Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese — part 36
559
6-3. 収納装備の使い方
6
室内装備・機能
デッキアンダーボックスに三角表
示板等を収納することができます。
三角表示板等のケースの大きさや形状によっては、収納できない場合がありま
す。
三角表示板等収納スペース
知識
警告
三角表示板等を収納するときは、確実に収納されていることを確認してくださ
い。確実に収納されていないと、急ブレーキをかけたときなどに三角表示板等
が飛び出し、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
560
6-3. 収納装備の使い方
■
取り付け方
ト ノ カ バ ー 本 体 の 一 方 を ホ ル
ダーに取り付け、もう一方の先端
を 内 側 に 押 し 込 み な が ら ホ ル
ダーに取り付ける
■
使い方
トノカバーを引き出して、左右の
ホルダーにツメをかける
■
取りはずし方
一方の先端を内側に押し込んで、
ホルダーから取りはずす
トノカバー
561
6-3. 収納装備の使い方
6
室内装備・機能
■
収納のしかた
デッキボードを取りはずす
デッキアンダーボックスへ収
納する
デッキボードをもとどおりに閉じる
11
12
警告
●
トノカバーの上に荷物を置いたり、お子さまが乗ったりしないようにしてくだ
さい。
トノカバーが破損し、荷物が損傷したり、お子さまが重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
トノカバーを操作するときは、トノカバーとまわりの部品のあいだに指や腕な
どを入れないように注意してください。指や腕を挟み、重大な傷害を受けるお
それがあり危険です。
●
トノカバーを取り付けるときは、後方視界のさまたげにならないよう、トノカ
バーの後端部を水平にして取り付けてください。
お守りいただかないと、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
3
562
6-4. その他の室内装備の使い方
その他の室内装備
前方をさえぎるには、バイザーを
下ろす
側方をさえぎるには、バイザーを
下ろした状態でフックからはず
し、横へまわす
カバーをスライドして開ける
カバー を開けるとラ ンプが点灯 しま
す。
パワースイッチが OFF の場合、バニティミラーランプが点灯したままのときは、
約 20 分後に自動消灯します。
サンバイザー
1
2
バニティミラー
知識
注意
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、長時間ランプを点灯しないでください。
563
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
DC12V / 10A(消費電力 120W)未満の電気製品を使用するときの
電源としてお使いください。
フタを手前に引いて開ける
作動条件:パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モード
アクセサリーソケット
知識
注意
●
ショートや故障を防ぐために、アクセサリーソケットに異物が入ったり、飲料
水などがかかったりしないように、使用しないときは、フタを閉めておいてく
ださい。
●
補機バッテリーあがりを防止するために、ハイブリッドシステムが停止した状
態で、アクセサリーソケットを長時間使用しないでください。
564
6-4. その他の室内装備の使い方
車内において、AC100V で最大消費電力 1500W 以下の電気製品を使
うときの電源としてお使いください。
■
各部の名称
パワースイッチ(→ P. 357)
AC100V スイッチ
室内コンセント(コンソールボックス後方)
ラゲージルーム内コンセント(助手席側)
アース端子
■
コンセントを ON するとき
パーキングブレーキがかかっていることを確認し、ブレーキペダル
をしっかり踏みながらパワースイッチを押す(→ P. 357)
READY インジケーターが点
灯 し た こ と を 確 認 し、
AC100V スイッチを押す
AC100V スイッチ上の作動表示灯
が点灯し、使用可能な状態になりま
す。
AC100V スイッチを押すたびにコ
ンセントの ON / OFF が切りかわ
ります。
アクセサリーコンセント
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
1
2
3
4
5
1
2
565
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
■
電気製品の電源プラグを接続するとき
フタを開けて電気製品の電源プラグをコンセントの奥までしっかり挿
し込む
アース線のある電気製品を使用するときは、ラゲージルーム内のコンセントを
使用し、アース線をアース端子に接続してください。
■
