Toyota FJ Cruiser (2017 year). Instruction japanese — part 14
207
4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
注意
■
高圧洗浄機を使用するときは
ノズルの先端を、下記部品の結合部やブーツ類(ゴム又は樹脂製のカバー)、コ
ネクタ類に近付けすぎないでください。
高い水圧がかかることにより、部品が損傷するおそれがあります。
・ 駆動系部品
・ ステアリング部品
・ サスペンション部品
・ ブレーキ部品
208
4-1. お手入れのしかた
内装の手入れ
お手入れは、次の要領で実施してください。
■ 車内の手入れ
● 掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布
でふき取る
● 汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約1%に薄めてやわらか
い布に含ませふき取る
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
■ 本革部分の手入れ
● 掃除機などでほこりや砂を取り除く
● 薄めた洗剤をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取る
ウール用の中性洗剤を水で約 5% に薄めて使用してください。
● 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤をふき取る
● 乾いたやわらかい布で表面の水分をふき取り、風通しのよい日陰
で乾燥させる
■ 合成皮革部分の手入れ
● 掃除機などでほこりを取り除く
● 中性洗剤を水で約1%に薄めてやわらかい布に含ませふき取る
● 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
209
4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
知識
■
本革部分のお手入れの目安
品質を長く保つため、年に 2 回程度の定期的なお手入れをおすすめします。
■
シートベルト
刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布かスポンジを使って洗ってください。
シートベルトのすり切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。
警告
■
車両への水の浸入
●
車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。
電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険
です。
●
SRS エアバッグの構成部品や配線などをぬらさないでください。(oP. 77)
電気の不具合により、エアバッグが展開したり、正常に機能しなくなり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
210
4-1. お手入れのしかた
注意
■
清掃するとき使用する溶剤について
●
変色・しみ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。
・ シート以外の部分:ベンジン・ガソリンなどの有機溶剤や酸性またはアル
カリ性の溶剤・染色剤・漂白剤
・ シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸
性の溶剤
●
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。
■
革の傷みを避けるために
皮革の表面の劣化や損傷を避けるために次の注意をお守りください。
●
革に付着したほこりや砂はすぐに取り除く
●
直射日光に長時間さらさないようにする
特に夏場は日陰で車を保管する
●
ビニール製・プラスチック製・ワックス含有のものは、車内が高温になると革
に張り付くおそれがあるため、革張りの上に置かない
■
床に水がかかると
水で洗わないでください。
オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の
原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。
■
リヤウインドウガラスの内側を掃除するときは
●
熱線を損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わず、熱線に
そって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてください。
●
熱線を引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。
211
4-1. お手入れのしかた
お手入れのしかた
4
タイヤについて
タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ず
タイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション
(タイヤ位置交換)を 5,000 km ごとに行ってください。
■ タイヤの点検項目
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
● タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
● タイヤの亀裂・損傷の有無
● タイヤの溝の深さ
● タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、
摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
■ タイヤローテーションのしかた
265/70R17 115S 装着車
図で 示す よう にタ イヤ のロ ー
テーションを行う
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿
命をのばすために、トヨタは定期
点検ごとのタイヤローテーション
をおすすめします。
前側
212
4-1. お手入れのしかた
知識
■
タイヤ空気圧の数値
■
タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ
販売店にご相談ください。
245/60R20 107H 装着車
図で 示す よう にタ イヤ のロ ー
テーションを行う
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿
命をのばすために、トヨタは定期
点検ごとのタイヤローテーション
をおすすめします。
前側
タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ
空気圧ラベルで確認することができます。
※
タイヤが冷えているときの空気圧
タイヤサイズ
空気圧
※
[kPa(kg/cm
2
)]
前輪
後輪
265/70R17
115S
220(2.2) 220(2.2)
245/60R20
107H
220(2.2) 220(2.2)
応急用タイヤ
(245/60R20
107H 装着車 )
