Toyota Pixis Mega (2016 year). Instruction japanese — part 24
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
タイヤの点検
361
車のお手入れ
タイヤの溝の深さ、異常な摩耗
スリップサイン
スリップサインの
位置を示すマーク
タイヤの溝の深さに不足がないかをスリッ
プサイン(摩耗限度表示)により点検して
ください。
また、タイヤの接地面全周に極端にすり減っ
ている箇所がないかを点検してください。
●
摩耗限度を超えたタイヤは使用しないでく
ださい。タイヤの溝の深さが少ないタイヤ
やスリップサイン(摩耗限度表示)が出
ているタイヤをそのまま使用すると、制動
距離が長くなったり、雨の日にハイドロプ
レーニング現象 * により、ハンドルが操
作できなくなったり、タイヤがバースト(破
裂)したりして、思わぬ事故につながる
おそれがあり危険です。摩耗限度を超え
たら、すみやかに正常なタイヤと交換して
ください。
タイヤのローテーション
タイヤは同じ位置で長く走ると、それぞれ
異なった減りかたをします。これを防ぐため
に、タイヤの位置をローテーションしてくだ
さい。
ローテーションは 5,000km 走行ごとに行っ
てください。
▼
ローテーションのしかた
前
図の順にローテーションしてください。
(タイヤの交換→ 362 ページ)
●
タイヤパンク応急修理セット装着車では、
応急用スペアタイヤが搭載されていない
ため応急用スペアタイヤを利用するタイ
ヤのローテーションができません。トヨタ
販売店にご相談ください。
* 水のたまった道路を高速で走行すると、タイヤと路面の間に水が入り込み、タイヤが路面から浮いてしまい、
ハンドルやブレーキが効かなくなる現象。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
362
タイヤの交換
▼
交換作業を行うにあたって
●
ジャッキアップした車の下にもぐらないでく
ださい。 万一ジャッキが外れると身体が
車の下敷きになり、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれが
あり危険です。
●
駐車ブレーキは、必ずしっかりとかけて
ください。 駐車ブレーキをかけずに後輪
タイヤを取り外すと、まれにブレーキドラ
ムがタイヤと一緒に外れることがありま
す。タイヤを外したあとは、ブレーキドラ
ムが外れていないことを確認してください。
ブレーキドラムが外れたままタイヤを交換
すると、ブレーキが効かず思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。
ブレーキドラム
●
タイヤは必ず指定サイズのタイヤを使用し
てください。指定サイズ以外のタイヤを使
用すると、車両の安定性が損なわれたり、
制動距離が長くなるなどして、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。ま
た、ABS が正常に作動しないことがあり
ます。
●
タイヤは 4 輪とも指定サイズで、同一サ
イズ、同一メーカー、同一銘柄および同
一トレッドパターン(溝模様)の物を装着
してください。
●
この車専用以外のホイールを使用しない
でください。 専用以外のホイールを使用
すると、走行装置やブレーキ装置に支障
をきたし、安全な走行ができなくなります。
●
アルミホイール装着車は、トヨタ純正ア
ルミホイール専用品以外のナットは使用し
ないでください。走行中にナットがゆるみ、
タイヤが外れるおそれがあり危険です。
●
傷、変形がある物は再使用しないでくだ
さい。
●
タイヤの 空 気 圧を確 認してください。
(タイヤの空気圧は運転席側ドア開口部
に記載しています)
●
車を交通のさまたげにならず安全に作
業できる平らな場所に移動させて作業を
行ってください。
●
パンクなどにより路上で作業を行うときは、
交通のさまたげにならない場所に寄せ、
非常点滅灯を点滅させ、停止表示板を
使用してください。
●
人は車から降り、重い荷物は車から降ろ
してください。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
タイヤの点検
363
車のお手入れ
交換の手順
1
駐車ブレーキをしっかりとかけ、エンジ
ンは停止し、シフトレバーを * レンジの
位置にする
2
交換するタイヤと対角線上にあるタイヤ
の前後に輪止めを置く
輪止め
交換するタイヤ
●
輪止めは、トヨタ販売店で購入できます
ので、トヨタ販売店にご相談ください。
●
輪止めが無い場合は、タイヤを固定でき
る大きさの石などで代用できます。
3
工具、ジャッキを取り出す
(格納場所→ 402 ページ)
(ジャッキの使いかた→ 403 ページ)
4
フルホイールキャップ装着車は、傷付
き防止のため、先端に布などを巻いた
ジャッキハンドルを穴の開いていない部
分(リブ部)に差し込み、タイヤを支点
にしてフルホイールキャップを外す
リブ部
布など
●
キャップは手で外さないでください。けがを
するおそれがあります。
●
ホイールキャップを外すとき力を入れすぎ
ないでください。けがをしたり、ボデーなど
を傷付けるおそれがあります。
●
ジャッキハンドルは必ず穴の開いていない
部分(リブ部)に差し込んでください。ホ
イールキャップが割れるおそれがあります。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
364
▼
タイヤの取り外し
1
ホイールナットはホイールナットレンチ
を使って、手で回るくらいまでゆるめる
