Toyota 86 (2017 year). Manual japanese — part 10
143
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
●
エンジンがかかっていないときは、“エンジン スタート ストップ”スイッチ
をアクセサリーまたはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置しな
いでください。
●
スマートエントリー & スタートシステム表示灯が消灯していない場合、
“エン
ジン スタート ストップ”スイッチが OFF になっていません。“エンジン ス
タート ストップ”スイッチを OFF にしてから車両を離れてください。
●
オートマチック車:シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させないでくださ
い。シフトレバーが P 以外でエンジンを停止させた場合、“エンジン スター
ト ストップ”スイッチがアクセサリーモードとなるため、そのまま放置する
とバッテリーあがりの原因となります。
■
エンジンを始動するとき
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
“エンジン スタート ストップ”スイッチの操作について
“エンジン スタート ストップ”スイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があ
るときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡くださ
い。
144
2-1. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
■ エンジンのかけ方
オートマチック車
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが P の位置にあることを確認する
運転席に座ってブレーキペダルをしっかり踏む
エンジンスイッチを“START”の位置にまわす
マニュアル車
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
シフトレバーが N の位置にあることを確認する
クラッチペダルとブレーキペダルをしっかり踏む
エンジンスイッチを“START”の位置にまわす
■ エンジンスイッチの位置の切りかえ
“LOCK” (OFF)
・ ステアリングロックがかかり
ます。
・ キーを抜き挿しすることがで
きます。
(オートマチック車は、シフト
レバーの位置が P のとき、キー
を抜き挿しできます)
“ACC”
アクセサリーソケットなどの電装
品が使用できます。
“ON”
すべての電装品が使用できます。
“START”
エンジンが始動できます。
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
手順
1
手順
2
手順
3
手順
4
145
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
知識
■
キーを“ACC”から“LOCK”にまわすには
シフトレバーが N(マニュアル車)または P(オートマチック車)の
位置にあることを確認する
■
エンジンが始動しないときは
エンジンイモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。
(oP. 80)
トヨタ販売店へ連絡してください。
■
ステアリングロックを解除するには
■
キー抜き忘れ警告ブザー
キーが挿してあり、エンジンスイッチが“ACC”または“LOCK”のとき、運
転席ドアを開けると警告音が鳴ります。
■
バッテリー交換などでバッテリー端子を再接続した直後は
エンジンが始動しないことがあります。その場合はエンジンスイッチを“ON”
にし、10 秒以上経過してからエンジンを始動してください。エンジン始動直後
はアイドリングが不安定になることがありますが、異常ではありません。
手順
1
キーを押し込みながら“LOCK”までまわす
手順
2
ステアリングを左右に動かしながら、エン
ジンスイッチをまわしてください。
146
2-1. 運転のしかた
警告
■
エンジンを始動するときは
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死
亡につながるおそれがあります。
■
走行中の警告
走行中はエンジンスイッチを“LOCK”にしないでください。
緊急時は走行中にエンジンを切り、
“ACC”にしてください。走行中にエンジン
が停止すると思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。(oP. 384)
注意
■
バッテリーあがりを防止するために
エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチを“ACC”または“ON”
にしたまま長時間放置しないでください。
■
エンジンを始動するとき
●
一度に 10 秒以上スターターをまわさないでください。スターターが故障する
原因になります。
エンジンがかからないときは、一旦エンジンスイッチを“LOCK”に戻し、10
秒以上放置してからもう一度まわしてください。
●
エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。
●
もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
147
2-1. 運転のしかた
運転するときに
2
オートマチックトランスミッション
★
状況に応じてシフトポジションをお選びください。
■ シフトレバーの動かし方
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ON”の状態で、ブレーキペダルを踏ん
だまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてか
ら行ってください。
スマートエントリー&スタートシステム装着車
“エンジン スタート ストップ”スイッチがイグニッション ON
モードの状態で、ブレーキペダルを踏んだまま操作します。
P と D のあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてか
ら行ってください。
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
148
2-1. 運転のしかた
■ シフトポジションの使用目的
※
D ポジションを使用することで、そのときの走行状況に適切なギヤ段が自動で
選択されます。通常は D ポジションを使用してください。
シフト
ポジション
マルチインフォメーション
ディスプレイ表示
目的
モノクロ
ディスプレイ
カラー
ディスプレイ
P
(パーキング)
駐車またはエンジン始動
R
(リバース)
後退
N
(ニュートラル)
動力が伝わらない状態
D
(ドライブ)
通常走行
※
(1 速∼ 6 速まで自動変速)
(パドルシフトス
イッチ操作時)
(パドルシフトス
イッチ操作時)
一時的なマニュアルモード
走行(oP. 154)
M
(マニュアル)
マニュアルモード走行
(oP. 150)
149
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
■ 走行モードの選択
走行制御モードスイッチを押すことで、走行・使用条件にあわせて次
のモードを選択できます。
通常走行モード
スポーツモード
SPORT 表示灯が点灯します。
スポーティな走行、カーブの多い山間地などの走行に適しています。
スノーモード
SNOW 表示灯が点灯します。
雪道など、すべりやすい路面での発進・走行に適しています。
スポーツモードまたはスノーモードを解除するときは、もう一度同じ
スイッチを押します。
150
2-1. 運転のしかた
マニュアルモード走行
シフトレバーを M ポジションにすると、マニュアルモードに切りかわり
ます。
シフトアップ/ダウン可能表示灯が点灯しているあいだ、シフトレバー
またはパドルシフトスイッチ
★
の−側または+側の操作で思い通りのギ
ヤ段を選択し、運転することができます。
低すぎる車速でシフトアップ操作を行った場合は変速しません。
シフトアップ可能表示灯
シフトダウン可能表示灯
シフトアップ(+)
シフトダウン(−)
シフトレバーまたはパドルシフト
スイッチ
★
を操作するごとに 1 速
ずつ変速し、選択したギヤ段に固
定されます。
シフトポジション・シフトレンジ表示
灯に [M] が点灯し、1 ∼ 6 速のあい
だで選択されているギヤ段が表示さ
れます。
※ 1
モノクロマルチインフォメーションディスプレイ装着車
※ 2
カラーマルチインフォメーションディスプレイ装着車
マニュアルモードでは、シフトレバーまたはパドルシフトスイッチ
★
を
操作しない限り変速しません。ただし、次の場合は自動的に変速します。
● 車速が低下した場合(シフトダウンのみ)
● エンジンオイルが高温で、エンジン回転数がレッドゾーン近くまで上
昇した場合
※ 1
※ 2
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
151
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
知識
■
シフトレバーを P から他の位置にするときは
先にシフトレバーを横に押してからブレーキペダルを踏むと、レバー操作がで
きないことがあります。先にブレーキペダルを踏み、シフトレバーを操作して
ください。
■
キックダウンについて
D ポジションで走行中にアクセルペダルを深く踏み込むと、自動的に低速ギヤ
段に切りかわります(キックダウン)。強い加速力を必要とするときに使用しま
す。
シフトレバーが M ポジションのときは、キックダウンは使用できません。キッ
クダウンを使用する必要がある場合は、D ポジションに戻してください。
■
シフトダウン制限警告ブザー
シフトダウン不可能な車速(シフトダウンすることによりエンジン回転数が
レッドゾーンに入る場合)でシフトダウン操作をした場合、ブザーが鳴り、運
転者にシフトダウンできないことを知らせます。
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせま
す。
■
クルーズコントロール
★
を使って走行しているとき
定速走行中であってもダウンシフトすることができます。ダウンシフト後も設
定した速度を保持します。(→ P. 150,154)
■
スポーツモードについて
●
スポーツモードでは、低ギヤ段を使用し、より高いエンジン回転数で変速し
ます。
●
シフトレバーが M ポジションでスポーツモードに切りかえた場合、SPORT
表示灯は点灯しますがスポーツモードの制御はしません。シフトレバーを D
ポジションにしてください。
●
クルーズコントロール
★
使用中はスポーツモードへの変更ができません。
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
152
2-1. 運転のしかた
■
スノーモードについて
スノーモードでは、すべり防止のため、1 速には入りません。
■
走行モードの自動解除
以下の場合、自動的に通常走行モードに切りかわります。
●
スポーツモードまたはスノーモードを選択して走行後、エンジンを切る
●
スポーツモードで走行中にクルーズコントロール
★
を使用したとき
■
シフトロックシステム
シフトロックシステムは、発進時のシフトレバーの誤作動を防ぐシステムです。
エンジンスイッチが“ON”
(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)、
または“エンジン スタート ストップ”スイッチがイグニッション ON モード
