Toyota Crown Comfort (2014 year). Manual japanese — part 5
63
1-6. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
知識
■
ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーについて
この車に標準装備されている ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーは、
ECE R44 に適合している子供専用シートの取り付け専用です。それ以外のも
のを使用することはできません。
■
子供専用シートの選択、使用について
●
お子さまに最適な子供専用シートについては、子供専用シート製造業者、ま
たは販売業者にご相談ください。
●
お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまでは、お
子さまに合った子供専用シートを使用してください。
●
体が十分大きく、子供専用シートが不必要なお子さまは、リヤシートに乗せ
て車のシートベルトを使用してください。
■
シートベルトで取り付けるタイプの子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」(
oP. 60)を参照し、子供専用
シートを取り付け可能な位置と、対応する子供専用シートの種類(記号)をご
確認の上、適したものを選択してください。
64
1-6. 安全にお使いいただくために
■
ECE R44 適合の ISOFIX 対応子供専用シートの選択について
「シート位置別子供専用シートの適合性一覧表」
(
oP. 61)を確認して、適切な
シートを選択してください。
お子さまの体重から、該当する「質量グループ」を確認する。
(例 1):体重が 12kg の場合、質量グループは「0
+
」になります。
(例 2):体重が 15kg の場合、質量グループは「Ⅰ」になります。
サイズ等級を選択する。
で確認した「質量グループ」から該当するサイズ等級を確認し
ます。
※
(例 1)
:質量グループが「0
+
」の場合、サイズ等級は「C」
・
「D」
・
「E」
が該当します。
(例 2)
:質量グループが「Ⅰ」の場合、サイズ等級は「A」
・
「B」
・
「B1」
・
「C」
・「D」が該当します。
※
ただし、該当のサイズ等級でも適合性一覧表の「車両 ISOFIX 位置」に
「×」と記載されているものは選択できません。また、
「IL」と記載され
ている場合は、「ISOFIX 子供専用シートのリスト」(
o
P. 62
)で指定
されている製品を使用してください。
子供専用シートに表示されているマーク/
ラベルを確認して、基準に適合したシート
であることを確認する。
汎用(ユニバーサル)子供専用シートには、
次に示すマーク・ラベル類が表示されてい
ます。
※
※
表示されている位置・記号などは、商品に
より異なります。
65
1-6. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
■
ISOFIX 対応子供専用シートの種類(サイズ等級別)
ISOFIX 対応子供専用シートであること
を示す表示
サイズ等級が示されています。
(表示され
る文字は、製品により異なります)
で確認したサイズ等級に適合し
ているものを選択してください。
汎用(ユニバーサル)子供専用シートの
認可マーク
UNIVERSAL は汎用品の認可であること
をあらわし、併せて、対象となるお子さ
まの体重の範囲が記載されています。
トップテザー(
oP. 67)を示すマーク
商品の取り付け装置の位置により、意匠
は異なります。
A-ISO/F3
全高前向き幼児用チャイルドシート
B-ISO/F2
低型前向き幼児用チャイルドシート
B1-ISO/F2X
低型前向き幼児用チャイルドシート
(B-ISO/F2 と別形状のもの)
C-ISO/R3
大型後向き幼児用チャイルドシート
D-ISO/R2
小型後向き幼児用チャイルドシート
E-ISO/R1
後向き乳児用チャイルドシート
F-ISO/L1
左向き位置用チャイルドシート(キャリコット)
G-ISO/L2
右向き位置用チャイルドシート(キャリコット)
66
1-6. 安全にお使いいただくために
■
助手席に子供専用シートを取り付けるとき
●
子供専用シートの種類によっては、子供専用シート背面と助手席シート背も
たれの間に隙間ができるものがあります。その場合、ヘッドレストを取りは
ずしてから子供専用シートを装着してください。
■
キャリコットについて
キャリコットは横向きに取り付けることのできるベビーシートのことです。詳
しくは子供専用シート製造業者または販売業者におたずねください。
警告
■
子供専用シートを使用しない場合
●
子供専用シートを使用しないときであっても、シートに適切にしっかりと取り
付けた状態にしてください。ゆるめた状態で客室内に置くことは避けてくださ
い。
●
子供専用シートの取りはずしが必要な場合は、車両からはずして保管するか、
トランク内に容易に動かないように収納してください。
●
やむを得ず助手席に子供専用シートを取
り付ける場合には、助手席シートを次の
ように調整し、子供専用シートを前向き
に取り付けてください。
・ 背もたれを直立状態にする
・ シートをいちばんうしろに下げる
67
運転する前に
1-6. 安全にお使いいただくために
1
チャイルドシートの取り付け
シートベルトを正しく着用できない小さなお子さまを乗せるときは、
チャイルドシートをお使いください。お子さまの安全のために、チャ
イルドシートはリヤ外側シートに取り付けてください。
取り付け方法は、必ず商品付属の取扱説明書に従ってください。
シートベルトによる取り付け
(
o P. 68)
ISOFIX 対応チャイルドシート
固定専用バー(
oP. 69)
リヤ外側シートに装備されていま
す。
(固定専用バーが装備されてい
ることを示すタグがシートに付い
ています)
トップテザーアンカー
(
oP. 69)
テザーベルトを固定するときに使
います。
トップテザーアンカーはリヤシー
ト後方のパッケージトレイに装備
されています。
BTO17AB034
BTO17AB035
BTO17AB036
テザーベルト
トップテザー
アンカー
68
1-6. 安全にお使いいただくために
シートベルトで固定する
チャイルドシートにシートベルトを
取り付け、プレートをバックルに“カ
チッ”と音がするまで挿し込む。ベ
ルトがねじれていないようにする。
チャイルドシートに付属の取扱説明書
に従い、シートベルトをチャイルドシー
トにしっかりと固定させてください。
チャイルドシートにシートベルト
の固定装置が備わっていない場合
は、ロッキングクリップ(別売)を
使用してシートベルトにゆるみが
