Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Manual japanese — part 18
271
4-5. 運転支援装置について
4
運転
メーター操作スイッチで、
を選択する。
「
BSM」を選択し、
を押す。
「BSM」を選択し、
を押す。
を押すたびに ON / OFF が切りかわります
死角領域となる、次の範囲に入った車両を検知します。
車両側面から外側に約 3.5m
車両側面から外側に約 0.5m は検知し
ません
車両後端から後方に約 3m
車両後端から前方に約 1m
■
ブラインドスポットモニターの作動条件
ブラインドスポットモニターの機能を ON に設定している状態で、車速が約
16km/h 以上のとき
設定のしかた
ブラインドスポットモニターが検知できる範囲
1
2
3
1
2
3
知識
272
4-5. 運転支援装置について
■
センサーが車両を検知する条件
ブラインドスポットモニターは、次のような状況で検知範囲に入った車両を検知
します。
●
隣の車線を走行する他車に自車が追いこされるとき
●
他車が車線変更中に検知範囲に進入するとき
■
センサーが検知しない条件
ブラインドスポットモニターは、次のような車両や車両以外のものを検知対象と
しません。
●
小型の二輪車・自転車・歩行者など
※
●
対向車
●
ガードレール・壁・標識・駐車車両などの静止物
※
●
同じ車線を走行する後続車
※
●
2 つ隣の車線を走行する他車
※
※
状況によっては検知をすることがあります。
273
4-5. 運転支援装置について
4
運転
■
ブラインドスポットモニター機能が有効に作動しないおそれがある状況
●
ブラインドスポットモニター機能は、次のような状況では車両を有効に検知し
ないおそれがあります。
・ センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きが
ずれているとき
・ 泥・雪・氷・ステッカーなどがセンサーやセンサー周辺のリヤバンパーに付
着したとき
・ 大雨・雪・霧などの悪天候時、水たまりなどのぬれた路面を走行するとき
・ 複数台の他車が狭い間隔で連続して接近するとき
・ 自車と後続車の車間距離が短いとき
・ 検知範囲に入る他車と自車の速度差が大きすぎるとき
・ 自車と他車の速度差に変化があるとき
・ 検知範囲に入る他車と自車の速度がほとんど等しいとき
・ 停止状態から発進した際に、検知範囲に他車が存在し続けたとき
・ 急勾配の上り・下りが連続した坂道や道路のくぼみ等を走行しているとき
・ きついカーブや連続したカーブ、起伏がある場所を走行するとき
・ 車線の幅が広い、もしくは車線の端を走行するなど、隣の車線の他車が自車
から離れすぎているとき
・ 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーを装着しているとき
・ 検知範囲に入る他車と自車の高さに差がありすぎるとき
・ ブランドスポットモニターの機能を ON に設定した直後
●
ブラインドスポットモニター機能は、特に次のような状況では不要な検知が増
えることがあります。
・ センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きが
ずれているとき
・ ガードレールや壁などとの距離が短い状況で、それらが検知範囲に入ったと
き
・ 急勾配の上り・下りが連続した坂道や道路のくぼみ等を走行しているとき
・ 車線の幅が狭い、もしくは車線の端を走行するなど、隣の車線以外を走行す
る車両が検知範囲に入ったとき
・ きついカーブや連続したカーブ、起伏がある場所を走行するとき
・ タイヤがスリップ(空転)しているとき
・ 自車と後続車の車間距離が短いとき
・ 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーを装着しているとき
■
ドアミラーインジケーターの視認性について
強い日差しのもとでは、ドアミラーインジケーターが見えづらいことがありま
す。
274
4-5. 運転支援装置について
■
マルチインフォメーションディスプレイに「BSM 使用できません」が表示され
たときは
電圧異常やセンサー周辺のバンパーに氷・雪・泥などが付着していることが考え
られます(→ P. 275)。センサー周辺のバンパーの氷・雪・泥などを取り除け
ば、正常に復帰します。また、極めて高温または低温の環境で使用した場合、正
常に作動しないことがあります。
■
マルチインフォメーションディスプレイに「BSM システムチェック」が表示さ
れたときは
センサーの故障や位置、向きのずれなどが考えられます。トヨタ販売店にて点検
を受けてください。
警告
■
安全にお使いいただくために
安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転
