Toyota Corolla Axio (2018 year). Manual japanese — part 16
239
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
240
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。また、ナットがゆるみホイールが落
下して、重大な事故につながるおそれがあります。オイルやグリースがねじ部
に付いている場合はふき取ってください。
注意
■
低偏平タイヤについて(16 インチタイヤ装着車)
低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より
大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことにご注意ください。
●
適切なタイヤ空気圧で使用する
空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。
●
段差や凹凸のある路面、路上にあいた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物
を避ける
タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。テーパー部を外側にし
て取り付けると、ホイールが破損しはずれ
てしまい、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
テーパー部
241
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
タイヤ空気圧について
■
タイヤ空気圧が適正でない場合
適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる場
合があります。
●
燃費の悪化
●
乗り心地や操縦安定性の低下
●
摩耗によるタイヤ寿命の低下
●
安全性の低下
ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受け
てください。
■
タイヤ空気圧の点検のしかた
タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。
●
タイヤが冷えているときに点検する
●
タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正がどうか判断できません。
●
走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんので
減圧しないでください。
●
荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにする
タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に 1
回以上実施してください。(→ P. 342)
知識
242
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤの性能を発揮するために
適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
過度の摩耗
●
偏摩耗
●
操縦安定性の低下
●
タイヤの過熱による破裂
●
タイヤとホイールのあいだからの空気漏れ
●
ホイールの変形、タイヤの損傷
●
走行時にタイヤが損傷する可能性の増大
(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)
注意
■
タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは
タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。
バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気が漏れ、
タイヤの空気圧が低下するおそれがあります。
243
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
エアコンフィルターの交換
エンジンスイッチ
★
を“LOCK”またはパワースイッチ
★
を OFF にする
グ ロ ー ブ ボ ッ ク ス を 開 き ダ ン
パーステーのピンをはずす
グローブボックス側面を内側に
押して上部のツメを片側ずつは
ずし、下部のツメをはずして取り
はずす
フィルターカバーを取りはずす
フィルターカバーの固定を解
除する
フィルターカバーを矢印の方
向にずらし、ツメからフィル
ターカバーを抜く
エアコンを快適にお使いいただくために、エアコンフィルターを定期的
に交換してください。
交換のしかた
1
2
3
4
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
244
6-2. 簡単な点検・部品交換
フィルターを取りはずし、新しい
フィルターと交換する
「↑ UP」マークの矢印が上を向くよう
に取り付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
■
エアコンフィルターの交換について
エアコンフィルターは次の時期を目安に交換してください。
20,000km[10,000km
※
] ごと
※大都市や寒冷地など、交通量や粉じんの多い地区
■
エアコンの風量が減少したときは
フィルターの目詰まりが考えられますので、フィルターを交換してください。
5
知識
注意
■
エアコンを使用するときの注意
●
フィルターを装着せずにエアコンを使用すると、故障の原因になることがあり
ます。必ずフィルターを装着してください。
●
フィルターは交換するタイプです。
水洗いやエアブローによる清掃はしないでください。
■
フィルターカバーの破損を防ぐために
6
フィルターカバーの固定を解除するとき
に、フィルターカバーを矢印の方向に動か
す際は、ツメに無理な力が加わらないよう
注意してください。
ツメが破損するおそれがあります。
245
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
キーの電池交換
●
マイナスドライバー
●
小さいマイナスドライバー
●
リチウム電池
・ CR2016(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
・ CR1632(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
■
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
ボタン側を下向きにしてカバーをは
ずしてください。上向きにするとボ
タンがはずれるおそれがあります。
モジュールを取りはずす
電池が消耗しているときは、新しい電池に交換してください。
用意するもの
電池交換のしかた
1
2
246
6-2. 簡単な点検・部品交換
コインなどを使って、モジュー
ルカバーをはずし消耗した電
池を取り出す