コンセントを OFF するとき
次の手順をお守りください。
使用している電気製品の電源を OFF にする
AC100V スイッチを押して OFF にする
コンセントから電源プラグを取りはずす
コンセントのフタを閉める
X
コンソールボックス後方
(ソ ー ラ ー 充 電 シ ス テ ム 非 装 着
車)
X
コンソールボックス後方
(ソーラー充電システム装着車)
X
ラゲージルーム
1
2
3
4
566
6-4. その他の室内装備の使い方
■
使用条件
●
READY インジケーターが点灯しているとき
●
外部電源供給システムを使用しているとき
●
マイルームモードを使用しているとき
■
アイドリングストップ条例について
駆動用電池の残量減少などにより、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部の自治体では、駐車中または停車中にエンジンが始動した場合、アイドリン
グストップに関する条例にふれ罰則の適用を受けるおそれがあります。駐車中ま
たは停車中のアクセサリーコンセントの使用については関係する自治体に確認
した上で、適切に使用してください。
■
外部電源供給システムを使用しているとき
AC100V スイッチを押さなくても、コンセントを常時使用することができます。
(→ P. 210)
また、作動表示灯は点灯したままとなり、スイッチを押しても OFF できません。
■
使用しないとき
外部電源供給システムを使用していないとき:
AC100V スイッチを OFF にして、スイッチ上の作動表示灯が消灯していること
を確認してください。
外部電源供給システムを使用しているとき:
外部電源供給システムを停止してください。外部電源供給システムを停止する
と、AC100V スイッチは自動で OFF になります。
知識
567
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
■
アクセサリーコンセントについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。電気製
品を使用するときは、すべてのコンセントに接続されている電気製品の消費電
力合計を 1500W 未満にしてください。
規定容量をこえる電気製品を使用すると、保護機能が働き、コンセントが使用
できなくなります。
なお、保護機能が作動したときに音がすることがありますが、異常ではありま
せん。
●
使用する電気製品によっては、大きな電流が流れ、瞬間電力が 1500W をこえ
るときがあります。
この場合、保護機能が働き、コンセントが使用できなくなることがありますが
故障ではありません。
●
使用する電気製品によっては、テレビやラジオに雑音が入ることがあります。
●
コンセントの電圧は市販のテスターでは正常な電圧を計測できません。電圧の
確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
コンセントを使用中、リヤシート付近から冷却用ファンの音がすることがあり
ますが、異常ではありません。
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下でも正常に作動
しないおそれがあります。
●
起動時の電力が大きい電気製品
●
精密なデータ処理をする計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器など、コンセントの出力が連続して必要な電気製品
568
6-4. その他の室内装備の使い方
■
コンセントが使用できないとき
AC100V スイッチを押しても作動表示灯が点灯しない場合、保護機能が働いて
いることが考えられます。
この場合、まず次の処置を行ってください。
●
電気製品の電源プラグを抜き、すべてのコンセントの使用電力合計が 1500W
以下になっているかを確認し、再度 AC100V スイッチを押してください。
●
電気製品の電源プラグを抜き、製品自体が故障していないかを確認して、再度
AC100V スイッチを押してください。
●
駆動用電池の残量を確認してください(→ P. 261)。残量が少ない場合は、シ
フトポジションを P にして、駆動用電池の残量を回復させ、再度 AC100V ス
イッチを押してください。
●
炎天下に放置した直後など、車内が高温になっている場合は、エアコンを使用
するなどして車内を十分に換気し車内温度を下げ、しばらくしてから再度、
AC100V スイッチを押してください。
●
特に外気温が低いときは、駆動用電池を保護するためコンセントを使用できな
いことがあります。その場合は、しばらく走行して駆動用電池を暖めてから使
用してください。
以上の処置を行ってもコンセントが使用できない場合は、トヨタ販売店で点検を
受けてください。
■
電源周波数について
車両側の電源周波数は、60Hz に設定されています。
電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50 / 60Hz)機能があるので、
