Toyota Porte (2017 year). Manual japanese — part 21
319
6
お手入れのしかた
6-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット解除レバーを引く
ボンネットが少し浮き上がります。
レバーを引き上げて、ボンネット
を開ける
ボンネットステーをステー穴に
挿し込む
ボンネット
室内からロックを解除して、ボンネットを開けます。
1
BTO62CU034
2
BTO62CU035
3
320
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
走行前の確認
ボンネットがしっかりロックされていることを確認してください。
ロックせずに走行すると、走行中にボンネットが突然開いて、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
けがを防ぐために
走行後のエンジンルーム内は高温になっています。熱くなった部品にさわると
やけどなどの重大な傷害を受けるおそれがあります。
■
エンジンルーム点検後の確認
エンジンルーム内に工具や布を置き忘れていないことを確認してください。
点検や清掃に使用した工具や布などをエンジンルーム内に置き忘れていると、
故障の原因になったり、また、エンジンルーム内は高温になるため車両火災に
つながるおそれがあり危険です。
■
ボンネットを閉めるとき
注意
■
ボンネットへの損傷を防ぐために
ボンネットを閉めるときは、体重をかけるなどして強く押さないでください。
ボンネットがへこむおそれがあります。
手などを挟まないように注意してくださ
い。
重大な傷害を受けるおそれがあり危険で
す。
BTO62CU036
321
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
◆
フロント側
■
2NR-FKE エンジン搭載車
■
1NZ-FE エンジン搭載車
ガレージジャッキ
ガレージジャッキを使用して車両を持ち上げるときは、正しい位置にガ
レージジャッキをセットしてください。
正しい位置にセットしないと、車両が損傷したり、けがをするおそれが
あります。
322
6-2. 簡単な点検・部品交換
◆
リヤ側
■
FF 車(前輪駆動)
■
4WD 車(4 輪駆動)
BTO62CU039
BTO62CU040
323
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
警告
■
車両を持ち上げるとき
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
ガレージジャッキを使用するときは、必ずガレージジャッキ付属の取扱説明書
を十分に確認の上、使用する
●
車に搭載されているジャッキを使用しない
車両が落下するおそれがあります。
●
ガレージジャッキのみで支えられた車両の下に体の一部を入れたり、もぐり込
んだりしない
●
ガレージジャッキおよび、自動車用ジャッキスタンドをしっかりとした傾きの
ない平坦な床面で使用する
●
車両がジャッキアップされた状態でエンジンを始動しない
●
平らで硬い地面に停車させ、しっかりとパーキングブレーキをかけ、シフトレ
バーを P にする
●
ガレージジャッキは、必ずジャッキポイントに正しくセットする
ガレージジャッキを正しくセットせずに車両を持ち上げると、車両が損傷しま
す。また、車両がガレージジャッキから落下するおそれがあります。
●
車内に乗員がいるときは車両を持ち上げない
●
車両を持ち上げるときは、ガレージジャッキの上下にものを置かない
●
図のようなガレージジャッキを使用して
車両を持ち上げる
324
6-2. 簡単な点検・部品交換
ウォッシャー液が不足していると
きは、ウォッシャー液を補充してく
ださい。
ウォッシャー液の補充
補充のしかた
BTO62CU041
警告
■
ウォッシャー液を補充するとき
エンジンが熱いときやエンジンがかかっているときは、ウォッシャー液を補充
しないでください。
ウォッシャー液にはアルコール成分が含まれているため、エンジンなどにかか
ると出火するおそれがあり危険です。
注意
■
ウォッシャー液について
ウォッシャー液のかわりに、せっけん水やエンジン不凍液などを入れないでく
ださい。塗装にしみが付くおそれがあります。
■
ウォッシャー液のうすめ方
必要に応じて水でうすめてください。水とウォッシャー液の割合は、ウォッ
シャー液の容器に表示してある凍結温度を参考にしてください。
325
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
●
タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
●
タイヤの亀裂・損傷の有無
●
タイヤの溝の深さ
●
タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗
程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
図で示すようにタイヤのローテー
ションを行う
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命を
のばすために、トヨタ定期点検ごとの
タイヤローテーションをおすすめしま
す。
タイヤについて
タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタ
イヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タ
イヤ位置交換)を 5,000km ごとに行ってください。
タイヤの点検項目
タイヤローテーションのしかた
前側
326
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
タイヤ空気圧の数値
応急用タイヤ
★
:420kPa(4.2kg/cm
2
)
※
■
タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ
販売店にご相談ください。
知識
タイヤサイズ
空気圧
※
kPa(kg/cm
2
)
エンジン
前輪
後輪
175/65R15 84H
2NR-FKE
230(2.3)
240(2.4)
1NZ-FE
230(2.3)
230(2.3)
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空
気圧ラベルで確認することができます。
※
タイヤが冷えているときの空気圧
BTO62CU042
「タイヤ空気圧」ラベル
327
