Suzuki Alto (2016 year). Manual japanese — part 15

運転するときは/運転支援機能

4-57

4

・カーブ入口のガードレールや看板な

どの路側物があるとき

72M20410

・レーダーの検知範囲内で、他車が急

な割込みや車線変更をしてきたとき

72M20411

・カーブで対向車とすれ違うとき

72M20412

・ビニールカーテンなどをくぐって通

過するとき

72M20413

・搭載したルーフキャリアやスキー板

などの長尺物がレーダー検知範囲内
にあるとき

72M20423

・生い茂った草むらなどの悪路を走行

するとき

000.book 57 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/運転支援機能

4-58

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能は停車または徐行(車速
約10 km/h以下)中に、前方約4 m以内
に車両や障害物を検知すると、アクセル
ペダルの急激な踏み込みによるエンジン
出力の上昇を自動的に約5秒間抑制する
ことで衝突時の被害軽減を図る機能で
す。抑制されていたエンジン出力は、機
能が解除されると徐々にもどります。
作動中は、次の方法でお知らせします。

メーター内のレーダーブレーキサポー
ト(RBS)作動表示灯が点滅
3-72ページ

(警告灯・表示灯の見かた)

ブザーが“ピピピピピ”と断続的に鳴

72M20414

誤発進抑制機能の性能には限界があ
ります。誤発進抑制機能にたよった
運転はせず、アクセルペダルの操作
に気をつけ、常に安全運転に努めて
ください。操作を誤ると思わぬ事故
につながるおそれがあります。

前方約4 m以内に車両や障害物があっ
ても、周囲の状況によっては機能が作
動せず、思わぬ事故につながるおそれ
があります。

誤発進抑制機能は停車状態を保つも
のではありません。急な坂道などで
機能が作動すると、勾配によっては
自重により坂道を下り、思わぬ事故
につながるおそれがあります。

次のような場合は、車高や車両の傾
きが変わり、RBSが正常に機能せず、
思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
・サスペンションの改造(車高の変

更など)

・指定サイズ以外のタイヤやホイー

ルの装着

・摩耗したタイヤや摩耗差の激しい

タイヤの装着

・タイヤの空気圧が適正でない

前輪を輪止めや縁石などに接触させて
おくと、より衝突を回避しやすくなり
ます。

000.book 58 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/運転支援機能

4-59

4

■ こんな場合は作動しません

エンジンがかかっていないとき

セレクトレバーの位置が

のとき

ハンドルを大きくまわしているとき

メーター内のブレーキシステム警告灯

(オレンジ色)および、RBS OFF 表示

灯が点灯しているとき
3-80 ページ(ブレーキシステム

警告灯(オレンジ色))

3-86 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS) OFF表示灯)

RBS OFFスイッチ押し込みにより誤発
進抑制機能が作動停止(OFF)のとき
4-61ページ(レーダーブレーキサ

ポート(RBS) OFFスイッチ)

ESP

®

OFFスイッチ押し込みにより誤発

進抑制機能が作動停止(OFF)のとき
4-50ページ

(ESP

®

OFFスイッチ)

■ こんな場合は作動しないこと

があります

次のようなときはレーザーレーダーが
前方車両や障害物を正しく検知できず
に誤発進抑制機能が作動しない場合が
あります。
・レーダー本体が高温状態のとき
・大雨、濃霧および吹雪などの悪天候

のときや、前方車両の排気ガスや
水、雪などの巻上げ、砂、煙などで
前方の視界が悪いとき

・フロントガラスが汚れているときや

フロントウォッシャーを使用中のと

65P40380

・急な坂道のとき
・荷室などに重いものを載せて、車両

が後傾しているとき

72M20405

・レーダー検知範囲内に前方車両の一

部分しかないとき

72M20406

P

R

N

000.book 59 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/運転支援機能

4-60

次のような前方車両および障害物は
レーダーが検知できない場合がありま
す。
・標識や街灯などポール状の障害物
・ガードレールなど高さの低い障害物
・小さい障害物
・著しく汚れている車両
・ガラス面の大きな車両
・レーダーが検知しにくい黒系色の車