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)でブレーキペダルを踏んだ状
態でなければ、シフトレバーを P からシフトできません。
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
153
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
■
シフトレバーが P からシフトできないときは
ブレーキペダルを踏んでいることを確認してください。
ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、シフト
ロックシステムなどの故障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受
けてください。
ただし一時的な処置として、以下の方法でシフトレバーをシフトすることがで
きます。
シフトロックの解除のしかた:
パーキングブレーキをかける
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチを“LOCK”にする
スマートエントリー&スタートシステム装着車
“エンジン スタート ストップ”スイッチを OFF にする
ブレーキペダルを踏む
■
停車したときのギヤ段について
暖機中のアイドリング回転数が高いとき、かつ路面がすべりやすい状態のとき
は、自動的に 2 速での停止・2 速からの発進となる場合があります。
手順
1
手順
2
手順
3
シフトロック解除ボタンを押す
ボタンを押している間はレバーをシフト
できます。
手順
4
154
2-1. 運転のしかた
■
一時的なマニュアルモード走行について(パドルシフトスイッチ装着車)
※ 1
モノクロマルチインフォメーションディスプレイ装着車
※ 2
カラーマルチインフォメーションディスプレイ装着車
次のとき、一時的なマニュアルモード走行は解除され、通常走行に戻ります。
●
一定時間以上走行したとき(操作時の走行状況により時間は異なります)
●
停車したとき
●
アクセルペダルを一定時間以上踏み続けたとき
●
アクセルペダルを奥まで踏み込んだとき
シフトレバーが D ポジションのときにパド
ルシフトスイッチを操作することにより、
一時的にマニュアルモード走行に切りかわ
ります。
このとき、シフトポジション・シフトレン
ジ表示灯に [D] が点灯し、選択されている
ギヤ段が表示されます。
(エンジン回転数がレッドゾーン近くまで
上昇したときは、自動的にシフトアップし
ます。)
※ 1
※ 2
155
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
■
AI-SHIFT について
AI-SHIFT は、運転者の運転操作と走行状況により、自動的に適切なギヤ段に切
りかえます。
AI-SHIFT は、シフトレバーを D ポジションにしているときに自動的に作動し
ます。
(パドルシフトスイッチを操作したりシフトレバーを M ポジションにする
と、機能が解除されます。)
警告
■
すべりやすい路面では
急なアクセル操作や、エンジンブレーキ力の急激な変化が横すべりやスピンの
原因となりますので注意してください。
■
シフトロック解除時の事故を防ぐために
シフトロック解除ボタンを押すときは、必ずパーキングブレーキをかけブレー
キペダルを踏んでください。
誤ってアクセルペダルを踏んでいると、シフトロック解除ボタンを押してシフ
トレバーを操作したときに、車が急発進して思わぬ事故につながり、重大な傷
害におよぶか最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
誤操作を防ぐために
パドルシフトスイッチにアクセサリーなどをかけないでください。
パドルシフトスイッチが不意に動くおそれがあります。
156
2-1. 運転のしかた
マニュアルトランスミッション
★
■ シフトレバーの動かし方
クラッチペダルをしっかり踏み、シフトレバーをゆっくり操作しま
す。
■ R へのシフト操作
プルカラーを引き上げながら、
R に入れます。
★
: 仕様により異なる装備やオプション装備
157
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
シフトポジションインジケーター
選択したシフトポジションをマル
チインフォメーションディスプレ
イに表示します。
ただし、以下のときは表示されません
・ シフトレバーが N の位置にあると
き
・ 車速が約 10km/h 以下のとき(シ
フトレバーが R の位置以外)
・ クラッチペダルを踏んだとき
初期設定は非表示になっています。表
示/非表示を切りかえることができま
す。(oP. 176, 186)
※ 1
モノクロマルチインフォメーションディスプレイ装着車
※ 2
カラーマルチインフォメーションディスプレイ装着車
シフトアップインジケーター
燃費効率の良い運転ができるよう
に、シフトアップインジケーター
が 3 回点滅し、シフトアップのタ
イミングをお知らせします。
初期設定は非表示になっています。表
示/非表示を切りかえることができ
ます。(oP. 176, 186)
※ 1
モノクロマルチインフォメーションディスプレイ装着車
※ 2
カラーマルチインフォメーションディスプレイ装着車
※ 1
※ 2
※ 1
※ 2
158
2-1. 運転のしかた
知識
■
リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせま
す。
注意
■
トランスミッションの損傷を防ぐために
●
R へシフトするとき以外は、プルカラーを上へ引かないでください。
●
R へシフトするときは、車が停止した状態で行ってください。
●
クラッチペダルを踏まずにシフトレバー
を操作しないでください。
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