Suzuki Swift (2017 year). Manual japanese — part 25
7
万一のとき/パンク
7-8
エアコンプレッサーのスイッチ(8)
を ON にし、空気を入れます。タイ
ヤ空気圧が指定空気圧になるまで昇
圧させます。
81P70100
タイヤがホイールリムから外れて
いる場合は、空気が漏れないよう
にリムとタイヤのすきまをなくす
ようにしてから、コンプレッサー
を作動させます。(すきまがなく
なれば空気圧が上がります。)
指定空気圧まで昇圧するには、約
10 分程度が必要です。10 分以内
に指定空気圧まで昇圧しないとき
は、タイヤがひどい損傷を受けて
いる可能性があります。この場合
は、本修理セットによる応急修理
ができません。スズキ代理店や
JAF などのロードサービス事業者
にご連絡ください。
空気を入れすぎたときは、コンプ
レッサーのホース先端の口金をゆ
るめて、空気を抜きます。
指定空気圧まで昇圧できたら、修理
剤をタイヤ内にゆきわたらせるた
め、コンプレッサーを収納し、ただ
ちに走行します。スピードを控えめ
にして、急加速や急ハンドル、急ブ
レーキなどはせず、慎重に運転して
ください。
約10分間または5 km程度走行した
ら、タイヤ空気圧をコンプレッサー
の空気圧計で確認します。空気圧が
130 kPa(1.3 kgf/cm
2
)以上あれ
ば、パンク応急修理の完了です。再
度、指定空気圧に調整してください。
タイヤ空気圧を測定するときは、
コンプレッサーのホース先端の口
金をタイヤバルブにねじ込んだあ
とに電源をつなぎ、一度スイッチ
を ON にしたあと、すぐにスイッ
チをOFFにして空気圧を確認しま
す。
走行後、タイヤ空気圧が130 kPa
未満に低下していた場合は、本修
理セットによる応急修理ができて
いないことを示しています。走行
を中止して、スズキ代理店や JAF
などのロードサービス事業者にご
連絡ください。
コンプレッサーを作動させていると
きは、タイヤの近くに立たないでく
ださい。万一バーストなどした場合
に、けがのおそれがあります。
タイヤがふくらむと、タイヤがリム
部にはまり込みます。指などをはさ
まないように注意してください。
12
(8)
コンプレッサーの起動・停止は、コ
ン プ レ ッ サ ー 本 体 の ス イ ッ チ で 行
なってください。
コンプレッサーは 10 分以上連続して
作動させないでください。故障につ
ながるおそれがあります。
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの
開口部に貼付してある空気圧ラベルで
確認できます。
13
14
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-9
異常がなければ、付属の速度制限
シールを運転者のよく見えるところ
に貼ります。十分注意して80 km/h
以下の速度で走行してください。
82K359
タイヤを応急修理したあとは
応急修理剤を使用したタイヤは、一時的
に使用するものです。すみやかにスズキ
サービス工場で、タイヤ交換または修理
してください。
タイヤ交換または修理を依頼するとき
は、修理剤を使用したことを知らせて
ください。また、修理剤の抜き取りに
必要なため、空になった修理剤ボトル
を渡してください。
ホイールは、付着した修理剤をふき取
り、バルブコアを新しいものに交換す
れば再使用できます。
タイヤを修理・再使用するときは、付
着した修理剤をふき取る必要がありま
す。た だ し、タ イ ヤ の 損 傷 の 程 度 に
よっては、再使用できない場合があり
ます。
新しい修理剤はスズキ販売店またはス
ズキ代理店でご購入ください。
応急用スペアタイヤ(別売り)は、標準
タイヤがパンクしたときに一時的に使用
するものです。パンクしたタイヤはただ
ちに修理または交換し、できるだけ早く
標準タイヤにもどしてください。応急用
スペアタイヤは、標準タイヤに比べて空
気圧が高く、幅が細く、直径がやや小さ
いため、次の事項を守ってください。
走行後、必ず空気圧のチェックを行な
い、応急修理の完了を確認してくださ
い。
次のような場所には、速度制限シール
を貼らないでください。
SRS エアバッグの収納部。万一のと
きに、エアバッグが正常にふくらま
なくなるおそれがあります。
警告灯やスピードメーターが見えな
くなる位置
15
応急用スペアタイヤ
(別売り)の取扱い
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-10
■ 定期的に点検する
■ ほかの車のスペアタイヤを使
わない
■ 装着したときの走行は
■ 前輪には使用しない
この車は前輪が駆動輪、または前輪が駆
動輪ベースの 4WD です。前輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを後輪
に装着し、外した後輪の標準タイヤを前
輪に付けてください。
■ デュアルセンサーブレーキサ
ポート OFF スイッチを押して
機能を停止してください
応急用スペアタイヤ(別売り)を後輪に
使用する場合は、デュアルセンサーブ
レーキサポートOFFスイッチを操作して
デュアルセンサーブレーキサポートおよ
び誤発進抑制機能(タイプ別装備)を停
止させてください。
■ タイヤチェーンは装着できま
せん
タイヤチェーンを装着した前輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを後輪
に使用し、外した後輪の標準タイヤを前
