Toyota Hiace Wagon (2016 year). Instruction japanese — part 18

お手入れのしかた

271

7

7-1. お手入れのしかた

外装の手入れ. . . . . . ...272

内装の手入れ. . . . . . ...275

7-2. 簡単な点検・部品交換

エンジン点検口. . . . . ...277

ボンネット . . . . . . . ..280

ガレージジャッキ. . . . ...283

ウォッシャー液の補充 . . ...285

タイヤについて. . . . . ...286

タイヤ空気圧について . . ...289

エアコンフィルターの

清掃 . . . . . . . . . ...291

キーの電池交換. . . . . ...294

ヒューズの点検・交換 . . ...297

電球(バルブ)の交換 . . ...300

272

7-1. お手入れのしかた

外装の手入れ

水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ
汚れを洗い落とす

車体はスポンジやセーム皮のようなやわらかいもので洗う

汚れがひどいときはカーシャンプーを使用し、水で十分洗い流す

水をふき取る

水のはじきが悪くなったときは、ワックスがけを行う

ボデーの表面の汚れを落としても水が玉状にならないときは、車体の温度が冷えて
いるときにワックスをかける(およそ体温以下を目安としてください)

なお、ボデーコート・ホイールコート・ガラスコートなど、トヨタケミ
カル商品を施工された場合は、お手入れ方法が異なります。詳しくは
トヨタ販売店にお問い合わせください。

自動洗車機を使うときは

アウターミラー・アンテナ

を格納し、車両前側から洗車してください。また、

走行前は必ずアウターミラーを復帰状態にもどしてください。

ブラシで車体に傷が付き、塗装を損なうことがあります。

お手入れは、次の項目を実施してください。

知識

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

273

7-1. お手入れのしかた

7

お手入れのしかた

高圧洗車機を使うときは

車内に水が入るおそれがあるため、ノズルの先端をドアガラスやドア枠付近に
近付けすぎないでください。

バックドア内に水が入るおそれがあるため、ハイマウントストップランプ部と
ノズル先端の距離を十分離してください(約 50 cm 以上)。

洗車の前に給油口が確実に閉まっていることを確認してください。

駆動系部品(ディファレンシャルギヤなど)のベアリングやオイルシール部品
に近付けすぎないでください。
近付けすぎると、水圧が高いため、内部への水入りやグリス流出により、性能
が劣化するおそれがあります。

アルミホイール

中性洗剤を使用し、早めに汚れを落としてください。研磨剤の入った洗剤や硬
いブラシは塗装を傷めますので使用しないでください。

夏場の長距離走行後などでホイールが熱いときは、洗剤は使用しないでくださ
い。

洗剤を使用したあとは早めに十分洗い流してください。

バンパーについて

研磨剤入りの洗剤でこすらないようにしてください。

警告

洗車をするときは

エンジンルーム内に水をかけないでください。
電気部品などに水がかかると、車両火災につながるおそれがあり危険です。

排気管について

排気管は排気ガスにより高温になります。洗車などでふれる場合は、十分に排
気管が冷めてからにしてください。やけどをするおそれがあります。ディーゼ
ル車は特に高温になりますのでご注意ください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

274

7-1. お手入れのしかた

注意

塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために

次のような場合は、ただちに洗車してください。

・ 海岸地帯を走行したあと
・ 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと
・ コールタール・花粉・樹液・鳥のふん・虫の死がいなどが付着したとき
・ ばい煙・油煙・粉じん・鉄粉・化学物質などの降下が多い場所を走行したあと
・ ほこり・泥などで激しく汚れたとき
・ 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき

塗装に傷が付いた場合は、早めに補修してください。

ホイール保管時は、腐食を防ぐために汚れを落とし、湿気の少ない場所へ保管
してください。

ランプの清掃

注意して洗ってください。有機溶剤や硬いブラシは使用しないでください。
ランプを損傷させるおそれがあります。

ランプにワックスがけを行わないでください。
レンズを損傷するおそれがあります。

自動洗車機を使うときは(電動アウターミラー装着車)