両および障害物

・レーダーが透過する網目の大きい

フェンスやガラス

・リフレクター(反射板)がない車両
・荷台の低いトラック、極端に車高の

低い車両や車高の高い車両

・キャリアカーなど、特殊な形状をし

た車両

72M20407

■ こんな場合にも作動すること

があります

次のようなときはレーダーが前方車両
および障害物と判断して誤発進抑制機
能が作動する場合があります。
・路上に金属物、看板、段差、落下物

または突起物などがあるとき

72M20408

・駐車場ゲートや遮断機のバーが上が

りきるまえのとき

72M20415

・キャリアカーに積載するとき

72M20416

・ビニールカーテンなどをくぐって通

過するとき

72M20413

・スピードブレーカーが設置してある

道や、河川敷などの悪路を走行する
とき

・生い茂った草むらなどの悪路を走行

するとき

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000.book 60 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/運転支援機能

4-61

4

■ 踏切内などで作動した場合は

誤発進抑制機能が遮断機を障害物と判断
して、踏切内に閉じ込められた場合は、
次のいずれかの操作を行ない踏切内から
脱出してください。

アクセルペダルを5秒以上踏み続ける

ハンドルを大きくまわす

いったんアクセルペダルを離し、再度
すばやく踏み込む

RBS OFFスイッチを長押しする
4-61ページ(レーダーブレーキサ

ポート(RBS)OFFスイッチ)

レ ー ダ ー ブ レ ー キ サ ポ ー ト
(RBS)OFFスイッチ

RBS および誤発進抑制機能を停止状態
(OFF)にできます。

機能を停止させるときは、メーター内
のRBS OFF表示灯(2)が点灯するま
でRBS OFFスイッチ(1)を長押しし
ます。

機能を復帰させるときは、もう一度
RBS OFFスイッチ(1)を長押しして
RBS OFF表示灯(2)を消灯させます。

手動でエンジンを停止するたびに機能
は復帰し、RBS OFF 表示灯は消灯し
ます。

RBS OFFスイッチを押すたびにブザー
が“ピッ”と鳴り、作動が切り替わっ
たことをお知らせします。

74P40220

メーター内の RBS OFF 表示灯は RBS
および誤発進抑制機能が停止している
ことをお知らせするだけではなく、次
のような場合に点灯します。
・機能が正常な場合、エンジンスイッ

チを

にしたときに約3秒間点灯

したあと消灯します。

・エンジンスイッチが

のときに

RBSおよび誤発進抑制機能に異常が
ある場合やレーダーがフロントガラ
スの汚れを検知するなど、一時的に
RBSおよび誤発進抑制機能が作動し
ない場合に点灯します。

3-86 ページ(レーダーブレーキ

サポート(RBS) OFF表示灯)

74P40230

遮断機が下がる直前に無理に踏切内に
進入しないでください。踏切内でRBS
や誤発進抑制機能が作動して、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
7-35 ページ(踏切内で動けなく

なったときは)

(2)

(1)

ON

ON

ɴʶʽʂᓨ

000.book 61 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/運転支援機能

4-62

■ レーザーレーダー

レ ー ザ ー レ ー ダ ー(1)は 精 密 部 品 で
す。ルームミラー付近に設置され、次の
機能で使用しています。

レーダーブレーキサポート(RBS)

誤発進抑制機能

74P40240

次のようなときは、RBS および誤発
進抑制機能が作動するおそれがある
ため、RBS OFF スイッチを操作して
停止させてください。
・テスターなどで車両点検を行なう

とき

・けん引されるとき
・生い茂った草むらなどの悪路を走

行するとき

RBS OFFスイッチを操作しても、
ESP

®

を作動停止(OFF)にすること

はできません。

(1)

レ ー ダ ー を 正 し く 作 動 さ せ る た め
に、次のことをお守りください。取
扱いを誤ると、前方車両や障害物を
正しく検知できなくなり、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
・レーダー前方のフロントガラスを

きれいに保ち、ステッカーなどを
貼らない(透明なものを含む)