に努めてください。
ブラインドスポットモニターは、死角に入った車両の存在を運転者に提供する、
補助的なシステムです。本システムだけで安全な車線変更の可否を判断できる
ものではないため、システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害
におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また、状況によっ
ては有効に機能しないことがあるため、運転者は自らの目視による安全確認を
行う必要があります。
275
4-5. 運転支援装置について
4
運転
警告
■
レーダーセンサーの取り扱い
●
センサー周辺のバンパーは常にきれいにしておく
●
センサー周辺のリヤバンパーへの強い衝撃を避ける
センサーの位置や向きが少しでもずれると、車両を正しく検知できなくなっ
たり、装置が正常に動作しなくなるおそれがあります。
次のような場合には、必ずトヨタ販売店にて点検を受けてください。
・ センサーやセンサー周辺に強い衝撃を受けた
・ センサー周辺のリヤバンパーなどに傷や凹みがある、一部がはずれている
●
センサーを分解しない
●
センサーやセンサー周辺のバンパーにステッカーを貼らない
●
センサーやセンサー周辺のバンパーを改造しない
●
リヤバンパーの塗装修理の際にはトヨタ設定色以外への変更は行わないでく
ださい
●
ブラインドスポットモニターのセンサー
は、車両後部に左右ひとつずつ設置されて
います。システムを正しく作動させるため
に次のことをお守りください。
276
4-6. 運転のアドバイス
寒冷時の運転
●
次のものはそれぞれ外気温に適したものをお使いください。
・ エンジンオイル
・ 冷却水
・ ウォッシャー液
・ 燃料(ディーゼル車)
●
バッテリーの点検を受けてください。
●
冬用タイヤ(4 輪)やタイヤチェーン(後部タイヤ用)を使用してく
ださい。
・ タイヤは 4 輪とも同一サイズで同一銘柄のものを、タイヤチェーンはタイ
ヤサイズに合ったものを使用してください。
(タイヤについて:
→
P. 327)
・ タイヤチェーンは、必ずランドクルーザープラド指定のトヨタ純正品を使
用してください。(
→
P. 279)
状況に応じて次のことを行ってください。
●
ドアやワイパーが凍結したときは無理に開けたり動かしたりせず、ぬ
るま湯をかけるなどして氷を解かし、すぐに水分を十分にふき取って
ください。
●
フロントウインドウガラス前の外気取り入れ口に雪が積もっていると
きは、エアコンのファンを正常に作動させるために、雪を取り除いて
ください。
●
外装ランプ、車両の屋根、タイヤの周辺やブレーキ装置に雪や氷が付
いているときは、取り除いてください。
●
乗車する前に靴底に付いた雪をよく落としてください。
ゆっくりスタートし、車間距離を十分にとって控えめな速度で走行して
ください。
寒冷時に備えて、準備や点検など正しく処置していただいた上で適切に
運転してください。
冬を迎える前の準備
運転する前に
運転するとき
277
4-6. 運転のアドバイス
4
運転
●
パーキングブレーキをかけると、ブレーキ装置が凍結して解除できな
くなるおそれがあります。パーキングブレーキはかけずに、シフトレ
バーを P に入れて駐車し、必ず輪止め
※1
をしてください。輪止めを
しないと、車が動き思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
※1
輪止めは、トヨタ販売店で購入することができます。
●
パーキングブレーキをかけずに駐車するときは、シフトレバーを P に
入れた状態でシフトレバーが動かないこと
※2
を確認してください。
※2
ブレーキペダルを踏まないでP からシフトするときにロックがかかります。シ
フトできる場合は、シフトロックシステムなどの故障が考えられます。ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
タイヤチェーンについて
取り付け・取りはずし・取り扱い方法については、次の指示に従ってください。
●
安全に作業できる場所で行う
●
後2輪に取り付ける
●
タイヤチェーンに付属の取り扱い説明書に従う
●
取り付け後 0.5 ∼ 1.0km 走行したら締め直しを行う
■
寒冷地用ワイパーブレードについて
●
降雪期に使用する寒冷地用ワイパーブレードは、雪が付着するのを防ぐために
金属部分をゴムで覆ってあります。トヨタ販売店で各車指定のブレードをお求
めください。
●
高速走行時は、通常のワイパーブレードよりガラスがふき取りにくくなること
があります。その場合には速度を落としてください。
駐車するとき
知識
278
4-6. 運転のアドバイス
■
ディーゼル車の燃料について
軽油は外気温が低温になると凍結し、燃料配管のつまりなどの故障の原因となり
