Toyota Avensis (2016 year). Instruction japanese — part 18
271
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
けん引フックを取り出す(oP. 290)
フタの外側を押してからフタを
はずす
けん引フックを穴に挿し込んで
まわし、軽く締める
けん引フックに、ホイールナット
レンチや金属の固い棒などをバ
ンパーと平行に差し込む
傷がつくのを防ぐため、ホイールナッ
トレンチや金属の固い棒に布などを巻
いて保護してください。
ホイールナットレンチや金属の
固い棒などを使い確実に取り付
ける
他車にけん引してもらうとき
1
2
3
4
5
272
7-2. 緊急時の対処法
車体に傷が付かないようにロープをけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意してください。また、前進方向でけん引してくださ
い。
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3 m 平方(30 cm × 30 cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンをかける
エンジンがかからないときは、エンジンスイッチをイグニッション ON モードにし
てください。
けん引される車両のシフトレバーを N にしてから、パーキングブレー
キを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。
シフトレバーがシフトできないときは:
o
P. 301
6
25m 以内
5m 以内
けん引方向
白い布
7
8
9
273
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するため
のものではありません。
■
他車にけん引してもらうときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通常
より重くなったりします。
■
ホイールナットレンチについて
ラゲージルームに搭載されています。(oP. 290)
■
緊急用フックについて
知識
雪の吹きだまりなどでスタックして走行で
きなくなったとき、やむを得ず他車に引っ張
り出してもらうために使用することができ
ます。他車をけん引することはできません。
緊急用フック
274
7-2. 緊急時の対処法
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
レッカー車でけん引するとき
■
他車にけん引してもらうときの運転について
●
けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
エンジンスイッチを OFF にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
■
けん引フックを車両に取り付けるとき
指定の位置にしっかりと取り付けてください。
指定の位置にしっかり取り付けていないとけん引時にフックがはずれるおそれ
があります。
必ず前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上
げた状態で運搬してください。前輪が地面
に着いた状態でけん引すると、駆動系部品
が破損するおそれがあります。
275
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブル等を過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるおそ
れがあります。
■
駆動系部品の損傷を防ぐために
●
他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度 30km/h 以下、距離 80km 以内でけん引する
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■
長い下り坂でけん引するときは
レッカー車で前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上げた状態でけん引してくだ
さい。レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれ
があります。
■
緊急用フックについて
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、装置の変形や車両の
損傷などにつながるおそれがあります。
●
やむを得ない場合以外は使用しないでください。
●
緊急用フックで他車をけん引しないでください。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
276
7-2. 緊急時の対処法
フューエルポンプシャットオフシステム
システムが作動したあと、エンジンを始動するには、次の手順に従って
ください。
エンジンスイッチをアクセサリーモードまたは OFF にする
エンジンを再始動する
エンジン停止時および SRS エアバッグ作動時は、フューエルポンプ
シャットオフシステムが作動し、燃料供給を停止し、燃料もれを最小限
に抑えます。
システム作動後にエンジンを再始動するには
注意
■
エンジンを始動する前に
車両下をよく確認してください。
地面に燃料もれを見つけた場合は、燃料システムに損傷があり、修理する必要
があります。その場合はエンジンを再始動しないでください。
1
2
277
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対処
してください。点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではありませ
ん。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点検を受
けてください。
警告灯・警告ブザー一覧
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
(赤色)
ブレーキ警告灯
・ ブレーキ液の不足(警告ブザー)
・ ブレーキ系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡して
ください。走行を続けると危険です。
エンジン警告灯
・ エンジン電子制御システムの異常
・ 電子制御スロットルの異常
・ トランスミッション電子制御システムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付シートベルトシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ABS &ブレーキアシスト警告灯
・ ABS の異常
・ ブレーキアシストの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(黄色)
ブレーキ警告灯
