Toyota Hiace Wagon (2016 year). Instruction japanese — part 8

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

3

各部の操作

警告

走行中の警告

走行中はバックドアを閉じてください。
開けたまま走行すると、バックドアが車外のものにあたったり荷物が投げ出さ
れたりして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
また、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害や死亡につながるおそれがあ
り危険です。走行前にバックドアが閉まっていることを必ず確認してくださ
い。

走行前にバックドアが完全に閉まっていることを確認してください。
バックドアが完全に閉まっていないと、走行中にバックドアが突然開き、思わ
ぬ事故につながるおそれがあり危険です。

ラゲージスペース、またはシートをスペースアップした場所

には絶対に人を

乗せないでください。
急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。

走行中は車内のドアハンドルを操作しないでください。
バックドアが開き車外に放り出されたりして、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。

スペースアップシート装着車のみ

お子さまを乗せているときは

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

ラゲージスペース、またはシートをスペースアップした場所

でお子さまを遊

ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病などを引き起こすおそれがあります。

お子さまにはバックドアの開閉操作をさせないでください。
不意にバックドアが動いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりするお
それがあります。

スペースアップシート装着車のみ

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

警告

バックドアの操作にあたって

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。

バックドアを開ける前に、バックドアに貼り付いた雪や氷などの重量物を取り
除いてください。開いたあとに重みでバックドアが突然閉じるおそれがありま
す。

バックドアを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。

人がいるときは、安全を確認し、動かすことを知らせる「声かけ」をしてくだ
さい。

強風時の開閉には十分注意してください。
バックドアが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがありま
す。

バックドアダンパーステーを持ってバックドアを閉めたり、ぶらさがったりし
ないでください。
手を挟んだり、バックドアダンパーステーが破損したりして、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。

バックドアにキャリアなどの重いものを取り付けると、開けたあとにドアが突
然閉じて、手・頭・首などを挟むおそれがあります。バックドアへのアクセサ
リー用品の取り付けは、トヨタ純正品を使用することをおすすめします。

半開状態で使用すると、バックドアが突然
閉じて重大な傷害を受けるおそれがあり
ます。特に傾斜した場所では、平坦な場所
よりもバックドアの開閉がしにくく、急に
バックドアが開いたり閉じたりするおそ
れがあります。必ずバックドアが全開で静
止していることを確認して使用してくだ
さい。

バックドアを閉めるときは、指などを挟ま
ないよう十分注意してください。

バックドアは必ず外から軽く押して閉め
てください。バックドアストラップで直接
バックドアを閉めると、手や腕を挟むおそ
れがあります。

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

3

各部の操作

警告

バックドアイージークローザー

について

ロックレバーが施錠側のときは、イージークローザー作動中に車内のドアハン
ドルを操作しても作動は停止しません。指などを挟まれないように注意してく
ださい。骨折など重大な傷害を受けるおそれがあります。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

バックドアが半ドア状態になったとき、
イージークローザーが作動し自動で完全
に閉まります。また、作動しはじめるまで
に数秒かかります。指などを挟まないよう
に注意してください。骨折など重大な傷害
を受けるおそれがあります。

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

注意

ダンパーステーについて

バックドアにはバックドアを支えるためのダンパーステーが取り付けられてい
ます。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため次のことをお守りください。

バックドアを操作するときは

車内のドアハンドルや、バックドアの下端に付いているロック部品などをつか
んで、バックドアを操作しないでください。ドアハンドルやロック部品などが
破損するおそれがあります。

バックドアイージークローザー

について

イージークローザーの作動中は無理な力をかけないでください。

ドアの開け閉めを短時間にくり返すとイージークローザーが作動しないこと
があります。この場合、一度ドアを開け、少し時間をおいてから閉め直すと作
動します。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ビニール片・ステッカー・粘着材などの異
物をステーのロッド部(棒部)に付着させ
ない

ロッド部を軍手などでふれない

バックドアにトヨタ純正品以外のアクセ
サリー用品を付けない

ステーに手をかけたり、横方向に力をかけ
たりしない

ダンパーステー

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3

各部の操作

3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

スマートエントリー&スタートシステム

アンテナの位置

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

電子キーをポケットなどに携帯すると、次の操作が行えます。必ず運転
者がキーを携帯してください。

ドアを施錠・解錠する (→ P. 88,107)

