Toyota FJ Cruiser (2017 year). Instruction japanese — part 6
79
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
■
衝突以外で作動するとき(フロント SRS エアバッグ)
次のような状況で、車両下部に強い衝撃を受けたときも、作動する場合があり
ます。
■
SRS エアバッグが作動しないとき(フロント SRS エアバッグ)
フロント SRS エアバッグは、側面や後方からの衝撃・横転、または低速での前
方からの衝撃で作動するようには設計されていません。ただし、それらの衝撃
が前方への減速を十分に引き起こす場合には、フロント SRS エアバッグが作動
することがあります。
●
縁 石 や歩 道 の 端な ど、固 い も のに ぶ つ
かったとき
●
深い穴や溝に落ちたり、乗りこえたとき
●
ジャンプして地面にぶつかったり、道路
から落下したとき
●
側面からの衝突
●
後方からの衝突
●
横転
80
1-7. 安全にお使いいただくために
■
SRS エアバッグが作動しないとき
(SRS サイドエアバッグ& SRS カーテンシールドエアバッグ)
斜めから衝撃を受けた場合や、客室部分以外の側面に衝撃を受けたときには、
SRS サイドエアバッグと SRS カーテンシールドエアバッグが作動しない場合
があります。
SRS サイドエアバッグと SRS カーテンシールドエアバッグは、前方や後方か
らの衝撃・横転、または低速での側面からの衝撃で作動するようには設計され
ていません。
●
客室部分以外の側面への衝撃
●
斜めからの衝撃
●
前方からの衝突
●
後方からの衝突
●
横転
81
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
■
トヨタ販売店に連絡が必要な場合
次のような場合には、できるだけ早くトヨタ販売店へご連絡ください。
●
いずれかの SRS エアバッグがふくらんだとき
●
フロントSRSエアバッグはふくらまなかっ
たが、事故で車両の前部を衝突したとき、
または破損・変形などがあるとき
●
SRS サイドエアバッグと SRS カーテン
シールドエアバッグはふくらまなかった
が、事故でドア部分を衝突したとき、ま
たは破損・変形などがあるとき
●
ハンドルのパッド部分・助手席 SRS エア
バッグのカバー部が傷付いたり、ひび割
れたり、その他の損傷を受けたとき
●
SRS サイドエアバッグが内蔵されている
シート表面が傷付いたり、ひび割れたり、
その他の損傷を受けたとき
●
SRS カーテンシールドエアバッグが内蔵
さ れ てい る フ ロン ト ピ ラ ー部・リ ヤ ピ
ラー部・ルーフサイド部が傷付いたり、ひ
び割れたり、その他の損傷を受けたとき
82
1-7. 安全にお使いいただくために
警告
■
SRS エアバッグについて
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
運転者と乗員すべてがシートベルトを正しく着用してください。
SRS エアバッグはシートベルトを補助するためのものです。
●
助手席 SRS エアバッグは強い力でふくらむため、特に乗員がエアバッグに近
付きすぎると、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。乗員が SRS エアバッグのふくらむ場所に近い場合は特に危険です。
シートの背もたれを調整して、シートをできるだけ SRS エアバッグから離
し、まっすぐに座ってください。
●
お子さまがシートにしっかり座っていないと、SRS エアバッグのふくらむ衝
撃で重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
お子さまが小さくてシートベルトを使用できないときは、チャイルドシートで
しっかり固定してください。
お子さまはリヤ席に乗せ、チャイルドシートまたはシートベルトを着用させる
ことをおすすめします。
(oP. 95)
●
シートの縁に座ったり、ダッシュボード
にもたれかかったりしない
●
お子さまを助手席SRSエアバッグの前に
立たせたり、ひざの上に抱いたりしない
●
運転者および助手席乗員は、ひざの上に
何も持たない
83
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
SRS エアバッグについて
●
ドアやフロントピラー・リヤピラー・ルー
フサイドレールへ寄りかからない
●
助手席やリヤ外側席では、ドアに向かって
ひざをついたり、窓から顔や手を出したり
しない
●
ダッシュボード・ハンドルのパッド部分
などには何も取り付けたり、置いたりし
ない
●
ドア・フロントガラス・ドアガラス・フ
ロントピラーおよびリヤピラー、ルーフ
サイドレール・アシストグリップなどに
は何も取り付けない
84
1-7. 安全にお使いいただくために
警告
■
SRS エアバッグについて
●
SRS サイドエアバッグがふくらむ場所を覆うようなシートアクセサリーを使
用しないでください。エアバッグが展開する際、アクセサリーが干渉するおそ
れがあります。そのようなアクセサリーがエアバッグが正常に作動するのをさ
またげ、システムを不能にしたり、またはエアバッグが誤って展開したりし
て、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
SRS エアバッグシステム構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加え
ないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●
SRS エアバッグがふくらんだ直後は、構成部品が熱くなっているため、ふれ
ないでください。
●
SRS エアバッグがふくらんだあとに、もし呼吸が苦しく感じたら、ドアやド
アガラスを開けて空気を入れるか、安全を確認して車外に出てください。皮膚
の炎症を防ぐため、残留物はできるだけ早く洗い流してください。