輪に付けてからタイヤチェーンを再装着
してください。
空気圧や摩耗状態を定期的に点検して
ください。空気圧不足やタイヤの摩耗
した状態での使用は、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。応急用スペ
アタイヤの指定空気圧は 420 kPa
(4.2kgf / cm
2
)です。
応急用スペアタイヤは、この車専用で
す。ほかの車に使用したり、ほかの車
の応急用スペアタイヤをこの車に使用
したりしないでください。思わぬ事故
につながるおそれがあります。
正確なタイヤ回転速度が検出できな
くなって、次の機能が正常に作動し
ない場合があります。
・ESP
®
・ABS
・デュアルセンサーブレーキサポー
ト(タイプ別装備)
・誤発進抑制機能 (タイプ別装備)
・エマージェンシーストップシグナ
ル(ESS)
応急用スペアタイヤは、高速走行に
は適していません。やむをえず高速
道 路 を 走 行 す る 場 合 は、最 低 速 度
(法 令 で は 高 速 道 路 の 最 低 速 度 は
50km/h です)に近い速度で走行し
てください。
4WD車では、その性能が十分に発揮
できないばかりでなく、駆動系部品に
悪影響を与えるおそれがあります。
応急用スペアタイヤは、標準タイヤ
に比べ直径がやや小さいため、車高
が少し低くなります。突起物などを
乗り超えるときは、車体を接触させ
ないように気をつけてください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-11
別売りの応急用スペアタイヤが準備でき
ない場合は、タイヤパンク応急修理セッ
トをご使用ください。
→ 7-3ページ
他車に注意をうながすため、非常点
滅表示灯を点滅させます。他車の通
行のじゃまにならず、安全に作業が
でき、地面が硬くて平らな場所に車
を移動します。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
は エ ン ジ ン を 止
め、チェンジレバーを R または 1
速に入れます。
は セ レ ク ト レ
バーを
に入れ、エンジンを止
めます。
必 要 に 応 じ て、停 止 表 示 板(別 売
り)を置きます。
交換するタイヤ(2)と対角線の位
置にあるタイヤの前後に、輪止め
(1)(市販品)を置きます。
80J1245
工具、ジャッキ、スペアタイヤを取
り出します。同乗者がいるときや重
い荷物を載せているときは、車から
降ろします。
万一ジャッキが外れたときに足な
どをはさまないために、取り出し
たスペアタイヤは、交換するタイ
ヤの近くの車体の下に置いてくだ
さい。
80J323
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を外します。
傷つき防止のため、ジャッキバー
(3)の先端に布(4)をあてがっ
てホイールとキャップの間に差し
込み、こじって外します。
64L70260
タイヤ交換の準備
1
2
マニュアル車
オートマチック車
P
3
(1)
(2)
スペアタイヤを地面に置くときは、ホ
イール表面を上にすると傷つきにくく
なります。
4
5
(3)
(4)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-12
ホイールナットレンチ(5)を使用
して、ホイールナット 4 個を反時計
方向にまわし、手でナットが軽くま
わるくらいまでゆるめます。
80P0003
ジャッキアップをする前に、パーキング
ブレーキをしっかりとかけてください。
は エ ン ジ ン を 止 め、
チェンジレバーを R または 1 速に入れ
てください。
は セ レ ク トレ バ ー
を
に入れ、エンジンを止めてくだ
さい。
ジャッキバー取り付け部を手でまわ
してジャッキを広げ、ジャッキ頭部
の凹み部を車載ジャッキ指定位置
(1)に軽く接触させます。
ジ ャ ッ キ 頭 部 を 軽 く ゆ す っ て、
ジャッキ頭部の凹み部が指定位置
(1)にはまっているか確認します。
52R70030
万一ジャッキが外れると、身体がはさ
まれ重大な傷害を受けたり、車が動き
出して思わぬ事故につながったりする
おそれがあります。ジャッキアップす
るときは次のことをお守りください。
地面が硬くて平らな場所でジャッキ
アップしてください。
ジャッキは、タイヤ交換またはタイヤ
パンク修理だけに使用してください。
ジャッキはこの車に付属のものを使
用し、ほかの車のものは使用しない
でください。また、この車のジャッキ
をほかの車に使用しないでください。
6
(5)
ジャッキアップ
マニュアル車
オートマチック車
P
ジャッキは必ず指定された位置にか
け て く だ さ い。指 定 以 外 の 位 置 に
ジャッキをかけると、ジャッキが外
れたり、車を損傷したりするおそれ
があります。
ジャッキで必要以上に車を持ち上げ
ないでください。
ジャッキで車を持ち上げているとき
は、車の下にもぐったり、エンジン
をかけたり、車をゆすったりしない
でください。
ジャッキアップするときに、ジャッ
キの上や下にものをはさまないでく
ださい。
複数のジャッキを使用して、複数輪
を同時にジャッキアップしないでく
ださい。
1
2
(1)
(1)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-13
ジャッキに、ジャッキバーとホイー
ルナットレンチを取り付けます。
(次の図参照)
ジャッキバーは次の図のように、
ホイールナットレンチの穴に差し
込みます。
