Toyota Hilux (2018 year). Instruction japanese — part 22
335
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
ジャッキの使用について
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
次のことをお守りください。
●
ジャッキはタイヤ交換・タイヤチェーン取り付け・取りはずし以外の目的で使
用しない
●
備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため、他の車に
使ったり、他の車のジャッキをお客様の車に使用したりしない
●
ジャッキの各部が正常に動くことを確認してください
●
ジャッキはジャッキセット位置に正しくかける
●
ジャッキで支えられている車の下に体を入れない
●
ジャッキで支えられている状態で、エンジンを始動したり車を走らせない
●
車内に人を乗せたまま車を持ち上げない
●
車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものを置かない
●
車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない
●
車の下にもぐり込んで作業する場合は、ジャッキスタンドを使用する
車両を下げる際は特に、ご自身や周囲の人がけがをしないよう注意してくださ
い。
■
ジャッキハンドルを使用するときは
使用中、不意にはずれてしまわないように、“ カチッ ” という音がするまで、
ジャッキハンドルの連結部を確実に組み付けてください。(
→
P. 337)
●
黄 色 い 警 告 線 が 見 え た ら、そ れ 以 上 に
ジャッキアップしない
黄線
336
7-2. 緊急時の対処法
リヤシートクッションを持ち上げる(→ P. 119)
フタを開ける
工具袋を取り出す
固定をゆるめてジャッキを取り
出す
ゆるむ
締まる
工具袋・ジャッキの取り出し方
1
2
3
4
1
2
337
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ジャッキハンドルを組み付ける
ホイールナットレンチ・ジャッキハン
ド ル 延 長 用 バ ー・ジ ャ ッ キ ハ ン ド ル
バーを工具袋から取り出し、図のよう
に組み付けます。
組み付けたジャッキハンドルを
図のように挿し込む
ジャッキハンドルをまわして、ス
ペアタイヤが完全に地面に着く
まで下げる
アンカープレートを取りはずし、
スペアタイヤを引き出す
スペアタイヤの取り出し方
1
2
3
4
338
7-2. 緊急時の対処法
輪止め
※
をする
※
輪止めは、トヨタ販売店で購入することができます。
センターオーナメントをはずす
傷が付くのを防ぐため、図のように布などを巻いて保護してください。
パンクしたタイヤの交換
1
パンクしたタイヤ
輪止めの位置
前輪
左側
右側後輪うしろ
右側
左側後輪うしろ
後輪
左側
右側前輪前
右側
左側前輪前
2
X
スチールホイール装着車
X
アルミホイール装着車
339
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ナットを少し(約 1 回転)ゆる
める
ジャッキハンドルを組み付ける(→ P. 337)
図に示すジャッキセット位置にジャッキをかける
X
フロント側
クロスメンバー下
X
リヤ側
リヤアクスルハウジング下
3
4
5
340
7-2. 緊急時の対処法
タイヤが地面から少し離れるま
で、車体を上げる
リヤ側をジャッキアップするときは、
ジャッキ頭部の溝が図のようにアクセ
ルハウジングにあたっていることを確
認してください。
ナットすべてを取りはずし、タイ
ヤを取りはずす
タ イ ヤ を 直 接 地 面 に 置 く と き は、ホ
イールの意匠面に傷が付かないよう意
匠面を上にします。
6
7
341
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
■
タイヤ交換について
●
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
・ スペアタイヤは完全に地面に降ろしてから取り出す
・ センターオーナメントは直接手をかけて取らない
取り扱いには十分に注意してください。けがをするおそれがあります。
・ 走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれない
走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているため、
タイヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●
次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ ホイールの交換後はすぐに 105 N・m(1071 kgf・cm)の力でナット
を締める
・ 走行中に脱落するおそれがあるため、著しく損傷したセンターオーナメン
トは取り付けない
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する
・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける
(→ P. 284)
342
7-2. 緊急時の対処法
ホイール接触面の汚れをふき取
る
ホイール接触面が汚れていると、走行
中にナットがゆるみ、タイヤがはずれ
るおそれがあります。
タイヤを取り付け、タイヤががたつかない程度まで手でナットを仮締
めする
スチールホイールからスチール
ホイールにかえるときは、ナット
のテーパー部がホイールのシー
ト部に軽くあたるまでまわしま
す。
アルミホイールからスチールホ
イールにかえるときは、ナットの
テーパー部がホイールのシート
部に軽くあたるまでまわします。
タイヤの取り付け
1
2
シート部
テーパー部
シート部
テーパー部
343
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度
しっかり締め付ける
締め付けトルク:
105 N・m(1071 kgf・cm)
センターオーナメントを取り付ける
交換したタイヤに図のように取り付けます。
3
4
5
X
スチールホイール装着車
X
アルミホイール装着車
警告
■
パンクしたタイヤを収納するときは
次の手順をお守りいただかないと、スペアタイヤキャリアの損傷やタイヤの落
下により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。
344
7-2. 緊急時の対処法
意匠面を上にしてタイヤを地面
に置き、ホイールの穴にツメがか
かるように、アンカープレートを
取り付ける。その後、チェーンの
たるみがなくなるまで、ジャッキ
ハンドルをまわす
ホイールの穴にツメが確実にかかり、
アンカープレートがホイールの中心に
あることを確認してください。
アンカープレート
ツメ
ジャッキハンドルをまわしてタ
イヤを上げる
衝突時や急ブレーキ時などのタイヤの
飛び出しを防ぐため、タイヤを巻き上
げるときは、周囲の部品が巻き込まれ
ないよう、まっすぐに上げてください。
途中まで上げたあと、チェーンがタイ
ヤの穴に確実に収納されていることを
確認してください。
締め付けトルク:
37.0 N・m(377.3 kgf・cm)
パンクしたタイヤ・ジャッキ・工具袋の収納
不正な状態
