Toyota Prius PHV (2017 year). Manual japanese — part 7
95
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
充電ケーブル、またはヴィークルパ
ワーコネクタ
★
(→ P. 203)が充
電インレットに接続されていると
き、3 つのインジケーターの点灯・
点滅状態で、駆動用電池の充電状態
をお知らせします。
■
充電中/外部電源供給システム
★
(→ P. 201)の使用中
駆動用電池残量インジケーター
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
駆動用電池残量
駆動用電池残量インジケーター
少ない
点滅
消灯
消灯
中程度
点灯
点滅
消灯
多い
点灯
点灯
点滅
1
2
3
96
2-2. 充電について
■
充電中/外部電源供給システム
★
(→ P. 201)の使用中以外のとき
充電リッドが開いた状態で次の操作が行われたとき、駆動用電池残量
インジケーターが点灯
※1
します。
●
電子キーを携帯して、電子キーの検知エリア
※2
(→ P. 319)に近
付いたとき
●
ドアを解錠したとき
※1
最大で約 15 秒間、点灯します。
※2
充電リッドの検知エリアを除く
■
駆動用電池が満充電のとき
車両に充電ケーブルを接続すると、駆動用電池残量インジケーターが 3 つすべて
点灯し、駆動用電池が満充電であることをお知らせします。
※
※
プッシュリフター(→ P. 144)が押されていると、駆動用電池残量インジケー
ターが点滅する場合があります。
■
急速充電が正常終了したとき(急速充電インレット装着車)
駆動用電池残量インジケーターの
・
が約 15 秒間点灯し、急速充電が完了し
たことをお知らせします。
※
※
プッシュリフター(→ P. 144)が押されていると、駆動用電池残量インジケー
ターが点滅する場合があります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
駆動用電池残量
駆動用電池残量インジケーター
少ない
点灯
消灯
消灯
中程度
点灯
点灯
消灯
多い
点灯
点灯
点灯
知識
1
2
3
1
2
97
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
点灯・点滅パターンの変化により、
次のように充電に関する状況をお
知らせします。
充電インジケーターの作動は、普通充
電時・急速充電時
★
ともに共通です。
※1
ヴィークルパワーコネクタ
★
・外部電源供給システム
★
については、P. 201
を参照してください。
※2
約 15 秒間点滅します。
※3
約 10 秒間点滅します。
※4
約 8 秒間点滅します。
充電インジケーター
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
点灯・点滅パターン
車両の状況
点灯
・ 充電中・外部電源供給中
※1
・ 充電・外部電源供給が可能な状況のとき
※1
・ 駆動用電池ヒーター(→ P. 128)の作動中
・ 駆動用電池冷却(→ P. 128)の作動中
点滅(通常)
※2
タイマー充電スケジュール(→ P. 157)が登録さ
れている状態で、充電ケーブルを車両に接続したと
き(普通充電時のみ)
速い点滅
※3
電源または車両の異常などにより充電ができない
状況(→ P. 191)のとき
遅い点滅
※4
外部電源供給システム
※1
の給電開始操作の待機中
消灯
・ 充電コネクター・ヴィークルパワーコネクタ
※1
が充電インレットに挿し込まれていないとき
・ タイマー充電(→ P. 157)の待機中
・ 充電が終了したとき
98
2-2. 充電について
■
充電インジケーターについて
充電中・リモートエアコンシステムの使用中にシステム異常などが発生した場合
は、約 10 秒間、速い点滅をしたあとで消灯します。
その場合、次回ハイブリッドシステムを始動すると、マルチインフォメーション
ディスプレイにメッセージが表示されます。表示されたメッセージの内容に従っ
て、それぞれ対処してください。
知識
99
2
2-2. 充電について
プラグインハイブリッドシステム
充電ケーブルについて
※
接続する電源電圧(200V または 100V)に合わせて、電源プラグコードを
