Toyota Harrier (2018 year). Instruction japanese — part 26

399

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

応急修理キットの作動中は、部分的に熱くなります。使用中、または使用後の
取り扱いには注意してください。ボトルとコンプレッサー接続箇所の金属部分
は特に熱くなるため、使用中、または使用直後はふれないでください。

速度制限ラベルは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分
などの SRS エアバッグ展開部に貼ると、SRS エアバッグが正常に作動しな
くなるおそれがあります。

補修液を均等に広げるための運転について

低速で慎重に運転してください。特にカーブや旋回時には注意してください。

車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、停車し、
次のことを確認してください。

・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールからはずれている可能性が

あります。

・ 空気圧を確認してください。130kPa

未満の場合は、タイヤが大きなダ

メージを受けている可能性があります。

注意

応急修理をするとき

タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。
取り除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があり
ます。

応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。

砂地などの砂ぼこりの多い場所に直接置いて使用しないでください。砂ぼこり
などを吸い込むと、故障の原因になります。

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。他の電源での使用はできません。

応急修理キットにガソリンがかかると、劣化するおそれがあります。ガソリン
がかからないようにしてください。

応急修理キットは砂埃や水を避けて収納してください。

応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。

分解・改造などは絶対にしないでください。また、圧力計などに衝撃を与えな
いでください。故障の原因になります。

400

7-2. 緊急時の対処法

パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)

地面が固く平らで安全な場所に移動する

パーキングブレーキをかける

シフトレバーを P にする

ハイブリッドシステムを停止する

非常点滅灯を点滅させる(→ P. 367)

パンクしたタイヤを、備え付けの応急用タイヤと交換してください。

(タイヤについての詳しい説明は P. 337 を参照してください)

警告

タイヤがパンクしたときは

パンクしたまま走行しないでください。
短い距離でも、タイヤとホイールが修理できないほど損傷したり、思わぬ事故
につながるおそれがあり危険です。

ジャッキで車体を持ち上げる前に

401

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

工具とジャッキの位置

工具袋

ジャッキハンドル

ホイールナットレンチ

ジャッキ

応急用タイヤ

けん引フック

BTO72DQ003

4

1

2
3

5

6

1
2
3

4
5
6

402

7-2. 緊急時の対処法

警告

ジャッキの使用について

次のことをお守りください。
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。

ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない

備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない

ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける

ジャッキで支えられている車の下に体を入れない

車がジャッキで支えられている状態で、ハイブリッドシステムを始動したり車
を走らせない

車内に人を乗せたまま車を持ち上げない

車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない

車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない

車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する

車を下げるときは、周囲に人がいないことを確認し、人がいるときは声をかけ
てから下げる

403

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

デッキボードを取りはずす(→

P. 309

工具袋を取り出す

ジャッキ固定バンドのフックを
固定穴

からはずす

ジャッキを取り出す

ジャッキ固定バンドについて

デッキボードを取りはずす(→

P. 309

ラゲージアンダートレイを取り
はずす

ジャッキの取り出し方

1

BTO72DP223

1

フック

2

3

1

4

知識

ジャッキ固定バンドのフックを固定穴

から

は ず し た と き は、バ ン ド を ひ ね っ て 固 定 穴

にフックをかけることができます。

応急用タイヤの取り出し方

1

2

1

BTO53DQ103

2

404

7-2. 緊急時の対処法

留め具をはずし、スペアタイヤを
取り出す

スペアタイヤの留め具が固くてまわら
ないときは、車載のホイールナットレ
ンチを使用してください。

(タイヤを固

定するときは、留め具を手で取り付け
てください。レンチなどの工具は使用
しないでください。)

BTO72DP014

3

警告

応急用タイヤを収納するとき

ボデーと応急用タイヤとのあいだに、指などを挟まないように注意してくださ
い。

405

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

輪止め

をする

輪止めは、トヨタ販売店で購入する
ことができます。

ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める

ジ ャ ッ キ の

部 を 手 で ま わ し

て、ジャッキ溝をジャッキセット
位置にしっかりかける

パンクしたタイヤの交換

1

パンクしたタイヤ

輪止めの位置

前輪

左側

右側後輪うしろ

右側

左側後輪うしろ

後輪

左側

右側前輪前

右側

左側前輪前

BTO72DP016

2

3

1

406

7-2. 緊急時の対処法

ホイールナットレンチをジャッ
キハンドルに組み付ける

タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる

ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす

タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの表面に傷が付かないよう表面
を上にします。

BTO72DP018

4

BTO72DP019

5

BTO72DP020

6

407

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

警告

タイヤ交換について

走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ
ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。

次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

・ ねじ部にオイルやグリースを塗らない

ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディ
スクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイール
が落下するおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場
合はふき取ってください。

・ ホイールの交換後は、すぐに 103N・m(1050kgf・cm)の力でナット

を締める

・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異

常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける

・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける

(→ P. 339)

408

7-2. 緊急時の対処法

ホイール接触面の汚れをふき取

ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。

応急用タイヤを取り付け、タイヤ
が が た つ か な い 程 度 ま で 手 で
ナットを仮締めする

ナットのテーパー部がホイールのシー
ト部に軽くあたるまでまわす

車体を下げる

図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける

締め付けトルク:
103N・m(1050kgf・cm)

すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する

応急用タイヤの取り付け

BTO72DP021

1

BTO72DP022

シート部

テーパー部

2

BTO72DP024

3

BTO72DP025

1

5

4

2

3

4

5

409

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

応急用タイヤについて

タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にのみ
使用してください。

空気圧を必ず点検してください。(→ P. 433)