265/70R17
115S
220(2.2) 220(2.2)
213
4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルを取られたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の方向安定性・制動距離など)が発揮されない
214
4-1. お手入れのしかた
警告
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあり
ます。オイルやグリースがねじ部についている場合はふき取ってください。
注意
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。
テーパー部を外側にして取り付けると、
ホイールが破損しはずれてしまい、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
テーパー部
215
4-1. お手入れのしかた
お手入れのしかた
4
タイヤ空気圧について
知識
■
タイヤ空気圧が適正でない場合
適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる
場合があります。
●
燃費の悪化
●
乗り心地や操縦安定性の低下
●
摩耗によるタイヤ寿命の低下
●
安全性の低下
ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受
けてください。
■
タイヤ空気圧の点検のしかた
タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。
●
タイヤが冷えているときに点検する
●
タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正かどうか判断できません。
●
走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんの
で減圧しないでください。
●
荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにす
る
タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に
1 回以上実施してください。( → P. 295)
216
4-1. お手入れのしかた
警告
■
タイヤの性能を発揮するために
適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
過度の摩耗
●
偏摩耗
●
操縦安定性の低下
●
タイヤの過熱による破裂
●
タイヤとホイールのあいだからの空気漏れ
●
ホイールの変形、タイヤの損傷
●
走行時にタイヤが損傷する可能性の増大
(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)
注意
■
タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは
タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。
バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気が漏れ、タ
イヤの空気圧が低下するおそれがあります。
217
4
お手入れのしかた
4-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット
知識
■
バッテリー端子をはずすときは
バッテリー端子をはずすと、コンピューターに記憶されている情報が消去され
ます。バッテリー端子をはずすときは、トヨタ販売店にご相談ください。
車内からロックを解除して、ボンネットを開けます。
ボンネット解除レバーを引く
ボ ン ネ ッ ト が 少 し 浮 き 上 が り ま
す。
レバーを引きあげて、ボンネッ
トを開ける
218
4-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
走行前の確認
ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
エンジンルームを点検したあとは
エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。
■
けがを防ぐために
●
走行後のエンジンルーム内は高温になっています。熱くなった部品にさわると
やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
●
ボンネットを開ける前にエンジンスイッチを “ LOCK ” にしてください。作
動中の部品に巻き込まれてけがなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
しばらくたってからボンネットを開けてください。
■
ボンネットを閉めるときは
ボンネットを閉めるときは、手などを挟ま
ないように注意してください。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
219
4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
注意
■
ボンネットやダンパーステーへの損傷を防ぐために
●
ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。
●
ボンネットには、ボンネットを支えるためのダンパーステーが取り付けられて
います。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため、次のことをお守りくだ
さい。
・ ビニール片・ステッカー・粘着材などの異物をステーのロッド部(棒部)
に付着させない
・ ロッド部を軍手などでふれない
・ ボンネットにトヨタ純正品以外のアクセサリー用品を付けない
・ ステーに手をかけたり、横方向に力をかけたりしない
220
4-2. 簡単な点検・部品交換
電球(バルブ)の交換
次に記載する電球は、ご自身で交換できます。詳細が不明な場合やそ
の他の電球交換については、トヨタ販売店にご相談ください。
■ 電球の用意
切れた電球の W(ワット)数を確認してください。(oP. 296)
■ フロントのバルブ位置
■ リヤのバルブ位置
STS42ACJ01
ヘッドライト
車幅灯
サイド方向指示兼
非常点滅灯
フロント方向指示兼
非常点滅灯
フロントフォグライト
*
番号灯
後退灯
リヤフォグライト
リヤ方向指示兼
非常点滅灯
尾灯/制動灯
:車両型式などで異なる装備やオプション装備
221
4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
電球交換のしかた
■ ヘッドライト
コネクターを取りはずす
ゴムカバーを取りはずす
222
4-2. 簡単な点検・部品交換
留め金を取りはずす
電球を取りはずす
新しい電球を取り付けるときは、電球
と取り付け穴の切り欠きを合わせて
ください。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
Нет комментариевНе стесняйтесь поделиться с нами вашим ценным мнением.
Текст