Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese — part 23
351
5-1. 運転にあたって
5
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
駐車するとき
●
炎天下では、メガネ・ライター・スプレー缶・炭酸飲料の缶などを車内に放置
しないでください。
放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険です。
・ ライターやスプレー缶からガスがもれたり、出火する
・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ
を起こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に
なる
●
ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターをグローブボッ
クスなどに入れておいたり、車内に落としたままにしておくと、荷物を押し込
んだりシートを動かしたときにライターの操作部が誤作動し、火災につながる
おそれがあり危険です。
●
ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル
メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ
い。
吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険で
す。
●
シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ
ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反
射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。
●
車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P
にし、ハイブリッドシステムを停止し、施錠してください。
READY インジケーターが点灯しているあいだは、車から離れないでくださ
い。
パーキングブレーキをかけずにシフトポジションを P にした状態では、車が
動き思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
READY インジケーターが点灯しているとき、またはハイブリッドシステム停
止直後は、排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
352
5-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
仮眠するとき
必ずハイブリッドシステムを停止してください。
READY インジケーターが点灯した状態のまま仮眠すると、無意識にシフトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込んだりして、事故やハイブリッド
システムの異常過熱による火災が発生するおそれがあります。さらに、風通し
の悪い場所に停めると、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
ブレーキをかけるとき
●
ブレーキがぬれているときは、普段よりも注意して走行してください。
ブレーキがぬれていると、制動距離が長くなり、ブレーキのかかりに、左右の
違いが出るおそれがあります。また、パーキングブレーキがしっかりとかから
ないおそれもあります。
●
電子制御ブレーキシステムが機能しないときは、他の車に近付いたりしないで
ください。また、下り坂や急カーブを避けてください。
この場合ブレーキは作動しますが、通常よりもブレーキペダルを強く踏む必要
があります。また制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けて
ください。
●
ブレーキシステムは 2 つ以上の独立したシステムで構成されており、1 つの油
圧システムが故障しても、残りは作動します。この場合、ブレーキペダルを通
常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修
理を受けてください。
353
5-1. 運転にあたって
5
運転
注意
■
運転しているとき
●
運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク
セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、ハイブリッドシステム出力を抑
制する場合があります。
●
坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■
駐車するとき
必ずパーキングブレーキをかけシフトポジションを P にしてください。パーキ
ングブレーキをかけシフトポジションを P にしておかないと、車が動き出した
り、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
■
部品の損傷を防ぐために
●
パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●
ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■
走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり
持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。
●
ハンドルがとられる
●
異常な音や振動がある
●
車両が異常に傾く
タイヤがパンクした場合の対処法は P. 662 をご覧ください。
354
5-1. 運転にあたって
注意
■
冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を与えるおそれがあるた
め、走行しないでください。
●
エンストする
●
電装品がショートする
●
水を吸い込んでのエンジン破損
万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売
店で次の点検をしてください。
●
ブレーキの効き具合
●
エンジン・トランスミッション・トランスアクスルなどのオイルやフルードの
