Toyota Allion (2016 year). Instruction japanese — part 9
127
4
運転
4-1. 運転にあたって
注意
■
運転しているとき
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。
アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、エンジン出力を抑制する場
合があります。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■
駐車するとき
必ずパーキングブレーキをかけシフトレバーを P にしてください。パーキング
ブレーキをかけシフトレバーを P にしておかないと、車が動き出したり、誤っ
てアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は、P. 332 を参照してください。
128
4-1. 運転にあたって
注意
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を受けるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・トランスアクスル・トランスファー(4WD 車)
・ディファレンシャ
ルなどのオイルやフルードの量および質の変化
●
プロペラシャフト(4WD 車)
・各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
129
4
運転
4-1. 運転にあたって
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次の警告をお守りください。お守りいただかないと、思わぬ事故につながるお
それがあり危険です。
●
できるだけ荷物はトランクに積んでください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
・ 運転席足元
・ 助手席やリヤ席(荷物を積み重ねる場合)
・ パッケージトレイ
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
130
4-1. 運転にあたって
警告
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
安定していないと、急ブレーキや事故の際に投げ出され、乗員を傷付けるおそ
れがあります。
●
後席のシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い荷物を積むときは、できる
だけ前席シート背もたれの真うしろには積まないでください。
●
トランク内に人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。乗員
は、適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
お守りいただかないと、急ブレーキや衝突の際に、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
131
4
運転
4-2. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエント
リー&スタートシステム非装着車)
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
エンジン スイッチを“ START ”の位置にまわす
“ LOCK ”(OFF)
・ ステアリングロックがかかりま
す。
・ シフトレバーの位置が P のとき、
キーを抜き挿しすることができま
す。
“ ACC ”
アクセサリーソケットなどの電装品が
使用できます。
“ ON ”
すべての電装品が使用できます。
“ START ”
エンジンが始動できます。
エンジンのかけ方
エンジン スイッチの位置の切りかえ
1
2
3
4
1
2
3
4
132
4-2. 運転のしかた
■
キーを“ ACC ”から“ LOCK ”にまわすには
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
■
ステアリングロックを解除するには
■
キー抜き忘れ警告ブザー
キーが挿してあり、エンジン スイッチが“ ACC ”または“ LOCK ”のとき、
運転席ドアを開けると警告音が鳴ります。
知識
キーを押し込みながら“ LOCK ”までま
わす
ハンドルを左右に動かしながら、エンジン
スイッチをまわしてください。
1
2
133
4
運転
4-2. 運転のしかた
警告
■
エンジンを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。
■
走行中の警告
走行中はエンジン スイッチを“ LOCK ”にしないでください。
緊急時、走行中にエンジンを停止したい場合には“ ACC ”にしてください。
走行中にエンジンが停止すると思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンがかかっていないときは、エンジン スイッチを“ ACC ”または“ ON ”
にしたまま長時間放置しないでください。
■
エンジンを始動するとき
●
一度に 30 秒以上スターターをまわさないでください。
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただ
ちにエンジンの点検を受けてください。
134
4-2. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエント
リー&スタートシステム装着車)
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
スイッチ上のインジケーターが緑色に点灯します。
緑色に点灯していないと、エンジンは始動しません。
エンジンスイッチを短く確実に
押す
短く確実に押せば、押し続ける必要は
ありません。
エンジンが始動するまで最大 30 秒間
スターターが回転します。
完 全 に エ ン ジ ン が 始 動 す る ま で、ブ
レーキペダルを踏み続けてください。
エンジンスイッチのどのモードからで
もエンジンを始動できます。
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、エンジンの始動またはエン
ジンスイッチのモードを切りかえることができます。
エンジンのかけ方
1
2
3
4
135
4
運転
4-2. 運転のしかた
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかけて(→ P. 143)シフトレバーを P の位置にす
る
エンジンスイッチを押す
ブレーキペダルから足を離した状態にしてエンジンスイッチのインジ
ケーターが消灯していることを確認する
ブレーキペダルを踏まずにエンジンスイッチを押すと、モードを切りか
えることができます。
(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)
OFF
※
非常点滅灯が使用できます。
アクセサリーモード
アクセサリーソケットなどの電装品が
使用できます。
スイッチ上のインジケーターが橙色に
点灯します。
イグニッション ON モード
すべての電装品が使用できます。
スイッチ上のインジケーターが橙色に点灯します。
※
シフトレバーが P 以外のときはアクセサリーモードになり、OFF になりませ
ん。
エンジン停止のしかた
エンジンスイッチのモード切りかえ
1
2
3
4
1
2
3
136
4-2. 運転のしかた
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させた場合、エンジンは停止し
ますが、エンジンスイッチのモードは OFF になりません。次の手順で
OFF にしてください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーを P の位置にする
スイッチ上のインジケーターが緑色にゆっくりと点滅していることを
確認し、エンジンスイッチを 1 回押す
スイッチ上のインジケーターが消灯していることを確認する
■
自動電源 OFF 機能
シフトレバーが P にあるとき、1 時間以上アクセサリーモードのままにしてお
くと、エンジンスイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、バッテリーあがりを完全に防ぐものではありま
せん。エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチをアクセサリーモー
ドまたはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
■
エンジンスイッチの操作について
●
スイッチを短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやエンジン始動
ができない場合があります。
●
エンジンスイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、エンジンが始動しない場
合があります。エンジンスイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから操作して
ください。
■
電子キーの電池の消耗について
