Toyota Camry (2018 year). Manual japanese — part 12
175
4-1. 運転にあたって
4
運転
注意
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を与えるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・ハイブリッド用トランスミッションなどのオイルやフルードの量お
よび質の変化
●
各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
176
4-1. 運転にあたって
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
できるだけ荷物はトランクに積んでください。
●
後席のシート背もたれを折りたたんで荷物を積むときは、荷物を積み重ねない
でください。
●
後席のシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い荷物を積むときは、できる
だけ前席シート背もたれの真うしろには積まないでください。
●
トランクに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。乗員
は、適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
・ 運転席足元
・ 助手席やリヤ席(荷物を積み重ねる場合)
・ パッケージトレイ
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
177
4
運転
4-2. 運転のしかた
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
マルチインフォメーションディスプレイに
とメッセージが表示されます。
表示されないと、ハイブリッドシステムは始動しません。
パワースイッチを短く確実に押
す
短く確実に押せば、押し続ける必要は
ありません。
READYインジケーターが点灯すれば、
ハイブリッドシステムは正常に始動し
ています。
READY インジケーターが点灯するま
でブレーキペダルを踏み続けてくださ
い。
パワースイッチのどのモードからでも
ハイブ リッドシステ ムを始動で きま
す。
READY インジケーターが点灯したことを確認する
READY インジケーターが消灯している状態では走行できません。
パワー(イグニッション)スイッチ
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始
動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。
ハイブリッドシステムの始動のしかた
1
2
3
4
5
178
4-2. 運転のしかた
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかけて(→ P. 191)、シフトレバーを P の位
置にする(→ P. 185)
パワースイッチを押す
ブレーキペダルから足を離してマルチインフォメーションディスプレ
イの「アクセサリー」の表示が消灯していることを確認する
ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえ
ることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)
OFF
※
非常点滅灯が使用できます。
アクセサリーモード
オーディオなどの電装品が使用できま
す。
マルチインフォメーションディスプレ
イに「アクセサリー」が表示されます。
ON モード
すべての電装品が使用できます。
マルチインフォメーションディスプレ
イに「イグニッション ON」が表示さ
れます。
※
シフトレバーが P 以外のときはアクセサリーモードになり、OFF になりませ
ん。
ハイブリッドシステムの停止のしかた
パワースイッチの切りかえ
1
2
3
4
1
2
3
179
4-2. 運転のしかた
4
運転
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、ハイ
ブリッドシステムは停止しますが、パワースイッチのモードは OFF にな
りません。次の手順で OFF にしてください。
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーを P の位置にする
マルチインフォメーションディスプレイに「電源を Off してください」
が表示されていることを確認し、パワースイッチを 1 回押す
マルチインフォメーションディスプレイの「電源を Off してください」
の表示が消灯していることを確認する
■
自動電源 OFF 機能
シフトレバーが P にあるとき、20 分以上アクセサリーモードか1時間以上 ON
モード(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしておくと、
パワースイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではあ
りません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをア
クセサリーモード、または ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
■
ハイブリッド車特有の音と振動について
→ P. 65
■
電子キーの電池の消耗について
→ P. 122
■
外気温が低いときは
●
ハイブリッドシステム始動時に READY インジケーターの点滅時間が長くなる
ことがあります。READY インジケーターが点灯すれば走行可能になりますの
で点灯するまでそのままお待ちください。
●
極寒の環境などで駆動用電池の温度が著しく低くなっている場合(およそ
− 30 ℃以下)、ハイブリッドシステムが始動できなくなることがあります。
その場合は気温の上昇を待つなど、駆動用電池の温度が上がってから再度始動
操作をしてください。