・レーダー本体、およびその周辺部

に強い衝撃や力を加えない

・レーダーを取り外したり、分解し

たりしない

・フロントワイパー本体やブレード

を交換するときは、指定のものを
使用する(詳しくは、スズキ販売
店またはスズキ代理店にお問い合
わせください)

レーダー付近のフロントガラスにひ
び割れなどの傷がある状態で走行す
ると、レーダーが前方車両や障害物
を正しく検知できなくなり、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
R B S O F F スイッチを操作して、
RBS および誤発進抑制機能を停止さ
せ、スズキサービス工場で点検を受
けてください。

エンジンスイッチが

のときに

レーダーから 10 cm 以内の距離で、
拡大鏡、対物レンズなど拡大機能があ
る光学機器を使用して、照射部をのぞ
き込まないでください。レーダーから
照射される赤外線で目を傷めるおそれ
があります。

ON

000.book 62 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/運転支援機能

4-63

4

■ ガラス汚れを検知したときは

レーザーレーダーがフロントガラスの汚
れを検知した場合は、レーダーブレーキ
サポート(RBS)および誤発進抑制機能
を停止させるとともに、メーター内の
RBS OFF 表示灯およびブレーキシステ
ム警告灯(オレンジ色)が点灯します。
次の手順で対処してください。

安全な場所に停車し、エンジンス
イッチを

(OFF)にします。

レーダー前方のフロントガラスをき
れいにします。

エンジンスイッチを

にします。

RBS OFF 表示灯およびブレーキシ
ステム警告灯(オレンジ色)の消灯
を確認します。

RBS OFF 表示灯およびブレーキ
システム警告灯(オレンジ色)が
消灯しないときは、ガラスの汚れ
以外の異常が考えられます。スズ
キ販売店またはスズキ代理店にご
連絡ください。

74P40250

1

LOCK

2

3

ON

4

このレーダーは、日本工業規格 JIS C
6802「レーザー製品の放射安全基準」
におけるレーザー等級1M製品です。

72M20424

最大平均出力:45mW
パルス幅:33ns
波長:905nm
発散角(水平 × 垂直):28°× 12°

レーザー等級ラベル

レーザーレーダー放射線データ

000.book 63 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-64

アイドリングストップシステムは、信号
待ちなどの一時的な停車時および停車前
の減速時に、自動的にエンジンを停止・
再始動させるシステムです。排出ガスの
低減、燃費向上、エンジン騒音低下に役
立ちます。

本システムは一定の条件のもとで、一
時的にエンジンを停止させるもので
す。長時間停車するときや車から離れ
るときは、パーキングブレーキをしっ
かりとかけ、エンジンスイッチを操作
してエンジンを停止してください。
4-14ページ

(エンジンを止めるときは)

オートマチック車は、一定の条件をみ
たすと停車前の減速時(約13 km/h以
下)に自動停止します。ただし、シス
テムの機能確認が終了するまでは、減
速時に自動停止しません。

アイドリングストップシステム

アイドリングストップ

システム

タイプ別装備

アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止中は、車外に
出ないでください。思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
・ブレーキペダルを踏んでいても運

転席シートベルトを外す、または
運転席ドアを開くとエンジンが再
始動し、アイドリングストップシ
ステムによるエンジン自動停止中
であったことをお知らせします。

72M2042

アイドリングストップシステムによ
るエンジンの自動停止後、自動で再
始動しない場合は、エンジンスイッ
チを操作してエンジンを始動してく
ださい。エンジンが再始動しない状
態で車を動かすと、ハンドルをまわ
すときやブレーキペダルを踏むとき
に強い力が必要となって、思わぬ事
故を起こすおそれがあります。

000.book 64 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-65

4

エンジンの自動停止・再始動
のしかた

■ オートマチック車

走行中に、エンジンが自動停止可能
な状態(スタンバイ条件)になると、
メーター内のアイドリングストップ
表示灯(緑色)が点灯します。
→ 3-84ページ

(アイドリングストップ表示灯)

→ 4-69ページ(スタンバイ条件)

74P40260

セレクトレバーが

のままブレー

キペダルを踏んで減速すると、停車
前(約 13 km/h 以下)にエンジン
が自動停止します。このとき、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)は
点灯したままです。

