Toyota Land Cruiser Prado (2018 year). Manual japanese — part 21

お手入れのしかた

319

6

6-1. お手入れのしかた

外装の手入れ. . . . . . ...320

内装の手入れ. . . . . . ...324

タイヤについて. . . . . ...327

タイヤ空気圧について . . ...337

6-2. 簡単な点検・部品交換

ボンネット . . . . . . . ..339

エンジンルームカバー . . ...341

AdBlue

£

(尿素水)の補充

(ディーゼル車). . . . . 343

エアコンフィルターの

交換 . . . . . . . . . ...347

ウォッシャー液の補給 . . ...349

キーの電池交換. . . . . ...351

ヒューズの点検・交換 . . ...354

電球(バルブ)の交換 . . ...357

320

6-1. お手入れのしかた

外装の手入れ

水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ
汚れを洗い落とす

車体はスポンジやセーム皮のようなやわらかいもので洗う

汚れがひどいときはカーシャンプーを使用し、水で十分洗い流す

水をふき取る

水のはじきが悪くなったときは、ワックスがけを行う

ボデーの表面の汚れを落としても水が玉状にならないときは、車体の温度が冷えて
いるときにワックスをかける(およそ体温以下を目安としてください)

なお、ボデーコート・ホイールコート・ガラスコートなど、トヨタケ
ミカル商品を施工された場合は、お手入れ方法が異なります。詳しく
はトヨタ販売店にお問い合わせください。

自動洗車機を使うときは

ドアミラーを格納し、車両前側から洗車してください。また、走行前は必ずド
アミラーを復帰状態にもどしてください。

ブラシで車体に傷が付き、塗装を損なうことがあります。

洗車機によっては、リヤスポイラーが引っかかり洗車できない場合や、傷付い
たり、破損したりするおそれがあります。

お手入れは、次の項目を実施してください。

知識

321

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

高圧洗車機を使うときは

車内に水が入るおそれがあるため、ノズルの先端をドアガラスやドア枠付近に
近付けすぎないでください。

洗車の前に給油口が確実に閉まっていることを確認してください。

駆動系部品(ディファレンシャルギヤなど)のベアリングやオイルシール部品
に近付けすぎないでください。
近付けすぎると、水圧が高いため、内部への水入りやグリス流出により、性能
が劣化するおそれがあります。

リヤハイトコントロールエアサスペンション装着車は、ノズルの先端をエアサ
スペンション付近に近付けすぎないでください。

スマートエントリー&スタートシステムについて

電子キーを携帯して洗車などで水をドアハンドルにかけた場合、施錠・解錠動作
をくり返すことがあります。その場合は次のような処置をして、洗車などをして
ください。

・ 電子キーを車両から 2m 以上離れた場所に保管する(電子キーの盗難に注意し

てください)

・ 電子キーを節電モードに設定し、スマートエントリー & スタートシステムの作

動を停止する(→ P. 117)

アルミホイール

中性洗剤を使用し、早めに汚れを落としてください。

洗剤を使用したあとは放置せずに水で十分洗い流してください。

塗装の損傷を防ぐため、次のことを必ずお守りください。

・ 酸性・アルカリ性および研磨剤の入った洗剤を使用しない
・ 硬いブラシを使用しない
・ 夏場の走行後や駐車後でホイールが熱いときは、洗剤を使用しない

バンパーについて

研磨剤入りの洗剤でこすらないようにしてください。

フロントドアガラスの撥水コーティングについて

撥水効果を長持ちさせるため、次のことに注意してください。

・ フロントドアガラス表面の泥などの汚れを落とす
・ 汚れは早めにやわらかい湿った布などで清掃する
・ コンパウンド(磨き粉)が入ったガラスクリーナーやワックスを使用しない
・ 金属製の道具で霜取りをしない

水滴のはじきが悪くなったときは補修することができます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。

322

6-1. お手入れのしかた

警告

洗車をするときは

エンジンルーム内に水をかけないでください。
電気部品などに水がかかると、車両火災につながるおそれがあり危険です。

フロントウインドウガラスを清掃するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)