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
→ P. 138
■
ご留意いただきたいこと
→ P. 139
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止したとき
知識
1
2
3
4
180
4-2. 運転のしかた
■
ハイブリッドシステムが始動しないとき
●
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→ P. 72)
トヨタ販売店へご連絡ください。
●
始動操作に関するメッセージがマルチインフォメーションディスプレイに表示
されている場合は、画面の指示に従ってください。
■
ステアリングロックについて
パワースイッチを OFF にしたあとにドアを開閉すると、ステアリングロック機
能によりハンドルが固定されます。パワースイッチを操作すると、ステアリング
ロックは自動で解除されます。
■
ステアリングロックが解除できないときは
■
ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について
短時間にハイブリッドシステムの始動・停止を繰り返すと、モーターのオーバー
ヒート防止のために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてくだ
さい。10 秒程度でもとの状態にもどります。
■
万一、READY インジケーターが点灯しないときは
正しい手順で始動操作を行っても READY インジケーターが点灯しない場合は、
ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。
■
ハイブリッドシステムに異常があるときは
→ P. 67
■
電子キーの電池が切れたときは
→ P. 390
■
パワースイッチの操作について
●
スイッチを短く確実に押せてない場合は、モードの切りかえやハイブリッドシ
ステムの始動ができない場合があります。
●
パワースイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始
動しない場合があります。パワースイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから
操作してください。
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
は
→ P. 482
マルチインフォメーションディスプレイに
「ハンドルを左右に回しながらパワースイッ
チを押してください」が表示されます。シフ
トレバーが P の位置にあることを確認して、
ハンドルを左右にまわしながら再操作して
ください。
181
4-2. 運転のしかた
4
運転
警告
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
走行中の警告
ハイブリッドシステムの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全
な状態で停止するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。
ステアリングロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
緊急時のハイブリッドシステム停止方法
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを
2 秒以上押し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。
(→ P. 408)
ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中
にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能です
が、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安全
を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
●
走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、走行中にハイブリッドシ
ステムを再始動させる場合は、パワースイッチを押してください。停車後にハ
イブリッドシステムを再始動させる場合は、シフトレバーを P にし、パワー
スイッチを押してください。
182
4-2. 運転のしかた
注意
■
補機バッテリーあがりを防止するために
●
ハイブリッドシステム停止中は、パワースイッチをアクセサリーモードまたは
ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
●
ハイブリッドシステム停止中に、マルチインフォメーションディスプレイの
「アクセサリー」または「イグニッション ON」の表示が消灯していない場合、
パワースイッチが OFF になっていません。パワースイッチを OFF にしてか
ら車両を離れてください。
●
シフトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させないでください。シ
フトレバーが P 以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、パワースイッ
チがアクセサリーモードとなるため、そのまま放置するとバッテリーあがりの
原因となります。
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
もしハイブリッドシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点
検を受けてください。
■
パワースイッチの操作について
パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれ
があります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
