Toyota Avensis (2016 year). Instruction japanese — part 9
127
4-2. 運転のしかた
4
運転
警告
■
エンジンを始動するときは
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。
■
走行中の警告
エンジンの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止
するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。ステアリン
グロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
緊急時のエンジン停止方法
走行中にエンジンを緊急停止したい場合には、エンジンスイッチを 2 秒以上押
し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。(→ P. 268)
ただし、緊急時以外は走行中にエンジンスイッチにふれないでください。走行
中にエンジンを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補
助がなくなり、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した
上で、すみやかに道路脇に停車してください。
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
●
エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチをアクセサリーモード、
またはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
●
エンジンスイッチのインジケーターが消灯していない場合、エンジンスイッチ
が OFF になっていません。
エンジンスイッチを OFF にしてから車両を離れてください。
●
シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させないでください。シフトレバー
が P 以外でエンジンを停止させた場合、エンジンスイッチがアクセサリー
モードとなるため、そのまま放置するとバッテリーあがりの原因になります。
■
エンジンを始動するとき
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただ
ちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
エンジンスイッチの操作について
エンジンスイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそ
れがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
128
4-2. 運転のしかた
トランスミッション
エンジンスイッチがイグニッション ON モードの状態で、ブレー
キペダルを踏んだまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてから
行ってください。
シフトレバーの動かし方
129
4-2. 運転のしかた
4
運転
※ 1
燃費向上や騒音の低減のために、通常は D ポジションを使用してください。
※ 2
M ポジションによる変速段選択により、加速力とエンジンブレーキを切り替
えることができます。
スイッチを押すとスポーツモード
になります。
メーター内のスポーツモード表示灯が
点灯します。パワフルな運転や山間地
などの走行に適しています。
も う一度スイッ チを押すと通 常走行
モードにもどります。
シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的
P
駐車またはエンジン始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※ 1
M
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行
(→ P. 131)
※ 2
走行モードの選択
130
4-2. 運転のしかた
シフトレバーを D ポジションで走行中、パドルシフトスイッチの“−”
側を操作すると、一時的に変速段を選択する走行へ切りかわります。シ
フトレンジを選択することで、使用する変速段の上限を制限し、高速変
速段への不要なシフトアップを抑えたり、エンジンブレーキ力を切りか
えることができます。パドルシフトスイッチの“−”側または“+”側
の操作で変速段を選択することができます。
シフトアップ
シフトダウン
1 ∼ 7 のあいだで選択されている変
速段がマルチインフォメーション
ディスプレイに表示されます。
通常走行にもどすときは、パドルシフ
トスイッチの“+”側を一定時間以上
保持します。
■
シフト機能
●
エンジンブレーキ力は、7 段階から選択が可能です。
●
より大きなエンジンブレーキ力を使用するときは、変速段の数字を
小さくしてください。
D ポジションでのシフトレンジ選択
1
2
131
4-2. 運転のしかた
4
運転
シフトレバーを M ポジションにすると、7 速スポーツシーケンシャルシ
フトマチックモードに切りかわります。シフトレバーまたはパドルシフ
トの操作で思いどおりの変速段を選択し、運転することができます。シ
フトレバーまたはパドルシフトの“−”側または“+”側の操作で変速
段を切りかえることができます。
シフトアップ
シフトダウン
シフトレバーまたはパドルシフト
スイッチを操作するごとに1速ずつ
変速します。
1 ∼ 7 のあいだで選択されている
変速段がマルチインフォメーショ
ンディスプレイに表示されます。
変速段を選択して走行しているときでも、エンジン回転数が上がりすぎ
そうなとき、または下がりすぎそうなときは、現在の変速段から自動的
に 1 段シフトアップ、またはシフトダウンされます。
■
シフト機能
●
エンジンブレーキ力は、7 段階から選択が可能です。
●
より大きなエンジンブレーキ力を使用するときは、変速段の数字を
小さくしてください。
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードでの変速段切りかえ