量および質の変化
●
各ベアリング・各ジョイント部などの潤滑不良
冠水によりシフト制御システムが損傷すると、シフトポジションが P に切りか
えられない、または P から他のシフトポジションに切りかえられなくなる可能
性があります。P から他のシフトポジションに切りかえられないときは、前輪
が固定されているため、けん引での移動はできません。(→ P. 643)
355
5
5-1. 運転にあたって
運転
荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお守
りください。
警告
■
積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。
●
燃料が入った容器
●
スプレー缶
■
荷物を積むとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、ブレーキペダル・アクセルペダルを正しく操作できな
かったり、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ
事故につながるおそれがあり危険です。
●
できるだけ荷物はラゲージルームに積んでください。
●
シート背もたれより高いものをラゲージルームに積まないでください。
●
後席のシート背もたれを折りたたんで、寸法が長い荷物を積むときは、できる
だけ前席シート背もたれの真うしろには積まないでください。
●
ラゲージルームに人を乗せないでください。乗員用には設計されていません。
乗員は、適切にシートベルトを着用させ、座席に座らせてください。
●
次の場所には荷物を積まないでください。
・ 運転席足元
・ 助手席やリヤ席(荷物を積み重ねる場合)
・ トノカバー
・ インストルメントパネル
・ ダッシュボード
●
室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
356
5-1. 運転にあたって
警告
■
荷物の重量・荷重のかけ方について
●
荷物を積み過ぎないでください。
●
荷重を不均等にかけないようにしてください。
これはタイヤに負担をかけるだけでなく、ハンドル操作性やブレーキ制御の低
下により思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
注意
■
ルーフに荷物を積むとき(ソーラー充電システム装着車)
次のことをお守りください。お守りいただかないと、ソーラールーフが破損し
たり、ルーフラックが脱落したりするおそれがあります。
●
ソー ラー ルー フにあ たる よう なルー フ
ラックは装着しない
●
ソーラールーフに直接荷物を積まない
357
5
運転
5-2. 運転のしかた
パワー(イグニッション)スイッチ
充電ケーブル、またはヴィークルパワーコネクタ
★
が車両に接続されてい
ないことを確認する(→ P. 135, 211)
パーキングブレーキがかかっていることを確認する
ブレーキペダルをしっかり踏む
マルチインフォメーションディスプレ
イに
が表示されます。
表示されないと、ハイブリッドシステ
ムは始動しません。
シフトポジションが N と表示されてい
るときは、ハイブリッドシステムを始
動できません。ハイブリッドシステム
の始動時は、シフトポジションを P に
してください。(→ P. 364)
パワースイッチを短く確実に押
す
短く確実に押せば、押し続ける必要は
ありません。
READYインジケーターが点灯すれば、
ハイブリッドシステムは正常に始動し
ています。
READY インジケーターが点灯するま
でブレーキペダルを踏み続けてくださ
い。
パワースイッチのどのモードからでもハイブリッドシステムを始動できます。
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始
動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。
ハイブリッドシステムの始動のしかた
1
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
2
3
4
358
5-2. 運転のしかた
READY インジケーターが点灯したことを確認する
READY インジケーターが点滅から点灯にかわり、ブザーが鳴れば、ハイブリッド
システムは正常に始動しています。
READY インジケーターが消灯している状態では走行できません。
READY インジケーターが点灯していれば、ガソリンエンジンが停止していても走
行できます。
(車両の状態に応じて、ガソリンエンジンは自動で始動・停止します)
車両を完全に停止させる
パーキングブレーキをかける(→ P. 370)
P ポジションスイッチを押す
(→ P. 364)
シフトポジション表示灯が P であるこ
とをメーターで確認します。
(→ P. 363)
パワースイッチを押す
ハイブリッドシステムが停止します。
ブレーキペダルから足を離してメーターの表示が消灯していることを
確認する
ハイブリッドシステム停止後、時間の経過に従って、段階的にメーター表示が消え
ます。(→ P. 361)
ハイブリッドシステムの停止のしかた
5
1
2
3
4
5
359
5-2. 運転のしかた
5
運転
ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえ
ることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)
OFF
非常点滅灯が使用できます。
アクセサリーモード
アクセサリーソケットなどの電装品が
使用できます。
メインディスプレイに「アクセサリー」
が表示されます。
ON モード
すべての電装品が使用できます。
メインディスプレイに「イグニッショ
ン ON」が表示されます。
■
自動電源 OFF 機能
シフトポジションが P にあるとき、20 分以上アクセサリーモードか 1 時間以上
ON モード(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしてお
くと、パワースイッチが自動で OFF になります。
ただし、自動電源 OFF 機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではあ
りません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをア
クセサリーモードまたは ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
