Toyota Crown Majesta (2017 year). Manual japanese — part 13
191
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
フォグランプスイッチ
X
フロントフォグランプスイッチ
消灯する
点灯する
雨や霧などの悪天候下での視界を確保します。
1
2
192
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
X
フロント&リヤフォグランプスイッチ
消灯する
フロントフォグランプを点
灯する
フロント&リヤフォグラン
プを点灯する
手 を 離 す と
の 位 置 ま で も ど り ま
す。
再度操作すると、リヤフォグランプの
み消灯します。
■
点灯条件
フロントフォグランプ:
ヘッドランプまたは車幅灯が点灯しているときに使用できます。
リヤフォグランプ:
リヤフォグランプは、フロントフォグランプが点灯しているときのみ使用できま
す。
■
リヤフォグランプについて
●
リヤフォグランプが点灯しているときは、メーター内の表示灯が橙色に点灯し
ます。
●
雨や霧、雪などで視界が悪いときに後続車に自分の車の存在を知らせるために
使用します。
視界が悪いとき以外に使用すると後続車の迷惑になる場合があります。
必要なとき以外は使用しないでください。
1
2
3
知識
193
4
運転
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ワイパー & ウォッシャー
「
」を選択しているとき、雨滴量と車速に応じてワイパーが作動します
「
」が選択されているときは、次のようにツマミをまわして、雨滴セ
ンサーの感度も調整できます。
オート作動(AUTO モード)
低速作動
高速作動
一時作動
雨滴センサーの感度調整(高)
雨滴センサーの感度調整(低)
操作のしかた
1
2
3
4
5
6
194
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ウォッシャー液を出す
ワイパーが連動して作動します。
■
作動条件
パワースイッチが ON モードのとき
■
車速による作動への影響
車速によってワイパー作動への影響があります。
●
間欠時間
●
ウォッシャー連動時のワイパー作動(液だれ防止作動が働くまでの時間)
■
雨滴感知センサー
●
パワースイッチがONモードのときにAUTOモードにすると、動作確認のためワ
イパーが 1 回作動します。
●
雨滴感知センサーの温度が 90 ℃以上または− 15 ℃以下のときは、AUTO 作動
しないことがあります。その場合は、AUTO モード以外でワイパーを使用して
ください。
■
ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズル
のつまりを点検してください。
7
知識
●
雨滴感知センサーが雨滴量を判定します。
光学センサーを使用しているため、フロン
トウインドウガラスに朝日や夕日が断続
的にあたるときや、虫などで汚れたとき
に、正しく作動しないことがあります。
195
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
4
運転
警告
■
AUTO モード時のワイパー作動について
AUTO モードでは、センサーにふれたり、フロントウインドウガラスに振動が
あるなどの要因で不意にワイパーが動くおそれがあります。ワイパーで指など
を挟まないように注意してください。
■
ウォッシャー使用時の警告
寒冷時はフロントウインドウガラスが暖まるまでウォッシャー液を使用しない
でください。ウォッシャー液がフロントウインドウガラスに凍りつき、視界不
良を起こして思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
注意
■
フロントウィンドウガラスが乾いているとき
ワイパーを使わないでください。
ガラスを傷付けるおそれがあります。
■
ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
■
ノズルがつまったとき
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。
ピンなどで取り除かないでください。
ノズルが損傷するおそれがあります。
■
ワイパーアームを立てるとき(寒冷地仕様車)
ワイパーを積雪時の停止位置に切りかえてから立ててください。(→ P. 265)
停止位置を切りかえずに立てると、ワイパーアームとボンネットが干渉し、傷
が付くおそれがあります。
■
雨滴感知センサー
フロントウインドウガラスに撥水コーティングを行うと雨滴感知センサーが雨
滴量を正確に感知できず、オート作動が正常に作動しないことがあります。
196
4-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方
ヘッドランプクリーナー
スイッチを押してヘッドランプを
洗浄する
■
作動条件
パワースイッチが ON モードでヘッドランプが点灯しているとき
ヘッドランプにウォッシャー液を噴射します。
知識
注意
■
ウォッシャー液が出ないとき
ヘッドランプクリーナースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
197
4
運転
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方
●
ドアとドアガラスを閉め、パワースイッチを OFF にしてください。
●
燃料の種類を確認してください。
■
燃料の種類
X
2GR-FXE エンジン搭載車(FR 車)
●
無鉛プレミアムガソリン(無鉛ハイオク)
●
バイオ混合ガソリン(プレミアム)
X
2AR-FSE エンジン搭載車(4WD 車)
●
無鉛レギュラーガソリン
●
バイオ混合ガソリン(レギュラー)
■
バイオ混合ガソリンについて
エタノールの混合率 10%以下、または ETBE の混合率 22%以下のガソリン(酸
素含有率 3.7%以下)を使用することができます。
給油する前に
知識
198
4-4. 給油のしかた