アイドリングストップ表示灯(緑
色)が点灯した状態でブレーキペ
ダルを踏んで減速しても、エンジ
ン自動停止の条件をすべてみたさ
ないと、エンジンが自動停止しま
せん。
→ 4-70ページ

(エンジン自動停止の条件)

自動停止中に安全確保のため、室
内ブザーが鳴ってエンスト状態に
させたり、エンジンを再始動させ
たりする場合があります。
→ 4-68ページ

(エンジン自動停止中はこん

なことに気をつけて)

74P40270

本システム装備車は、高性能なアイド
リングストップシステム装備車専用の
鉛バッテリーを使用していますので、
次のことをお守りください。守らない
と本システムが正常に作動しなくなっ
たり、バッテリーの寿命が短くなった
りするおそれがあります。

バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)

→ 7-21 ページ(鉛バッテリーを

交換するときは)

→ 8-2ページ(サービスデータ)

バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない

1

2

D

000.book 65 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-66

停車の前後に関わらず、ブレーキペ
ダルから足を離すとエンジンが再始
動し、アイドリングストップ表示灯
(緑色)が消灯します。

ブレーキペダルを踏んでいても、
エンジン自動再始動の条件をみた
すと自動的に再始動します。
→ 4-71ページ

(エンジン自動再始動の条件)

74P40280

エンジン自動再始動後しばらく走行
して、エンジンが自動停止可能な状
態(スタンバイ条件)になると、ア
イドリングストップ表示灯(緑色)
が点灯します。

■ オートギヤシフト車

走行中に、エンジンが自動停止可能
な状態(スタンバイ条件)になると、
メーター内のアイドリングストップ
表示灯(緑色)が点灯します。
→ 3-84ページ

(アイドリングストップ表示灯)

→ 4-69ページ(スタンバイ条件)

74P40330

ブレーキペダルを踏まずに、エンジ
ンブレーキなどを使用して減速して
も、エンジンは自動停止しません。

停車前(約13 km/h以下)にエンジン
が自動停止しない場合でも、停車時に
エンジンが自動停止する場合があり
ます。

自動停止中でもナビゲーション、ま
たはオーディオなどの電装品は使用
できますが、エアコンは送風に切り
替わります。

オートエアコン装備車の場合、冷暖
房性能を長持ちさせるため、自動停
止中の風量(自動制御時のみ)に制
限がかかります。

3

エ ン ジ ン 自 動 再 始 動 の と き、ヒ ル
ホ ー ル ド コ ン ト ロ ー ル が 作 動 し ま
す。
→ 4-51ページ

(ヒルホールドコントロール)

オーディオ(タイプ別装備)の音量
が大きいと、エンジンの再始動時に
音が途切れることがありますが異常
ではありません。

4

1

000.book 66 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-67

4

セレクトレバーが

のままブレー

キペダルを踏んで停車すると、エン
ジンが自動停止します。このとき、
アイドリングストップ表示灯(緑
色)は点灯したままです。

アイドリングストップ表示灯(緑
色)が点灯した状態でブレーキペ
ダルを踏んで停車しても、エンジ
ン自動停止の条件をすべてみたさ
ないと、エンジンが自動停止しま
せん。
→ 4-70ページ

(エンジン自動停止の条件)

自動停止中に安全確保のため、室
内ブザーが鳴ってエンスト状態に
させたり、エンジンを再始動させ
たりする場合があります。
4-68 ページ(エンジン自動

停止中はこんなことに気をつ
けて)

74P40340

ブレーキペダルから足を離すとエン
ジンが再始動し、アイドリングス
トップ表示灯(緑色)が消灯しま
す。

ブレーキペダルを踏んでいても、
エンジン自動再始動の条件をみた
すと自動的に再始動します。
4-71 ページ(エンジン自動

再始動の条件)