電動パーキングブレーキシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
パワーステアリング警告灯(警告ブザー)
EPS(エレクトリックパワーステアリング)の異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
278
7-2. 緊急時の対処法
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
PCS 警告灯
★
警告灯が点滅した場合(ブザーあり):
プリクラッシュセーフティシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告灯が点滅した場合(ブザーなし):
次の原因などによりプリクラッシュセーフティシステム
が一時停止している可能性があります。
・ 前方センサー周辺のフロントウインドウガラスに汚れ
(くもり、結露、凍結などを含む)や付着物がある
→ 汚れや付着物を取り除いてください。(→ P. 155)
・ 前方センサー温度が作動範囲外
→ センサーの周辺温度が下がるまでしばらくお待ちくだ
さい。
警告灯が点灯した場合:
VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムま
たはプリクラッシュセーフティシステム、もしくは両方
が OFF になっています。
→ VSC システムとプリクラッシュセーフティシステムを
ON にすると、プリクラッシュセーフティシステムが利
用可能になります。(→ P. 158、183)
(点滅)
AFS OFF 表示灯
★
AFS(アダプティブフロントライティングシステム)の
異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
スリップ表示灯
・ VSC システム異常
・ TRC システムの異常
・ ヒルスタートアシストコントロールの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
VSC システムと TRC システムの作動時は点滅します。
燃料残量警告灯
燃料の残量が約 9 L 以下になった
→ 燃料を補給する
シートベルト非着用警告灯(警告ブザー)
※ 1
運転席・助手席シートベルトの非着用
→ シートベルトを着用する
パーキングブレーキ表示灯(警告ブザー)
※ 2
パーキングブレーキの未解除
→ パーキングブレーキを解除する
279
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
※ 1
運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま車速が約 20 km/h 以上になると、
警告ブザーが 1 回鳴ります。その後も運転席・助手席シートベルト非着用のま
ま 30 秒を経過すると、30 秒間断続的に鳴り、さらにブザーの音がかわり 90
秒間鳴ります。
※ 2
パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー:
パーキングブレーキをかけたまま、車速が 5km/h をこえたとき、警告ブザー
が鳴ります。
■
パワーステアリング警告灯/警告ブザーについて
バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に警告灯
が点灯し、警告ブザーが鳴ることがあります。
■
助手席シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
●
乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検知して警
告灯が点滅することがあります。
●
座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しないことがあ
ります。
マスターウォーニング
システム異常時に点灯・点滅し、マルチインフォメーショ
ンディスプレイ上にメッセージを表示(ブザーが鳴る場
合もあります)
→ P. 280
知識
警告
■
パワーステアリング警告灯が点灯したときは
ハンドルが非常に重くなることがあります。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強
く操作してください。
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
280
7-2. 緊急時の対処法
警告メッセージが表示されたときは
マスターウォーニング
マルチインフォメーションディスプレ
イ にメッセージ が表示され ていると
き、点灯・点滅します。
マルチインフォメーションディ
スプレイ
対処後に再度メッセージが表示されたときは、トヨタ販売店へご連絡く
ださい。
マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示された
場合は、落ち着いて次のように対処してください。
1
2
警告メッセージ・警告ブザー一覧
警告メッセージ
警告内容・対処方法
エンジンオイル圧力の異常
エンジンオイルの圧力が異常に低いと表示されま
す。
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連
絡してください。走行を続けると危険です。
充電系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連
絡してください。
281
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
警告メッセージ
警告内容・対処方法
ブレーキシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ステアリングロックシステムの異常
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
の異
常
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
クルーズコントロールシステム
★
の異常
警告ブザーが鳴ります。
→ ON/OFF スイッチを一度 OFF にし、再度設定し
てください。 それでもセットできない、または
セットしてもすぐ解除される場合は、ただちに
トヨタ販売店で点検を受けてください。
LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
の異常
警告ブザーが鳴ります。
→ 安全な場所に停車し、エンジンをかけなおして
LDA システムをリセットするか、LDA スイッチ
を押してシステムを再始動してください。異常が
なければ、LDA システムが使用できます。
パーキングブレーキがかからない
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(点滅)
(点滅)
282
7-2. 緊急時の対処法
警告メッセージ
警告内容・対処方法
パーキングブレーキシステムの異常
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