交換する必要があります。(→ P. 102)
充電ケーブルの機能や正しい取り扱い方法などについて説明していま
す。
各部の名称
充電コネクター
ロック解除ボタン
電源プラグ
電源プラグコード
※
コントロールユニット
電源インジケーター
(→ P. 100)
充電インジケーター
(→ P. 100)
エラーインジケーター
(→ P. 100)
1
2
3
4
5
6
7
8
100
2-2. 充電について
充電ケーブルに取り付けられているコントロールユニットは、次のよう
な安全機能を備えています。
■
漏電検知機能
充電中に漏電を検知すると、自動的に電気を遮断し、漏電による感電
や火災などを未然に防ぎます。
漏電検知機能により電気が遮断された場合は、エラーインジケーターが点滅し
ます。
(電気が遮断された場合の対処方法については、P. 101 を参照してくだ
さい)
■
自動チェック機能
漏電検知機能の作動に問題がないか、充電開始前に自動でシステム
チェックが実施されます。
システムチェックの結果、漏電検知機能の異常が検出されると、エラーインジ
ケーターの点滅でお知らせします。(→ P. 101)
■
温度検知機能
電源プラグに温度検知機能が搭載されており、充電中、コンセント側
のゆるみなどにより電源プラグ部が発熱した場合に、充電電流を制御
することで発熱を抑制します。
■
車両との通電の条件
電源プラグがコンセントに挿してあっても、充電コネクターが車両に
接続されていないと、充電コネクターに通電されない構造になってい
ます。
■
各インジケーターの働き
3 つのインジケーターで、それぞれ次の状態を示します。
電源インジケーター
コントロールユニットに通電してい
るときに点灯します。
充電インジケーター
充電中に点灯します。
エラーインジケーター
漏電が発生したとき、またはコント
ロールユニットに異常が発生したと
き点滅します。
安全機能について
コントロールユニット上のインジケーターについて
1
2
3
101
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
■
充電時に異常が発生したとき
コントロールユニット上のインジケーターの点灯・点滅状態の組み合
わせにより、異常の内容をお知らせします。
エラーインジケーターが点灯・点滅したときは、いったん電源プラグをコンセ
ントから抜き、再度コンセントに挿し込んで、エラーインジケーターが消灯す
るか確認してください。
エラーインジケーターが消灯していれば、そのまま充電が可能です。
消灯しない場合は、次の表に従って対処してください。
※1
この場合、充電電流が制限されずに充電されます。
※2
この場合、充電電流を制限して充電されます。
ཞඞ
電源
インジケーター
エラー
インジケーター
Ҿ׆ȷݣϼ
充電システム
エラー
消灯
消灯または
点灯
漏電を検知して充電を中断して
いるか、充電ケーブルが故障し
ています。
→ トヨタ販売店にご相談くだ
さい。
点灯
点滅
電源プラグ
温度検知異常
点滅
点滅
電源プラグの温度検知部品が故
障しています。
※1
→ トヨタ販売店にご相談くだ
さい。
電源プラグ
温度上昇検知
点滅
消灯
コンセントと電源プラグとの接
触不良などにより、電源プラグ
の温度上昇を検知しました。
※2
→ 電源プラグがコンセントに
確実に挿し込まれているか
確認してください。
充電ケーブル
寿命予告
点灯
点滅
充電ケーブルの充電回数が、使
用可 能な上 限に近 付いて いま
す。
→ トヨタ販売店にご相談くだ
さい。
充電ケーブル
寿命
点灯
点灯
充電ケーブルの充電回数が、使
用可能な上限をこえています。
→ トヨタ販売店にご相談くだ
さい。
102
2-2. 充電について
電源プラグを 100V 用、または 200V 用に交換したい場合は、次の手
順で電源プラグコードを交換してください。
充電ケーブル(→ P. 99)と交換
用電源プラグコードを用意する
解除キーを取り出す
取り出した解除キーをなくさないよう
にご注意ください。
保護キャップを取りはずす
コントロールユニットの解除穴
に解除キーを挿し込む
解除キーは図の向きで挿し込んでくだ
さい。
電源プラグコードの交換
1
2
3
4
103
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
コントロールユニットの解除穴
に解除キーを奥まで挿し込んだ