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
工場出荷時に設定されているサイズ以外のタイヤは使用しない
次のようなおそれがあります。
・ ハンドルをきった際に、タイヤと車体が干渉する
・ 最低地上高が確保できない
・ 操縦安定性の悪化による横転事故
・ ABS / VSC が正しく作動しない
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
328
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。また、ナットがゆるみホイールが落
下して、重大な事故につながるおそれがあります。オイルやグリースがねじ部
に付いている場合はふき取ってください。
注意
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。テーパー部を外側にし
て取り付けると、ホイールが破損しはずれ
てしまい、重大な傷害におよぶか、最悪の
場合死亡につながるおそれがあります。
テーパー部
329
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
タイヤ空気圧が適正でない場合
適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる場
合があります。
●
燃費の悪化
●
乗り心地や操縦安定性の低下
●
摩耗によるタイヤ寿命の低下
●
安全性の低下
ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受け
てください。
■
タイヤ空気圧の点検のしかた
タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。
●
タイヤが冷えているときに点検する
●
タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正かどうか判断できません。
●
走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんので
減圧しないでください。
●
荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにする
タイヤ空気圧について
タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に 1
回以上実施してください。(→ P. 429)
知識
330
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤの性能を発揮するために
適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
過度の摩耗
●
偏摩耗
●
操縦安定性の低下
●
タイヤの過熱による破裂
●
タイヤとホイールのあいだからの空気漏れ
●
ホイールの変形、タイヤの損傷
●
走行時にタイヤが損傷する可能性の増大
(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)
注意
■
タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは
タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。
バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気が漏れ、
タイヤの空気圧が低下するおそれがあります。
331
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
●
マイナスドライバー
●
小さいマイナスドライバー
●
リチウム電池
・ CR2016(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
・ CR2032(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
■
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
ボタン側を下向きにしてカバーをは
ずしてください。上向きにするとボ
タンがはずれるおそれがあります。
モジュールを取りはずす
キーの電池交換
電池が消耗しているときは、新しい電池に交換してください。
用意するもの
電池交換のしかた
1
BTO62CU059
2
332
6-2. 簡単な点検・部品交換
コインなどを使って、モジュー
ルカバーをはずし消耗した電
池を取り出す
新しい電池は、+極を上にして取り
付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
BTO62CU060
3
4
333
6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
スマートエントリー&スタートシステム装着車
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスド
ライバーの先端に布などを巻いて保
護してください。
電池のフタをはずす
取っ手を引っ張り電池のフタを取り
はずします。
消耗した電池を取り出す
新しい電池は、+極を上にして取り
付けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
BTO62CU062a
1
BTO62CU363
取っ手
2
BTO62CU364
3
4
334
6-2. 簡単な点検・部品交換
■
リチウム電池の入手
電池はトヨタ販売店・時計店およびカメラ店などで購入できます。
●
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:CR2016
●
スマートエントリー&スタートシステム装着車:CR2032
■
電子キーの電池が消耗していると
次のような状態になります。
●
スマートエントリー&スタートシステム・ワイヤレス機能が作動しない
●
作動距離が短くなる
知識
警告
■
取りはずした電池と部品について
お子さまにさわらせないでください。
部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
交換後、正常に機能させるために
次のことを必ずお守りください。
●
ぬれた手で電池を交換しない
錆の原因になります。
●
電池以外の部品に、ふれたり動かしたりしない
●
電極を曲げない
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