雨滴センサー上部のフロントウインドウガラスに手でふれたとき

水分を含んだ布などを雨滴センサーに近付けたとき

フロントウインドウガラスに衝撃を与えたとき

車内から雨滴センサー本体にふれるなどして衝撃を与えたとき

排気管について

排気管は排気ガスにより高温になります。洗車などでふれる場合は、十分に排
気管が冷めてからにしてください。やけどをするおそれがあります。ディーゼ
ル車は特に高温になりますのでご注意ください。

ブラインドスポットモニター

について

リヤバンパーの塗装に傷が付くと、システムが正常に作動しなくなるおそれが
あります。トヨタ販売店にご相談ください。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ワイパースイッチを OFF にしてください。
AUTO モードになっていると、次のような
ときにワイパーが不意に作動し、指などを
挟み重大な傷害を受けたり、ワイパーブ
レードなどを損傷するおそれがあります。

OFF

AUTO

323

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

注意

塗装の劣化や車体・部品(ホイールなど)の腐食を防ぐために

次のような場合はただちに洗車してください。

・ 海岸地帯を走行したあと
・ 凍結防止剤を散布した道路を走行したあと
・ コールタール・花粉・樹液・鳥のふん・虫の死がいなどが付着したとき
・ ばい煙・油煙・粉じん・鉄粉・化学物質などの降下が多い場所を走行したあと
・ ほこり・泥などで激しく汚れたとき
・ 塗装にベンジンやガソリンなどの有機溶剤が付着したとき

塗装に傷が付いた場合は、早めに補修してください。

ホイール保管時は、腐食を防ぐために汚れを落とし、湿気の少ない場所へ保管
してください。

ランプの清掃

注意して洗ってください。有機溶剤や硬いブラシは使用しないでください。
ランプを損傷させるおそれがあります。

ランプにワックスがけを行わないでください。
レンズを損傷するおそれがあります。

自動洗車機を使用するときは(雨滴感知式ワイパー装着車)

ワイパースイッチを OFF にしてください。AUTO モードになっていると、不
意にワイパーが作動してワイパーブレードなどを損傷するおそれがあります。

高圧洗浄機を使用するときは

ノズルの先端を、下記部品の結合部やブーツ類(ゴムまたは樹脂製のカバー)、
コネクタ類に近付けすぎないでください。
高い水圧がかかることにより、部品が損傷するおそれがあります。

・ 駆動系部品
・ ステアリング部品
・ サスペンション部品
・ ブレーキ部品

324

6-1. お手入れのしかた

内装の手入れ

掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布でふ
き取る

汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約 1%に薄めてやわらかい布
に含ませふき取る
水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る

掃除機などでほこりや砂を取り除く

うすめた洗剤をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取る

ウール用の中性洗剤を水で約 5% に薄めて使用してください。

水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤をふき取る

乾いたやわらかい布で表面の水分をふき取り、風通しのよい日陰で乾
燥させる

掃除機などでほこりを取り除く

中性洗剤を水で約 1%に薄めてやわらかい布に含ませふき取る

水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る

お手入れは、次の要領で実施してください。

車内の手入れ

本革部分の手入れ

合成皮革部分の手入れ

325

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

本革部分のお手入れの目安

品質を長く保つため、年に 2 回程度の定期的なお手入れをおすすめします。

カーペットの洗浄

カーペットは常に乾いた状態を保つことをおすすめします。洗浄には、市販の泡
タイプクリーナーがご利用になれます。
スポンジまたはブラシを使用して泡をカーペットに広げ、円を描くように塗り込
んでください。直接水をかけたりせず、ふき取ってから乾燥させてください。

シートベルト

刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布かスポンジを使って洗ってください。
シートベルトのすり切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。

スーパー UV カットガラスについて

ドアガラスが汚れているときは、早めに水またはぬるま湯を含ませた布で軽く
ふいて清掃してください。

ドアガラスの汚れがひどいときは、ドアガラスの開閉をくり返さないでくださ
い。

知識

警告

車両への水の浸入

車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。
電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険
です。

SRS エアバッグの構成部品や配線などをぬらさないでください。

(→ P. 32)

電気の不具合により、エアバッグが展開したり、正常に機能しなくなり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思
わぬ事故につながり、重大な傷害もしくは死亡におよぶおそれがあります。