ホイールナットレンチをまわして、
タイヤが地面から少し離れるまで、
車体を慎重に持ち上げます。
52R70040
(2) ジャッキバー
(3) ホイールナットレンチ
3
4
(3)
(2)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
万一のとき/パンク
7-14
7
ガレージジャッキ(市販品)を使用するときは
ガレージジャッキおよびリジッドラック(市販品)の指定位置を次の図に示します。詳
細については、スズキ販売店またはスズキ代理店にご相談ください。
下図のイラストは代表例です。お車のタイプにより異なります。
52R70050
4WD車の場合、リヤデファレンシャルはジャッキアップ不可です。
必ず図に示す指定位置を守ってください。
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジッドラックに掛け替えてくださ
い。
フロント側またはリヤ側のみをジャッキアップする際は、必ず接地側のタイヤの前
後に輪止め(市販品)を置いてください。
トルクロッド
締め付けボルト
フロント側
ガレージジャッキ指定位置
ガレージジャッキ
ガレージジャッキ
リヤ側
ガレージジャッキ指定位置
フロント側
リジッド
ラック
リジッド
ラック
リヤ側リジッドラック指定位置
フロント側リジッドラック指定位置
トーションビーム
(2WD車/4WD車)
(ジャッキアップ不可)
リヤデファレンシャル
(4WD車)
(ジャッキアップ不可)
フック
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-15
ホイールナットを外して、タイヤを
取り外します。外したタイヤは、車
体の下に置きます。
次の場所の汚れや異物を取り除きま
す。
交換するホイールの
取り付け面(1)
車体側の取り付け面(ハブ面)
(2)
ボルトやホイールナットの
ネジ部(3)
ホイールナットのテーパー面(4)
ホイール穴のテーパー面(5)
65J4033
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
このとき、ボルトやナットのネジ
部、ホイールのボルト穴につぶれ
や亀裂などの異常がある場合は、
スズキサービス工場で点検を受け
てください。
ホイールナットのテーパー面(4)
が、ホイール穴のテーパー面(5)
に軽く接触するまで、手で時計方向
にまわして締めます。
71L70400
71L70410
タイヤを地面に置くときは、ホイール
表面を上にすると傷つきにくくなりま
す。
タイヤの取り付け・取り外し
1
2
(2)
(4)
(1)
(3)
前記の場所に汚れや異物、つぶれや
亀裂などの異常があると、走行中に
ホイールナットがゆるむことがあり
ます。
ナットやボルトに、オイルやグリス
を付着させないでください。必要以
上にナットを締めすぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。
3
スチールホイール装備車
(4)
(5)
アルミホイール装備車
(4)
(5)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/パンク
7-16
車体の下に置いたタイヤを取り出
し、タイヤが地面に接触するまで
ジャッキを下げます。
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
∼3回に分けて締め付けます。
締め付けトルク:100 N・m
(1020 kgf・cm)
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は416 N(42 kgf)を
目安にしてください。
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を付けます。
タイヤの空気注入口(6)とキャッ
プの切り欠き部分をあわせてか
ら、確実に押し込みます。
71L70420
工具、ジャッキは、所定の位置に収納
してください。
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
アルミホイール装備車は、タイヤを交
換してから 1,000 km 程度走行したあ
とに、ホイールナットにゆるみがない
か点検してください。
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
が あ り ま す。ト ル ク レ ン チ(市 販
品)を使用せずにタイヤ交換した場
合は、できるだけ早くスズキサービ
ス工場で締め付けトルクの点検を受
けてください。
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締めすぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
4
5
既定の締め付けトルクで締める場合
は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、スズキ販売店また
はスズキ代理店にご連絡ください。
6
(6)
タイヤを交換したあとは
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-17
次のようなときは、鉛バッテリーがあ
がっています。
エンジンをかけようとしてもスター
ターがまわらない。または、まわって
も回転が弱くてエンジンがかからな
い。
