Toyota Esquire (2018 year). Instruction japanese — part 21
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6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
●
ほかの車両で使用していたタイヤを使用しない
以前どのように使用されていたか不明のタイヤは使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。また、ナットがゆるみホイールが落
下して、重大な事故につながるおそれがあります。オイルやグリースがねじ部
に付いている場合はふき取ってください。
■
異常があるホイールの使用禁止
亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。
走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。
テーパー部を外側にして取り付けると、ホ
イールが破損しはずれてしまい、重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。
テーパー部
320
6-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
321
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
タイヤ空気圧について
■
タイヤ空気圧が適正でない場合
適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる場
合があります。
●
燃費の悪化
●
乗り心地や操縦安定性の低下
●
摩耗によるタイヤ寿命の低下
●
安全性の低下
ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受け
てください。
■
タイヤ空気圧の点検のしかた
タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。
●
タイヤが冷えているときに点検する
●
タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正がどうか判断できません。
●
走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんので
減圧しないでください。
●
荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにする
タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に 1
回以上実施してください。(→ P. 417)
知識
322
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤの性能を発揮するために
適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
過度の摩耗
●
偏摩耗
●
操縦安定性の低下
●
タイヤの過熱による破裂
●
タイヤとホイールのあいだからの空気もれ
●
ホイールの変形、タイヤの損傷
●
走行時にタイヤが損傷する可能性の増大
(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)
注意
■
タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは
タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。
バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気がもれ、
タイヤの空気圧が低下するおそれがあります。
323
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
エアコンフィルターの交換
パワースイッチを OFF にする
グ ロ ー ブ ボ ッ ク ス を 開 き ダ ン
パーステーのピンをはずす
グローブボックス側面を内側に
押して上部のツメを片側ずつは
ずし、グローブボックスを支えな
がらゆっくりと全開させる
グローブボックスがいっぱいま
で開いた状態から、少しだけ持ち
上げた位置で手前に引き、グロー
ブボックス下部の結合部をはず
す
軽く引いても結合部がはずれない場合
は、無理に引っ張らず、持ち上げる量
を微調整しながら手前に引いてくださ
い。
エアコンを快適にお使いいただくために、エアコンフィルターを定期的
に交換してください。
交換のしかた
1
2
3
4
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6-2. 簡単な点検・部品交換
フィルターカバーを取りはずす
フィルターカバーの固定を解
除する
フィルターカバーを矢印の方
向にずらし、ツメからフィル
ターカバーを抜く
フィルターを交換する
X
寒冷地仕様車を除く
フィルターを取りはずし、新しい
フィルターと交換する
「↑ UP」マークの矢印が上を向くよ
うに取り付けます。
X
寒冷地仕様車
フィルターケースを取りはず
す
フィルターを取りはずし、新し
いフィルターと交換する
「↑ UP」マークの矢印が上を向くよ
うに取り付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
5
1
2
6
1
2
7
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6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
エアコンフィルターの交換について
エアコンフィルターは次の時期を目安に交換してください。
20,000km [10,000km
※
] ごと
※
大都市や寒冷地など、交通量や粉じんの多い地区
■
エアコンの風量が減少したときは
フィルターの目詰まりが考えられますので、フィルターを交換してください。