まま、電源プラグコードのナット
部をまわして、電源プラグコード
を取りはずす
電源プラグコードを取りはずしたら、
解除キーを抜いてください。
コントロールユニット接合部の
突起と、電源プラグコードコネク
ターの溝とを合わせて挿し込み、
電源プラグコードのナット部を
まわして取り付ける
“ カチッ” という音がして固定される
まで、取りはずしたときと逆方向にま
わします。
取りはずした電源プラグコードに、保護キャップと解除キーを取り付
ける
紛失を防ぐため、解除キーは保護キャップに確実に取り付けてください。また、解
除キーが保護キャップから意図せず脱落しないよう、ご注意ください。
電源プラグコードは、ほこりや水などがかからない安全な場所に保管してくださ
い。
5
6
7
104
2-2. 充電について
警告
■
充電ケーブル・コントロールユニットを取り扱うとき
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最
悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
充電ケーブルや電源プラグ・充電コネクター・コントロールユニットの分解・
修理・改造をしない
充電ケーブル・コントロールユニットに異常が認められた場合は、ただちに使
用を中止してトヨタ販売店にご連絡ください。
●
充電ケーブルや電源プラグ・充電コネクター・コントロールユニットに強い衝
撃を与えたり落としたりしない
●
充電ケーブルを無理に折り曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、引きずるな
どの負担をかけない
●
充電ケーブルを鋭利なもので傷付けたりしない
●
電源プラグの端子を折り曲げたり異物を付けたりしない
●
充電コネクター・電源プラグを水に浸けない
水中に落とした場合はトヨタ販売店にご相談ください。
●
電源プラグコードの交換作業は、ぬれた手で行わない
また、雨や水のかかる場所で行わないでください。
●
電源プラグ・充電コネクターを接続した状態で、電源プラグコードの交換作業
を行わない
●
電源プラグコードの交換時には、“ カチッ ” という音がするまで電源プラグ
コードのナット部をしっかりまわす
●
充電ケーブルを熱器具等の高温物に近付けない
●
コントロールユニットに充電ケーブルを巻き付けない
105
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
注意
■
充電ケーブルや関連部品などを取り扱うとき
→ P. 147
■
寒冷時の注意
寒冷時は、充電ケーブル・電源プラグコードが通常より固くなることがあるた
め、固くなった状態で無理な力をかけないでください。充電ケーブル・電源プ
ラグコードの損傷につながるおそれがあります。
■
電源プラグコードについての注意
電源プラグコードは充電以外の用途で使用しないでください。電源プラグコー
ドの損傷につながるおそれがあります。
106
2-2. 充電について
安全にお使いいただくために、日常的に次の事項を点検してください。
充電ケーブルの点検・お手入れ
警告
■
日常点検について
定期的に次のことを確認してください。
点検をしないで使い続けると、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
充電ケーブルや電源プラグ・充電コネクター・コントロールユニットに破損な
どがないこと
●
コンセントに破損がないこと
●
コンセントの挿し込みがゆるくなっていないこと
●
充電中に電源プラグが極端に熱くならないこと
●
電源プラグの刃が変形していないこと
●
電源プラグにほこり等の汚れがないこと
電源プラグはコンセントから抜いて点検してください。また、点検の結果、充
電ケーブルに異常が見つかった場合は、ただちに使用を中止して、トヨタ販売
店にご相談ください。
■
充電ケーブルのお手入れについて
汚れたときは固くしぼった布で汚れをふき取ったあと、乾いた布でから拭きし
てください。
なお、水洗いは絶対に行わないでください。充電ケーブルを水洗いすると、充
電時に火災や感電事故が発生し、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
長期間充電ケーブルを使用しないとき
電源プラグをコンセントから抜いておいてください。電源プラグやコンセント