車両と電気製品の電源周波数を同じにしてください。
車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
569
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
警告
■
安全にお使いいただくために
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
走行中、次のような場合は、電気製品を使用しないでください。また、電気製
品を確実に固定できない状態で使用しないでください。
・ わき見運転など、安全運転のさまたげになる場合(テレビ・ビデオ・DVD
など)
・ 急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、固定の不完全な電気製品
の転倒・落下による事故や、発熱により火災・やけどなどのおそれがある
場合(トースター・電子レンジ・電熱器・ポット・コーヒーメーカーなど)
・ ペダルの下に電気製品が入り込み、ブレーキペダルが踏めなくなるおそれ
がある場合(ドライヤー・AC アダプター・マウスなど)
●
窓を閉めたまま、蒸気が出る電気製品を使用しないでください。ガラスが曇っ
て視界が悪化し、運転に支障が出るなどのおそれがあります。また、他の電装
品に悪影響をおよぼすおそれがあります。やむを得ず使用するときは、車両を
停車した状態で窓を開けて使用してください。
●
故障した電気製品を使用しないでください。コンセントが使用できなくなるお
それがあります。
●
ぬれた手で電気製品の電源プラグを抜き挿ししたり、ピンなどをコンセントに
挿したりしないでください。また、コンセントに雨水・飲料水・雪などが付着
した場合は乾燥させてから使用してください。
●
コンセントの改造・分解・修理などはしないでください。また車両に搭載さ
れている AC100V インバーターを、市販の AC100V インバーターに交換
しないでください。修理についてはトヨタ販売店にご相談ください。
●
お子さまにコンセントをさわらせないでください。
●
コンセントにほこりやゴミが付着しないようにしてください。また、定期的に
コンセントを掃除してください。
●
電気製品の電源プラグをコンセントに挿し込んでもゆるいときは、コンセント
を交換してください。交換についてはトヨタ販売店にご相談ください。
570
6-4. その他の室内装備の使い方
警告
■
駐車中または停車中に使用するとき
次のことをお守りください。お守りいただかないと、思わぬ事故の原因になる
おそれがあります。
●
パーキングブレーキをしっかりとかけて、シフトポジションを P から切りかえ
ないでください。
●
電気製品を使用中に、READY インジケーターが点灯した状態のまま車両から
離れないでください。
●
ボンネットが閉まっていることを確認してください。
状況によってはエンジンが自動で始動するため排気管付近に近付いたり、荷物
を置いたりしないでください。また、エンジンルーム内に顔や手を近付けない
でください。ラジエーター冷却用のファンが急にまわりだすことがあります。
ファンの回転部分にふれたり、近付いたりすると、手や着衣(特にネクタイ・
スカーフ・マフラーなど)が巻き込まれるおそがあります。
●
燃えやすいものの近くで停車しないでください。
過熱した排気管で発火するおそれがあります。
●
車庫内など換気が悪い場所や囲まれた場所(雪が積もった場所)などでは、酸
素欠乏や排気ガスの充満・滞留を防ぐため、給排気を可能とする関連装置など
を適切に設置して、使用してください。
●
給排気設備のない車庫内など換気が悪い場所や給排気設備のない囲まれた場
所(雪が積もった場所)などでは、酸素欠乏のおそれや排気ガスが充満した
り、滞留したりするおそれがあるため、使用しないでください。(→ P. 40)
●
車両をカーカバーなどで覆った状態で使用しないでください。
●
暖房器具などの電気製品を使用して、車中で泊まることはやめてください。
●
車外で電気製品を使用する場合は、外部電源供給システムを使用してくださ
い。(→ P. 201)
■
接続する電気製品について
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。電源プラグや電気製品が故障しているときは使用しな
いでください。また、次のような機器は使用しないでください。
●
医療機器
車両状態によっては、一時的にコンセントの出力が断たれることがあります。
571
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
注意
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、正常に作動しなかったり、車両や電気製品が損傷したり
するおそれがあります。
■
ショートや故障を防ぐために
●
車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製
