Toyota Harrier (2018 year). Manual japanese — part 5
63
1-2. ハイブリッドシステム
安全・安心のために
1
■
警告灯が点灯したときや、警告メッセージが表示されたとき、または補機バッテ
リーとの接続が断たれたとき
ハイブリッドシステムを再始動できないおそれがあります。
もう一度始動操作をしてもREADYインジケーターが点灯しない場合はトヨタ販
売店にご連絡ください。
■
ガス欠になったとき
ガス欠でハイブリッドシステムが始動できないときは、燃料残量警告灯(→ P.
378)が消灯するまで給油してから再始動してください。少量の給油では始動で
きない場合があります。
(給油量の目安は車両水平状態で約 8.4L です。車両の傾
きによって給油量はかわります。傾いているときは、少し多めに給油してくださ
い。)
■
電磁波について
●
高電圧部位や高電圧配線は、電磁シールド構造になっています。従来の車や家
電製品と比べて、電磁波が多いということはありません。
●
アマチュア無線の一部(遠距離通信)において、受信時に雑音が混入する場合
がありますので、あらかじめご了承ください。
■
駆動用電池について
駆動用電池には寿命があります。寿命は車の使い方、走行条件により異なります。
■
適合宣言
この車両は、ECE100(バッテリー電気車両安全)に基づいた水素排出量に適合
しています。
知識
64
1-2. ハイブリッドシステム
警告
■
高電圧・高温について
この車は、高電圧システムを使用しています。
次のことをお守りいただかないと、やけどや感電など重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
高電圧部位・高電圧の配線(オレンジ色)およびそのコネクターの取りはず
し・分解などは絶対に行わないでください。
●
走行後はハイブリッドシステムが高温になります。車に貼ってあるラベルの指
示に従い、常に高電圧・高温部位に注意してください。
■
事故が発生したとき
次のことをお守りいただかないと、感電など重大な傷害におよぶか、最悪の場
合死亡につながるおそれがあります。
●
続発事故防止のため安全な場所に停車して、パーキングブレーキをかけ、シフ
トレバーを P に入れ、ハイブリッドシステムを停止する
●
高電圧部位・高電圧配線(オレンジ色)などには、絶対にさわらない
●
車室内および車室外に、はみ出している電気配線には絶対さわらない
●
液体の付着やもれがある場合は絶対にさわらない
駆動用電池の電解液(強アルカリ性)が目や皮膚にふれると失明や皮膚傷害の
おそれがあり危険です。万一、目や皮膚に付着した場合はただちに多量の水で
洗い流し、早急に医師の診察を受けてください。
●
万一、車両火災が発生したときは、ABC 消火器を使用して消火する
水をかける場合は、消火栓などから大量にかけてください。
●
タイヤが接地した状態でけん引しない
電気モーターから発電され、破損の状態によっては、火災のおそれがあり危険
です。(→ P. 371)
●
車の下の路面などを確認し、液体のもれ(エアコンの水以外)が見つかった場
合、燃料系統が損傷している可能性があります。そのままハイブリッドシステ
ムを始動すると燃料に引火するおそれがあり危険ですので、始動しないでくだ
さい。
この場合は、トヨタ販売店に状況を連絡するときに併せてお伝えください。
●
サービスプラグが駆動用電池に設置してあ
ります。サービスプラグは絶対にさわらな
いでください。サービスプラグは、トヨタ
販売店での車両の修理時などに、駆動用電
池の高電圧を遮断するためのものです。
BTO12DQ007
65
1-2. ハイブリッドシステム
安全・安心のために
1
警告
■
駆動用電池について
●
絶対に転売・譲渡・改造などをしないでください。廃車から取りはずされた駆
動用電池は事故防止のため、トヨタ販売店を通じて回収を行っていますので、
ご協力ください。
適切に回収されないと、次のようなことがおこり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ 不法投棄または放置され、環境汚染となるばかりか、第三者が高電圧部位
にふれてしまい、感電事故が発生する
・ 装備された車両以外で駆動用電池を使用(改造などを含む)し、感電事故、
発熱・発煙・発火・爆発事故、電解液漏出事故などが発生する
特に、転売・譲渡などを行うと、相手にこれらの危険性が認識されず、事故
につながるおそれがあります。
●
駆動用電池を取りはずさないままでお車を廃棄された場合、高電圧部品・ケー
ブル・それらのコネクターにふれると、深刻な感電の危険があります。お車を
廃棄するときには、トヨタ販売店で駆動用電池を廃棄してください。駆動用電
