないよう注意する
●
シートに人が乗っている状態で背もたれを操作しない
●
操作中は、可動部や結合部に手足を挟まないように注意する
●
お子さまに操作させない
■
背もたれをもとの位置にもどしたあとは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
背もたれを前後に軽くゆさぶり、確実に固
定する
背もたれが確実に固定されていないとき
は、レバーに赤色が見えます。赤色が見え
ていないことを確認してください。
●
シートベルトを挟み込まないように背も
たれをもとにもどしてください。
シートベルトが背もたれ固定フックに挟
まり、シートベルトを損傷させるおそれが
あります。
123
3
各部の操作
3-3. シートの調整
ヘッドレスト
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しな
がら操作します。
フロントシート
解除ボタン
リヤシート
解除ボタン
124
3-3. シートの調整
■
ヘッドレストを取りはずすとき
解除ボタンを押しながら取りはずします。
■
ヘッドレストを取り付けるとき
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロック位置まで押し下げてください。
さらに下げるときは、解除ボタンを押しながら操作してください。
知識
X
フロントシート
X
リヤシート
X
フロントシート
X
リヤシート
解除ボタン
解除ボタン
解除ボタン
解除ボタン
125
3-3. シートの調整
3
各部の操作
■
ヘッドレストの高さについて ( フロント席 )
■
リヤ席のヘッドレストについて
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを必ず正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されている
ことを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
126
3-4. ハンドル位置・ミラー
ハンドル
ハンドルを持ち、レバーを下げる
ハンドルを上下・前後に動かし、
適切な位置にする
位置が決定したら、レバーを上げてハ
ンドルを固定してください。
ハ ン ド ル の
周 辺 部 を 押 す と
ホーンが鳴ります。
調整のしかた
1
2
ホーン(警音器)
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