Toyota Voxy (2018 year). Instruction japanese — part 11
159
4-1. 運転にあたって
4
運転
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりかけ、
シフトポジションを D にする
シフトポジション表示灯が D であることをメーターで確認します。(→ P. 77)
ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進す
る
■
上り坂発進について
ヒルスタートアシストコントロールが作動します。(→ P. 237)
■
燃費をよくする走り方
ハイブリッド車も急加速を控えるなど、通常のガソリン車と同様の心がけが必要
です。(→ P. 243)
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなった
りするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンドル
やブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてくださ
い。
■
ハイブリッドシステム出力の抑制について(ブレーキオーバーライドシステム)
●
アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれたとき、ハイブリッドシステ
ム出力を抑制する場合があります。
●
ブレーキオーバーライドシステム作動中は、マルチインフォメーションディス
プレイにメッセージが表示されます。(→ P. 355)
上り坂の発進のしかた
知識
1
2
3
160
4-1. 運転にあたって
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
●
次のような通常と異なる操作が行われた場合、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
・ アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトポジションを切りかえた(R から
D、D または B から R、N から R、P から D、P から R)とき
この場合、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示され
ます。表示された画面の指示に従ってください。
・ 後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき
●
ドライブスタートコントロールが作動していると、ぬかるみや新雪などから
の脱出が困難な場合があります。そのようなときは、TRC の作動を停止(→
P. 238)することにより、ドライブスタートコントロールが停止し、脱出し
やすくなります。
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミ部分に
取り付けることはできません。
■
環境に配慮した運転(ハイブリッドシステムインジケーター)
→ P. 80
161
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
発進するとき
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯して
いる状態で停車しているときは、常にブレーキペダルを踏んでください。クリー
プ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するとき
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を十分把握
した上で運転してください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
ハイブリッド車は電気モーターでの走行時にエンジン音がしないため、周囲の
人が車両の接近に気が付かない場合があります。車両接近通報装置が ON で
も、周囲の騒音などが大きい場合は、車両の接近に気が付かないことがありま
すので、十分注意して運転してください。特に車両接近通報装置を OFF にし
ているときは、注意が必要です。
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ
い。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれ
があり危険です。
●
通常走行時は、走行中にハイブリッドシステムを停止しないでください。走行
中にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能で
すが、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安
全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 346
を参照してください。
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキが過熱して正常に機能しな
くなります。(→ P. 179)
162
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
運転するとき
●
走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。運転を誤るおそれがあります。
●
すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ
い。
■
すべりやすい路面を運転するとき
●
急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなるおそれがあります。
●
急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどのおそれがあります。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを
確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった
り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられるおそれがありま
す。
163
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
シフトポジションを変更するとき
●
前進側のシフトポジションのまま惰性で後退したり、R のまま惰性で前進する
ことは絶対にやめてください。
思わぬ事故や故障につながるおそれがあります。
●
車両が動いているあいだは、P ポジションスイッチを押さないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトポジションを R にしないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトポジションを前進側のシフトポジション
にしないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトポジションをN にすると、ハイブリッドシステムの動力伝達が
解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトポジションが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。
シフトポジションの変更後は、メーター内のシフトポジション表示灯で現在の
シフトポジションを必ず確認してください。
164
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したとき
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ディスクローターの損傷につ
ながる場合があります。
パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗
の限度をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお
それがあります。
■
停車するとき
●
不必要にアクセルペダルを踏み込まないでください。
シフトポジションが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。
●
車が動き出すことによる事故を防ぐため、READY インジケーターが点灯して
いるときは常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをか
けてください。
●
坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常に
ブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●
停車中に空ぶかしをしないでください。
排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険で
す。
165
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
駐車するとき
●
炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置
しないでください。
放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険です。
・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ
を起こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に
なる
●
ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ
クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込
んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる
おそれがあり危険です。
●
ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル
メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ
い。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険で
す。
●
シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ
ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反
射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。
●
車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P
にし、ハイブリッドシステムを停止し、施錠してください。
READY インジケーターが点灯しているあいだは、車から離れないでくださ
い。
パーキングブレーキをかけずにシフトポジションを P にした状態では、車が
動き思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
READY インジケーターが点灯しているとき、またはハイブリッドシステム停
止直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
166
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
仮眠するとき
必ずハイブリッドシステムを停止してください。
READY インジケーターが点灯した状態のまま仮眠すると、無意識にシフトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込んだりして、事故やハイブリッド
システムの異常過熱による火災が発生するおそれがあります。さらに、風通し
の悪い場所に停めると、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
ブレーキをかけるとき
●
ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。
●
電子制御ブレーキシステムが機能しないときは、他の車に近付いたりしないで
ください。また、下り坂や急カーブを避けてください。
この場合ブレーキは作動しますが、通常よりもブレーキペダルを強く踏む必要
があります。また制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けて
ください。
●
ブレーキシステムは 2 つ以上の独立したシステムで構成されており、1 つの油
圧システムが故障しても、残りは作動します。この場合、ブレーキペダルを通
常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修
理を受けてください。
■
床下に衝撃を受けたとき
ただちに安全な場所に停車し、ハイブリッドシステムを停止してください。ブ
レーキ液や燃料のもれ、マフラーなど車体下部に損傷がないか確認してくださ
い。もれや損傷がある場合はただちに販売店で点検整備を受けてください。
もれや損傷を放置すると、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
167
4-1. 運転にあたって
4
運転
注意
■
運転しているとき
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。
アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、ハイブリッドシステム出力
を抑制する場合があります。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■
駐車するとき
必ずパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にしてください。パー
キングブレーキをかけ、シフトポジションを P にしておかないと、車が動き出
したり、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがありま
す。
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は P. 366, 381 を参照してください。
168
4-1. 運転にあたって
注意
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を与えるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・トランスアクスルなどのオイルやフルードの量および質の変化
●
各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
冠水によりシフト制御関連部品が損傷すると、シフトポジションが P に切りか
えられない、または P から他のシフトポジションに切りかえられなくなる可能
性があります。P から他のシフトポジションに切りかえられないときは、前輪
が固定されているため、けん引での移動はできません。(→ P. 347)
169
4
4-1. 運転にあたって
運転
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
できるだけ荷物はラゲージルームに積んでください。
●
シート背もたれより高いものをラゲージルームに積まないでください。
●
セカンドシート・サードシートのシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い
荷物を積むときは、できるだけ前席シート背もたれの真うしろには積まないで
ください。
●
ラゲージルームに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。
乗員は適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
・ 運転席足元
・ 助手席やセカンドシート/サードシート(荷物を積み重ねる場合)
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
170
4-2. 運転のしかた
パワー(イグニッション)スイッチ
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
マルチインフォメーションディスプレ
イにメッセージが表示されます。
表示されないと、ハイブリッドシステ
ムは始動しません。
シフトポジションが N と表示されてい
るときは、ハイブリッドシステムを始
動できません。必ず P にしてから始動
してください。(→ P. 179)
パワースイッチを短く確実に押
す
短く確実に押せば、押し続ける必要は
ありません。
READYインジケーターが点灯すれば、
ハイブリッドシステムは正常に始動し
ています。
READY インジケーターが点灯するま
でブレーキペダルを踏み続けてくださ
い。
パワースイッチのどのモード(→ P. 171)からでもハイブリッドシステムを始動
できます。
READY インジケーターが点灯したことを確認する
READY インジケーターが点滅から点灯にかわり、ブザーが鳴れば、ハイブリッド
システムは正常に始動しています。
READY インジケーターが消灯している状態では走行できません。
READY インジケーターが点灯していれば、ガソリンエンジンが停止していても走
行できます。
(車両の状態に応じて、ガソリンエンジンは自動で始動・停止します)
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始
動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。
ハイブリッドシステムの始動のしかた
1
2
3
4
171
4-2. 運転のしかた
4
運転
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかける(→ P. 185)
P ポジションスイッチを押す
(→ P. 180)
シフトポジション表示灯が P であるこ
とをメーターで確認します。
(→P. 77)
パワースイッチを押す
ハイブリッドシステムが停止します。
ブレーキペダルから足を離して、スマートエントリー&スタートシス
テム表示灯が消灯していることを確認する
ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえ
ることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)
OFF
非常点滅灯が使用できます。
アクセサリーモード
アクセサリーソケットなどの電装品が
使用できます。
スマートエントリー&スタートシステ
ム表示灯が緑色にゆっくりと点滅しま
す。
ON モード
すべての電装品が使用できます。
スマートエントリー&スタートシステ
ム表示灯が緑色にゆっくりと点滅しま
す。
ハイブリッドシステムの停止のしかた
1
2
3
パワースイッチの切りかえ
4
5
1
2
3
172
4-2. 運転のしかた
■
自動電源 OFF 機能
シフトポジションが P にあるとき、20 分以上アクセサリーモードか 1 時間以上
ON モード(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしてお
くと、パワースイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではあ
りません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをア
クセサリーモードまたは ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
■
ハイブリッド車特有の音と振動について
→ P. 62
■
電子キーの電池の消耗について
→ P. 100
■
外気温が低いとき
ハイブリッドシステム始動時にREADYインジケーターの点滅時間が長くなるこ
とがあります。READY インジケーターが点灯すれば走行可能になりますので点
灯するまでそのままお待ちください。
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
→ P. 127
■
ご留意いただきたいこと
→ P. 128
■
ハイブリッドシステムが始動しないとき
●
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→ P. 69)
トヨタ販売店へご連絡ください。
●
シフトポジション表示灯の N が点灯しているときは、ハイブリッドシステムを
始動できません。必ず P にしてから始動してください。(→ P. 180)
マルチインフォメーションディスプレイに「始動時は P レンジに入れてくださ
い」が表示されます。
●
始動操作に関するメッセージがマルチインフォメーションディスプレイに表示
されている場合は、画面の指示に従ってください。
■
万一、READY インジケーターが点灯しないとき
正しい手順で始動操作を行っても READY インジケーターが点灯しない場合は、
ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。
知識
173
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
ハイブリッドシステムに異常があるとき
→ P. 358
■
マルチインフォメーションディスプレイに「スマートエントリー&スタートシス
テム故障 取扱書を確認」が表示されたとき
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
■
電子キーの電池が切れたとき
→ P. 324
■
パワースイッチの操作について
●
スイッチを短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやハイブリッド
システムの始動ができない場合があります。
●
パワースイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始
動しない場合があります。パワースイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから
操作してください。
■
自動 P ポジション切りかえ機能について
→ P. 182
■
シフト制御システムについて
シフト制御システムが故障すると、パワースイッチを操作して OFF にしようと
してもアクセサリーモードになることがあります。その場合は、パーキングブ
レーキをかけてからパワースイッチを操作すると OFF にすることができます。
システムが故障した場合は、すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
販売店でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
→ P. 395
174
4-2. 運転のしかた
警告
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
緊急時のハイブリッドシステム停止方法
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを
2 秒以上押し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。
(→ P. 346)
ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中
にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能です
が、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安全
を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
●
走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、走行中にハイブリッドシ
ステムを再始動させる場合は、パワースイッチを押してください。停車後にハ
イブリッドシステムを再始動させる場合は、シフトポジションを P にし、パ
ワースイッチを押してください。
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