池は適切に廃棄しないと、感電を引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
駆動用電池冷却用の吸入口・排出口について
●
吸入口または、排出口をふさぐように荷物などを置かないでください。
吸入口または、排出口がふさがれると駆動用電池が過熱したり、故障の原因に
なります。
●
吸入口または排出口は、目づまりしないよう定期的に清掃してください。
●
吸入口または、排出口に水や異物を入れないでください。
駆動用電池を損傷するおそれがあります。
●
駆動用電池周辺に多量の水をこぼさないよう注意してください。
誤ってこぼしてしまったときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
66
1-3. 盗難防止装置
イモビライザーシステム
パワースイッチを OFF にすると、シ
ステムの作動を知らせるためにイ
ンジケーターが点滅します。
登 録 さ れ た キ ー を 携 帯 し、パ ワ ー ス
イッチ をアクセサリ ーモードま たは
ON モードにするとシステムが解除さ
れ、インジケーターが消灯します。
■
メンテナンスについて
イモビライザーシステムのメンテナンスは不要です。
■
システムが正常に作動しないとき
●
キーが金属製のものに接したり、覆われているとき
●
キーが他の車両のセキュリティシステム用キー(信号発信機内蔵キー)と重なっ
ているときや接近しているとき
キーに信号発信機が内蔵してあり、あらかじめ登録されたキー以外では
ハイブリッドシステムを始動できません。
車両から離れる場合は、車内にキーを残さないでください。
このシステムは車両盗難の防止に寄与する機能であり、すべての車両盗
難に対する完全なセキュリティを保証するものではありません。
知識
注意
■
イモビライザーシステムを正常に作動させるために
システムの改造や取りはずしをしないでください。システムが正常に作動しな
いおそれがあります。
67
1-3. 盗難防止装置
1
安全・安心のために
オートアラーム
オートアラームとは、侵入を検知した場合に音と光で警報する機能です。
オートアラームを設定すると、次のような状況でオートアラームが作動
します。
●
施錠されたドアが、スマートエントリー&スタートシステム・ワイヤ
レスリモコン・メカニカルキーを使わずに解錠されたり、開けられた
とき
●
ボンネットが開けられたとき
全ドア・ボンネットを閉め、すべて
のドアを施錠
※
します。
30 秒以上経過すると自動的に設定
されます。
オートアラームが設定されるとインジ
ケータ ーは点灯から 点滅にかわ りま
す。
※
メカ ニカル キーで 施錠 した場 合、
オートアラームはセットされませ
ん。
次のいずれかを行ってください。
●
ドアを解錠する
●
パワースイッチをアクセサリーモードまたはONモードにするか、ハイ
ブリッドシステムを始動する(数秒後に解除・停止します)
オートアラームとは
オートアラームを設定する
オートアラームの設定を解除・作動を停止する
68
1-3. 盗難防止装置
■
メンテナンスについて
オートアラームシステムのメンテナンスは不要です。
■
ドアを施錠する前の確認
オートアラームの思わぬ作動、および盗難を防ぐため、次のことを必ず確認して
ください。
●
車内に人が乗っていないか
●
ドアガラスとパノラマムーンルーフ
★
が閉じているか
●
車内に貴重品などを放置していないか
■
オートアラームの作動について
次のような場合、オートアラームが作動することがあります。オートアラームの
設定を解除・作動を停止する操作を行ってください。
■
オートアラーム作動によるドアロック機能について
次のような場合、車内への不正な侵入を防止するため自動的にドアが施錠される
ことがあります。
●
ドアがキー以外で解錠されオートアラームが作動したとき
●
オートアラーム作動中にドアがキー以外で解錠されたとき
●
補機バッテリーあがりなどで充電・交換したとき
■
カスタマイズ機能
メカニカルキーを使って解錠したとき、オートアラームが作動するように設定を
変更できます。(カスタマイズ一覧:→ P. 437)
知識
●
車内に残った人が、ドアやボンネットを開
けたとき
●
施錠後、補機バッテリーあがりなどで補機
バッテリーの充電や交換をしたとき
(→ P. 417)
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
BTO13DQ002
69
1-3. 盗難防止装置
安全・安心のために
1
注意
■
オートアラームを正常に作動させるために
システムの改造や取りはずしをしないでください。システムが正常に作動しな
いおそれがあります。
70
1-3. 盗難防止装置
メーターの見方
71
2
2.