■
ハイブリッド車特有の音と振動について
→ P. 77
■
電子キーの電池の消耗について
→ P. 304
パワースイッチの切りかえ
1
2
3
知識
360
5-2. 運転のしかた
■
外気温が低いとき
●
ハイブリッドシステム始動時に READY インジケーターの点滅時間が長くなる
ことがあります。READY インジケーターが点灯すれば走行可能になりますの
で点灯するまでそのままお待ちください。
●
極寒の環境などで駆動用電池の温度が著しく低くなっている場合(およそ
−30℃以下)、ハイブリッドシステムが始動できなくなることがあります。
その場合は気温の上昇を待つなど、駆動用電池の温度が上がってから再度
始動操作をしてください。
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
→ P. 321
■
ご留意いただきたいこと
→ P. 322
■
ハイブリッドシステムが始動しないとき
●
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→ P. 62)
トヨタ販売店へご連絡ください。
●
車両に充電ケーブルが接続されているときは、ハイブリッドシステムを始動す
ることはできません。(→ P. 135)
●
始動操作に関するメッセージがマルチインフォメーションディスプレイに表示
されている場合は、画面の指示に従ってください。
■
万一、READY インジケーターが点灯しないとき
正しい手順で始動操作を行っても READY インジケーターが点灯しない場合は、
ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。
■
ハイブリッドシステムに異常があるとき
→ P. 654
■
電子キーの電池が切れたとき
→ P. 624
■
パワースイッチの操作について
●
スイッチを短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやハイブリッド
システムの始動ができない場合があります。
●
パワースイッチ OFF 後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始
動しない場合があります。パワースイッチ OFF 後の再始動は、数秒待ってから
操作してください。
■
自動 P ポジション切りかえ機能について
→ P. 366
361
5-2. 運転のしかた
5
運転
■
シフト制御システムについて
シフト制御システムが故障すると、パワースイッチを操作して OFF にしようと
してもアクセサリーモードになることがあります。その場合は、パーキングブ
レーキをかけてからパワースイッチを操作すると OFF にすることができます。
システムが故障した場合は、すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
メーター表示について
パワースイッチを OFF にすると、各表示が次のように消えます。
●
約 2 秒後にシフトポジション表示灯が消えます。
●
約 30 秒後にマルチインフォメーションディスプレイや時計などが消えます。
(30 秒間経過する前でも、ドアを施錠すると各表示はすぐに消えます)
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
→ P. 681
警告
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな
いでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
■
緊急時のハイブリッドシステム停止方法
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチ
を2秒以上押し続けるか、素早く3回以上連続で押してください。
(→P. 642)
ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中
にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能です
が、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安全
を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
●
走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。
●
走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、走行中にハイブリッドシ
ステムを再始動させる場合は、パワースイッチを押してください。停車後にハ
イブリッドシステムを再始動させる場合は、シフトポジションを P にし、パ
ワースイッチを押してください。
362
5-2. 運転のしかた
注意
■
補機バッテリーあがりを防止するために
●
ハイブリッドシステム停止中は、パワースイッチをアクセサリーモードまたは
ON モードにしたまま長時間放置しないでください。
●
ハイブリッドシステム停止中に、メインディスプレイの「アクセサリー」・
「イグニッション ON」の表示、または走行距離表示(→ P. 240)が消灯し
ていない場合、パワースイッチが OFF になっていません。パワースイッチ
を OFF にしてから車両を離れてください。
■
ハイブリッドシステムを始動するとき
もしハイブリッドシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点
検を受けてください。
■
パワースイッチの操作について
パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれ
があります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
363
5
運転
5-2. 運転のしかた
トランスミッション
シフトレバー
シフトレバーは、ゆっくり確実に操作してください。
シフトレバーを操作したあとは、シフトレバーから手を離してください。シフトレ
バーが
の位置に自然にもどります。
D または R に切りかえるときは、ゲートにそってそのまま操作し
ます。
N に切りかえるときは、右にスライドさせ、しばらく保持します。
B へ切りかえるときは、下側に操作します。