183
4-2. 運転のしかた
4
運転
EV ドライブモードの ON / OFF を
切りかえる
EV ドライブモードになると、EV ドラ
イブモード表示灯が点灯します。
もう一 度スイッチを 押すと通常 走行
(ガソリンエンジンと電気モーターに
よる走行)にもどります。
■
EV ドライブモードの切りかえについて
次のときは EV ドライブモードに切りかわらない場合があります。EV ドライブ
モードに切りかわらないときはブザーが鳴り、マルチインフォメーションディス
プレイにメッセージが表示されます。
●
ハイブリッドシステムが高温のとき
炎天下に駐車したあとや登降坂、高速走行後など
●
ハイブリッドシステムが低温のとき
約 0 ℃を下まわるような低温下に長時間駐車したあとなど
●
ガソリンエンジンが暖機運転中のとき
●
駆動用電池の充電量が低いとき
エネルギーモニターに表示される駆動用電池の残量が少ない状態(→ P. 111)
●
車速が高いとき
●
アクセルペダルを大きく踏み込んだときや坂道など
●
フロントウインドウガラスの曇り取りを使用しているとき
■
EV ドライブモードの走行可能距離
EV ドライブモードの走行可能距離は数百 m から約 1 km 程度です。ただし、車
両の状況によっては EV ドライブモードが使用できない場合があります。(走行
距離は、駆動用電池の充電量や走行状態によって異なります)
EV ドライブモード
EV ドライブモードは、駆動用電池から電力を供給し、電気モーターの
みを使って走行するモードです。早朝、深夜の住宅街や屋内の駐車場な
どで、騒音や排気ガスを気にすることなく走行することができます。
通常は車両接近通報装置が ON になっているため、静かに走行したい場
合は OFF にしてください。(→ P. 63)
知識
184
4-2. 運転のしかた
■
ガソリンエンジンが冷えているときの EV ドライブモードの切りかえについて
ガソリンエンジンが冷えているときにハイブリッドシステムを始動した場合、し
ばらくすると暖機運転のためガソリンエンジンが自動的に始動し、EV ドライブ
モードに切りかえることができなくなります。
ハイブリッドシステム始動操作後、READY インジケーターが点灯したら、ガソ
リンエンジンが始動する前に EV ドライブモードスイッチを押してください。
■
EV ドライブモードの自動解除について
EV ドライブモードで走行中、次のときは自動的に通常走行(ガソリンエンジン
と電気モーターによる走行)になることがあります。EV ドライブモードが解除
されるときは、ブザーが鳴り、EV ドライブモード表示灯が点滅したあと、消灯
します。
●
駆動用電池の充電量が低下したとき
エネルギーモニターに表示される駆動用電池の残量が少ない状態(→ P. 111)
●
車速が高いとき
●
アクセルペダルを大きく踏み込んだときや坂道など
■
燃費について
ハイブリッドシステムは、通常走行(ガソリンエンジンと電気モーターによる走
行)において、最も燃費がよくなるように制御されています。EV ドライブモー
ドを多用すると、燃費が悪くなることがあります。
■
マルチインフォメーションディスプレイに “EV モードに現在切り替えできませ
ん ” と表示されたときは
EV ドライブモードを使用できません。EV ドライブモードを使用できない理由
(暖機中 / 電池充電不足 /EV 速度域超過 / アクセル踏みすぎ)が表示される場合
があります。EV ドライブモードが使用できる状況になってから使用してくださ
い。
■
マルチインフォメーションディスプレイに “EV モードが解除されました ” と表
示されたときは
EV ドライブモードが自動解除されています。EV ドライブモードを使用できない
理由(電池充電不足 /EV 速度域超過 / アクセル踏み過ぎ)が表示される場合が
あります。しばらくしてから使用してください。
警告
■
走行中の警告
EV ドライブモードではエンジン音がしないため、周囲の人が車両の発進や接
近に気が付かない場合があります。車両接近通報装置が ON でも、周囲の騒音
などが大きい場合は、車両の接近に気が付かない場合がありますので、十分注
意して運転してください。特に車両接近通報装置を OFF にしているときは、注
意が必要です。
185
4-2. 運転のしかた
4
運転
パワースイッチが ON モードの状態で、ブレーキペダルを踏んだ
状態でシフトレバーのボタンを押しながら操作します。
※
シフトレバーのボタンを押しながら操作します。
シフトレバーのボタンを押さずそのまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止
めてから行ってください。
※
シフトレバーのボタンを押す前にブレーキペダルを踏んでください。シフトレ
バーのボタンを始めに押してもシフトロックは解除されません。
※1
燃費向上や騒音の低減のために、通常は D ポジションを使用してください。
※2
S モードはシフトレンジを選択することで、加速力やエンジンブレーキ力を切
りかえることができます。
トランスミッション
シフトレバーの動かし方
シフトレバーの使用目的
シフトレバー
目的および状態
P
駐車またはハイブリッドシステムの始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※1
S
S モード走行
※2
186
4-2. 運転のしかた
→ P. 295
シフトレバーが S の位置にあるとき、シフトレバーまたはパドルシフト
スイッチ
★
を次のように操作できます。
シフトアップ
シフトダウン
S1 から S6 レンジのあいだで選択されているシフトレンジがメーターに表示され
ます。
S ポジションへ操作したときの初期レンジは、車速に応じて S4 または S5 に設定
されます。
■
シフトレンジ機能
●
加速力・エンジンブレーキ力は、6段階から選択が可能です。
●
シフトレンジの数字が小さい方が、加速力・エンジンブレーキ力は
大きくなり、エンジン回転数も高くなります。
●
S1 から S4 のシフトレンジでの加速時は、車速に応じて、シフトレ