車両前面を洗浄するブラシは作動させないでください。
フロントアンダーミラー(→ P. 135)が破損するおそれがあります。

アンテナ

の損傷を防ぐために

→ P. 219

高圧洗浄機を使用するときは

ノズルの先端を、下記部品の結合部やブーツ類(ゴムまたは樹脂製のカバー)、
コネクタ類に近付けすぎないでください。
高い水圧がかかることにより、部品が損傷するおそれがあります。

駆動系部品

ステアリング部品

サスペンション部品

ブレーキ部品

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

275

7

7-1. お手入れのしかた

お手入れのしかた

内装の手入れ

掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布でふ
き取る

汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約 1 % に薄めてやわらかい
布に含ませふき取る
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る

カーペットの洗浄

カーペットは常に乾いた状態を保つことをおすすめします。洗浄には、市販の泡
タイプクリーナーがご利用になれます。
スポンジまたはブラシを使用して泡をカーペットに広げ、円を描くように塗り込
んでください。直接水をかけたりせず、ふき取ってから乾燥させてください。

シートベルト

刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布やスポンジを使って洗ってください。
シートベルトのすり切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。

お手入れは、次の要領で実施ください。

車内の手入れ

知識

警告

車の故障や車両火災を防ぐために

車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。電気部品などに水が
かかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

車内で可燃性のスプレー(洗浄剤・消臭剤・潤滑剤など)を使用する場合は、
電気部品などにかからないようにしてください。故障や車両火災につながるお
それがあり危険です。

SRS エアバッグの構成部品や配線などをぬらさないでください。

(→ P. 30)

電気の不具合により、エアバッグが展開したり、正常に機能しなくなり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

276

7-1. お手入れのしかた

警告

内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。

注意

清掃するとき使用する溶剤について

変色・しみ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。

・ シート以外の部分:ベンジン・ガソリンなどの有機溶剤や酸性またはアル

カリ性の溶剤・染色剤・漂白剤

・ シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸

性の溶剤

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。

床に水がかかると

水で洗わないでください。
オーディオ

やフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障

の原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。

リヤウインドウガラスの内側を掃除するときは

熱線を損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わず、熱線に
そって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてください。

熱線を引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。

リヤクォーターガラスの内側を掃除するときは

(リヤクォーターガラスアンテナ装備車)

アンテナ線を損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わず、ア
ンテナ線にそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてください。

アンテナ線を引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

277

7

お手入れのしかた

7-2. 簡単な点検・部品交換

エンジン点検口

エンジンを停止し、シフトレバーを P にする

パーキングブレーキを確実にかける(→ P. 169)

カ バ ーを めく って ロッ ク(2ヶ
所)を解除する

エンジンカバーを持ち上げ、バン
ドをフックにかけて固定する

フックをバンドの穴にしっかりとはめ
込んで、確実に固定されたことを確認
してください。

エンジン点検口を閉めるときは逆の手順で操作する

エンジンカバーを持ち上げて、エンジンルームの点検などが行えます。

エンジン点検口の開け方

1
2
3

4

5

278

7-2. 簡単な点検・部品交換

警告

走行前の確認

エンジンカバーがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にシートが突然動いて、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

エンジンカバーを開けるときは

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

走行中にエンジンカバーを開けない

平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトレバーを P にする

お子さまに操作させない

エンジンルームを点検したあとは

エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。

エンジンカバーを閉めるときは

エンジンカバーを閉めるときは、手などを
挟まないように注意してください。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険で
す。