2
タイヤと路面が少し離れるまでゆっくり
ジャッキアップし、車体を上げる
(ジャッキの使いかた→ 403 ページ)
3
ホイールナット(4 つ)を外し、タイヤ
を取り外す
●
タイヤを地面に置くときは、傷が付か
ないように、ホイール意匠面を上向き
にしてください。
▼
タイヤの取り付け
1
取り付けるタイヤのホイール接触面の
汚れをふき取る
ホイールの接触面
●
ホイールの取り付け部やホイール裏側の
取り付け面がほこりなどで汚れていると、
走行中にナットがゆるみ、タイヤが外れる
おそれがあり危険です。
2
タイヤを取り付ける
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
タイヤの点検
365
車のお手入れ
3
ホイールナットを、タイヤががたつかな
い程度まで仮締めする
●
ナットのテーパー部がホイールのシー
ト部に軽くあたるまで回します。
テーパー部
シート部
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取り
付けてください。テーパー部を外側にして
取り付けると、ホイールが破損し外れてし
まい、重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあり危険です。
テーパー部
●
ナットやボルトにオイルやグリースをぬらな
いでください。ナットがゆるんでタイヤが外
れ、思わぬ事故につながるおそれがあり
危険です。また、必要以上に締め付けら
れて、ナットやボルトが破損したり、ホイー
ルが損傷するおそれがあります。
4
車体をおろす
5
ナットを締め付ける
●
ナットはホイールナットレンチで、対
角線上に 2、3 度しっかり締め付ける
●
締付力(レンチ先端にて)
:
440 ∼ 590N{45 ∼ 60kgf}
●
締付トルク:103N•m
{1,050kgf•㎝}
❶
❷
❸
❹
❶
❷
❸
❹
●
ホイールナットレンチを足で踏んだり、パ
イプを継ぎたしたりしないでください。 必
要以上に締め付けると、ボルトが破損す
るおそれがあります。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
366
6
フルホイールキャップ装着車は、フルホ
イールキャップを取り付ける
●
タイヤのバルブとフルホイールキャッ
プの切り欠き部を合わせ、フルホイー
ルキャップの外周部を押して取り付け
ます。
切り欠き部
バルブ
外周部
7
工具、ジャッキ、タイヤを片付ける
▼
タイヤを取り付けた後は
●
しばらく走行したあと、ホイールナットに
ゆるみがないことを確認してください。
●
走行中、ハンドルや車体に振動が出た
場合は、タイヤのバランス点検をトヨタ販
売店で受けてください。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ワイパーの交換
367
車のお手入れ
ワイパーの交換
●
ワイパーブレード、ラバーを取り外したとき
は、ワイパーアームを倒さないでください。
ウインドガラスに傷が付くおそれがありま
す。
●
ワイパーブレード、ラバーはトヨタ純正を
おすすめします。トヨタ純正以外を使用
すると、適切に装着できない場合があり
ます。
●
傷んだワイパーブレードラバーを使用し続
けると、ウインドガラスを傷付けるおそれ
があります。 拭きむらがある場合は、早
めに交換してください。
●
起こしたワイパーアームを戻すときは、手
を添えながらゆっくりと戻してください。離
れた位置から戻すと、ワイパーアームが
変形したり、ウインドガラスに傷が付くお
それがあります。
●
確実に取り付けられていることを確認して
からワイパーを作動させてください。ウイン
ドガラスに傷が付くおそれがあります。
フロントワイパー
ワイパーブレード
▼
取り外しかた
1
アームを起こす
2
ブレードをツメが見える角度まで傾ける
3
ツメを押しながら、ブレードをスライドさ
せてアームから外す
アーム
ブレ−ド
ツメ
▼
取り付けかた
ブレードをアームに取り付ける
●
ブレードとアームが確実に固定されている
ことを確認してください。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
368
ワイパーブレードラバー
▼
取り外しかた
1
ラバーのストッパーがブレードのツメか
ら外れるまで引く
ストッパー
ツメ
2
ラバーをそのままブレードから引き抜く
▼
取り付けかた
1
プレートをラバーから取り外す
2
ラバーを交換する
3
プレートをラバーに差し込む
●
プレートの反りの向きに注意してくだ
さい。
プレート
4
ラバーはストッパーがない側からブレー
ドに挿入する
5
ラバーのストッパーをブレードのツメで
確実にとめる
●
ストッパーが確実にとまっていないと、ウイ
ンドガラスに傷が付くおそれがあります。
アームに取り付けるときは
●
ストッパーのある側が運転席側になるよう
に取り付けてください。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ワイパーの交換
369
車のお手入れ
リヤワイパー
ワイパーブレード
▼
取り外しかた
1
アームを起こす
2
ブレードを図の角度まで回す
アーム
ブレード
3
ブレードを図の方向に引いて、アームか
ら外す
アーム
ブレード
▼
取り付けかた
逆の手順で行います。
●
ブレードとアームが確実に固定されている
ことを確認してください。
ワイパーブレードラバー
▼
取り外しかた
1
ラバーの先端部を引き、ブレードのストッ
パーから外す
2
ラバーをブレードから引き抜く
ストッパー
ラバー
▼