1
2
132
4-2. 運転のしかた
■
M ポジションで走行中に停車したときは
●
停車すると自動的に M1 にシフトダウンされます。
●
停車後、走行するときは M1 からの発進となります。
●
停車後は M1 に固定されます。
■
一時的な 7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードについて
●
パドルシフトを操作したときの初期レンジは、車速に応じて設定されます。
●
一時的な 7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードは次の状態になる
と解除されます。
・ パドルシフトのシフトアップ側を一定時間以上押し続けたとき
・ 車両停止状態のとき
・ 同一変速段で、アクセルペダルを一定時間以上踏み続けたとき
■
シフトダウン制限警告ブザー
安全や走行性能を確保するため、シフトダウン操作には制限があり、シフトレ
バーまたはパドルシフトスイッチを操作してもシフトダウンできない場合があ
ります。(このときブザーが 2 回鳴ります)
知識
133
4-2. 運転のしかた
4
運転
■
クルーズコントロールを使って走行しているとき
★
エンジンブレーキを目的に次の操作を行っても、クルーズコントロールが解除さ
れないためエンジンブレーキは効きません。
●
D、7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードで走行中に 6・5 または
4 にシフトダウンしたとき(→ P. 131)
●
D ポジションで走行中に走行モードをスポーツモードにしたとき(→ P. 129)
■
スポーツモードの自動解除について
エンジンスイッチを OFF にすると、スポーツモードは解除されます。
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせます。
■
シフトレバーを P からシフトできないときは
→ P. 301
■
シフトレバーを M にしても、シフトポジション・シフトレンジ表示の“ M ”が点
灯しないときまたは点滅したときは
システム異常のおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
G AI-SHIFT について
G AI-SHIFT は、運転者の運転操作と走行状況により、自動的にスポーツ走行に
適切な変速段に切りかえます。
G AI-SHIFT は、シフトレバーを D ポジションで走行モードをスポーツモードに
しているとき自動的に作動します(走行モードをノーマルモードにするか、シフ
トレバーを M ポジションにすると機能が解除されます)
警告
■
すべりやすい路面では
急なアクセル操作や、シフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力
の急激な変化が、横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
134
4-2. 運転のしかた
方向指示レバー
右折
右側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで、右側方向指示灯が
点滅します。
左側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで、左側方向指示灯が
点滅します。
左折
■
作動条件
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
表示灯の点滅が異常に速くなったときは
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
操作のしかた
1
2
3
4
知識
135
4
運転
4-2. 運転のしかた
パーキングブレーキ
パーキングブレーキをかけるに
はスイッチを押す
ス イ ッ チ を 押 す と 表 示 灯 が 点 滅 し、
パーキングブレーキがかかると点灯し
ます。
緊急時、走行中にパーキングブレーキ
をかける必要があるときは、スイッチ
を押し続けてください。
パーキングブレーキを解除する
にはスイッチを引く
ブレーキペダルを踏みながら操作して
ください。
パーキングブレーキ表示灯が消灯しま
す。
■
パーキングブレーキの解除について
エンジンスイッチがイグニッション ON モード以外のときは、パーキングブレー
キスイッチによる解除はできません。
■
パーキングブレーキの作動音
パーキングブレーキが作動するとき、モーターの音(“ウィーン”という音)が
聞こえることがありますが、異常ではありません。
■
システムの過熱について
短時間に操作をくり返すと、システムの過熱防止のために作動制限することがあ
ります。しばらく操作を控えると、もとの状態にもどります。
■
システムに異常があるときは
電子制御ブレーキ警告灯が点灯または点滅します。(→ P. 277)
■
パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー
→ P. 278
■
冬季のパーキングブレーキの使用について
→ P. 188
1
2
知識
136
4-2. 運転のしかた
警告
■
駐車するとき
●
パーキング表示灯が点灯していることを確認してください。パーキングブ
レーキがかかっていないと車が動き出して思わぬ事故につながり、重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
お子さまだけを車の中に残したままにしないでください。お子さまが誤って
パーキングブレーキを解除し、車が動き出して思わぬ事故につながり、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
駐車するとき
車から離れるときは、パーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にし、車
が動かないことを確認してください。
■
システムに異常が発生したら
安全な場所に車を停め、警告表示を確認してください。(→ P. 280)
■
故障などでかかったままになったとき
パーキングブレーキ解除ツールを使用して、パーキングブレーキを完全に解除
してください。(→ P. 302)
パーキングブレーキがかかったまま走行すると、ブレーキ部品が過熱し、ブレー
