Toyota 86 (2017 year). Instruction japanese — part 7
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1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
電柱などに衝突したとき
側面にバイクが真横から衝突した
とき
● 次のような場合は SRS サイドエアバッグ、SRS カーテンシールドエ
アバッグがまれに作動することがありますが、本来の効果は発揮され
ません。
横転や転覆したとき
96
1-7. 安全にお使いいただくために
停車中や走行中の車に正面から衝
突したとき
後ろから衝突されたとき
作動しないとき
次のようなときは作動しません。
一度 SRS サイドエアバッグ、SRS
カーテンシールドエアバッグが作
動した後の衝突
97
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
知識
■
作動条件
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ON”のとき
スマートエントリー&スタートシステム装着車
“エンジン スタート ストップ”スイッチがイグニッション ON モードのとき
■
SRS エアバッグが作動すると
●
SRS エアバッグは膨らんだ後、直ちにしぼんで視界を妨げません。(SRS
カーテンシールドエアバッグを除く)
●
SRS エアバッグは一度だけ膨らみ、一度作動すると、2 回目以降の衝突では
再作動しません。
●
SRS エアバッグは効果を発揮するために非常に速く膨らみます。このため、
展開中のエアバッグと接触して打撲やすり傷、やけどなどを受けることがあ
ります。
●
SRS エアバッグが作動すると、作動音とともに白い煙のようなガスが発生し
ますが、火災ではありません。また、人体への影響もありません。
ただし、残留物(カスなど)が目などに付着した場合は、すみやかに水で洗
い流してください。皮ふの弱い方などは、まれに皮ふを刺激する場合があり
ます。
●
SRS エアバッグは一度膨らむと再使用できません。トヨタ販売店で交換して
ください。
●
フロント席・フロントピラー・リヤピラー・ルーフサイド部の一部分などだ
けでなくエアバッグ構成部品(ハンドルのハブ・エアバッグカバー・インフ
レーター)も数分間熱くなることがあります。エアバッグそのものも熱くな
ります。
●
フロントウインドウガラスが破損することがあります。
98
1-7. 安全にお使いいただくために
■
トヨタ販売店に連絡が必要な場合
次のような場合には、点検・修理が必要になります。できるだけ早くトヨタ販
売店へご連絡ください。
●
いずれかの SRS エアバッグがふくらんだとき
●
フロント SRS エアバッグはふくらまな
かったが、事故で車両の前部を衝突した
とき、または破損・変形などがあるとき
●
SRS サイドエアバッグと SRS カーテン
シールドエアバッグはふくらまなかった
が、事故でドア部分を衝突したとき、ま
たは破損・変形などがあるとき
●
ハンドルのパッド部分・助手席 SRS エア
バッグのカバー部が傷付いたり、ひび割
れたり、その他の損傷を受けたとき
●
SRS
サイドエアバッグが内蔵されている
シート表面が傷ついたり、ひび割れたり、そ
の他の損傷を受けたとき
99
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
SRS エアバッグについて
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
運転者と乗員すべてがシートベルトを正しく着用し、正しい運転(乗車)姿勢
をとってください。
SRS エアバッグはシートベルトを補助するためのものです。
●
正しい乗車姿勢になるようシート位置、ハンドル位置を調整してください。
●
助手席 SRS エアバッグは強い力でふくらむため、特に乗員がエアバッグに近
付きすぎると、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。乗員が SRS エアバッグのふくらむ場所に近い場合は特に危険です。
シートの背もたれを調整して、シートをできるだけ SRS エアバッグから離
し、まっすぐに座ってください。
●
SRS カーテンシールドエアバッグが内蔵
さ れて い る フロ ン ト ピ ラー 部・リ ヤ ピ
ラー部・ルーフサイド部が傷付いたり、ひ
び割れたり、その他の損傷を受けたとき
100
1-7. 安全にお使いいただくために
警告
■
SRS エアバッグについて
●
6歳未満のお子さまはチャイルドシートの着用が法律で義務付けられていま
すので、必ずトヨタ純正チャイルドシートを使用してください。
トヨタ純正チャイルドシートの使用方法はチャイルドシートに付属の取扱説
明書をご覧ください。
●
シートの縁に座ったり、ダッシュボード
にもたれかかったりしない
●
お子さまを助手席SRSエアバッグの前に
立たせたり、ひざの上に抱いたりしない
●
運転者および助手席乗員は、ひざの上に
何も持たない
101
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
SRS エアバッグについて
●
ドアやフロントピラー・センターピラー・
リヤピラー・ルーフサイドレールへ寄り
かからない
●
助手席やリヤ席では、ドアに向かってひ
ざをついたり、窓から顔や手を出したり
しない