計器の見方
警告灯/表示灯. . . . . . ..72
計器類 . . . . . . . . . . .76
マルチインフォメーション
ディスプレイ . . . . . . ...80
エネルギーモニター/
燃費画面/ ESPO 画面 . . .85
72
2. 計器の見方
警告灯/表示灯
システム異常などを警告します。
メーター内の警告灯/表示灯でお車の状況をお知らせします。
次のイラストは、説明のためすべての警告灯/表示灯を示しています。
警告灯
(赤色)
ブレーキ警告灯
(→ P. 377)
※1
SRS エアバッグ/
プリテンショナー警告灯
(→ P. 377)
※1
(黄色)
ブレーキ警告灯
(→ P. 377)
※1
ABS &ブレーキアシスト警
告灯(→ P. 378)
※2
充電警告灯
(→ P. 377)
燃料残量警告灯
(→ P. 378)
※2
油圧警告灯
(→ P. 377)
シートベルト非着用警告灯
(→ P. 378)
※1
エンジン警告灯
(→ P. 377)
※1
マスターウォーニング
(→ P. 378)
73
2. 計器の見方
2
メーターの見方
※1
作動確認のためにパワースイッチを ON モードにすると点灯し、数秒後また
はハイブリッドシステムを始動すると消灯します。点灯しない場合や点灯し
たままのときはシステム異常のおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受
けてください。
※2
マルチインフォメーションディスプレイ内に表示されます。
※1
スリップ表示灯
(→ P. 378)
※2
(黄色)
LDA 表示灯
(→ P. 379)
(点滅)
パーキングブレーキ表示灯
(→ P. 378)
※1
(点滅)
ICS OFF 表示灯
★
(→ P. 379)
※2
(点滅)
ブレーキホールド作動表示
灯(→ P. 378)
※2
ブレーキオーバーライドシ
ステム警告灯/
ド ラ イ ブ ス タ ー ト コ ン ト
ロール警告灯/
ICS 警告灯
★
(→ P. 380)
※1
(赤色/
黄色)
パワーステアリング警告灯
(→ P. 378)
※2
高水温警告灯
(→ P. 380)
※2
PCS 警告灯
(→ P. 379)
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
74
2. 計器の見方
システムの作動状況を表示します。
表示灯
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
方向指示表示灯
(→ P. 179)
※2, 3
PCS 警告灯
(→ P. 218)
尾灯表示灯
(→ P. 187)
パーキングブレーキ表示灯
(→ P. 180)
ハイビーム表示灯
(→ P. 187)
※2
ブレーキホールドスタンバ
イ表示灯(→ P. 184)
アダプティブハイビームシ
ステム
★
(→ P. 190)/
オートマチックハイビーム
表示灯
★
(→ P. 195)
※2
ブレーキホールド作動表示
灯(→ P. 184)
フロントフォグランプ
表示灯(→ P. 200)
READY インジケーター
(→ P. 165)
リヤフォグランプ表示灯
★
(→ P. 201)
※2
(白色)
LDA 表示灯
(→ P. 229)
クリアランスソナー表示灯
★
(→ P. 252)
※2
(緑色)
LDA 表示灯
(→ P. 229)
※1
ICS OFF 表示灯
★
(→ P. 264)
※2
(黄色点滅)
LDA 表示灯
(→ P. 229)
※1
(点滅)
スリップ表示灯
(→ P. 275)
※2
クルーズコントロール
表示灯(→ P. 239)
※1
VSC OFF 表示灯
(→ P. 276)
※2
クルーズコントロール
セット表示灯(→ P. 239)
75
2. 計器の見方
2
メーターの見方
※1
作動確認のためにパワースイッチを ON モードにすると点灯し、数秒後また
はハイブリッドシステムを始動すると消灯します。点灯しない場合や点灯し
たままのときはシステム異常のおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受
けてください。
※2
マルチインフォメーションディスプレイ内に表示されます。
※3
システムが OFF のときに点灯します。
※4
外気温が約 3 ℃以下のとき、約 10 秒間点滅後に、点灯します。
※2
レ ー ダ ー ク ル ー ズ コ ン ト