74P40350

エンジン自動再始動後しばらく走行
して、エンジンが自動停止可能な状
態(スタンバイ条件)になると、ア
イドリングストップ表示灯(緑色)
が点灯します。

自動停止中でもナビゲーション、ま
たはオーディオなどの電装品は使用
できますが、エアコンは送風に切り
替わります。

オートエアコン装備車の場合、冷暖
房性能を長持ちさせるため、自動停
止中の風量(自動制御時のみ)に制
限がかかります。

2

D

エンジン自動再始動のとき、ヒルホー
ルドコントロールが作動します。
→ 4-51ページ

(ヒルホールドコントロール)

オーディオ(タイプ別装備)の音量
が大きいと、エンジン再始動時に音
が途切れることがありますが、異常
ではありません。

3

4

000.book 67 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-68

4

エンジン自動停止中はこんなことに気をつけて

自動停止中は、次表の操作は行なわないでください。思わぬ事故につながるおそれ
があります。

操作/車両の状態

対処方法

ボンネットを開ける

室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。

エンジン自動停止状態からエンスト状態
になります。

アイドリングストップ表示灯(緑色)は
消灯します。

エンジンを再始動するときは、次の手順
で対処してください。
① パ ー キ ン グ ブ レ ー キ を し っ か り と か

け、セレクトレバーを

に入れます。

②ボンネットを完全に閉めます。
③エンジンスイッチを操作して再始動し

ます。

→ 4-10ページ(エンジンのかけかた)

運転席シートベルトを外す、または運転
席ドアを開ける

室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。(5回)

エンジンが自動で再始動します。

アイドリングストップ表示灯(緑色)は
消灯します。

発進する前に、ドアを閉め、シートベル
トを着用してください。また、車外に出
るときは、事前に次の手順を実施してく
ださい。
① パ ー キ ン グ ブ レ ー キ を し っ か り と か

け、セレクトレバーを

に入れます。

②長時間停車するときや車から離れると

きは、エンジンスイッチを操作してエ
ンジンを停止します。

→ 4-14ページ

(エンジンを止めるときは)

メーターパネル内の次の警告灯は、エンジンの自動停止中は点灯しませんが、エン
スト状態になると点灯します。

エンジン警告灯、パワーステアリング警告灯、油圧警告灯、充電警告灯

→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)

P

P

000.book 68 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-69

4

アイドリングストップシステムの作動条件

■ スタンバイ条件

次の条件をすべてみたすと、走行中にアイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯し、
エンジンの自動停止が可能な状態になります。

エンジン始動時

走行時

全車共通

ボンネットが完全に閉まっている状態でエンジンを始動する

全車共通

アイドリングストップシステムが停止状態(OFF)になってい
ない
→ 4-72ページ

(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)

バッテリーが十分に充電されていて、バッテリー内部が所定温
度内にある(※1)

冷却水が所定温度内にある

運転席シートベルトを着用している

運転席ドアが完全に閉まっている

ボンネットが完全に閉まっている

セレクトレバーの位置が

または

である(※2)

アイドリングストップシステム以外の電子制御システムから、
エンジン停止を禁止する信号が出ていない(※3)

<オートエアコン装備車>

エアコンの吹出し口温度が、冷房時は十分に冷えている、また
は暖房時は十分に暖まっている

デフロスタースイッチが停止状態(OFF)になっている
→ 5-8ページ(オートエアコン)

オートマチック車

S(スポーツ)モードスイッチが停止状態(OFF)になっている
→ 4-21ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)

D

N

000.book 69 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-70

4

※1 車を長期間使用しなかったときや、エンジン停止中にナビゲーション、またはオー

ディオなどの電装品を長時間使用したときなど、バッテリーが放電している状況で
は、スタンバイ状態になるまでに時間がかかることがあります。

※2 セレクトレバーの位置が

でもスタンバイ状態になりますが、このときは停車前

の減速時(約13 km/h以下)ではなく、停車時にエンジンが自動停止します。

※3 アイドリングストップ表示灯(緑色)の点灯後に、エンジン停止を禁止する信号が

出ることがあります。この場合、停車時にアイドリングストップ表示灯(緑色)が
消灯し、エンジンは自動停止しません。また、アイドリングストップシステムに影
響をあたえる警告灯や表示灯のいずれかが点灯したときは、エンジンは自動停止し
ません。