279

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

注意

エンジンカバーを開ける前の注意

エンジンカバーを開けると、センターコンソールボックスも同時に持ち上がり
ます。荷物の破損などを防ぐため、次のことをお守りください。

オープントレイ上に荷物がある場合は降ろしておく

ボックス内に壊れやすいものがある場合は取り出しておく

カップホルダーに飲み物が置かれていないことを確認する

エンジンカバーを閉めるときは

シートベルトを挟み込まないように注意してください。

280

7-2. 簡単な点検・部品交換

ボンネット

ボンネット解除レバーを引く

ボンネットが少し浮き上がります。

レバーを引き上げて、ボンネット
を開ける

電動アウターミラー非装着車:
開ける前に助手席側アウターミラーが
復帰状態になっていることを確認して
ください。

電動アウターミラー装着車:
開けるときにボンネットが補助ミラー
にあたる場合は、補助ミラーを調整し
てください。

ボンネットステーをステー穴に
挿し込む

車内からロックを解除して、ボンネットを開けます。

1

2

3

281

7-2. 簡単な点検・部品交換

7

お手入れのしかた

警告

走行前の確認

ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

ボンネット内を点検したあとは

ボンネット内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをボンネット内に置き忘れていると、故障
の原因になったり、また、ボンネット内は高温になるため車両火災につながる
おそれがあり危険です。

ボンネットを閉めるときは

手などを挟まないように注意してくださ
い。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険で
す。

282

7-2. 簡単な点検・部品交換

注意

ボンネットへの損傷を防ぐために

ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。

補助ミラーまたは、助手席側アウターミラーの位置によっては、ボンネットが
あたり、ボンネットとミラーが損傷するおそれがあります。

・ 電 動 アウ タ ーミ ラー 非 装着 車:ボ ン

ネ ッ トを 開 ける 前に、助 手 席側 ア ウ
ターミラーが復帰状態になっているこ
とを確認してください。

・ 電動アウターミラー装着車:ボンネッ

トを開けるときに補助ミラーにあたる
場合は、補助ミラーの位置を調整して
ください。

283

7

お手入れのしかた

7-2. 簡単な点検・部品交換

ガレージジャッキ

フロント側

FR 車

4WD 車

リヤ側

ガレージジャッキを使用するときは、ガレージジャッキに付属の取り扱
い説明書に従って、安全に作業してください。
ガレージジャッキを使用して車両を持ちあげるときは、正しい位置にガ
レージジャッキをセットしてください。
正しい位置にセットしないと、車両が損傷したり、けがをしたりするお
それがあります。

1
2

284

7-2. 簡単な点検・部品交換

注意

ガレージジャッキでリヤ側を持ちあげるとき

ガレージジャッキの受け皿の凸部がボルト
にあたらないようにしてください。ボルト
がゆるんでオイルがもれるおそれがありま
す。

凸部

285

7

お手入れのしかた

7-2. 簡単な点検・部品交換

ウォッシャー液の補充

タンク側面から液量を確認し、不足
しているときは、キャップを開けて
ウォッシャー液を補充する

警告

ウォッシャー液を補充するとき

エンジンが熱いときやエンジンがかかっているときは、ウォッシャー液を補充
しないでください。
ウォッシャー液にはアルコール成分が含まれているため、ラジエーターなどの
高温部にかかると出火するおそれがあり危険です。

注意

ウォッシャー液について

ウォッシャー液のかわりに、せっけん水やエンジン不凍液などを入れないでく
ださい。塗装にしみが付くおそれがあります。

ウォッシャー液のうすめ方

必要に応じて水でうすめてください。水とウォッシャー液の割合は、ウォッ
シャー液の容器に表示してある凍結温度を参考にしてください。

286

7-2. 簡単な点検・部品交換

タイヤについて

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

タイヤ空気圧

空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。

タイヤの亀裂・損傷の有無

タイヤの溝の深さ

タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗
程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無

図で示すようにタイヤのローテー
ションを行う

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命を
のばすために、トヨタは定期点検ごと
のタイヤローテーションをおすすめし
ます。

タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタ
イヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タ
イヤ位置交換)を FR 車は 10,000km ごとに、4WD 車は 5,000km
ごとに行ってください。

タイヤの点検項目

タイヤローテーションのしかた

前側

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