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。
ブースターケーブルと、12 Vバッテリー
を使用しているほかのバッテリー正常車
があれば、エンジンの始動ができます。
1 本目のブースターケーブル(1)
を①→②の順序で接続します。
①バッテリーあがり車の
端子
②バッテリー正常車の
端子
52R70060
上図のイラストは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
2 本目のブースターケーブルを③→
④の順序で接続します。
③バッテリー正常車の
端子
④バッテリーあがり車のエンジンマ
ウントのボルト
52R70070
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
バッテリーあがり
鉛バッテリーあがりとは
鉛バッテリーあがりのときは
1
(2)
②
(1)
①
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
(3) エンジンマウント
2
(1)
(3)
12 V
(2)
3
4
5
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/バッテリーあがり
7-18
お近くのスズキ販売店またはスズキ
代理店でバッテリーを完全充電しま
す。
鉛バッテリーからは水素ガスが発生
しています。水素ガスは、火気や火花
に引火すると爆発のおそれがありま
すので、次のことをお守りください。
・バッテリーを充電するときやブー
スターケーブルをつなぐときは、
必ずバッテリー液面を確認してく
だ さ い。バ ッ テ リ ー 液 面 が 下 限
(2)以下のままで充電などする
と、バッテリーが発熱して爆発の
おそれがあります。また、バッテ
リーの寿命を縮めるおそれがあり
ます。
バッテリー補充液を上限(1)ま
で 補 充 し て か ら、充 電 な ど を 行
なってください。
82K209
・充電は火気のない風通しの良いと
ころで、すべてのバッテリーキャッ
プを外して行なってください。
・④の接続のときに、バッテリーが
あがった車の
端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
エンジンマウントのボルトに接続
してください。
・乾いた布でバッテリーをふかない
でください。静電気が発生して引
火のおそれがあります。
6
(1)
(2)
バッテリー液は希硫酸です。目や皮
膚につくと、失明などの重大な傷害
を受けるおそれがあります。万一、
付着したときは、すぐに多量のきれ
いな水で洗浄し、医師の診察を受け
てください。
ブースターケーブルは確実に接続し
てください。エンジン始動時の振動
などでブースターケーブルが外れる
と、ドライブベルトや冷却ファンに
巻き込まれるおそれがあります。
シ ョ ー ト 防 止 の た め、ブ ー ス タ ー
ケーブルの
端子は、バッテリーの
端 子 以 外 の 部 分(
端 子、ボ
デー、ブラケットなど)と接触させ
ないでください。
このお車は押しがけができません。
安全のため、押しがけをしないでく
ださい。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-19
1 か月に一度は連続して 30 分以上走行
して充電する必要があります。
エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ナビゲーションやオー
ディオなどを使用したりしないように
しましょう。(アイドリングストップ
システム装備車によるエンジン自動停
止中を除く)
渋滞などで長時間アイドリングを続け
ている場合は、電装品の使用を極力避
けてください。
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
ヒューズは、エンジンルーム内と助手
席足元(インパネ内)にあります。
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
エンジンルーム内のヒューズ
52R70080
上図のイラストは代表例です。お車の
タイプにより異なります。
バッテリーあがりを
防ぐためには
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックス
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
(1)
(2)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-20
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
メインヒューズボックスを取り外すと
きは、車両後方のつめ(3)を先に外
し、ボックスのふたを少し持ち上げな
がら手前に引くように取り外します。
52R70090
52R70300
52R70330
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
(3)
リレーボックス NO.1
1
6
7
8
9
10
11
24
12 13
14
15 16 17
2
3
4
5
18
19
20
リレーボックス NO.2
21
22
23
位置
表示
容量
接続先名称
1
ST
30A
スターター
2
BLW
30A
ブロワーファン
3
BTRY
40A
リレーボックス
NO.2
4
ABS
MOT
40A
ABSモーター