警告
■
給油するときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと火災を引き起こすなど、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
●
給油前にボデーなどの金属部分にふれて体の静電気を除去してください。除去
したあとは給油が完了するまで、車内にもどったり、他の人やものにふれない
でください。また、給油口に静電気を除去していない人を近付けないでくださ
い。
静電気を帯電した人が給油口に近付くと、放電による火花で燃料に引火するお
それがあります。
●
キャップはツマミ部分を持ち、ゆっくりと開けてください。また、キャップを
ゆるめたときに、“ シュー ” という音がする場合は、その音が止まるまで
キャップを保持してください。
すぐに開けると、気温が高いときなどに、給油口から燃料が噴き出るおそれが
あります。
●
気化した燃料を吸わないようにしてください。
燃料の成分には、有害物質を含んでいるものもあります。
●
喫煙しないでください。
●
給油口にノズルを確実に挿入してください。
●
継ぎ足し給油をしないでください。
●
正常に給油できない場合は、スタンドの係員を呼んで指示に従ってください。
199
4-4. 給油のしかた
4
運転
給油口オープナーを押して、給油
口を開ける
キャップをゆっくりまわして開
け、ホルダーにはめ込む
注意
■
給油するとき
指定のガソリンを使用してください。
指定以外のガソリンや他の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油・高濃度バイオ混
合ガソリン
※
)を使用したり、燃料をこぼしたりしないでください。
次のような状態になるおそれがあります。
●
ガソリンエンジンの始動性が悪くなる
●
ガソリンエンジンからの異音や振動など(ノッキング)が発生する
●
ガソリンエンジンの出力が低下する
●
排気制御システムが正常に機能しない
●
燃料系部品が損傷する
●
塗装が損傷する
※
エタノール混合率10%をこえるもの、またはETBE混合率22%をこえるもの
給油口の開け方
1
2
200
4-4. 給油のしかた
■
給油口が開かないとき
キャップを “ カチッ ” と音がする
までまわして閉める
手を離すと、キャップが逆方向に少し
もどります。
知識
給油口オープナーを押しても給油口が開か
ないときは、トランク内のカバーを取りはず
し、その穴の上側にあるレバーを引くこと
で、給油口を開けることができます。
給油口の閉め方
警告
■
キャップが正常に閉まらないとき
必ずトヨタ販売店へご連絡ください。
正常に閉まらないキャップをそのまま使用したり、純正品以外のキャップを使
用すると、火災などを引き起こし、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
201
4
運転
4-5. 運転支援装置について
Toyota Safety Sense P
◆
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
→ P. 206
◆
LDA(レーンディパーチャーアラート[ステアリング制御・ふらつき
警報機能付き ])
→ P. 216
◆
アダプティブハイビームシステム
→ P. 184
◆
レーダークルーズコントロール
→ P. 226
Toyota Safety Sense P は、次の運転支援装置によって運転者を補助
し、安全で快適なドライブを支援します。
警告
■
Toyota Safety Sense P について
Toyota Safety Sense P は運転者の安全運転を前提としたシステムであり、
事故被害や運転負荷の軽減に寄与することを目的としています。
本システムは認識性能・制御性能に限界があります。システムを過信せず、運
転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
202
4-5. 運転支援装置について
プリクラッシュセーフティシステムには、車両の制御や操作に関する
データなどを記録するコンピューターが装備されており、主に次のよう
なデータを記録します。
・ アクセルペダルの操作状況
・ ブレーキペダルの操作状況
・ 車速
・ プリクラッシュセーフティシステムの各機能の作動状況
・ 先行車などの障害物との距離、相対速度などの情報
・ カメラセンサーの画像情報(プリクラッシュブレーキまたはプリク
ラッシュブレーキアシスト作動時のみ)
なお、会話などの音声や車内の映像は記録しません。
●
データの取り扱いについて
トヨタはコンピューターに記録されたデータを車両の故障診断・研究
開発・品質の向上を目的に取得・利用することがあります。
なお、次の場合を除き、トヨタは取得したデータを第三者へ開示また
は提供することはありません。
・ お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合
・ 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合
・ トヨタが訴訟で使用する場合
・ 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加
工したデータを研究機関などに提供する場合
●
記録した画像情報は特別な装置を使用して消去することが可能です。
また、画像情報を記録する機能を停止することも可能です。ただし、
機能を停止するとプリクラッシュセーフティシステム作動時のデータ
は残りません。
車両データの記録について
203
4-5. 運転支援装置について
4
運転
フロントグリルとフロントウインドウガラス上部にある 2 種類のセン
サーにより、各運転支援装置の作動に必要な情報を認識します。
レーダーセンサー
カメラセンサー
前方センサー
1
2
警告
■
レーダーセンサーの故障や誤作動を防ぐために
次のことをお守りください
お守りいただかないと、レーダーセンサーが正常に作動せず、思わぬ事故につ
ながり、重大な傷害のおよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