ます。寒冷地へ行くときは、現地に着くまでに燃料残量を半分以下にしておき、
現地に着いたら寒冷地用燃料を補給してください。
※
環境や使用状況により異なります。
■
リヤハイトコントロールエアサスペンション
※
装着車は
寒冷時は、リヤハイトコントロールエアサスペンションの作動に制限がかかる場
合があります。
※
リヤハイトコントロールエアサスペンションについては、別冊「オフロード走
行取扱書」を参照してください。
使用燃料
使用限界温度の目安
※
JIS 2 号軽油
− 5 ℃
JIS 3 号軽油
− 12 ℃
JIS 特 3 号軽油
− 19 ℃
警告
■
冬用タイヤ装着時の警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
指定サイズのタイヤを使用する
●
空気圧を推奨値に調整する
●
装着する冬用タイヤの最高許容速度や制限速度をこえる速度で走行しない
●
冬用タイヤを装着する際は、必ず 4 輪とも装着する
■
タイヤチェーン装着時の警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、安全に車を運転することができずに、思わぬ事故につ
ながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
装着したチェーンに定められた制限速度、もしくは 30km/h のどちらか低い
方をこえる速度で走行しない
●
路面の凹凸や穴を避ける
●
急加速・急ハンドル・急ブレーキやシフト操作による急激なエンジンブレーキ
の使用は避ける
●
カーブの入り口手前で十分減速して車のコントロールを失うのを防ぐ
279
4-6. 運転のアドバイス
4
運転
注意
■
タイヤチェーンの使用について
●
必ずランドクルーザープラド指定のトヨタ純正品を使用してください。
トヨタ純正品以外のタイヤチェーンを使用すると、車体にあたり、走行のさま
たげとなるおそれがあります。
詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。
●
アルミホイールにタイヤチェーンを取り付けると、ホイールに傷が付くことが
あります。
■
フロントウインドウガラスに付いた氷を除去するときは
たたいて割らないでください。
ウインドウガラスの内側(車内側)が割れるおそれがあります。
280
4-6. 運転のアドバイス
室内装備・機能
281
5
5-1. エアコン・デフォッガーの
使い方
オートエアコン . . . . . .. 282
シートヒーター &
ベンチレーター. . . . . 288
5-2. 室内灯のつけ方
室内灯一覧 . . . . . . . .. 290
・ フロント
パーソナルランプ . . . . 291
・ ルームランプ . . . . . . 292
・ 読書灯. . . . . . . . . 292
・ ラウンジ照明調光
スイッチ. . . . . . . . 293
5-3. 収納装備の使い方
収納装備一覧. . . . . . ...295
・ グローブボックス. . . ..296
・ コンソールボックス. . ..297
・ カップホルダー/
ボトルホルダー/
ドアポケット . . . . . .299
・ 小物入れ . . . . . . . .302
・ オープントレイ. . . . ..303
・ カードホルダー. . . . ..304
ラゲージルーム内装備 . . ...305
5-4. その他の室内装備の使い方
その他の室内装備. . . . ...309
・ クールボックス. . . . ..309
・ サンバイザー . . . . . .311
・ バニティミラー. . . . ..311
・ 後席確認ミラー. . . . ..312
・ 時計. . . . . . . . . .313
・ アクセサリーソケット・
アクセサリーコンセント... 314
・ アームレスト
(セカンドシート). . . ..317
・ コートフック . . . . . .317
・ アシストグリップ. . . ..318
282
5-1. エアコン・デフォッガーの 使い方
オートエアコン
■
温度を調整する
設定温度を上げるときは “ ∧ ” を、下げるときは “ ∨ ” を押す
■
風量を切りかえる
風量を増やすときは
を、減らすときは
を押す
を押すと、ファンがとまります。
■
吹き出し口を切りかえる
を押す
押すたびに吹き出し口が切りかわります。
■
オート設定で使用する
AUTO スイッチを押す
温度を設定する
ファンをとめたいときは
を押す
■
オート設定時の作動表示灯について
風量や吹き出し口を切りかえると、AUTO スイッチの作動表示灯が消
灯しますが、操作した機能以外のオート設定は継続します。
設定温度に合わせて吹き出し口と風量を自動で調整します。
エアコン操作について
1
2
3