取り付けかた
1
ラバーからプレートを外す
2
ラバーを交換する
3
プレートをラバーに差し込む
●
プレートの反りの向きに注意してくだ
さい。
プレート
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
370
4
ラバーをブレードの 2 番目のツメからブ
レードに沿って差し込む
5
ラバーをブレードのストッパーから約
2cm 引き出す
ストッパー
2番目のツメ
6
ブレードの 1 番目のツメにラバーを通す
7
ブレードの先端のストッパーにラバーを
戻して確実に固定する
1番目のツメ
●
ブレードのツメをラバーに確実に挿入して
ください。ウインドガラスに傷が付くおそ
れがあります。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
エアコンガス、フィルターの交換
371
車のお手入れ
エアコンガス、フィルターの交換
エアコンガス
エアコンガスは新冷媒 HFC134a(R134a)
を使用しています。 地球環境保全のため、
大気放出しないでください。
●
エアコンガスの補充、エアコンの修理を
する場合はトヨタ販売店にご相談くださ
い。
クリーンエアフィルター
エアコンには、車外から侵入する粉じんな
どを除去し、車内を快適な空気に保つクリー
ンエアフィルターが取り付けられています。
快適にお使いいただくため定期的な交換を
おすすめします。
●
フィルターの交換については、トヨタ販売
店にご相談ください。
スーパークリーンエアフィルター
花粉など、より細かい粉じんを除去するフィ
ルターです。
●
交換の目安は 20,000km です。
(大都市、寒冷地など交通量や粉じんが
多い場所や山岳地、丘陵地など地域によ
り花粉の多い場所は 10,000km です)
クリーンエアフィルター
●
交換の目安は 20,000km です。
(大都市、寒冷地など交通量や粉じんが
多い場所は 10,000km です)
●
エアコンの風量が著しく減少したり、ガラ
スが曇りやすくなったときは、フィルターの
目詰まりが考えられます。フィルターを交
換してください。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
372
ヒューズの交換
下記のような症状が見られるとヒューズ切れが考えられます。点検、交換を行ってください。
●
ランプが点灯しない
●
電気系統の装置がはたらかない
下記の場合はトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
交換しても再びヒューズが切れるとき
●
交換しても電気系統の装置がはたらかないとき
ヒューズの位置
エンジンルーム内
▼
カバーの取り外しかた
1
エンジンスイッチを“OFF”にする
2
カバー横のツメを押しながら取り外す
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ヒューズの交換
373
車のお手入れ
助手席足元
❷
❶
❶
▼
グローブボックスの取り外しかた
1
エンジンスイッチを“OFF”にする
2
ボックスを開け、上部のツメを外す
●
側面を左右の順でたわませます(
❶
)。
3
下部のツメ(
❷
)を外し、ボックスを取
り外す
❶
❷
▼
グローブボックスの取り付けかた
1
下部のツメ(
❶
)を取り付ける
2
ツメがしっかりかん合していることを確
認し、ボックスを押し込む(
❷
)
●
ツメのかん合が不十分だと、ボックスが開かなくなることがあります。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
374
ヒューズの点検と交換
各ヒューズの配置と容量
▼
エンジンルーム内
ヒューズボックスのカバーに表示しています。
▼
助手席足元
グローブボックスの裏側に表示しています。
●
グレードやオプション装 備によって、 所 定の位 置にヒューズが無い場 合があります。
また、装置がなくてもヒューズだけがついている場合があります。
車のお手入れ
X 簡単な点検・部品の交換
XX
ヒューズの交換
375
車のお手入れ
ヒューズの点検・交換方法
●
規定容量以外のヒューズを使用しないでください。配線が過熱、損傷し、火災につながる
おそれがあり危険です。
●
交換してもすぐに切れてしまうときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
1
ヒューズプラーを助手席足元のヒューズ
ボックスから取り出す
ヒューズプラー
2
ヒューズをヒューズプラーで挟んで外す
ヒューズ
プラー
3
取り外したヒューズを点検する
(正常)
(切れているとき)
▼
ヒューズが切れているときは
●
規定容量のヒューズと交換してください。
▼
ヒューズが切れていないときは
●
ほかに原因が考えられます。トヨタ販売
店で点検を受けてください。
車のお手入れ
簡単な点検・部品の交換
376
電球(バルブ)交換
ヒューズが切れていないにも関わらず、ランプが点灯しないときは、電球切れが考えられ
ますので、電球を点検し、切れている場合は電球を交換してください。
●
電球の交換作業に不慣れな方や、部品などの破損が心配な場合は、トヨタ販売店にご相
談ください。
●
電球の交換作業をするときに必要な工具は、カー用品店などでご購入することができま
す。
バルブの位置
グレードの違い、注文装備も記載しています。
〈LEDヘッドランプ装着車〉
〈ハロゲンヘッドランプ装着車〉
❶
❾
❽
❷ ❸❹
❻
❼
❺
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Текст