正しい状態
1
1
2
2
345
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
タイヤを巻き上げたら、タイヤが
確実に固定されていることを確
認する
タイヤを上下にゆする
タイヤを回転方向にゆする
タイヤが周囲の部品に干渉していな
いことを目視で確認してください。
ゆるんだり、正しく固定できなかっ
た り し た 場 合 は、手 順
と 手 順
をくり返してください。
タイヤが下がったときや不安定なときは、手順
をくり返す
連結部にある突起を押しながら
引いて、ホイールナットレンチ・
ジャッキハンドル延長用バー・
ジャッキハンドルバーを分解し
ます。
すべての工具・ジャッキを収納する
3
1
2
2
3
4
3
5
警告
■
ジャッキや工具を使用したあとは
走行前に正しい位置に格納されているか確認してください。正しく格納されて
いないと、事故や急ブレーキの際、重大な傷害につながるおそれがあり危険で
す。
6
346
7-2. 緊急時の対処法
注意
■
スペアタイヤを格納するときは
●
タイヤと車両とのあいだにものが挟まっていないことを確認してください。
●
タイヤを格納したあとは、確実に固定されていることを確認してください。
固定されていないとタイヤががたつき、走行中にはずれるおそれがあります。
■
ジャッキハンドルバーを組み付けるときは
“ カチッ ” という音がするまで、ジャッキハンドルバー・ジャッキハンドル
延長用バーの連結部を確実に挿し込んでください。
確実に組み付けられていないと、使用時にはずれて塗装や車体などが損傷する
おそれがあります。
347
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
エンジンがかからないときは
次の原因が考えられます。
●
燃料が入っていない可能性があります。
給油してください。
●
燃料を吸い込みすぎている可能性があります。
再度、正しい手順(→ P. 150, 153)に従って、エンジンをかけて
ください。
●
エンジンイモビライザーシステムに異常がある可能性があります。
(→ P. 66)
次の原因が考えられます。
●
バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 351)
●
バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。
電装品の断線やヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があります。異
常の種類によっては、エンジンを一時的な処置でかけることができます。
(→ P. 348)
正しいエンジンのかけ方(→ P. 150, 153)に従っても、エンジンが
かからないときは、次のことを確認してください。
スターターは正常にまわっているのにエンジンがかからない場合
スターターがゆっくりまわる/室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの
音が小さい、または鳴らない場合
スターターがまわらない場合(スマートエントリー&スタートシステム
装着車)
348
7-2. 緊急時の対処法
次の原因が考えられます。
●
バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。
●
バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 351)
●
ステアリングロックシステムに異常がある可能性があります。
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
対処の方法がわからないとき、あるいは対処をしてもエンジンがかからないとき
は、トヨタ販売店にご連絡ください。
通常のエンジン始動操作でエンジンが始動しないときは、次の手順でエ
ンジンが始動する場合があります。
緊急時以外は、この方法で始動させないでください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
エンジンスイッチをアクセサリーモードにする
ブレーキペダルをしっかり踏んで、エンジンスイッチを約 15 秒以上押
し続ける
上記の方法でエンジンが始動しても、システムの故障が考えられます。た
だちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
スターターがまわらない/室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーン
が鳴らない場合
緊急始動機能(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
1
2
3
4
349
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
電子キーが正常に働かないときは(スマートエントリー&
スタートシステム装着車)
メカニカルキー(→ P. 98)を使っ
て次の操作ができます。
全ドア施錠
全ドア解錠
シフトレバーが P の状態でブレーキペダルをしっかり踏む
図のように、電子キーのスイッチ
を表に向けた状態で、エンジンス
イッチにふれる
電子キーを認識するとブザーが鳴り、
イグニッション ON モードへ切りかわ
ります。
カスタ マイズ機能で スマートエ ント
リー&スタートシステムを非作動にし
たときは、アクセサリーモードへ切り
かわります。
ブレーキペダルをしっかりと踏み込む
マルチインフォメーションディスプレイにエンジンの始動についてのメッセージ
が表示されます。(→ P. 153)
エンジンスイッチを押す
処置をしても作動しないときは、トヨタ販売店にご連絡ください。
電子キーと車両間の通信がさまたげられたり(→ P. 114)、電子キーの
電池が切れたときは、スマートエントリー&スタートシステムとワイヤ
レスリモコンが使用できなくなります。このような場合、次の手順でド
アを開けたり、エンジンを始動したりすることができます。
ドアの施錠・解錠
1
2
エンジン始動の方法
1
2
3
4
350
7-2. 緊急時の対処法
■
エンジンの停止のしかた
通常のエンジンの停止のしかたと同様に、シフトレバーを P にしてエンジンス
イッチを押します。
■
電池交換について
ここで説明しているエンジンの始動方法は一時的な処置です。電池が切れたとき
は、ただちに電池の交換をおすすめします。(→ P. 291)
■
オートアラームについて
メカニカルキー
★
で施錠した場合、オートアラームが設定されません。
■
エンジンスイッチのモードの切りかえ
エンジン始動方法の手順
で、ブレーキペダルから足を離してエンジンスイッ
チを押すと、エンジンが始動せず、スイッチを押すごとにモードが切りかわりま
す。(→ P. 154)
■
電子キーが正常に働かない場合
●
車両カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムの設定を確認
し、非作動になっている場合には、作動可能に設定変更してください。
(→ P. 368)
●
電子キーが節電モードに設定されていないことを確認してください。
設定されている場合は解除してください。(→ P. 112)
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
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