ロール表示灯
(→ P. 239)
セキュリティ表示灯
(→ P. 66, 67)
EV インジケーター
(→ P. 58)
※2
スマートエントリー&
スタートシステム表示灯
(→ P. 165)
※2
EV ドライブモード表示灯
(→ P. 171)
※2, 4
低温表示灯
(→ P. 76)
※2
ECO MODE 表示灯
(→ P. 175)
警告
■
安全装置の警告灯が点灯しないとき
ABS や SRS エアバッグなど安全装置の警告灯がパワースイッチを ON モード
にしても点灯しない場合や点灯したままの場合は、事故にあったときに正しく
作動せず、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
76
2. 計器の見方
計器類
ハイブリッドシステムインジケーター
ハイブリッドシステムの出力や回生レベルを示します(→ P. 79)
シフトポジション・シフトレンジ表示
選択されているシフトポジションまたはシフトレンジを表示します。
(→ P. 174)
外気温
外気温を -40 ℃∼ 50 ℃の間で表示します。外気温が約 3 ℃以下のときは、低温
表示灯(→ P. 75)が点灯します。
スピードメーター
車両の走行速度を示します。
燃料計
燃料残量を示します。次の場合、実際の燃料残量と燃料計の針の位置が異なる場合
があります。
・ 少量給油(約 5L 以下)を行ったとき
・ 坂道など傾いた場所に停車したとき
・ 坂道やカーブを走行したとき
1
2
3
4
5
77
2. 計器の見方
2
メーターの見方
オドメーター/トリップメーター/メーター照度調整/パワースイッ
チモード表示
オドメーター:
走行した総距離を km の単位で表示します。
トリップメーター:
リセットしてからの走行距離を km の単位で表示します。区間距離は、トリップ
A・トリップ B の 2 種類で使い分けることができます。
メーター照度調整:
メーター照度が調整できます。
パワースイッチモード表示:
選択中のパワースイッチのモードを表示します。(→ P. 166)
マルチインフォメーションディスプレイ
走行に関するさまざまな情報を表示します。(→ P. 80)
水温計
エンジン冷却水の温度を示します。
TRIP スイッチを押すごとに表示が
オドメーター→トリップA→トリッ
プB→メーター照度調整→非表示の
順に切りかわります。
また、トリップメーター表示中に押
し続けると、走行距離を 0 にもどし
ます。
メーター照度調整を表示中に TRIP
スイッチを押し続けることでメー
ター照度が調整できます。
車幅灯消灯時と点灯時それぞれの明る
さレベルを調整することができます。
表示の切りかえ
6
7
8
メーター照度調整
78
2. 計器の見方
■
メーター・ディスプレイの作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
外気温表示について
次の場合は、正しい外気温が表示されなかったり、温度表示の更新が遅くなった
りすることがありますが、故障ではありません。
●
停車しているときや、低速走行(約 20km/h 以下)のとき
●
外気温が急激に変化したとき(車庫・トンネルの出入り口付近など)
●
“--” または “E” が表示されたときは、システム故障のおそれがあります。
トヨタ販売店で点検を受けてください。
■
割り込み表示について
スイッチの操作方法などを状況に応じてマルチインフォメーションディスプレ
イに一定時間表示します。割り込み表示・非表示を切りかえることができます。
(→ P. 436)
■
燃料計と航続可能距離について
燃料計と航続可能距離(→ P. 81)は連動しています。少量給油後に燃料計と航
続可能距離の表示が更新されない場合、次の操作を行うことで更新することがで
きます。
車両を平坦な場所に停車させる
TRIP スイッチを押してオドメーター/トリップメーター/メーター照度調整
表示部をオドメーター表示に切りかえる
パワースイッチを OFF にする
TRIP スイッチを押したまま、パワースイッチを ON モードにする
そのまま約 5 秒間 TRIP スイッチを押し続け、オドメーターが点滅を開始し
たら手をはなす
オドメーター(ODO)が約 5 秒間点滅したあと、通常の表示にもどれば、更新
は終了です。
知識
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