■ エンジン自動停止の条件

アイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯中に次の条件をすべてみたすと、停車前の
減速時または停車時にエンジンが自動停止します。

停車前の減速時

停車時

※ブレーキペダルの踏みかたが弱い、または強いと、自動停止しない場合があります。

オートマチック車

ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)

車速約13 km/h以下に減速している

ハンドル操作をしていない

アクセルペダルを踏んでいない

急な坂道を走行していない

急減速をしていない

ABSやESP

®

が作動していない

ブレーキ倍力装置の負圧が正常である

全車共通

ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)

ハンドル操作をしていない

アクセルペダルを踏んでいない

急な坂道で停車していない

停車前に急減速をしていない

ABSやESP

®

が作動していない

ブレーキ倍力装置の負圧が正常である

N

000.book 70 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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運転するときは/アイドリングストップシステム

4-71

4

■ エンジン自動再始動の条件

自動停止中に次のいずれかの操作をすると、または車両がいずれかの状態になると、エ
ンジンが自動で再始動し、アイドリングストップ表示灯(緑色)が消灯します。

全車共通

ブレーキペダルから足を離す(※1)

ハンドル操作をする(※2)

アクセルペダルを踏む

アイドリングストップシステムを停止状態(OFF)にする
→ 4-72ページ

(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)

バッテリーの放電が進んだとき(※3)

本システムに関わる異常を検出したとき(※4)

ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき(※3)

セレクトレバーを

に入れたあと

にもどす

停車時に、運転席シートベルトを外したとき(※3)

停車時に、運転席ドアを開けたとき(※3)

停車時に、坂道などで車両が動き出したとき

停車時に、自動停止してから、しばらく経過したとき
(2分程度)(※3)

<オートエアコン装備車>

自動停止後、エアコンの吹出し口温度が大きく変化し、冷暖房
性能が十分でなくなったとき(※3)

温度調節スイッチを冷房時はCOOL側、暖房時はHOT側に大き
く操作したとき(※3)

デフロスタースイッチを作動状態(ON)にしたとき(※3)
→ 5-8ページ(オートエアコン)

オートマチック車

セレクトレバーを

または

に入れる

S(スポーツ)モードスイッチを作動状態(ON)にする
→ 4-21ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)

減速時(約13 km/h以下)に、ボンネットを開けたとき

減速時(約13 km/h以下)に、セレクトレバーを

に入れた

とき

減速時(約13 km/h以下)に、道路の勾配が急変したとき

オートギヤシフト車

セレクトレバーを

または

に入れる

N

D

P R

L

N

P R

M

000.book 71 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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4

運転するときは/アイドリングストップシステム

4-72

※1 ブレーキペダルの踏み込みが弱い

と、自動再始動する場合がありま
す。この場合、再びブレーキペダ
ルを踏み込むと自動停止し、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)
が再点灯することがあります。

※2 ハンドル操作時の自動再始動条件

は、操作量ではなく操舵力となり
ます。このため、自動再始動する
ときのハンドル操作量は、路面状
況や乗車人数によって変化する場
合があります。

※3 アイドリングストップ表示灯(緑

色)が点滅し、エンジンが再始動
したあと消灯します。また、アイ
ドリングストップ表示灯の点滅開
始と同時にブザー音が鳴ります。

※4 検出した異常の内容により、通常

の再始動または※3の再始動になり
ます。

アイドリングストップシステ
ムOFFスイッチ

アイドリングストップシステムを停止状
態(OFF)にできます。

システムを停止状態にするときは、ア
イドリングストップシステム OFF ス
イッチ(1)を押して、メーターパネ
ル内のアイドリングストップシステム
OFF表示灯(2)を点灯させます。

システムを作動可能な状態にもどすと
きは、もう一度スイッチ(1)を押し
て表示灯を消灯させます。

手動でエンジンを停止するたびに、シ
ステムは作動可能な状態にもどり、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯は消灯します。

74P40290

エンジンの自動停止中にアイドリング
ストップシステム OFF スイッチ(1)
を押すとエンジンが自動再始動し、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯(2)が点灯します。

(2)

(1)

000.book 72 ページ 2015年11月2日 月曜日 午前10時20分

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