キの効きが悪くなったり、早く摩耗したりするおそれがあります。
137
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
ランプスイッチ
車幅灯・尾灯・番号灯を点
灯
上記ランプとヘッドラン
プを点灯
ヘッドランプ・車幅灯など
を同時に自動点灯・消灯
(エンジンスイッチがイグ
ニッション ON モードの
とき)
消灯
自動または手動でヘッドランプなどを点灯できます。
操作のしかた
1
2
3
4
138
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
ランプ点灯時、ハイビームに切り
かえ
レ バーをもとの 位置へもど すとロー
ビームにもどります。
レバーを引いているあいだ、ハイ
ビームを点灯
ランプが消灯していても、ハイビーム
が点灯します。レバーを離すと、ロー
ビームにもどる、または消灯します。
AFS は交差点やカーブの視認性を向上させるため、ハンドル操作によっ
て変化するタイヤの角度や車速に応じて、ヘッドランプの光軸を自動で
調整します。
車速が 10km/h 以上のときに作動します。
■
AFS を OFF にするには
設定画面で「AFS」を選択し
してください。(→ P. 71)
を押してください。
ハイビームにする
1
2
AFS(アダプティブフロントライティングシステム)
★
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
139
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
4
運転
フォローミーホームはエンジンスイッチを OFF にしたあとでも、ヘッド
ランプを約 30 秒間点灯させておくことができる機能です。
エンジンスイッチを OFF にして、ラ
ン プス イ ッチ を
、ま た は
OFF にし、レバーを手前にひく
もう一度レバーを手前に引くと、消灯
します。
ヘッドランプ(ロービーム)点灯時に次のいずれかの条件を満たしたと
き、夜間走行時の交差点や駐車時に優れた視認性を確保するため、コー
ナーリングランプが追加点灯し車両進行方向を照射します。
●
ハンドルを操作したとき
●
方向指示レバーを操作したとき
●
シフトポジションが R のとき(左右両側のコーナーリングランプが点
灯)
ただし、車速が 35km/h 以上の場合は、コーナーリングランプは点灯し
ません。コーナリングランプは点灯した状態で車速が 40km/h を超えた
場合、消灯します。
コーナーリングランプは点灯した状態で約 30 分間経過すると、自動で
消灯します。
フォローミーホーム
コーナーリングランプ
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
140
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
■
ライトセンサー
■
ランプ消し忘れ防止機能
●
ランプスイッチが AUTO の位置にあるときは、エンジンスイッチをアクセサ
リーモード、または OFF にすると、全てのランプが消灯します。
●
ランプスイッチが
の位置にあるときは、エンジンスイッチをアクセサ
リーモード、または OFF にすると、フロントフォグランプのみ消灯します。
●
ランプスイッチが
の位置にあるときは、エンジンスイッチをアクセサ
リーモード、または OFF にすると、ヘッドランプとフロントフォグランプが消
灯します。
車幅灯や尾灯は約 20 分後に自動消灯します。
再びランプを点灯する場合は、エンジンスイッチをイグニッション ON モードに
するか、一度ランプスイッチを
の位置にもどし、再度
または
の位置にします。
知識
センサーをふさぐようなものをウインドウ
ガラスに貼らないでください。周囲からの光
がさえぎられると、自動点灯・消灯機能が正
常に働かなくなります。
141
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
4
運転
■
ランプ消し忘れ警告ブザー
エンジンスイッチがアクセサリーモードまたは OFF のとき、ヘッドランプ・尾
灯が点灯している状態で運転席ドアを開けると、ランプ類の消し忘れを警告する
ブザーが鳴ります。
■
オートレベリングシステム
通行人や対向車がまぶしくないように、乗車人数・荷物の量などによる車の姿勢
の変化に合わせて、ヘッドランプの光軸を自動で調整します。
■
AFS OFF 表示灯
★
が点滅するときは
システムに異常があるおそれがあります。トヨタ販売店に連絡してください。
■
販売店で設定可能な機能
ライトセンサーの感度の設定などを変更できます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 322)
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンを停止した状態でランプを長時間点灯しないでください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
142
4-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
フォグランプスイッチ
消灯
フロントフォグランプが点
灯
フロント&リヤフォグラン
プが点灯
手 を 離す と、
の 位
置までもどります。
再度操作すると、リヤフォ
グランプのみ消灯します。
■
点灯条件
●
ヘッドランプまたは車幅灯が点灯しているときに使用できます。
●
リヤフォグランプは、フロントフォグランプが点灯しているときのみ使用でき
ます。
■
リヤフォグランプについて
●
リヤフォグランプが点灯しているときは、メーター内の表示灯が橙色に点灯し
ます。
●
雨や霧などで視界が悪いときに後続車に自分の車の存在を知らせるために使用
します。視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。
必要なとき以外は使用しないでください。
雨や霧などの悪天候下での視界を確保します。
操作のしかた
1
2
3
知識
Нет комментариевНе стесняйтесь поделиться с нами вашим ценным мнением.
Текст