Toyota Hilux (2018 year). Instruction japanese — part 8
111
3
各部の操作
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
スマートエントリー&スタートシステム
★
●
ドアを施錠・解錠する (→ P. 101)
●
エンジンを始動する(→ P. 153)
■
アンテナの位置
電子キーをポケットなどに携帯すると、次の操作が行えます。必ず運転
者がキーを携帯してください。
知識
車外アンテナ
車内アンテナ
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
112
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
作動範囲(電子キーの検知エリア)
車内で電子キーを携帯している場合に作動します。
(フロア上、ダッシュボー
ド上などは作動範囲の対象外です)
■
節電機能
長期駐車時に電子キーの電池と車両のバッテリーあがりを防止するため、節電機
能が働きます。
■
電子キーの節電モードについて
節電モードに設定すると、電子キーによる電波の受信待機を停止し、電子キーの
電池の消耗を抑えることができます。
: ドアの施錠・解錠時
各ドアのロック/アンロックスイッチ
から周囲約 70cm 以内で電子キーを携
帯している場合に作動します。(電子
キ ー を 検 知 し て い る ド ア ハ ン ド ル の
ロック/アンロックスイッチのみ作動
します)
: エンジン始動時またはエンジンスイッ
チ切りかえ時
電子キーの
を押しながら、
を 2
回押し、電子キーのインジケータが 4 回光
ることを確認してください。
節電モード中は、スマートエントリー&ス
タートシステムを使用できません。節電モー
ドを解除するには、電子キーのいずれかのス
イッチを押してください。
113
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
警告音と警告表示について
誤操作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、車内や車外で警告音が鳴った
り、マルチインフォメーションディスプレイに警告が表示されたりすることがあ
ります。警告が表示されたときは、ディスプレイの表示をもとに適切に対処して
ください。
警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次のとおりです。
警告音
状況
対処方法
車外から“ピー”
と 5 秒間鳴る
いずれかのドアが開いている
ときにスマートエントリー&
スタートシステムで施錠しよ
うとした
全ドアを閉めたあと、再
度施錠してください。
車内から “ ピー、
ピー ” と鳴り続
ける
運転席ドアが開いている状態
でエンジンスイッチをアクセ
サリーモードにした(アクセサ
リーモードのとき運転席ドア
を開いた)
エンジンスイッチを OFF
にしたあと、運転席ドア
を閉めてください。
114
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、エンジンイモビライザーシステムが正常に作動
しない場合があります。(対処方法:→ P. 349)
●
電子キーの電池が消耗しているとき
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
●
電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき
・ 無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器
●
リヤウインドウガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき
●
充電器など電子機器の近くに電子キーを置いた場合
115
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
ご留意いただきたいこと
●
施錠・解錠時に電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、ドアガラ
スやドアハンドルに近付きすぎている、または地面の近くや高い場所にあると
きは正しく作動しないことがあります。
●
インストルメントパネル上面やドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知され車外から施錠でき、電
子キーが車内に閉じ込められるおそれがあります。
●
電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・解
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドアハンドル以外は解錠しませ
ん。
●
車外でも電子キーがドアガラスに近付いていると、エンジンを始動できること
があります。
●
ワイヤレスリモコンなどでの施錠時にキーが車両の近くにあると、スマートエ
ントリー&スタートシステムでの解錠ができないことがあります。
(ワイヤレス
リモコンを使用すると解錠できます)
●
ドアハンドル上のロック/アンロックスイッチを押しながらドアハンドルを引
いたときは、解錠されない場合があります。その場合は、ドアハンドルを一度
もとの位置にもどしてから再度ロック/アンロックスイッチを押し、解錠され
たことを確認してからドアハンドルを引いてください。
●
作動範囲内に他の電子キーがあると、解錠に時間がかかることがあります。
■
長期間運転しないとき
●
盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。
●
あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
■
システムを正しく作動させるために
電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります。:→ P. 113)
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき
●
ドアの施錠・解錠:→ P. 349
●
エンジンの始動:→ P. 349
116
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
電池の消耗について
●
電池の標準的な寿命は 1 ∼ 2 年です。
●
電池残量が少なくなると、エンジンを停止した際に車内から警告音が鳴ります。
●
電子キーは常に電波を受信しているため、使用していないあいだでも電池が消
耗します。次のような状態になったときは、電池が消耗している可能性があり
ます。新しい電池に交換してください。
・ スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが作動しない
・ 作動範囲が狭くなった
・ 電子キーの LED が点灯しない