知識
注意
■
エアコンを使用するときの注意
●
フィルターを装着せずにエアコンを使用すると、故障の原因になることがあり
ます。必ずフィルターを装着してください。
●
フィルターは交換するタイプです。
水洗いやエアブローによる清掃はしないでください。
■
グローブボックスを取りはずすとき
必ず指定の手順(→ P. 323)に従って取りはずしてください。正しい方法で
取りはずさないと、グローブボックス下部の結合部が破損するおそれがありま
す。
■
フィルターカバーの破損を防ぐために
フィルターカバーの固定を解除するとき
に、フィルターカバーを矢印の方向に動か
す際は、ツメに無理な力が加わらないよう
注意してください。
ツメが破損するおそれがあります。
326
6-2. 簡単な点検・部品交換
キーの電池交換
●
マイナスドライバー
●
小さいマイナスドライバー
●
リチウム電池 CR2032
メカニカルキーを抜く
カバーをはずす
適切なサイズのマイナスドライバーを
ご使用ください。無理にこじった場合、
カバーが変形するおそれがあります。
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。
電池が消耗しているときは、新しい電池に交換してください。
用意するもの
電池交換のしかた
1
2
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6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
消耗した電池を取り出す
カ バ ー を は ず し た と き に、上 側 の カ
バーに電子キーのモジュールが貼り付
き、電池面が隠れている場合がありま
す。この場合、電子キーのモジュール
をひっくり返し、図のように電池が見
える状態で作業してください。
電池をはずす際は、適切なサイズのマ
イナスドライバーをご使用ください。
新しい電池は、+極を上にして取り付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
■
リチウム電池 CR2032 の入手
電池はトヨタ販売店・時計店およびカメラ店などで購入できます。
■
電子キーの電池が消耗していると
次のような状態になります。
●
スマートエントリー&スタートシステム・ワイヤレス機能が作動しない
●
作動距離が短くなる
3
知識
4
328
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
取りはずした電池と部品について
お子さまにさわらせないでください。
部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
交換後、正常に機能させるために
次のことを必ずお守りください。
●
ぬれた手で電池を交換しない
錆の原因になります。
●
電池以外の部品に、ふれたり動かしたりしない
●
電極を曲げない
329
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズの点検・交換
パワースイッチを OFF にする
ヒューズボックスを開ける
X
エンジンルーム(1)
ツメを押しながら、カバーを持ち
上げる
X
エンジンルーム(2)
ツメを押しながら、カバーを持ち
上げる
ランプがつかないときや電気系統の装置が働かないときは、ヒューズ切
れが考えられます。ヒューズの点検を行ってください。
1
2
330
6-2. 簡単な点検・部品交換
X
助手席足元
ヒューズボックスのカバーを取
りはずす
ヒューズを引き抜く
ヒューズはずしでヒューズを引
き抜くことができます。
ヒューズが切れていないか点検する
正常
ヒューズ切れ
ヒューズボックスの表示に従い、規
定容量のヒューズに交換します。
3
4
1
2
331
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
ヒューズを交換したあとは
●
交換してもランプ類が点灯しないときは、電球を交換してください。
(→ P. 332)
●
交換しても再度ヒューズが切れる場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
補機バッテリーからの回路に過剰な負荷がかかると
配線が損傷を受ける前にヒューズが切れるように設計されています。
知識
警告
■
車の故障や、車両火災を防ぐために
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、車の故障や火災、けがをするおそれがあります。
●
規定容量以外のヒューズ、またはヒューズ以外のものを使用しないでくださ
い。
●
必ずトヨタ純正ヒューズか同等品を使用してください。
●
ヒューズやヒューズボックスを改造しないでください。
注意
■
ヒューズを交換する前に
ヒューズが切れた原因が電気の過剰負荷だと判明したときは、トヨタ販売店で
点検を受けてください。
332
6-2. 簡単な点検・部品交換
電球(バルブ)の交換
切れた電球の W(ワット)数を確認してください。(→ P. 417)
→ P. 107
■
フロント
フロント方向指示灯/非常点滅灯
次に記載する電球は、ご自身で交換できます。電球交換の難易度は電球
によって異なります。部品が破損するおそれがあるので、トヨタ販売店
で交換することをおすすめします。
電球の用意
パワースライドドアの作動停止
バルブ位置
333
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
リヤ
番号灯
リヤ方向指示灯/非常点滅灯
後退灯
1
2
3
334
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
フロント方向指示灯/非常点滅灯
ボンネットを開ける(→ P. 311)
ソケットをまわして取りはず
す
電球を取りはずす
新しい電球を取り付け、ソケッ
トをまわして取り付ける
電球交換のしかた
1
2
3
4
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