レーダーセンサーとフロントグリルエンブレム付近は常にきれいにしておく。
●
レーダーセンサーやフロントグリルエンブレム周辺にアクセサリーを付けた
り、ステッカー(透明なものを含む)などを貼ったりしない
●
レーダーセンサー周辺への強い衝撃を避ける
レーダーセンサー・フロントグリル・フロントバンパーに強い衝撃を受けた際
は、必ずトヨタ販売店で点検を受けてください。
●
レーダーセンサーを分解しない
●
レーダーセンサーやフロントグリルエンブレムを改造したり、塗装したりしな
い
●
レーダーセンサー・フロントグリル・フロントバンパーの脱着や交換が必要な
場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
レーダーセンサー
フロントグリルエンブレム
レーダーセンサー前面やフロントグリル
エンブレム前後面に汚れ・水滴・雪など
が付着した場合は、取り除いてください。
お手入れをする際は、レーダーセンサー
やフロントグリルエンブレムを傷付けな
いよう、やわらかい布を使ってください。
1
2
204
4-5. 運転支援装置について
警告
■
カメラセンサーの故障や誤作動を防ぐために
次のことをお守りください
お守りいただかないと、カメラセンサーが正常に作動せず、思わぬ事故につな
がり、重大な傷害のおよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
フロントウインドウガラスは常にきれいにしておく。
・ フロントウインドウガラス外側に汚れ・油膜・水滴・雪などが付着した場
合は、取り除いてください。
・ フロントウインドウガラスにガラスコーティング剤を使用していても、カ
メラセンサー前部に水滴などが付着した場合は、ワイパーでふき取ってく
ださい。
・ フロントウインドウガラス内側のカメラセンサー取付け部が汚れた場合
は、トヨタ販売店にご相談ください。
●
カメラセンサー前部のフロントウインドウガラスが曇ったり、結露したり、凍
結したりした場合は、フロントデフロスターで取り除く(→ P. 274)
●
カメラセンサー前部のフロントウインドウガラスの水滴をワイパーが正しく
ふき取れないときは、ワイパーゴムまたはワイパーブレードを交換する
ワイパーゴムまたはワイパーブレードの交換が必要な場合は、トヨタ販売店に
ご相談ください。
●
フロントウインドウガラスにフィルムを貼らない
●
フロントウインドウガラスに傷・ひびなどが生じた場合は、そのままにせずに
交換する
フロントウインドウガラスの交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談くだ
さい。
●
カメラセンサーに液体をかけない
●
カメラセンサーに強い光を照射しない
●
カメラセンサー前部のフロントウインド
ウガラス(図に示す範囲)にアンテナを取
り付けたり、ステッカー(透明なものを含
む)などを貼ったりしない
205
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
レーダーセンサーの取り扱い
レーダーセンサーは電波法の基準に適合しています。センサーに印字されている
マークはその証明ですので消さないでください。また、製品を分解・改造すると
罰せられることがあります。必ず日本国内でご使用下さい。
警告
●
カメラセンサーのレンズを汚したり、傷を付けたりしない
フロントウインドウガラス内側を掃除するときは、ガラスクリーナーがレンズ
に付着しないようにしてください。また、レンズにはふれないでください。
レンズに汚れ・傷がある場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
●
カメラセンサーに強い衝撃を加えない
●
カメラセンサーの取り付け位置や向きを変更したり、取りはずしたりしない
●
カメラセンサーを分解しない
●
カメラセンサー付近に電子機器や、強い電波を発信する機器を取り付けない
●
インナーミラーなどのカメラセンサー周辺部品や天井を改造しない
●
ボンネット・フロントグリル・フロントバンパーに、カメラセンサーの視界を
さえぎる可能性のあるアクセサリーを取り付けない
詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。
●
ルーフ上に全長の長い荷物(サーフボードなど)を積むときは、カメラセン
サーの視界をさえぎらないようにする
●
ヘッドランプなどのランプ類を改造しない
知識
206
4-5. 運転支援装置について
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
◆
衝突警告表示
衝突の可能性が高いとシステム
が検知したとき、“ ピピピ・・・”
とブザー音が鳴り、マルチイン
フォメーションディスプレイに
メッセージを表示し、回避操作を
うながします。
◆
プリクラッシュブレーキアシスト
衝突の可能性が高いとシステムが判断したとき、ブレーキペダルが踏
まれる強さに応じてブレーキ力を増強します。
◆
プリクラッシュブレーキ
衝突の可能性が高いとシステムが判断したときに衝突警報を行い、さ
らに衝突の可能性が高まったと判断したときは、ブレーキが自動でか
かり、衝突回避を支援、あるいは衝突速度の低減に寄与します。
◆
サスペンションコントロール
衝突の可能性が高いとシステムが判断したとき、AVS(→ P. 256)
によってショックアブソーバーの減衰力を制御することで、安定した
車両姿勢の維持に寄与します。
道路上の車両や歩行者を前方センサーで検出し、衝突の可能性が高いと
システムが判断したときに、警報やブレーキ力制御により運転者の衝突
回避操作を補助します。また、衝突の可能性がさらに高まったと判断し
たときは、自動的にブレーキを作動させることで、衝突回避を支援、あ
るいは衝突被害の軽減に寄与します。
必要に応じて、プリクラッシュセーフティシステムの ON / OFF や警
報タイミングを切りかえることができます。(→ P. 209)
Нет комментариевНе стесняйтесь поделиться с нами вашим ценным мнением.
Текст