326

6-1. お手入れのしかた

注意

清掃するとき使用する溶剤について

変色・しみ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。

・ シート以外の部分:ベンジン・アルコール・ガソリンなどの有機溶剤や酸

性またはアルカリ性の溶剤・染色剤・漂白剤

・ シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸

性の溶剤

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメン
トパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあり
ます。

革の傷みを避けるために

皮革の表面の劣化や損傷を避けるために、次の注意をお守りください。

革に付着したほこりや砂はすぐに取り除く

直射日光に長時間さらさないようにする
特に夏場は日陰で車を保管する

ビニール製・プラスチック製・ワックス含有のものは、車内が高温になると革
に張り付くおそれがあるため、革張りの上に置かない

床に水がかかると

水で洗わないでください。
オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の
原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。

フロントウインドウガラスの内側を掃除するときは

カメラセンサーのレンズに、ガラスクリーナーが付着しないようにしてくださ
い。
また、レンズにはふれないでください。(→ P. 219)

リヤウインドウガラス・リヤクォーターガラスの内側を掃除するときは

熱線やアンテナを損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わ
ず、熱線やアンテナにそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてくだ
さい。

熱線やアンテナを引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。

スーパー UV カットガラスを清掃するとき

ドアガラスを清掃するときは、コンパウンドまたは研磨剤入り用品(ガラスク
リーナー・洗剤・ワックスなど)を使用しないでください。コーティングを損
傷させるおそれがあります。

327

6

6-1. お手入れのしかた

お手入れのしかた

タイヤについて

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

タイヤ空気圧

空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。

タイヤの亀裂・損傷の有無

タイヤの溝の深さ

タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗
程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無

図で示すようにタイヤのローテー
ションを行う

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命を
のばすために、トヨタは定期点検ごと
のタイヤローテーションをおすすめし
ます。

タイヤローテーション後は、タイヤ空
気圧警 報システムの 初期化を確 実に
行ってください。

タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタ
イヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タ
イヤ位置交換)を 5,000km ごとに行ってください。

タイヤの点検項目

タイヤローテーションのしかた

前側

328

6-1. お手入れのしかた

ディスクホイールに装着された空気圧バルブ、および送信機が一定周期
ごとに各輪のタイヤ空気圧を監視し、タイヤの空気圧の低下を早期に知
らせるタイヤ空気圧警報システムが付いています。

空気圧が一定値をこえて低下している場合、画面表示と警告灯で警報
します。(→ P. 382)

タイヤ空気圧警報システムが検
知した空気圧をマルチインフォ
メーションディスプレイに表示
できます。

空気圧バルブ/送信機の装着について

タイヤやホイールを交換するときは、付けかえたホイールにも空気圧
バルブ/送信機を装着してください。

新しいバルブ/送信機を装着する場合は専用の ID コードをコンピューターに登
録する必要があります。(→ P. 330)

タイヤ空気圧警報システム

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

329

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

タイヤ空気圧警報システム

の初期化

初期化が必要な場合

タイヤサイズの変更などにより、タイヤの指定空気圧が変更になっ
た場合

タイヤローテーションを実施した場合

ID コードの登録を実施したとき(→ P. 330)

システムを初期化すると、現在のタイヤの空気圧が標準値として記憶されます。

初期化のしかた

車を安全な場所に駐車し、エンジンを停止する

車両が動いているときは、初期化できません。

タイヤの空気圧を指定の数値に調整する(→ P. 429)

タイヤ空気圧の調整はタイヤが冷えた状態で行ってください。タイヤ空気圧警
報システムは、この空気圧を基準として作動します。

エンジンスイッチをイグニッション ON モードにする

タイヤ空気圧警告灯が 3 回点滅
するまでリセットスイッチを押
し続ける

マルチインフォメーションディスプ
レイのタイヤ空気圧表示が「--」に
なり、タイヤの位置判定を開始しま
す。位置判定が終了すると、再びタ
イヤ空気圧が表示されます。