283
5-1. エアコン・デフォッガーの 使い方
5
室内装備・機能
■
運転席と助手席の設定温度を別々に設定する(左右独立モード)
次のいずれかの操作をすると、左右独立モードが ON になります。
●
DUAL スイッチを押す
●
助手席の設定温度を変更する
左右独立モードになりスイッチの作動表示灯が点灯します。
左右独立モードのとき、リヤ吹き出し口の設定温度は、運転席側の設定温度に
なります。
■
内気循環/外気導入を切りかえるには
を押す
スイッチを押すたびに内気循環/外気導入が切りかわります。
内気循環を選択しているときは、表示灯が点灯します。
■
フロントガラスの曇りを取るには
を押す
除湿機能が作動し、風量が増えます。内気循環にしている場合は、外気導入に
してください。(自動的に外気導入に切りかわることがあります。)
風量を強くし、設定温度を上げると、より早く曇りを取ることができます。曇
りが取れたら再度
を押すと前のモードにもどります。
■
リヤウインドウデフォッガー & ミラーヒーター
リヤウインドウの曇りを取るときや、ドアミラーから雨滴や霜を取る
ときにご使用ください。
を押す
リヤウインドウデフォッガーは、しばらくすると自動的に OFF になります。
その他の機能
284
5-1. エアコン・デフォッガーの 使い方
■
フロントワイパーデアイサー
★
フ ロ ン ト ガ ラ ス と ワ イ パ ー ブ
レードの凍結を防ぐためにご使
用ください。
フロントワイパーデアイサーが ON
のとき、スイッチの作動表示灯が点
灯します。
フロントワイパーデアイサーは、し
ばらくすると自動的に OFF になり
ます
■
ヒーターアイドルアップ機能
★
寒冷時に暖房効果を高めるためにご使用ください。
ヒーターアイドルアップスイッ
チを押す
アイドル回転数が上がります。もう
一度スイッチを押すと、もとのアイ
ドル回転数にもどります。
スイッチを押した状態でエンジン停
止後にエンジンを再始動すると、ア
イドル回転数が上がります。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
285
5-1. エアコン・デフォッガーの 使い方
5
室内装備・機能
■
吹き出し口の位置
吹き出し口の切りかえ設定によ
り、風が出る位置や風量が変化し
ます。
■
風向きの調整と吹き出し口の開閉
風向きの調整
吹き出し口の開閉
吹き出し口について
X
フロント
X
リヤ
1
2
286
5-1. エアコン・デフォッガーの 使い方
■
オート設定の作動について
風量は温度設定と外気の状態により自動で調整されるため、AUTO スイッチを押
した直後、温風や冷風の準備ができるまでしばらく送風が停止する場合がありま
す。
■
ガラスの曇りについて
●
車室内の湿度が高いときはガラスが曇りやすくなります。その場合は、A/C ス
イッチを ON にすると、吹き出し口から除湿された風が出るため、効果的に曇
りを取ることができます。
●
A/C スイッチを ON から OFF にすると、ガラスが曇りやすくなります。
●
内気循環を使うとガラスが曇る場合があります。
■
内気循環/外気導入について
●
トンネルや渋滞などで、汚れた外気を車内に入れたくないときや、外気温度が
高いときに冷房効果を高めたい場合は、内気循環にすると効果的です。
●
設定温度や室内温度などにより、自動的に切りかわる場合があります。
■
外気温度が 0 ℃近くまで下がったとき
A/C スイッチを押しても除湿機能が働かない場合があります。
■
エコドライブモードのエアコン作動について(ドライブモードセレクトスイッチ
装着車)
●
エコドライブモードは燃費性能を優先させるため、空調システムが次のように
制御されます。
・ エンジン回転数やコンプレッサーの作動を制御し、暖房 / 冷房の能力を抑制
します。
・ オート設定での使用時、ファンの風量を抑制します。
●
空調の効きをより良くしたいときは、次の操作を行ってください。
・ 風量を調整する。
・ エコドライブモードを解除する。
■
換気とエアコンの臭いについて
●
車室外の空気を車室内に取り入れたいときは、外気導入にしてください。
●
エアコン使用中に、車室内外のさまざまな臭いがエアコン装置内に取り込まれ
て混ざり合うことにより、吹き出し口からの風に臭いがすることがあります。
●
エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために、駐車時は外気導入にしておく
ことをおすすめします。
●
エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために、オート設定での使用時にはエ
アコン始動直後、しばらく送風が停止する場合があります。
知識
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