→ P. 80
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
→ P. 94
■
ご留意いただきたいこと
→ P. 95
■
エンジンが始動しないとき
エンジンイモビライザーシステム
★
が解除されていない可能性があります。
(→ P. 60)トヨタ販売店へご連絡ください。
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止したとき
知識
1
2
3
4
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
137
4
運転
4-2. 運転のしかた
■
ステアリングロックについて
エンジンスイッチを OFF にしたあとにドアを開閉すると、ステアリングロック
機能によりハンドルが固定されます。エンジンスイッチを操作すると、ステアリ
ングロックは自動で解除されます。
■
ステアリングロックが解除できないとき
■
マルチインフォメーションディスプレイに「ステアリングロックシステムチェッ
ク」が表示されたとき
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
■
ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について
短時間にエンジン始動・停止をくり返すと、モーターのオーバーヒート防止のた
めに作動制限することがあります。その場合は操作を控えてください。10 秒程
度でもとの状態にもどります。
■
エンジンスイッチ上のインジケーターが橙色に点滅したとき
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
■
電子キーの電池が切れたとき
→ P. 292
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
→ P. 346
マルチインフォメーションディスプレイに
メッセージが表示され、エンジンスイッチ上
のインジケーターが緑色に点滅します。
ハンドルを左右にまわしながら、再操作して
ください。
138
4-2. 運転のしかた
警告
■
エンジンを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。
■
走行中の警告
エンジンの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止
するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。ステアリン
グロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
緊急時のエンジン停止方法
走行中にエンジンを緊急停止したい場合には、3 秒以上エンジンスイッチを押
し続けてください。
ただし、緊急時以外は走行中にエンジンスイッチにふれないでください。走行
中にエンジンを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補
助がなくなり、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した
上で、すみやかに道路脇に停車してください。
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
●
エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチをアクセサリーモードま
たはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
●
エンジンがかかっていないときに、スイッチ上のインジケーターが消灯してい
ない場合、エンジンスイッチが OFF になっていません。
エンジンスイッチを OFF にしてから車両を離れてください。
●
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させないでください。シフトレバー
が P 以外でエンジンを停止させた場合、エンジンスイッチがアクセサリー
モードとなるため、そのまま放置するとバッテリーあがりの原因になります。
■
エンジンを始動するとき
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただ
ちにエンジンの点検を受けてください。
■
エンジンスイッチの操作について
エンジンスイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそ
れがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
139
4
運転
4-2. 運転のしかた
オートマチックトランスミッション
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチが“ ON ”の状態で、ブレーキペダルを踏んだまま操作しま
す。
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがイグニッション ON モードの状態で、ブレーキペダル
を踏んだまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてから行って
ください。
シフトレバーの動かし方
140
4-2. 運転のしかた
※
燃費向上や騒音の低減のために、通常は D ポジションを使用してください。
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせます。
■
シフトロックシステム
シフトロックシステムは、発進時のシフトレバーの誤動作を防ぐシステムです。
エンジンスイッチが “ ON ” (スマートエントリースタートシステム非装着車)
または、イグニッション ON モード(スマートエントリー&スタートシステム装
着車)でブレーキペダルを踏んだ状態でなければ、シフトレバーを P からシフト
できません。
■
シフトレバーを P からシフトできないとき
ブレーキペダルを踏んでいることを確認してください。
ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、シフトロッ
クシステムなどの故障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
ただし、一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトすることができ
ます。
シフトロック解除のしかた:
パーキングブレーキをかける
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
エンジンスイッチを “ LOCK ” にする
スマートエントリー&スタートシステム装着車:
エンジンスイッチを OFF にする
ブレーキペダルを踏む
シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的
P
駐車またはエンジン始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※
S
坂道走行
B
急な下り坂走行
知識
1
2
3
141
4
運転
4-2. 運転のしかた
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスドライ
バーの先端に布などを巻いて保護してく
ださい。
シフトロック解除ボタンを押す
ボタンを押しているあいだは、レバーをシ
フトできます。
警告
■
すべりやすい路面では
急なアクセル操作や、シフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力
の急激な変化が、横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。
■
シフトロック解除時の事故を防ぐために
シフトロック解除ボタンを押すときは、必ずパーキングブレーキをかけブレー
キペダルを踏んでください。
誤ってアクセルペダルを踏んでいると、シフトロック解除ボタンを押してシフ
トレバーを操作したときに、車が急発進して思わぬ事故につながり、重大な傷
害におよぶか最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
4
5
142
4-2. 運転のしかた
方向指示レバー
左折
左側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで、左側方向指示灯が
点滅します。
右側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで、右側方向指示灯が
点滅します。
右折
■
作動条件
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ ON ”のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
表示灯の点滅が異常に速くなったとき
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
操作のしかた
1
2
3
4
知識
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Текст