●
ダッシュボード・ハンドルのパッド部分
などには何も取り付けたり、置いたりし
ない
●
ドア・フロントガラス・ドアガラス・リ
ヤクォーターガラス・フロントピラーお
よびリヤピラー、ルーフサイドレールな
どには何も取り付けない
(速度制限ラベルを除く oP. 348)
102
1-7. 安全にお使いいただくために
警告
■
SRS エアバッグについて
●
SRS サイドエアバッグがふくらむ場所を覆うようなシートアクセサリーを使
用しないでください。エアバッグが展開する際、アクセサリーが干渉するおそ
れがあります。そのようなアクセサリーがエアバッグが正常に作動するのをさ
またげ、システムを不能にしたり、またはエアバッグが誤って展開したりし
て、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
SRS エアバッグシステム構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加え
ないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●
SRS エアバッグがふくらんだ直後は、構成部品が熱くなっているためふれな
いでください。
●
SRS エアバッグがふくらんだあとに、もし呼吸が苦しく感じたら、ドアやド
アガラスを開けて空気を入れるか、安全を確認して車外に出てください。皮膚
の炎症を防ぐため、残留物はできるだけ早く洗い流してください。
●
SRS エアバッグが収納されているパッド部およびフロントピラーガーニッ
シュ部に傷が付いていたり、ひび割れがあるときは、そのまま使用せずトヨ
タ販売店で交換してください。
103
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
改造・廃棄について
トヨタ販売店への相談なしに、次の改造・廃棄をしないでください。
SRS エアバッグが正常に作動しなくなったり、誤ってふくらむなどして、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
SRS エアバッグの取りはずし・取り付け・分解・修理
●
ハンドル・インストルメントパネル・ダッシュボード・シート・シート表皮・
フロントピラー・センターピラー・リヤピラー・ドア・ドアパネル・ドアトリ
ム・ルーフサイドレール周辺の修理・取りはずし・改造
●
フロントフェンダー・フロントバンパー・車両客室側面部の修理・改造
●
グリルガード(ブルバー・カンガルーバーなど)・除雪装置・ウィンチなどの
取り付け
●
サスペンションの改造
●
CD プレーヤー・無線機などの電化製品の取り付け
104
1-7. 安全にお使いいただくために
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
警告灯はメーターに組み込まれて
おり、運転席、助手席、サイド、カー
テンの各 SRS エアバッグおよび、
シートベルトプリテンショナーと
兼用になっています。
モノクロマルチインフォメーション
ディスプレイ装着車
カラーマルチインフォメーション
ディスプレイ装着車
警告
■
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
警告灯が次のようになったときは、システム異常が考えられますので走行しな
いでください。衝突したときなどに SRS エアバッグが正常に作動せず、けがを
するおそれがあります。
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
スマートエントリー & スタートシステム非装着車:エンジンスイッチを“ON”
にしても点灯しないとき
●
スマートエントリー & スタートシステム装着車:“エンジン スタート ストッ
プ”スイッチをイグニッション ON モードにしても点灯しないとき
●
走行中に点灯したとき
上記のように警告灯がシステム異常を示している場合、軽微な衝撃で SRS エア
バッグが作動したり、大事故でも作動しない場合があります。
105
運転する前に
1-7. 安全にお使いいただくために
1
子供専用シート
知っておいていただきたいこと
● 車の仕様やお子さまの年齢、体格に合わせて、適切な子供専用シート
をお選びください。
● 子供専用シートの取り付け方法および取りはずし方は、それぞれの子
供専用シートに付属の取り扱い説明書をお読みください。
● この車は 2006 年 10 月 1 日施行の保安基準に適合した ISOFIX 対応
チャイルドシート固定専用バーを標準装備しています。
子供専用シートの適合性一覧表について
■ 質量グループについて
ECE R44
※
の基準に適合する子供専用シートはお子さまの体重により
次の 5 種類に分類されます。
グループ 0:10kg まで
グループ 0
+
:13kg まで
グループⅠ:9 ∼ 18kg
グループⅡ:15 ∼ 25kg
グループⅢ:22 ∼ 36kg
この本では代表的な次の 2 種類の子供専用シートを固定する方法を紹介
します。
※ ECE R44 は、子供専用シートに関する国際法規です。
■ サイズ等級、固定具について
子供専用シートに表示される分類記号と、それにともなう取り付け器具
の記号になります。
子供専用シートの固定機構を使用して、子供専用シートを固定するこ
とができます。
106
1-7. 安全にお使いいただくために
チャイルドシート
ECE R44 基準のグループ 0
+
、Ⅰ
に相当
ジュニアシート
ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ
に相当
107
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
シート位置別子供専用シート適合性一覧表(シートベルトでの取り付け)
● 上表に記入する文字の説明
U:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの子供専
用シートに適しています。
L1:この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO G-Child ISO tether」
に適しています。
L2:この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 ジュニアシート」に適して
います。
×:子供専用シートを取り付けることはできません。
表に記載されていない子供専用シートを使用する場合は、子供専用シート製造業者また
は販売業者にご相談ください。
質量グループ
着席位置
フロントシート
リヤシート
助手席
左右席
0(10kg まで)
×
×
0
+
(13kg まで)
×
×
Ⅰ(9 ∼ 18kg)
L1
U
Ⅱ(15 ∼ 25kg)
L2
U
Ⅲ(22 ∼ 36kg)
L2
U
108
1-7. 安全にお使いいただくために
シート位置別子供専用シート適合性一覧表(ISOFIX 対応トップテザーアンカーでの取り付け)
● 上表に記入する文字の説明
(1)
:サイズ等級表示(A から G)のない子供専用シートの各シート位置での ISOFIX 対応
子供専用シート固定機構の取り扱いについては、子供専用シート製造業者または
販売業者にご相談ください。
IUF:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの ISOFIX
対応の前向き子供専用シートに適しています。
IL1:この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO G-Child ISO tether」
に適しています。
×:ISOFIX 子供専用シートを取り付けることはできません。
表に記載されていない子供専用シートを使用する場合は、子供専用シート製造業者また
は販売業者にご相談ください。
質量グループ
サイズ等級
固定具
ISOFIX
リヤシート左右席
キャリコット
F
ISO/L1
×
G
ISO/L2
×
0(10kg まで)
E
ISO/R1
×
0
+
(13kg まで)
E
ISO/R1
×
D
ISO/R2
×
C
ISO/R3
×
Ⅰ(9 ∼ 18kg)
D
ISO/R2
×
C
ISO/R3
×
B
ISO/F2
IUF
B1
ISO/F2X
IUF
A
ISO/F3
IL1
Ⅱ
(15 ∼ 25kg)
(1)
×
Ⅲ
(22 ∼ 36kg)
(1)
×
109
1-7. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
知識
■
ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーについて
この車に標準装備されている ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーは、
ECE R44 に適合している子供専用シートの取り付け専用です。それ以外のも
のを使用することはできません。
■
子供専用シートの選択、使用について
●
お子さまに最適な子供専用シートについては、子供専用シート製造業者、ま
たは販売業者にご相談ください。
●
お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまでは、お
子さまに合った子供専用シートを使用ください。
●
体が十分大きく、子供専用シートが不必要なお子さまは、リヤシートに乗せ
て車のシートベルトを使用してください。
110
1-7. 安全にお使いいただくために
■
シートベルトで取り付けるタイプの子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」
(o P. 107)を参照し、子供専用
シートを取り付け可能な位置と、対応する子供専用シートの種類(記号)をご
確認の上、適したものを選択してください。
■
ECE R44 適合の ISOFIX 対応子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」
(oP. 108)を確認して、適切な
シートを選択してください。
お子様の体重から、該当する「質量グループ」を確認する
(例1):体重が 12 ㎏の場合、質量グループは「0
+
」になります。
(例2):体重が 15kg の場合、質量グループは「I」になります。
サイズ等級を選択する
で確認した「質量グループ」から該当するサイズ等級を確認
します。
※
(例1):質量グループが「0
+
」の場合、サイズ等級は「C」・「D」・
「E」が該当します。
(例2):質量グループが「I」の場合、サイズ等級は「A」・「B」・
「B1」・「C」・「D」が該当します。
※
ただし、該当のサイズ等級でも適合性一覧表の「ISOFIX 位置」に
「×」と記載されているものは選択できません。
手順
1
手順
2
手順
1
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