●
電池の著しい消耗を防ぐため、次のような磁気を発生する電化製品の1m以内に
電子キーを保管しないでください。
・ TV
・ パソコン
・ 携帯電話やコードレス電話機、および充電器
・ 電気スタンド
・ 電磁調理器
■
マルチインフォメーションディスプレイに「車室内にキーがあります」が表示さ
れたとき
車内に電子キーを置いたまま、次のいずれかの操作を行いました。
・ スマートエントリー&スタートシステムでドアを施錠しようとした
・ フロントドアを開き、ロックレバーを施錠側にしてドアハンドルを引いたまま
ドアを閉めて施錠しようとした
車内から電子キーを取り出したあと、再度施錠してください。
■
カスタマイズ機能
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 368)
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
●
ドアの施錠・解錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの施
錠・解錠ができます。(→ P. 101, 349)
●
エンジンの始動・エンジンスイッチのモード切りかえ:→ P. 349
●
エンジンの停止:→ P. 154
117
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
警告
■
電波がおよぼす影響について
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ
(→ P. 111)から約 22cm 以内に近付かないようにしてください。電波によ
り植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレー
タおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器をお使いの方は、電波による影
響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波が医
療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
注意
■
電子キー取り扱いの注意
118
3-3. シートの調整
フロントシート
前後位置調整
リクライニング調整
シート全体の上下調整
★
(運転席のみ)
調整のしかた
1
2
3
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
警告
■
シートを調整するとき
●
同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。
●
シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
■
リクライニング調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はきちんと固定されていることを確認してください。
119
3
各部の操作
3-3. シートの調整
リヤシート
X
一体式シート
ヘッドレストを上げる
ストラップを引いて、シートクッ
ションを持ち上げる
ストラップを引くとシートクッション
のロックが解除され、シートクッショ
ンの持ち上げが可能になります。
ホックをはずしてストラップを
のばし、ヘッドレストのステーに
フックをかけて固定する
シートクッションを持ち上げるには
1
2
3
120
3-3. シートの調整
X
分割式シート
ヘッドレストを上げる
ストラップを引いて、シートクッ
ションを持ち上げる
ストラップを引くとシートクッション
のロックが解除され、シートクッショ
ンの持ち上げが可能になります。
ホックをはずしてストラップを
のばし、ヘッドレストのステーに
フックをかけて固定する
1
2
3
121
3-3. シートの調整
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
シートクッションを持ち上げるとき
●
走行中に操作をしない
●
平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトレバーを P にする
■
シートクッションをもとにもどすとき
●
シートのあいだに手や足などを挟まないよう注意する
●
シートの下にものがないことを確認する
●
シートクッションを上下に軽くゆさぶり、確実に固定する
●
シートベルトがねじれていたり、シートクッションに挟み込まれていないか確
認する
122
3-3. シートの調整
ヘッドレスト
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
■
ヘッドレストを取りはずすとき
ヘッドレストはすべてのシートに装備されています。
フロントシート
1
2
リヤシート
1
2
知識
解除ボタンを押しながら取りはずします。
123
3-3. シートの調整
3
各部の操作
■
ヘッドレストを取り付けるとき
■
ヘッドレストの高さについて
■
リヤ中央席のヘッドレストの使用について
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロッ
ク位置まで押し下げてください。
さらに下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作してください。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
124
3-4. ハンドル位置・ミラー
ハンドル
ハンドルを持ち、レバーを下げる
ハンドルを上下・前後に動かし、
適切な位置にする
位置が決定したら、レバーを上げてハ
ンドルを固定してください。
ハ ン ド ル の
周 辺 部 を 押 す と
ホーンが鳴ります。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だと、ホーンが鳴らない場合があります。
調整のしかた
1
2
ホーン(警音器)
知識
125
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だとハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
126
3-4. ハンドル位置・ミラー
インナーミラー
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する
レバーを操作することで、後続車のヘッドランプによる反射光を減少さ
せます。
通常使用時
防眩時
後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。
上下調整のしかた
防眩機能
1
2
警告
走行中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
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