新しい電池は、+極を上にして取り
付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
■
スマートエントリー&スタートシステム装着車
メカニカルキーを抜く
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
消耗した電池を取り出す
カバーをはずしたときに、上側のカ
バーに電子キーのモジュールが貼り
付き、電池面が隠れている場合があ
り ま す。こ の 場 合、電子 キ ー の モ
ジュールをひっくり返し、図のよう
に電池が見える状態で作業してくだ
さい。
新しい電池は、+極を上にして取り
付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
3
4
1
2
3
4
247
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
リチウム電池の入手
電池はトヨタ販売店・時計店およびカメラ店などで購入できます。
●
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:CR2016
●
スマートエントリー&スタートシステム装着車:CR1632
■
電子キーの電池が消耗していると
次のような状態になります。
●
スマートエントリー&スタートシステム・ワイヤレス機能が作動しない
●
作動距離が短くなる
知識
警告
■
取りはずした電池と部品について
お子さまにさわらせないでください。
部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
交換後、正常に機能させるために
次のことを必ずお守りください。
●
ぬれた手で電池を交換しない
錆の原因になります。
●
電池以外の部品に、ふれたり動かしたりしない
●
電極を曲げない
248
6-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズの点検・交換
エンジンスイッチ
★
を“LOCK”またはパワースイッチ
★
を OFF にする
ヒューズボックスを開ける
ランプがつかないときや電気系統の装置が働かないときは、ヒューズ切
れが考えられます。ヒューズの点検を行ってください。
1
2
X
エンジンルーム(1)
X
エンジンルーム(2)
ツメを押しながら、カバーを持ち
上げる
ツメを押しながら、カバーを持
ち上げる
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
249
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
X
助手席足元
インパネアンダーカバー
★
を取り
は ず し、ヒ ュ ー ズ ボ ッ ク ス の カ
バーを取りはずす
ヒューズを引き抜く
ヒューズはずしでヒューズを引
き抜くことができます。
ヒューズが切れていないか点検
する
正常
ヒューズ切れ
ヒューズボックスの表示に従い、規
定容量のヒューズに交換します。
3
4
1
2
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
250
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
ヒューズを交換したあとは
●
交換してもランプ類が点灯しないときは、電球を交換してください。
(→ P. 251)
●
交換しても再度ヒューズが切れる場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
補機バッテリーからの回路に過剰な負荷がかかると
配線が損傷を受ける前にヒューズが切れるように設計されています。
■
電球(バルブ)を交換するとき
この車両に指定されているトヨタ純正品のご使用をおすすめします。一部の電球
は過電流を防止する専用回路に接続されているため、この車両指定のトヨタ純正
品以外は使用できない場合があります。
知識
警告
■
車の故障や、車両火災を防ぐために
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、車の故障や火災、けがをするおそれがあります。
●
規定容量以外のヒューズ、またはヒューズ以外のものを使用しないでくださ
い。
●
必ずトヨタ純正ヒューズか同等品を使用してください。
●
ヒューズやヒューズボックスを改造しないでください。
注意
■
ヒューズを交換する前に
ヒューズが切れた原因が電気の過剰負荷だと判明したときは、トヨタ販売店で
点検を受けてください。
251
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
電球(バルブ)の交換
切れた電球の W(ワット)数を確認してください。(→ P. 343)
■
フロント
X
ハロゲンヘッドランプ装着車
次に記載する電球は、ご自身で交換できます。電球交換の難易度は電球
によって異なります。部品が破損するおそれがあるので、トヨタ販売店
で交換することをおすすめします。
電球の用意
バルブ位置
ヘッドランプロービーム
ヘッドランプハイビーム
フロント方向指示灯/非常点滅灯
車幅灯
1
2
3
4
252
6-2. 簡単な点検・部品交換
X
LED ヘッドランプ装着車
■
リヤ
フロント方向指示灯/非常点滅灯
車幅灯
★
フロントフォグランプ
★
1
2
3
尾灯
後退灯
リヤ方向指示灯/非常点滅灯
番号灯
1
2
3
4
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
253
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
ヘッドランプロービーム(ハロゲンヘッドランプ装着車)
ツメを押し、コネクターを取りは
ずす
電球を取りはずす
新しい電球を取り付ける
取り付け部と電球のツメ(3ヶ
所)が合うように、電球を図の
ように約45°傾けながら挿し
込みます。
電球を右にまわして固定しま
す。
コネクターを取り付ける
ソケットを取り付けたあとは、いった
んヘッドランプロービームを点灯さ
せ、バルブの取り付け部からランプの
光がもれていないことを目視確認して
ください。
電球交換のしかた
1
2
3
1
2
4
254
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
ヘッドランプハイビーム(ハロゲンヘッドランプ装着車)
ツメを押し、コネクターを取りは
ずす
電球を取りはずす
新しい電球を取り付ける
取り付け部と電球のツメ(3ヶ
所)が合うように、電球を図の
ように約45°傾けながら挿し
込みます。
電球を右にまわして固定しま
す。
コネクターを取り付ける
ソケットを取り付けたあとは、いった
んヘッドランプハイビームを点灯さ
せ、バルブの取り付け部からランプの
光がもれていないことを目視確認して
ください。
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2
3
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