Toyota Mark X (2016 year). Instruction japanese — part 20
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4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
警告
■
洗車をするときは
エンジンルーム内に水をかけないでください。
電気部品などに水がかかると、車両火災につながるおそれがあり危険です。
■
フロントウインドウガラスを清掃するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)
●
雨滴センサー上部のフロントウインドウガラスに手でふれたとき
●
水分を含んだ布などを雨滴センサーに近付けたとき
●
フロントウインドウガラスに衝撃を与えたとき
●
車内から雨滴センサー本体にふれるなどして衝撃を与えたとき
■
排気管について
排気管は排気ガスにより熱くなりますので、エンジンがかかっているときや、停
止直後などにふれないでください。洗車などでふれる場合は、十分に排気管が
冷めてからにしてください。やけどをするおそれがあります。
ワイパースイッチを OFF にしてください。
AUTO モードになっていると、次のような
ときにワイパーが不意に作動し、指などを
挟み重大な傷害を受けたり、ワイパーブ
レードなどを損傷するおそれがあります。
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4-1. お手入れのしかた
注意
■
塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために
●
次のような場合は、ただちに洗車してください。
・ 海岸地帯を走行したあと
・ 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと
・ コールタール・花粉・樹液・鳥のふん・虫の死がいなどが付着したとき
・ ばい煙・油煙・粉じん・鉄粉・化学物質などの降下が多い場所を走行したあと
・ ほこり・泥などで激しく汚れたとき
・ 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき
●
塗装に傷が付いた場合は、早めに補修してください。
●
ホイール保管時は、腐食を防ぐために汚れを落とし、湿気の少ない場所へ保管
してください。
■
ランプの清掃
●
注意して洗ってください。有機溶剤や硬いブラシは使用しないでください。
ランプを損傷させるおそれがあります。
●
ランプにワックスがけを行わないでください。
レンズを損傷するおそれがあります。
■
自動洗車機を使用するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)
ワイパースイッチを OFF にしてください。
AUTO モードになっていると、不意にワイパーが作動してワイパーブレードな
どを損傷するおそれがあります。
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4-1. お手入れのしかた
お手入れのしかた
4
内装の手入れ
知識
■
本革部分のお手入れの目安
品質を長く保つため、年に 2 回程度の定期的なお手入れをおすすめします。
■
カーペットの洗浄
カーペットは常に乾いた状態を保つことをおすすめします。洗浄には、市販の
泡タイプクリーナーがご利用になれます。
スポンジまたはブラシを使用して泡をカーペットに広げ、円を描くように塗り
込んでください。直接水をかけたりせず、ふき取ってから乾燥させてください。
お手入れは、次の要領で実施してください。
■ 室内の手入れ
● 掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布
でふき取る
● 汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約 1%にうすめてやわら
かい布に含ませふき取る
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
■ 合成皮革部分の手入れ
● 掃除機などでほこりを取り除く
● 中性洗剤を水で約 1%にうすめてやわらかい布に含ませふき取
る
● 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る
■ 本革部分の手入れ
● 掃除機などでほこりや砂を取り除く
● うすめた洗剤をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取る
ウール用の中性洗剤を水で約 5%にうすめて使用してください。
● 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤をふき取る
● 乾いたやわらかい布で表面の水分をふき取り、風通しのよい日陰
で乾燥させる
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4-1. お手入れのしかた
■
シートベルト
刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布やスポンジを使って洗ってください。シー
トベルトのすり切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。
■
スーパー UV カットガラス
*
について
●
ドアガラスが汚れているときは、早めに水またはぬるま湯を含ませた布で軽
くふいて清掃してください。
●
ドアガラスの汚れがひどいときは、ドアガラスの開閉をくり返さないでくだ
さい。
警告
■
車両への水の浸入
●
車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。電気部品などに水が
かかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。
●
SRSエアバッグの構成部品や配線などをぬらさないでください。
(→P. 101)
電気の不具合により、エアバッグが作動したり、正常に機能しなくなり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
注意
■
清浄するとき使用する溶剤について
●
変色・シミ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。
・ シート以外の部分:ベンジン・ガソリンなどの有機溶剤や酸性またはアル
カリ性の溶剤・染色剤・漂白剤
・ シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸
性の溶剤
●
艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。
■
革の傷みを避けるために
皮革の表面の劣化や損傷を避けるために次のことをお守りください。
●
革に付着したほこりや砂はすぐに取り除く
●
直射日光に長時間さらさないようにする
特に夏場は日陰で車を保管する。
●
ビニール製・プラスチック製・ワックス含有のものは、車内が高温になると革
にはりつくおそれがあるため、革張りの上に置かない
■
床に水がかかると
水で洗わないでください。
オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の
原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。
■
リヤウインドウガラスの内側を掃除するときは
●
熱線やアンテナを損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わ
ず、熱線やアンテナにそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてくだ
さい。
●
熱線やアンテナを引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。
■
スーパー UV カットガラス
*
を清掃するときは
ドアガラスを清掃するときは、コンパウンドまたは研磨剤入り用品(ガラスク
リーナー・洗剤・ワックスなど)を使用しないでください。コーティングを損
傷させるおそれがあります。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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4-1. お手入れのしかた
タイヤについて
知識
■
タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨ
タ販売店にご相談ください。
タイヤの点検は、法律で義務づけられています。日常点検として必ず
タイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命を延ばすために、タイヤローテーション
(タイヤ位置交換)を FR 車は 10,000km ごとに、4WD 車は 5,000
km ごとに行ってください。
■ タイヤの点検項目
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
● タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
● タイヤの亀裂・損傷の有無
● タイヤの溝の深さ
● タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、
摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
■ タイヤローテーションのしかた
図で示す順にタイヤをローテー
ションしてください。
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿
命を延ばすために、トヨタは定期
点検毎のタイヤローテーションを
推奨します。
前側
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4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
■
タイヤ空気圧の数値
■
低偏平タイヤについて(235/45R18 94W
*
または 235/40R19 92Y
*
)
雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タ
イヤかタイヤチェーンを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するよ
うにしてください。
■
低偏平タイヤの空気圧点検(235/45R18 94W
*
または235/40R19 92Y
*
)
低扁平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検
してください。2 週間に 1 回(最低でも 1ヶ月に 1 回)、または長距離ドライ
ブの前には、必ず空気圧を点検してください。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ
空気圧ラベルで確認することができます。
応急用タイヤ:420 kPa (4.2 kg/cm
2
)
※
タイヤが冷えているときの空気圧
タイヤサイズ
空気圧
※
[kPa(kg/cm
2
)]
前後輪
215/60R 16 95H
250(2.5)
235/45R 18 94W
240(2.4)
235/40R 19 92Y
240(2.4)
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4-1. お手入れのしかた
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安
定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
311
4-1. お手入れのしかた
4
お手入れのしかた
警告
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。
また、ナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあ
ります。オイルやグリースがねじ部に付いている場合はふき取ってください。
注意
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
低偏平タイヤ(235/45R18 94W
*
または 235/40R19 92Y
*
)について
低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より
大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことにご注意ください。
●
適切なタイヤ空気圧で使用する
空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。
●
段差や凹凸のある路面、路上に開いた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物
を避けてください。タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。テーパー部を外側に
して取り付けると、ホイールが破損しは
ずれてしまい、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。
テーパー部
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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4-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット
知識
■
バッテリー端子をはずすときは
バッテリー端子をはずすと、コンピューターに記憶されている情報が消去され
ます。バッテリー端子をはずすときはトヨタ販売店にご相談ください。
室内からロックを解除して、ボンネットを開けます。
ボンネット解除レバーを引く
ボ ン ネ ッ ト が 少 し 浮 き 上 が り ま
す。
レバーを引き上げて、ボンネッ
トを開ける
手順
1
手順
2
313
4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
警告
■
走行前の確認
ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
けがを防ぐために
●
走行後のエンジンルーム内は高温になっています。熱くなった部品にさわると
やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
●
ボンネットを開ける前にエンジンスイッチを“LOCK”にしてください。作動
中の部品に巻き込まれてけがなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。し
ばらくたってからボンネットを開けてください。
スマートエントリー&スタートシステム装着車
●
ボンネットを開ける前に“エンジン スタート ストップ”スイッチを OFF にし
てください。作動中の部品に巻き込まれてけがなどの重大な傷害を受けるおそ
れがあります。しばらくたってからボンネットを開けてください。
■
エンジンルームを点検したあとは
エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。
■
ボンネットを閉めるときは
ボンネットを閉めるときは、手などを挟ま
ないように注意してください。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険で
す。
314
4-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■
ボンネットやダンパーステーへの損傷を防ぐために
●
ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。
●
ボンネットにはボンネットを支えるためのダンパーステーが取り付けられて
います。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため、次のことをお守りくだ
さい。
・ ビニール片・ステッカー・粘着材などの異物をステーのロッド部(棒部)
に付着させない
・ ロッド部を軍手などでふれない
・ ボンネットにトヨタ純正品以外のアクセサリー用品を付けない
・ ステーに手をかけたり、横方向に力をかけたりしない
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4-2. 簡単な点検・部品交換
お手入れのしかた
4
ガレージジャッキ
ガレージジャッキを使用して車両を持ち上げるときは、正しい位置に
ガレージジャッキをセットしてください。
正しい位置にセットしないと、車両が損傷したり、けがをしたりする
おそれがあります。
■ FR 車(後輪駆動)
フロント側
リヤ側
316
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ 4WD 車(4 輪駆動)
フロント側
リヤ側
317
4-2. 簡単な点検・部品交換
4
お手入れのしかた
警告
■
車両を持ち上げるときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ガレージジャッキを使用するときは、必ずガレージジャッキ付属の取扱説明書
を十分に確認の上、使用する
●
車に搭載されているジャッキを使用しない
車両が落下するおそれがあります。
●
ガレージジャッキのみで支えられた車両の下に体の一部を入れたり、もぐり込
んだりしない
●
ガレージジャッキおよび、自動車用ジャッキスタンドをしっかりとした傾きの
ない平坦な床面で使用する
●
車両がジャッキアップされた状態でエンジンを始動しない
●
平らで硬い地面に車両を停車させ、しっかりとパーキングブレーキをかけ、シ
フトレバーを P にする
●
ガレージジャッキは、必ずジャッキアップポイントに正しくセットする
ガレージジャッキを正しくセットせずに車両を持ち上げると、車両が損傷しま
す。また、車両がガレージジャッキから落下するおそれがあります。
●
車内に乗員がいるときは車両を持ち上げない
●
車両を持ち上げるときは、ガレージジャッキの上下にものを置かない
●
図のようなガレージジャッキを使用して
車両を持ち上げる
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4-2. 簡単な点検・部品交換
エンジンルームカバー
ヒューズや電球(バルブ)の点検・交換などを行うときに取りはずし
ます。
■ エンジンルームカバーの取りはずし方
■ クリップの取り付け方
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