約 40km/h 以上で約 10 ∼ 30 分走行すると、タイヤの空気圧が
マルチインフォメーションディスプレイに表示され、初期化は終了
します。

車両状態や走行条件、走行環境によっては、初期化に約 1 時間かかる場合があ
ります。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

1

2

3
4

5

330

6-1. お手入れのしかた

ID コードの登録について(タイヤ空気圧警報システム装着車)

タイヤ空気圧バルブ/送信機には固有の ID コードが設定されており、
タイヤ空気圧バルブ/送信機の交換時は、車両のコンピューターに ID
コードを登録する必要があります。
ID 登録をするときは、次の手順で行ってください。

ID コードの登録のしかた

エンジンスイッチをイグニッション ON モードにする

リ セ ッ ト ス イ ッ チ を 素 早 く
3 回連続で押す

タイヤ空気圧警告灯が 3 回ゆっくり
点滅します。

センサー登録モードになり、ID コー
ドの登録が開始されます。

マルチインフォメーションディスプ
レイのタイヤ空気圧表示が「--」に
なります。

その後、タイヤ空気圧警告灯が約 1 分間点滅後点灯します。

約 40km/h 以上で約 10 ∼ 30 分走行すると、タイヤ空気圧警告
灯が消灯し、タイヤの空気圧がマルチインフォメーションディスプ
レイに表示され、ID コードの登録は終了します。

走行時間は、走行条件や走行環境によって変化します。

1
2

3

331

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

タイヤ空気圧の数値

リヤハイトコントロールエアサスペンション装着車

タイヤ関連の部品を交換するとき

タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ
販売店にご相談ください。

ホイールごとタイヤを交換するとき(タイヤ空気圧警報システム装着車)

タイヤ空気圧バルブ/送信機の ID コードが登録されていないと、タイヤ空気圧
警報システムは正しく作動しません。その場合、約 10 分走行したあとシステム
異常となり、タイヤ空気圧警告灯が約 1 分間点滅、その後点灯します。

タイヤ空気圧警報

システムについて

タイヤ空気圧警報システムは、日常点検の代用ではありません。
日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの点検方法は、別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

タイヤ空気圧警報システム

の警報作動について

タイヤ空気圧警報システムの警報は走行状況によってかわります。このため、タ
イヤ空気圧が低いレベルに達していないときや、初期化したときのタイヤ空気圧
より高いときでも、警報することがあります。

知識

タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空
気圧ラベルで確認することができます。

タイヤサイズ

タイヤが冷えているときの空気圧

[kPa(kg/cm

2

)]

前輪

後輪

265/65R17 112S

220(2.2)

220(2.2)

265/55R19 109V

220(2.2)

230(2.3)

220(2.2)

230(2.3)

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

332

6-1. お手入れのしかた

タイヤ空気圧警報システム

が正常に働かないおそれのある状況

次の場合は、タイヤ空気圧警報システムが正しく作動しない場合があります。

・ 純正ホイール以外を使用したとき
・ 純正装着タイヤ以外に交換したとき
・ 指定サイズ以外のタイヤに交換したとき
・ タイヤチェーンなどを装着しているとき
・ 中子式ランフラットタイヤを装着しているとき
・ 電波を遮断するフィルムがウインドウに貼り付けられているとき
・ 車両(特にホイール・ホイールハウスの周辺)に多くの雪や氷などが付着し

ているとき

・ タイヤ空気圧警報バルブ/送信機を搭載していないホイールを使用している

とき

・ タイヤ空気圧警報バルブ/送信機の ID がタイヤ空気圧警報コンピューター

に登録されていないとき

・ タイヤ空気圧が 480kPa(4.9kg/cm

2

)以上のとき

・ スペアタイヤが電波受信の悪い環境下にあるとき
・ 電波受信に影響を及ぼすような大きな金属がラゲージルームにあるとき

次の場合は正しい性能が確保できない場合があります。

・ 近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・

空港など、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき

・ 無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器が車両付近にある

とき

停車時は警報開始・警報解除までの時間が長くなる場合があります。

タイヤが破裂(バースト)したときなど、空気圧が急激に低下したときは、警
報できない場合があります。

初期化操作について(タイヤ空気圧警報システム装着車)