EPS(エレクトリックパワーステアリング)の異常
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
各ドアが確実に閉まっていない
開いてるドアが表示されます。
各ドアが確実に閉まっていない状態のまま、車速
が 5 km/h をこえたときには
が点滅しブ
ザーが鳴ります。
→ 開いているドアを閉める
パーキングブレーキが解除されてない
パーキングブレーキをかけたまま、車速が 5 km/h
をこえたときには警告ブザーが鳴ります。
→ パーキングブレーキを解除する
パーキングブレーキの状態を判定できない
パーキングブレーキシステムが現在の状態を判定
できないとき、警告ブザーが鳴ります。
→ 警告メッセージが消えるまで待ちます。警告メッ
セージが消えない場合は、パーキングブレーキを
解除してください。
パーキングブレーキがオーバーヒートした
警告ブザーが鳴ります。
→ パーキングブレーキの使用をひかえる
システムが通常温度になるまでしばらくお待ちく
ださい。
(黄色)
(点滅)
(点滅) (点滅)
283
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告メッセージ
警告内容・対処方法
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
が現
在機能していない
→ トヨタ販売店で点検を受けてください。
VSC が OFF になり、プリクラッシュブレーキ
★
が
停止した
→ VSC を ON にする(→ P. 182)
LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
の一時停止
(前方センサー周辺が作動範囲外の高温状態)
→ しばらく走行してから LDA を再起動する
(LDA[レーンディパーチャーアラート]
★
制御中)
車線逸脱警報
車両が車線から逸脱すると、逸脱している側の表
示が橙色で点滅します。
警告ブザーが数秒間鳴ります。
→ 周囲の安全を確認してから、ハンドルを操作して
車両を車線内にもどす
ヘッドランプレべリングシステムの異常
AHB(オートマチックハイビーム)
★
の異常
LED ヘッドランプの異常
警告ブザーが鳴ります。
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(点滅)
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
284
7-2. 緊急時の対処法
■
LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
の車線逸脱警報について
次のような場合は、白(橙)線をまたいでも警告メッセージが表示されません。
●
LDA の作動条件以外の車速のとき
●
白(橙)線を認識できていないとき
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
警告メッセージ
警告内容・対処方法
衝突の可能性が高い
プリクラッシュブレーキが作動している(プリク
ラッシュセーフティシステム
★
)
警告ブザーが鳴ります。
→ ブレーキで減速する
ランプが点灯したままになっている
→ ランプを消灯する
車速が 約 50km/h 以下のため、LDA (レーンディ
パーチャーアラート)
★
が使用できない
→ 約 50km/h 以上の車速で走行する
前方センサーシステム
★
の一時停止(前方センサー
周辺の作動温度範囲外)
次のシステムが一時的に使用できなくなります
・ PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
→ メッセージが消えるまでしばらくお待ちくださ
い。
前方センサーシステム
★
の一時停止(フロントウイ
ンドウガラスの汚れや、氷などの付着)
次のシステムが一時的に使用できなくなります
・ PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
・ オートマチックハイビーム
★
・ LDA(レーンディパーチャーアラート)
★
→ フロントウインドウガラスの汚れや氷などを取
り除く(→ P. 155)
知識
(点滅)
(点滅)
(点滅)
285
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
1 回
なし
電子キーを携帯していない状態で
エンジンをかけようとした
→ 電子キーを携帯してエンジンを
始動する
1 回
3 回
エンジンスイッチが OFF 以外の状
態で運転席以外のドアが開閉され
同乗者が電子キーを持ち出した
→ 電子キーを車内にもどす
シフトレバーが P の状態で、エン
ジンスイッチを OFF にせずにキー
を持ち出したまま運転席ドアが開
閉された
→ エンジンスイッチをOFFにする
または電子キーを車内にもどす
1 回
連続音
(10
秒間)
エンジンスイッチを OFF にせず
に、電子キーを外に持ち出してド
アを施錠しようとした
→ エンジンスイッチを OFF にし
たあと、再度施錠する
1 回
なし
正規の電子キーが車室内にない状
態で走行をはじめた
→ 車室内に電子キーがあるか確認
する
連続音
なし
シフトレバーが P 以外の状態で、
エンジンスイッチを OFF にせずに
運転席ドアが開いた
→ シフトレバーを P にする
(点滅)
(点滅)
(交互に表示)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
286
7-2. 緊急時の対処法
連続音 連続音
シフトレバーが P 以外の状態で、
エンジンスイッチを OFF にせずに
キーを持ち出したまま運転席ドア
が開閉された
→ シフトレバーを P にする
→ 電子キーを車内にもどす
1 回
連続音
車内に電子キーを置いたまま、ス
マートエントリー&スタートシス
テムでドアを施錠しようとした
→ 車内から電子キーを取り出した
あと、再度施錠する
車内に電子キーを置いたまま、フ
ロントドアを開きロックレバーを
施錠側にしてドアハンドルを引い
たままドアを閉めて施錠しようと
した
→ 車内から電子キーを取り出した
あと、再度施錠する
1 回
なし
・ メカニカルキーで解錠してエン
ジンスイッチを押したした際、
車室内でキーを検出できなかっ
た
・ エンジンスイッチを押したとき
に車室内で電子キーを検出でき
ないことが 2 回連続で続いた
→ ブレーキを踏みながら電子キー
でエンジンスイッチにふれる
1 回
なし
エ ン ジ ン 始 動 不 可 能 な シ フ ト レ
バー位置でエンジンを始動しよう
としている
→ シフトレバーを P に入れてから
エンジンを始動させる
車内
警告
ブザー
車外
警告
ブザー
警告メッセージ
警告内容・対処方法
(交互に表示)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
(点滅)
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Текст