品を使用しないでください。熱により溶損や焼損のおそれがあります。
●
振動や熱などに弱い電気製品を車内で使用しないでください。
走行時の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそ
れがあります。
●
コンセントを使用しないときは、フタを閉めてください。コンセントに異物が
入ったり、飲料水などがかかったりすると、故障したり、ショートしたりする
おそれがあります。
●
コンセントに、二股などの分岐用コンセントを接続するなど、タコ足配線をし
ないでください。
■
特に外気温が高いとき
炎天下に放置した直後など、車内が高温になっている場合は、エアコンを使用
するなどして車内を十分に換気し車内温度を下げ、しばらくしてから再度、
AC100V スイッチを押してください。
■
特に外気温が低いとき
駆動用電池を保護するため、コンセントを使用できないことがあります。その
場合は、しばらく走行して駆動用電池を暖めてから使用してください。
572
6-4. その他の室内装備の使い方
ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)によるワイヤレス充電規格 Qi
に適合した携帯電話やスマートフォンなどの携帯機器を充電エリアに置
くだけで、携帯機器を充電することができます。
充電エリアより大きい携帯機器には本機能を使用できません。また、携
帯機器によっては、正常に作動しない場合があります。
ご使用になる携帯機器に付属の取り扱い説明書もお読みください。
■
「Qi」マークについて
「Qi」および Qi マークは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)
の登録商標です。
■
「おくだけ充電」マークについて
「おくだけ充電」および「おくだけ充電」マークは、株式会社 NTT ドコモ
の登録商標です。
■
各部の名称
電源スイッチ
作動表示灯
充電エリア
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ワイヤレス充電器(おくだけ充電)
★
1
2
3
573
6-4. その他の室内装備の使い方
6
室内装備・機能
■
充電する
電源スイッチを押す
押すごとに ON と OFF に切りかわ
ります。
ON にすると作動表示灯が緑色に点
灯します。
ワ イ ヤ レ ス 充 電 器 の 電 源 の 状 態
(ON / OFF)はパワースイッチを
OFF にしても記憶されます。
充電エリアに携帯機器を置く
携帯機器の充電面が下になるように
置いてください。
充電中は作動表示灯が橙色に点灯し
ます。
充電が行われないときは、できるだ
け充電エリアの中央付近に携帯機器
を置き直してください。
充電が完了すると作動表示灯が緑色に点灯します。
●
再充電機能
・ 充電が完了し、充電停止状態が一定時間経過すると充電を再開し
ます。
・ 携帯機器が移動すると、いったん充電が停止しますが、ただちに
充電を再開します。
■
作動表示灯の点灯状況
※
携帯機器によっては、充電完了後も表示灯が橙色に点灯し続ける場合があり
ます。
1
2
作動表示灯
状況
消灯
ワイヤレス充電器の電源が OFF のとき
緑(点灯)
待機中(充電可能状態)
充電完了時
※
橙(点灯)
充電エリアに携帯機器を置いたとき(携帯機器を検出中)
充電中
574
6-4. その他の室内装備の使い方
●
作動表示灯が点滅したときは
エラーが発生すると作動表示灯が橙色に点滅します。次の表に基づき、
対処をしてください。
■
作動条件
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
使用できる携帯機器について
●
ワイヤレス充電規格 Qi 準拠機器を使用できます。ただし、すべての Qi 準拠機器
と互換性を保証しているものではありません。
●
携帯電話やスマートフォンをはじめとする携帯機器を対象とした 5W 以下の低
電力給電を対象としています。
作動表示灯
想定される原因
対処方法
1 秒間に 1 回の
点滅をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器の故障
トヨタ販売店へお問い合わせく
ださい。
3 回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
異物検知
携帯機器と充電エリア
のあいだに異物がある
携帯機器と充電エリアのあいだ
にある異物を取り除いてくださ
い。
携帯機器のずれ
置かれた場所から携帯
機器がずれている
携帯機器を充電エリアの中央付
近に置き直してください。
4 回連続の点滅
をくり返す
(橙色)
ワイヤレス充電器内の温
度上昇
いったん充電を停止し、しばら
く待ってから充電を開始してく
ださい。
知識
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