シフトポジションが D のときのみ、B に切りかえが可能です。
P から N・D・R へ、または D から R、および R から D へ切りかえるときは、ブ
レーキペダルを踏み、車が完全に停止している状態で行ってください。
シフトポジション表示灯
現在のシフトポジションが強調表示されます。
D・B 以外のときは、シフトポジション表示灯の B 方向への矢印と B 表示が消灯
します。
シフトレバーを操作したあとは、シフトポジション表示灯で、目的のシフトポジ
ションに切りかわったことを必ず確認してください。
シフトレバーの動かし方
1
2
364
5-2. 運転のしかた
※
燃費向上や騒音の低減のために、通常は D を使用してください。
→ P. 445
■
シフトポジションを P に切りかえる
車を完全に停止させ、パーキング
ブレーキをかけ、P ポジションス
イッチを押す
シフトポジションを P にすると、ス
イッチの作動表示灯が点灯します。
シフトポジション表示灯で、P の位
置が強調表示されていることを必ず
確認してください。
■
P から他のシフトポジションに切りかえる
●
ブレーキペダルをしっかり踏みながら、シフトレバーを操作します。
(ブレーキペダルを踏まずにシフトレバーを操作すると、ブザーが鳴
りシフトポジションの切りかえができません)
●
操作後は、シフトポジション表示灯で、目的のシフトポジションに
切りかわったことを必ず確認してください。
●
P から直接、シフトポジションを B に切りかえることはできません。
シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的および状態
P
駐車またはハイブリッドシステム始動
R
後退
N
動力が伝わらない状態
D
通常走行
※
B
急な下り坂など、強いエンジンブレーキが必要なとき
走行モードの選択
P ポジションスイッチ
365
5-2. 運転のしかた
5
運転
■
シフトポジションについて
●
パワースイッチが OFF のときはシフトポジションの切りかえはできません。
●
パワースイッチが ON モードで、READY インジケーターが消灯しているとき
は、N にのみ切りかえが可能です。シフトレバーを操作して D または R の位置
で保持したときも N に切りかわります。
●
READY インジケーターが点灯中は、P から、D・N・R を選択できます。
●
READYインジケーターが点滅しているときは、シフトレバーを操作してもPか
ら他のシフトポジションに切りかえることはできません。READY インジケー
ターが点滅から点灯にかわってから、再度シフトレバーを操作してください。
●
D 以外から直接、B に切りかえることはできません。
また、次に示す操作をするとブザーが鳴り、シフトポジションの切りかえが無効
になるときや、自動的に N に切りかわる場合があります。その場合は適切なシフ
トポジションに切りかえてください。
●
シフトポジションの切りかえを無効にするとき
・ P からブレーキペダルを踏まずにシフトレバーを操作したとき
・ P または N から、B を選択したとき
・ 車両に充電ケーブルを接続した状態でシフトレバーを操作したとき
●
自動的にシフトポジションが N に切りかわるとき
・ 走行中に、P ポジションスイッチを押したとき
※1
・ 車両が前進しているときに R を選択したとき
※2
・ 車両が後退しているときに D を選択したとき
※3
・ R から B を選択したとき
※1
極低速走行時は、P に切りかわることがあります。
※2
低速走行時は、R に切りかわることがあります。
※3
低速走行時は、D に切りかわることがあります。
●
一定以上の速度で走行中にNを選択した場合は、シフトレバーをNの位置で保持
しなくても N に切りかわります。この場合はブザーが鳴り、マルチインフォ
メーションディスプレイに確認メッセージが表示され、N にかわったことを運
転者に知らせます。
■
リバース警告ブザー
シフトポジションを R にするとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせま
す。
知識
366
5-2. 運転のしかた
■
急発進の抑制について(ドライブスタートコントロール)
次のような通常と異なる操作が行われた場合、ハイブリッドシステム出力を抑制
する場合があります。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま、シフトポジションを切りかえた(R から D、
D または B から R、N から R、P から D、P から R)とき
この場合、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されま
す。表示された画面の指示に従ってください。
●
後退時にアクセルペダルを踏みすぎたとき
■
自動 P ポジション切りかえ機能について
●
パワースイッチがON モードの状態でシフトポジションがP以外のとき、車両を
完全に停止させパワースイッチを押すと、自動的にシフトポジションが P に切
りかわり、パワースイッチが OFF になります。
※
●
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
★
の制御停車中に次を検
出したときは、自動で P ポジションに切りかわる場合があります。
・ 運転席シートベルトを着用していない
・ 運転席ドアが開いた
・ 車両が停止したあと約 3 分経過した
※
停車直前など、極低速走行時にパワースイッチを押すと、自動的にシフトポジ
ションが P に切りかわる場合があります。意図せぬ車両の急停止を防止するた
め、車両を完全に停止させてからパワースイッチを押してください。
■
シフトポジションが P から切りかわらない場合は
補機バッテリーあがりの可能性があります。補機バッテリーがあがってしまった
場合の対処法は、P. 684 を参照してください。
■
エンジンブレーキについて
●
高速走行時は、通常の車にくらべてエンジンブレーキによる減速感が小さくな
ります。
●
強いエンジンブレーキが必要な場合は、シフトポジションを B にしてください。
B のまま走行し続けると、燃費の悪化につながります。通常は D で走行してく
ださい。
■
補機バッテリーを脱着したとき
→ P. 687
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
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