ンジが自動的に切りかわります。
走行モードの選択
S モードでのシフトレンジ選択
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
X
シフトレバー
X
パドルシフトスイッチ
1
2
187
4-2. 運転のしかた
4
運転
パドルシフトスイッチの “ − ” 側を操作すると、一時的にシフトレン
ジを選択する走行へ切りかわります。レンジを選択することで、使用す
るギヤ段の上限を制限し、高速ギヤ段への不要なシフトアップを抑えた
り、エンジンブレーキ力を切りかえたりすることができます。
シフトアップ
シフトダウン
D1 から D6 レンジのあいだで選択さ
れているシフトレンジがメーターに表
示されます。
通常走行にもどすときは、パドルシフ
トスイッチの “ + ” 側を一定時間以
上保持します。
■
D ポジションでパドルシフトスイッチの “ − ” 側を操作したとき(パドルシフト
スイッチ装着車)
走行状態に適したエンジンブレーキ力を得られるレンジにダウンします。
■
D ポジションでのレンジ選択の自動解除(パドルシフトスイッチ装着車)
次のとき、自動的に D ポジションでのレンジ選択が解除されます。
●
停車したとき
●
アクセルペダルを一定時間以上踏み続けたとき
●
シフトレバーを D 以外にしたとき
■
S モードについて
●
S4 レンジ以下のとき、シフトレバーを “ + ” 側へ保持すると S6レンジに設定
されます。
●
エンジン過回転前に自動的にシフトアップします。
■
シフトダウン制限警告ブザー
安全や走行性能を確保するため、シフトダウン操作には制限があり、シフトレ
バーまたはパドルシフトスイッチ
★
を操作してもシフトダウンできない場合があ
ります。(このときブザーが 2 回鳴ります)
D ポジションでのシフトレンジ選択(パドルシフトスイッチ装着車)
1
2
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
188
4-2. 運転のしかた
■
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)を使って走行しているとき
エンジンブレーキを目的に次の操作を行っても、レーダークルーズコントロール
( 全車速追従機能付き ) が解除されないためエンジンブレーキは効きません。
●
S モードで走行中にS5またはS4レンジにシフトダウンしたとき(→ P. 240)
●
D ポジションで走行中に走行モードをスポーツモードにしたとき(→ P. 295)
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
→ P. 168
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせます。
■
シフトロックシステム
シフトロックシステムは、発進時のシフトレバーの誤操作を防ぐシステムです。
パワースイッチが ON モードでブレーキペダルを踏んだままシフトレバーのボタ
ンを押した状態でなければ、シフトレバーを P からシフトできません。
■
シフトレバーを P からシフトできないとき
ブレーキペダルを踏んでいることを確認してください。
ブレーキペダルを踏んだままシフトレバーのボタンを押した状態でシフトレ
バーがシフトできない場合、シフトロックシステムなどの故障が考えられます。
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ただし一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトすることができま
す。
シフトロックの解除のしかた:
パーキングブレーキをかける
パワースイッチを OFF にする
ブレーキペダルを踏む
マイナスドライバーなどを使ってカバー
を取りはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスドライ
バーの先端に布などを巻いて保護してく
ださい。
1
2
3
4
189
4-2. 運転のしかた
4
運転
シフトロック解除ボタンを押しながらシ
フトレバーのボタンを押す
シフトロック解除ボタンを押しているあ
いだは、レバーをシフトできます。
警告
■
すべりやすい路面を走行するとき
急なアクセル操作や、シフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力
の急激な変化が横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。
■
シフトロック解除時の事故を防ぐために
シフトロック解除ボタンを押すときは、必ずパーキングブレーキをかけブレー
キペダルを踏んでください。
誤ってアクセルペダルを踏んでいると、シフトロック解除ボタンを押してシフ
トレバーを操作したときに、車が急発進して思わぬ事故につながり、重大な傷
害におよぶか最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
駆動用電池の充電について
シフトレバーが N では、ガソリンエンジンが回転していても駆動用電池は充電
されないため、N で長時間放置すると駆動用電池の残量が低下し、走行不能に
なるおそれがあります。
5
190
4-2. 運転のしかた
レバー操作により、次のように運転者の意思を表示することができます。
左折
左側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで左側方向指示灯が点
滅します。
右側へ車線変更
(レバーを途中で保持)
レバーを離すまで右側方向指示灯が点
滅します。
右折
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
表示灯の点滅が異常に速くなったとき
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
方向指示レバー
操作のしかた
1
2
3
4
知識
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