●
SRS エアバッグが収納されているパッド部およびフロントピラーガーニッ
シュ部に傷が付いていたり、ひび割れがあるときはそのまま使用せず、トヨタ
販売店で交換してください。
85
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
改造・廃棄について
トヨタ販売店への相談なしに、次の改造・廃棄をしないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなったり、誤ってふくらむなどして、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
SRS エアバッグの取りはずし・取り付け・分解・修理
●
ハンドル・インストルメントパネル・ダッシュボード・シート・シート表皮・
フロントピラー・リヤピラー・ルーフサイドレール周辺の修理・取りはずし・
改造
●
フロントフェンダー・フロントバンパー・車両客室側面部の修理・改造
●
グリルガード(ブルバー・カンガルーバーなど)・除雪装置・ウインチなどの
取り付け
●
サスペンションの改造
●
CD プレーヤー・無線機などの電化製品の取り付け
86
1-7. 安全にお使いいただくために
子供専用シート
知っておいていただきたいこと
● 車の仕様やお子さまの年齢・体格に合わせて、適切な子供専用シート
をお選びください。
● 子供専用シートの取り付け方法および取りはずし方は、それぞれの子
供専用シートに付属の取り扱い説明書をお読みください。
● この車は 2006 年 10 月 1 日施行の保安基準に適合した ISOFIX 対応
チャイルドシート固定専用バーを標準装備しています。
子供専用シートの適合性一覧表について
■ 質量グループについて
ECE R44
※
の基準に適合する子供専用シートはお子さまの体重によ
り次の 5 種類に分類されます。
グループ 0 :10kg まで
グループ 0
+
:13kg まで
グループ Ⅰ :9 ∼ 18kg
グループ Ⅱ :15 ∼ 25kg
グループ Ⅲ :22 ∼ 36kg
この本では代表的な次の 3 種類の子供専用シートをシートベルトで固定
する方法を紹介します。
※
ECE R44 は、子供専用シートに関する国際法規です。
■ サイズ等級、固定具について
子供専用シートに表示される分類記号と、それにともなう取り付け器
具の記号になります。
子供専用シートの固定機構を使用して、子供専用シートを固定するこ
とができます。
87
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
ベビーシート
ECE R44 基準のグループ 0、0
+
に相当
チャイルドシート
ECE R44 基準のグループ 0
+
、Ⅰ
に相当
ジュニアシート
ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ
に相当
88
1-7. 安全にお使いいただくために
シート位置別子供専用シート適合性一覧表(シートベルトでの取り付け)
● 上表に記入する文字の説明
U :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの子供
専用シートに適しています。
UF:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの前向
きの子供専用シートに適しています。
× :子供専用シートを取り付けることはできません。
*
:子供専用シートを取り付ける際は背もたれの角度を最前段位置にしてください。
子供専用シートの装着に際しては子供専用シートの取り扱い説明書もご確認ください。
質量グループ
着席位置(または他の場所)
フロントシート
リヤシート
助手席
左右席
中央席
O(10kg まで)
×
U
UF
O
+
(13kg まで)
×
U
UF
Ⅰ(9 ∼ 18kg)
前向き UF
*
U
UF
後ろ向き ×
Ⅱ(15 ∼ 25kg)
UF
*
U
UF
Ⅲ(22 ∼ 36kg)
UF
*
U
UF
89
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
シート位置別子供専用シート適合性一覧表
(ISOFIX 対応トップテザーアンカーでの取り付け)
● 上表に記入する文字の説明
(1):サイズ等級表示(A から G)のない子供専用シートの各シート位置での ISOFIX
対応子供専用シート固定機構の取り扱いについては、子供専用シート製造業者
または販売業者にご相談ください。
IUF:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの
ISOFIX 対応の前向きの子供専用シートに適しています。
IL1 : この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO
G-Child
ISO
baby」、「トヨタ純正 NEO G-Child ISO leg」に適しています。
IL2 : この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO G-Child ISO leg」
に適しています。
× :ISOFIX 子供専用シートを取り付けることはできません。
子供専用シートの装着に際しては子供専用シートの取り扱い説明書もご確認ください。
質量グループ
サイズ等級
固定具
車両 ISOFIX 位置
リヤシート
左右席
キャリコット
F
ISO/L1
×
G
ISO/L2
×
O(10kg まで)
E
ISO/R1
IL1
O
+
(13kg まで)
E
ISO/R1
IL1
D
ISO/R2
IL2
C
ISO/R3
IL2
Ⅰ(9 ∼ 18kg)
D
ISO/R2
×
C
ISO/R3
×
B
ISO/F2
IUF, IL2
B1
ISO/F2X
IUF, IL2
A
ISO/F3
IUF, IL2
Ⅱ(15 ∼ 25kg)
(1)
×
Ⅲ(22 ∼ 36kg)
(1)
×
90
1-7. 安全にお使いいただくために