必ず指定空気圧に調整した上で初期化してください。
なお、空気圧の調整および初期化操作は、タイヤが冷えた状態で行ってくださ
い。

初期化中にエンジンスイッチを OFF にしてしまった場合は、次回イグニッショ
ン ON モードにしたとき、自動的に初期化処理が再開されるため、あらためて
リセットスイッチを押し直す必要はありません。

初期化の必要がない状態で誤ってリセットスイッチを押してしまったときは、
タイヤが冷えている状態で指定空気圧に調整し、再度初期化操作を行ってくだ
さい。

タイヤ位置判定中にタイヤ空気圧が表示されない場合でも、空気圧低下時はタ
イヤ空気圧警告灯が点灯します。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

333

6-1. お手入れのしかた

6

お手入れのしかた

タイヤ空気圧警報システム

の初期化がうまくいかないとき

初期化中に車両を後退させないでください。初期化がやり直しになり、通常よ
りも時間がかかることがあります。

未舗装の場所では初期化に時間がかかる場合があるため、できるだけ舗装され
た場所を走行してください。通常は約 10 ∼ 30 分で終了します。

(走行環境や

タイヤの状態などにより異なります)

・ 約 30 分走行しても終了しないときは、しばらくそのまま走行を続けてくだ

さい。

・ 約 1 時間走行し続けても終了しないときは、安全な場所に約 20 分間停車し

たあと、約 40km/h 以上の速度

で適度に右左折・直進しながら、約 10

∼ 30 分走行してください。

上記の方法でうまくいかない場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

右左折時を除く

次のときは、初期化されておらず、システムが正常に作動しないおそれがあり
ます。このような場合は、初期化操作をやり直してください。

・ スイッチの操作時に警告灯が 3 回点滅しない場合
・ 初期化してから約 20 分走行したあと、タイヤ空気圧警告灯が約 1 分間点滅

後点灯した場合

ID コードの登録をするときは(タイヤ空気圧警報システム装着車)

ID 登録をしたあとに初期化を行ってください。ID 登録前に初期化すると、初
期化が無効になります。

ID 登録をしたあとは、走行によりタイヤが熱くなっているためタイヤが十分に
冷えたあとで初期化操作を行ってください。

センサー登録モードの解除について(タイヤ空気圧警報システム装着車)

センサー登録モードにしたあと、走行前にエンジンスイッチを OFF にするとセ
ンサー登録モードが解除されます。

センサー登録モードにしたあと走行を開始すると、それ以降はセンサー登録
モードを解除できません。解除したいときは、再度、ID 登録の手順を行い、走
行する前にエンジンスイッチを OFF にしてください。

センサー登録モードを解除した場合、すでに登録されている ID で通信を開始し
ます。通信が完了するとタイヤ空気圧警告灯が消灯します。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

334

6-1. お手入れのしかた

ID 登録がうまくいかないとき(タイヤ空気圧警報システム装着車)

次のときは、ID 登録に時間がかかったり、正常に登録できなかったりすること
があります。

・ 登録中に車両を後退させたとき

登録がやり直しになり、通常よりも時間がかかることがあります。

・ 渋滞等で他車が併走しているとき

自車のセンサーの判定に時間がかかることがあります。

・ 空気圧バルブ/送信機が車内にあるとき

ID コードが登録できないことがあります。

ID 登録中は、できるだけ舗装された場所を走行してください。通常は約 10 ∼
30 分で終了します。(走行環境やタイヤの状態などにより異なります)

・ 約 30 分走行しても終了しないときは、しばらくそのまま走行を続けてくだ

さい。

・ 約 1 時間走行し続けても終了しないときは、安全な場所に約 20 分間停車し

たあと、約 40km/h 以上の速度

で適度に右左折・直進しながら、約 10

∼ 30 分走行してください。

上記の方法を試しても登録が終了しない場合は、トヨタ販売店にご相談くださ
い。

右左折時を除く

スイッチの操作時に警告灯がゆっくりと 3 回点滅しないときは、ID が登録され
ておらず、システムが正常に作動しないおそれがあります。その場合は、登録
操作をやり直してください。

警告

点検・交換時の警告

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する

メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない

ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない

サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない

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