応急用タイヤを装着しているとき

標準タイヤ装着時にくらべ車高が低くなっています。

雪道・凍結路で前輪がパンクしたとき

後輪を応急用タイヤに交換する

パンクした前輪をはずした後輪に交換する

タイヤチェーンを前輪に装着する

知識

警告

応急用タイヤを使用するとき

お客様の車専用になっているため、他の車には使用しないでください。

同時に 2 つ以上の応急用タイヤを使用しないでください。

できるだけ早く通常のタイヤと交換してください。

急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避けてください。

1

2

3

410

7-2. 緊急時の対処法

警告

応急用タイヤを装着しているとき

正確な車両速度が検出できない場合があり、次のシステムが正常に作動しなく
なるおそれがあります。

また、次のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響を与えるおそれがあります。

・ 電気式 4WD システム

応急用タイヤ使用時の速度制限

応急用タイヤを装着しているときは、約 80km/h 以上の速度で走行しないでく
ださい。
応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ
があります。

注意

タイヤチェーンの装着について

応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。
タイヤチェーンが車体にあたり、車を損傷したり走行に悪影響をおよぼしたり
するおそれがあります。

・ ABS
・ ブレーキアシスト
・ LDA(レーンディパーチャーアラー

ト [ ステアリング制御機能付き ])

・ レーダークルーズコントロール(全

車速追従機能付き)

・ クリアランスソナー

・ インテリジェントクリアランスソ

ナー

・ TRC

・ VSC
・ PCS(プリクラッシュセーフティシ

ステム)

・ オートマチックハイビーム

・ アダプティブハイビームシステム

・ GPS ボイスナビゲーション

・ EPS
・ バックガイドモニター

・ パノラミックビューモニター(左右

確認サポート付)

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

411

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

ハイブリッドシステムが始動できないときは

次の原因が考えられます。

電子キーが正常に働いていない可能性があります。(→ P. 413)

燃料が入っていない可能性があります。
給油してください。

イモビライザーシステムに異常がある可能性があります。(→ P. 66)

ステアリングロックシステムに異常がある可能性があります。

電子キーの電池切れやヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があ
ります。異常の種類によっては、ハイブリッドシステムを一時的な処
置で始動することができます。(→ P. 412)

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 415)

補機バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。

(→ P. 331)

次の原因が考えられます。

補機バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 415)

補機バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。

(→ P. 331)

対処の方法がわからないとき、あるいは対処をしてもハイブリッドシステムが始動
できないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

ハイブリッドシステムが始動できない原因は状況によって異なります。
次のことをご確認いただき、適切に対処してください。

正しいハイブリッドシステムの始動方法(→ P. 165)に従っても始動
できない

室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの音が小さい、または鳴らない場合

室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーンが鳴らない場合

412

7-2. 緊急時の対処法

通常のハイブリッドシステム始動操作でハイブリッドシステムが始動し
ないときは、次の手順でハイブリッドシステムが始動する場合がありま
す。
緊急時以外は、この方法で始動させないでください。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが P の位置にあることを確認する

パワースイッチをアクセサリーモードにする

ブレーキペダルをしっかり踏んでパワースイッチを約 15 秒以上押し
続ける

上記の方法でハイブリッドシステムが始動しても、システムの故障が考
えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

緊急始動機能

1
2
3
4

413

7

万一の場合には

7-2. 緊急時の対処法

電子キーが正常に働かないときは

メカニカルキー(→ P. 92)を使っ
て次の操作ができます。

全ドア施錠

ドアガラスが閉まる(まわし続け
る)

全ドア解錠

ドアガラスが開く(まわし続け
る)

カスタマイズ機能での設定変更が必要です。(→ P. 440)

シフトレバーが P の状態でブレーキペダルを踏む

電子キーのトヨタエンブレム面
で、パワースイッチにふれる

電子キーを認識するとブザーが鳴り、
ON モードへ切りかわります。

車両カスタマイズ機能でスマートエン
トリー&スタートシステムの設定が非
作 動 に な っ て い る と き は、ア ク セ サ
リーモードへ切りかわります。

ブレーキペダルをしっかりと踏み込んで、マルチインフォメーション

ディスプレイに

が表示されていることを確認する

パワースイッチを押す

処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。

電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(→ P. 120)、電子キーの
電池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイヤ
レスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順でド
アを開けたり、ハイブリッドシステムを始動したりすることができます。

ドアの施錠・解錠

BTO72DP049

1

2

3

4

1
2

3
4

ハイブリッドシステム始動の方法

1

2

3

4

414

7-2. 緊急時の対処法

ハイブリッドシステムの停止方法

通常のハイブリッドシステムの停止方法と同様に、シフトレバーを P にしてパ
ワースイッチを押します。

電池交換について

ここで説明しているハイブリッドシステムの始動方法は一時的な処置です。電池
が切れたときは、ただちに電池の交換をおすすめします。(→ P. 345)

オートアラームについて

メカニカルキーで施錠した場合、オートアラームが設定されません。

パワースイッチのモードの切りかえについて

ハイブリッドシステム始動方法の手順

で、ブレーキペダルから足を離してパ

ワースイッチを押すと、ハイブリッドシステムが始動せず、スイッチを押すごと
にモードが切りかわります。(→ P. 166)

電子キーが正常に働かない場合

車両カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムの設定を確認
し、非作動になっている場合には、作動可能に設定変更してください。

(→ P. 438)

電子キーが節電モードに設定されていないことを確認してください。
設定されている場合は解除してください。(→ P. 120)

知識

警告

メカニカルキーを使ってドアガラスを操作するとき

ドアガラスに人が挟まれるおそれがないことを確認してから操作してくださ
い。またお子さまには、メカニカルキーによる操作をさせないでください。お
子さまや他の人がドアガラスに挟まれたり巻き込まれたりするおそれがありま
す。

3

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