にほこりがたまり、過熱や発火の原因となります。
また、充電ケーブルは水気がない場所で保管してください。
107
2
2-2. 充電について
プラグインハイブリッドシステム
スマートリッド&コネクターロックシステム
スマートリッドシステム
電子キーをポケットなどに携帯して充電リッドを操作することによ
り、車両のドアが施錠された状態のまま、充電リッドのみを解錠でき
ます。
コネクターロックシステム
電子キーをポケットなどに携帯してコネクターロックスイッチを操作
することにより、普通充電コネクターを施錠・解錠できます。
普通充電中の充電コネクターの取りはずしや、第三者による充電ケーブルの持
ち去りなどのいたずらなどを回避することができます。
■
アンテナの位置
→ P. 318
■
作動範囲(電子キーの検知エリア)
→ P. 319
電子キーをポケットなどに携帯しているとき、車両のドアが施錠されて
いる状態で充電リッドのみを解錠したり、充電コネクターを施錠・解錠
したりすることができます。
スマートリッド&コネクターロックシステムの働き
知識
1
2
108
2-2. 充電について
■
充電リッドを解錠するには
電子キーをポケットなどに携帯
した状態で、充電リッドの車両後
端の中央部分を押すと、充電リッ
ドが解錠されます。
押して手を離すと、充電リッドが少
し開きます。その後、手で全開にし
ます。
■
充電リッドを施錠するには
充電リッドを閉め、充電リッド
の車両後端の中央部分を押す
スマートエントリー&スタートシステム、またはワイヤレスリモコ
ンでドアを施錠する(→ P. 307)
充電リッドが施錠されます。
ドアが施錠されている状態で充電リッドを閉めると、充電リッドも施錠されま
す。
スマートリッドシステムの使い方
1
2
109
2-2. 充電について
2
プラグインハイブリッドシステム
■
充電リッドについて
電子キーを携帯しておらず、ドアも施錠されているときに、充電リッドの車両後
端の中央部分を押すと、充電リッドが施錠されたまま、わずかに開きます。
その場合は、電子キーを携帯するか、ドアロックを解錠してから、充電リッドを
2 回押して開いてください。
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
スマートリッド&コネクターロックシステムも非作動になります。カスタマイズ
機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたときは、次の手順
で充電リッドを施錠・解錠できます。
●
充電リッドを施錠するとき
充電リッドを閉める(→ P. 108)
ワイヤレスリモコン、またはドアロックスイッチでドアを施錠する
(→ P. 307, 309)
・
の手順を逆に行った場合も、充電リッドが施錠されます。
●
充電リッドを解錠するとき
ワイヤレスリモコン、またはドアロックスイッチでドアを解錠する
(→ P. 307, 309)
充電リッドを開ける(→ P. 108)
知識
1
2
1
2
1
2
110
2-2. 充電について
■
通常の手順で充電リッドが開かないとき
通常の手順で充電リッドが開かない緊急時は、次の方法で充電リッドを開けるこ
とができます。
バックドアを開ける(→ P. 312)
ホイールナットレンチを用意する(→ P. 607)
ホイールナットレンチを図のように挿し込む
充電リッドの車両後端の中央部分を押して、充電リッドを開く(→ P. 94)
この解錠方法は、緊急時の一時的な対処です。異常が解消しない場合は、すみや
かにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ノブを引いて、図に示すカバーを取りはず
す
カバー取り付け部の切り欠きに沿わせ
る要領で、ホイールナットレンチの先端
を挿し込む
ホイールナットレンチの L 字の部分が
デッキボードにあたる位置で、いったん
保持する(ホイールナットレンチが作業
穴に対して直角になるようにする)
手順
の状態から、そのまま車両上方に向
けてホイールナットレンチを挿し込む
作業穴の内部にある緊急解除レバーが押
し上げられると、充電リッドが解錠されま
す。
1
2
3
4
1
2
5
4
6
Нет комментариевНе стесняйтесь поделиться с нами вашим ценным мнением.
Текст