エンジンを始動する(→ 157)

知識

車外アンテナ

車内アンテナ

1
2

116

3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

作動範囲(電子キーの検知エリア)

シートからの高さ 15cm (助手席

およびセカンドシート)

警告音と警告表示について

誤操作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、警告音が鳴ったり、マルチイ
ンフォメーションディスプレイに警告が表示されたりすることがあります。警告
が表示されたときは、ディスプレイの表示をもとに適切に対処してください。

(→ P. 335)

警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次のとおりです。

: ドアの施錠・解錠時

各ドアのロック/アンロックスイッチ
から周囲約 70cm 以内で電子キーを携
帯している場合に作動します。(電子
キーを検知しているドアのロック/ア
ンロックスイッチのみ作動します)

: エンジン始動時またはエンジンスイッ

チ切りかえ時

車内で電子キーを携帯している場合に
作動します。(フロア上、ダッシュボー
ド上、サードシート

よりうしろの座席

などは作動範囲の対象外です)

シートからの高さ 50cm (運転席)

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

1

2

警告音

状況

対処方法

車外から“ピー”
と 5 秒間鳴る

いずれかのドアが開いている
ときにスマートエントリー&
スタートシステムで施錠しよ
うとした

全ドアを閉めたあと、再
度施錠する

車内から“ピー、
ピー”と鳴り続け

運転席ドアが開いている状態
でエンジンスイッチをアクセ
サリーモードにした(アクセサ
リーモードのとき運転席ドア
を開いた)

エンジンスイッチを OFF
にしたあと、運転席ドア
を閉める

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

3

各部の操作

機能が正常に働かないおそれのある状況

スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、エンジンイモビライザーシステムが正常に作動
しない場合があります。(対処方法:→ P. 359)

電子キーの電池が消耗しているとき

近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき

無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器を携帯しているとき

電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき

・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア

近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき

電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき

・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器

バックドアガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき

充電器など電子機器の近くに電子キーを置いた場合

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

ご留意いただきたいこと

施錠・解錠時に電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、ドアガラ
スやドアハンドルに近付きすぎている、または地面の近くや高い場所にあると
きは正しく作動しないことがあります。

インストルメントパネル上面、フロントドア部やリヤサイド部のオープントレ
イ、バックドア付近に電子キーを置いたまま車外に出ると、電波の状況によっ
ては車外アンテナに検知され車外から施錠でき、電子キーが車内に閉じ込めら
れるおそれがあります。

電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・解
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外は解錠しません。

車外でも電子キーがドアガラスに近づいていると、エンジンを始動できること
があります。

ワイヤレスリモコンなどでの施錠時にキーが車両の近くにあると、スマートエ
ントリー&スタートシステムでの解錠ができないことがあります。

(ワイヤレス

リモコンを使用すると解錠できます)

ドアハンドル上のロック/アンロックスイッチを押しながらドアハンドルを引
いたときは、解錠されない場合があります。その場合は、ドアハンドルを一度
もとの位置にもどしてから再度ロック/アンロックスイッチを押し、解錠され
たことを確認してからドアハンドルを引いてください。

作動範囲内に他の電子キーがあると、解錠に時間がかかることがあります。

長期間運転しないとき

盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。

あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。(→ P. 378)

システムを正しく作動させるために

電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります。:→ P. 116)

スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき

ドア・バックドアの施錠・解錠:→ P. 359

エンジンの始動:→ P. 359

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

3

各部の操作

電池の消耗について

電池の標準的な寿命は 1 ∼ 2 年です。

電池残量が少なくなると、エンジンを停止した際に車内から警告音が鳴ります。

(→ P. 340)

電子キーは常に電波を受信しているため、使用していないあいだでも電池が消
耗します。次のような状態になったときは、電池が消耗している可能性があり
ます。新しい電池に交換してください。

・ スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが作動しない
・ 作動範囲が狭くなった
・ 電子キーの LED が点灯しない