ISOFIX 子供専用シートのリスト
表に記載されていない子供専用シートを使用する場合は、子供専用シート製造業者また
は販売業者にご相談ください。
質量グループ
サイズ
等級
固定具
ISOFIX 子供専用シート
カテゴリー
O(10kg まで)
E
ISO/R1
トヨタ純正NEO G-Child
ISO baby
準汎用
E
ISO/R1
トヨタ純正NEO G-Child
ISO leg
準汎用
O
+
(13kg まで)
E
ISO/R1
トヨタ純正NEO G-Child
ISO baby
準汎用
E
ISO/R1
トヨタ純正NEO G-Child
ISO leg
準汎用
D
ISO/R2
C
ISO/R3
Ⅰ(9 ∼ 18kg)
B
ISO/F2
トヨタ純正NEO G-Child
ISO leg
準汎用
B1
ISO/F2X
A
ISO/F3
知識
■
ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーについて
この車に標準装備されている ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーは、
ECE R44 に適合している子供専用シートの取り付け専用です。それ以外のも
のを使用することはできません。
91
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
■
子供専用シートの選択、使用について
●
お子さまに最適な子供専用シートについては、子供専用シート製造業者、ま
たは販売業者にご相談ください。
●
お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまでは、お
子さまに合った子供専用シートを使用してください。
●
体が十分に大きく、子供専用シートが不必要なお子さまは、リヤシートに乗
せて車のシートベルトを使用してください。
■
シートベルトで取り付けるタイプの子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」(oP. 88)を参照し、子供専用
シートを取り付け可能な位置と、対応する子供専用シートの種類(記号)をご
確認の上、適したものを選択してください。
■
ECE R44 適合の ISOFIX 対応子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」(oP. 89)を確認して、適切な
シートを選択してください。
お子さまの体重から、該当する「質量グループ」を確認する
(例 1):体重が 12kg の場合、質量グループは「0
+
」になります。
(例 2):体重が 15kg の場合、質量グループは「Ⅰ」になります。
サイズ等級を選択する
で確認した「質量グループ」から該当するサイズ等級を確認し
ます。
※
(例 1)
:質量グループが「0
+
」の場合、サイズ等級は「C」
・
「D」
・
「E」
が該当します。
(例 2)
:質量グループが「Ⅰ」の場合、サイズ等級は「A」
・
「B」
・
「B1」
・
「C」・「D」が該当します。
※
ただし、該当のサイズ等級でも適合性一覧表の「車両 ISOFIX 位置」に
「×」と記載されているものは選択できません。また、「IL」と記載され
ている場合は、「ISOFIX 子供専用シートのリスト」(oP. 90)で指定
されている製品を使用してください。
92
1-7. 安全にお使いいただくために
子供専用シートに表示されているマーク/
ラベルを確認して、基準に適合したシート
であることを確認する
汎用(ユニバーサル)子供専用シートには、
次に示すマーク・ラベル類が表示されてい
ます。
※
※
表示されている位置・記号などは、商品に
より異なります。
ISOFIX 対応子供専用シートであること
を示す表示
サイズ等級が示されています。
(表示され
る文字は、製品により異なります)
で確認したサイズ等級に適合し
ているものを選択してください。
汎用(ユニバーサル)子供専用シートの
認可マーク
UNIVERSAL は汎用品の認可であること
をあらわし、併せて、対象となるお子さ
まの体重の範囲が記載されています。
トップテザー(oP. 95)を示すマーク
商品の取り付け装置の位置により、意匠
は異なります。
93
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
■
ISOFIX 対応子供専用シートの種類(サイズ等級別)
■
助手席に子供専用シートを取り付けるとき
やむを得ず助手席に子供専用シートを取り付ける場合には、助手席シートを次
のように調整し、子供専用シートを前向きに取り付けてください。
■
キャリコットについて
キャリコットは横向きに取り付けることのできるベビーシートのことです。
詳しくは子供専用シート製造業者、または販売業者におたずねください。
A-ISO/F3
全高前向き幼児用チャイルドシート
B-ISO/F2
低型前向き幼児用チャイルドシート
B1-ISO/F2X
低型前向き幼児用チャイルドシート
(B-ISO/F2 と別形状のもの)
C-ISO/R3
大型後向き幼児用チャイルドシート
D-ISO/R2
小型後向き幼児用チャイルドシート
E-ISO/R1
後向き乳児用チャイルドシート
F-ISO/L1
左向き位置用チャイルドシート(キャリコット)
G-ISO/L2
右向き位置用チャイルドシート(キャリコット)
●
背もたれを直立状態にする
●
シートをいちばんうしろに下げる
●
シートベルトの高さをいちばん低い位置
まで下げる
94
1-7. 安全にお使いいただくために
警告
■
子供専用シートを使用しない場合
●
子供専用シートを使用しないときであっても、シートに適切にしっかりと取り
付けた状態にしてください。ゆるめた状態で客室内に置くことは避けてくださ
い。
●
子供専用シートの取りはずしが必要な場合は、車両からはずして保管するか、
ラゲージルーム内に容易に動かないように収納してください。
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