5
IGN
40A
エンジン
スイッチ
6
B/U
30A
バックアップ
7
SUB
BAT
30A
サブバッテリー
8
ABS
SOL
25A
ABS
ソレノイド
9
H/LL
15A
ヘッドライト
(左)
10
H/LR
15A
ヘッドライト
(右)
11
RDTR
40A
(1.0L車)
ラジエーター
ファン
RDTR
30A
(1.2L車)
ラジエーター
ファン
12 FR FOG
20A
フロント
フォグランプ
13
CPRSR
10A
コンプレッサー
14
IGN2
50A
エンジン
スイッチ
15
T/M
15A
AT
コントローラー
T/M
15A
CVT
コントローラー
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-21
助手席足元のヒューズ
52R70100
■ 助手席足元のヒューズ
ヒューズの表は、ヒューズのふたにあり
ます。
80P0185
16
FI
30A
(1.0L車)
燃料噴射装置
FI
15A
(1.2L車)
燃料噴射装置
17
F/P
20A
(1.0L車)
フェーエル
ポンプ
T/M
PUMP
15A
(1.2L車)
電動オイル
ポンプ
18
ST SIG
5A
エンジン
コントローラー
19
INJ
DRV
20A
(1.0L車)
燃料噴射装置
20
FI
10A
(1.0L車)
燃料噴射装置
21
H/L HI
25A
ヘッドライト
22 H/L HI R
15A
ヘッドライト
(右)
23 H/L HI L
15A
ヘッドライト
(左)
24
P/S
60A
パワー
ステアリング
位置
表示
容量
接続先名称
(1) 助手席足元のヒューズ
(1)
1
2
15
28
14
27
13
26
3
16
29
4
17
30
5
18
31
6
19
32
7
20
33
8
21
34
9
22
35
10
23
36
11
24
37
12
25
38
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-22
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
位置
表示
容量
接続先名称
1
P/W
30A
パワー
ウインドー
2
MTR
10A
メーター
3
IG
15A
イグニッション
4
IG1 SIG2
5A
パワー
ステアリング
5
SHIFT
20A
ー
6
S/R
20A
ー
7
ー
ー
ー
8
D/L
20A
ドアロック
9
STL
15A
ステアリング
ロック
10
HAZ
10A
ハザード
11 A-STOP
5A
エンジン
コントローラー
12 RR FOG
10A
リヤフォグ
ランプ
13
ABS
5A
ABS/ESP
®
14
S/H
15A
シートヒーター
15 IG1 SIG3
5A
単眼カメラ
16 DOME2
10A
室内灯
17
DOME
5A
メーター
18
RADIO
15A
ラジオ
19
CONT
5A
ー
20
KEY2
5A
イグニッション
スイッチ
21
注)
P/WT
20A
パワーウインドー
タイマー機能
22
KEY
5A
イグニッション
スイッチ
23
HORN
15A
ホーン
24
TAIL
5A
テールランプ左
※1
25
TAIL
10A
テールランプ左右
※2
テールランプ右
※1
26
A/B
10A
エアバッグ
27
IG1 SIG
10A
アイドリング
ストップ
またはBCM
28
BACK
10A
後退灯
29
ACC3
5A
ー
30 RR DEF
20A
リヤ
デフォッガー
31 MRR HTR
10A
ドアミラー
ヒーター
32
ACC2
15A
アクセサリー
ソケット
33
ACC
5A
ラジオ
34
WIP
10A
リヤワイパー
35
IG2 SIG
5A
ブロワー
ファン
位置
表示
容量
接続先名称
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7
万一のとき/ヒューズ切れ
7-23
※1 オートライトシステム装備車
※2 オートライトシステム非装備車
注)P/W T のヒューズを外したり交換し
たりしたときは、はさみ込み防止機
構の初期設定を行なってください。
→ 3-24ページ
ヒューズの点検・交換には、ヒューズ抜
き(低背ヒューズ用、市販品)および交
換用ヒューズ(別売り)が必要となりま
す。点検・交換の際は、スズキ販売店ま
たはスズキ代理店にご相談ください。
点検・交換のしかた
エンジンスイッチを
(OFF)
にします。
エンジンルーム内のリレーボックス
では、ボックスのふたを外します。
故障の状況から、点検すべきヒュー
ズをヒューズの表で確認します。
ヒューズ抜きをヒューズに差し込ん
で引き抜き、ヒューズが切れていな
いか点検します。
切 れ て い る と き は、同 じ 容 量 の
ヒューズと交換します。
交換したヒューズがすぐに切れる
ときは、電気系統の故障が考えら
れます。スズキサービス工場で点
検を受けてください。
82K208
36
WASH
15A
ウォッシャー
モーター
37
FR WIP
25A
フロント
ワイパー
38
STOP
10A
制動灯
位置
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容量
接続先名称
(1) 正常なヒューズの例
(2) 切れたヒューズの例
ヒューズの点検と交換
1
LOCK
2
3
4
(1)
(2)
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