電池の著しい消耗を防ぐため、次のような磁気を発生する電化製品の1m以内に
電子キーを保管しないでください。

・ TV
・ パソコン
・ 携帯電話やコードレス電話機、および充電器
・ 電気スタンド
・ 電磁調理器

カスタマイズ機能

スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。

(カスタマイズ一覧:→ P. 378)

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき

ドアの施錠・解錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの施
錠・解錠ができます。(→ P. 88, 359)

エンジンの始動・エンジンスイッチのモード切りかえ:→ P. 359

エンジンの停止:→ P. 158

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3-2. ドアの開閉、ロックのしかた

警告

電波がおよぼす影響について

植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ

(→ P. 115)から約 22cm 以内に近付かないようにしてください。電波によ

り植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレー
タおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。

植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器をお使いの方は、電波による影
響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波が医
療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。

スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。

注意

電子キーの取り扱いの注意

電波キーは電波法の認証に適合しています。必ず以下のことをお守りください。

電池交換時以外は、不用意に分解しないでください。分解、改造したものを使
用することは法律で禁止されています。

必ず日本国内でご使用ください。

認証ラベルをはがさないでください。認証ラベルのないものの使用は禁止され
ています。

121

3

各部の操作

3-3. シートの調整

フロントシート

前後位置調整

リクライニング調整

助手席

は車種により固定式になり

ます。また、シートの意匠は車種に
より異なります。

調整のしかた

1
2

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

警告

シートを調整するとき

同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。

シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

リクライニング調整について

背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

シート調整後は、シートがきちんと固定されていることを確認してください。

122

3-3. シートの調整

リヤシート

リクライニング角度の調整

レバーを引いたまま、背もたれを前後
に動かします。

手前に倒して使用します。

スペースアップするときは

車を安全な場所に駐車し、パーキングブレーキを確実にかける

ヘッドレストを取りはずす

解除ボタンを押しながらヘッドレス
トを引き上げます。(→ P. 126)

調整のしかた

アームレスト

スペースアップシート

1
2

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

123

3-3. シートの調整

3

各部の操作

レバーを引いて背もたれを前
に倒す

ロック解除レバーを動かして
シート脚部のロックを解除し、
シート全体を窓側に起こす

シートを起こしたあとは、手でしっ
かりと支えてください。

シート脚部を折りたたむ

シート固定バンドを取り出す

プレートを手前に引いて、固定バン
ドを取り出します。

3

4

5

6

124

3-3. シートの調整

プレートをフックに掛けてか
ら、バンドの端を引いてたるみ
をなくし、シートを確実に固定
する

バンドの端をマジックテープで確実
に固定します。

シートを軽くゆさぶり、確実に固定
されていることを確認してくださ
い。

もとにもどすときは

スペースアップしたときと逆の手順で操作を行います。

スペースアップシート

について

前倒しから起こした状態で、レバーを前側に引きながら後方に倒すと、背もたれ
を 3 段階うしろに倒すことができます。

7

知識

警告

シート調整について

背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

シート調整後は、シートがきちんと固定されていることを確認してください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

125

3-3. シートの調整

3

各部の操作

警告

スペースアップシート

について

スペースアップシートを操作するときは、次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

走行中に操作をしない

平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトレバーを P にする

操作中は、可動部や結合部に手足を挟まないように注意する

お子さまに操作させない

スペースアップして広げた場所に人を乗せて走行しない

スペースアップして広げた場所にお子さまが入らないよう注意する

スペースアップ操作をしたあとは、シートを軽くゆさぶり確実に固定されてい
ることを確認する

スペースアップシート

をもとにもどしたあとは

次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

シートを前後・上下に軽くゆさぶり、確実に固定する

シートベルトを挟み込まないようにする

ヘッドレストをもとどおりに取り付ける

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

126

3-3. シートの調整

ヘッドレスト

X

分割式ヘッドレスト

上げる

下げる

下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。

X

一体式ヘッドレスト

ヘッドレストの調整・取りはずしはできません。

ヘッドレストを取りはずすとき

ヘッドレストの高さについて

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

解除ボタン

1
2

知識

解除ボタンを押しながら取りはずします。

必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。

解除ボタン

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