生じないようにしっかりと固定す
る。
ロッキングクリップの購入にあたって
は、トヨタ販売店にご相談ください。
(ロッキングクリップ 品番:73119-
22010)
取り付け後はチャイルドシートを前後左右にゆすり、しっかりと固定さ
れていることを確認してください。
BTO17AB037
69
1-6. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バー&トップテザーアンカーで固定する
固定専用バーの位置を確認して、
チャイルドシートをシートに取り
付ける
固定専用バーは、シートクッションの
奥にあります。
チャイルドシートの取り付け金具を
チャイルドシート固定専用バーに取
り付けます。
取り付け方法は、それぞれの商品付属
の取扱説明書に従ってください。
トップテザーアンカーにフックを
固定し、テザーベルトを締める
テザーベルトをピンと張り、フックが
しっかり固定されていることを確認
します。
取り付けたチャイルドシートを前
後左右にゆすり、確実に取り付け
られていることを確認する
BTO17AB038
BTO17AB039
BTO17AB040
70
1-6. 安全にお使いいただくために
警告
■
チャイルドシートについて
●
事故や急停止の際、効果的に保護するために、必ずお子さまの年齢や体の大き
さに合わせてシートベルトまたはチャイルドシートを使用してください。お子
さまを腕の中に抱くのはチャイルドシートのかわりにはなりません。事故の際、
お子さまがフロントガラスや乗員、室内の装備にぶつかるおそれがあります。
●
お子さまの年齢や体の大きさに合ったチャイルドシートを使用してリヤシー
トに取り付けてください。
●
チャイルドシートによっては、取り付けができない、または取り付けが困難な
場合があります。必ずチャイルドシートに付属の取扱説明書をよくお読みの
上、確実に取り付け、使用方法を守ってください。使用方法を誤ったり、確実
に固定されていないと、急ブレーキや衝突時などに、重大な傷害におよぶか、
最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
■
チャイルドシートを取り付けるときは
●
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い
た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。
誤ってそのような状態になってしまい、バックルもはずせない場合は、ハサミ
などでシートベルトを切断してください。
●
シートベルトとバックルが固定されていて、ベルトがねじれていないか確認し
てください。
●
チャイルドシートを左右に動かして、しっかり固定されているか確認してくだ
さい。
71
1-6. 安全にお使いいただくために
運転する前に
1
警告
■
チャイルドシートを取り付けるときは
●
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い
た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。
誤ってそのような状態になってしまい、バックルもはずせない場合は、ハサミ
などでシートベルトを切断してください。
●
シートベルトとバックルが固定されていて、ベルトがねじれていないか確認し
てください。
●
チャイルドシートを左右に動かして、しっかり固定されているか確認してくだ
さい。
●
ジュニアシートを使用している場合は、肩部ベルトが常にお子さまの肩の中心
にくるようにしてください。ベルトを首から離すと共に肩から落ちないように
してください。お守りいただかないと、事故や急ブレーキの際に重大な傷害や
死亡につながるおそれがあり危険です。
●
ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーを使用するときは、周辺に障害物
がないか、シートベルトが挟まっていないかなどを確認してください。
注意
■
トップテザーアンカーについて
使用しないときはフタを確実に閉めてください。開けたままにしておくとフタ
が破損するおそれがあります。
●
運 転 席 と チ ャ イ ル ド シ ー ト が 干 渉 し、
チャイルドシートが正しく取り付けられ
ない場合は、助手席側のリヤ席に取り付
けてください。
●
助手席とチャイルドシートが干渉しない
ように、助手席を調整してください。
72
1-6. 安全にお使いいただくために
2
運転するときに
73
2-1. 運転のしかた
運転にあたって . . . . . . 74
エンジン(イグニッション)
スイッチ . . . . . . . . . 84
Stop & Start(アイドル
ストップシステム). . . . 88
オートマチック
トランスミッション . . . .. 94
方向指示レバー . . . . . . 97
パーキングブレーキ. . . . . 98
ホーン(警音器). . . . ... 100
2-2. メーターの見方
計器類. . . . . . . . . . 101
表示灯/警告灯 . . . . . . 104
2-3. ライトのつけ方・
ワイパーの使い方
ライトスイッチ . . . . . . 107
フォグライトスイッチ. . .. 109
ワイパー & ウォッシャー. . 110
2-4. その他の走行装置の使い方
運転を補助する装置. . . .. 112
2-5. 様々な状況での運転
荷物を積むときの注意 . . . 117
寒冷時の運転. . . . . . . 119
74
2-1. 運転のしかた
運転にあたって
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
■ エンジンをかける(oP. 84)
■ 発進する
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする
(
oP. 94)
パーキングブレーキを解除する
(
oP. 98)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっ
くり踏み発進する
■ 停車する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを P または N にします。
(
oP. 94)
■ 駐車する
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
パーキングブレーキをかける
(
oP. 98)
シフトレバーを P にする
(
oP. 94)
Stop & Start により、エンジンが停止します。
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止めを使用してく
ださい。
エンジン スイッチを“ LOCK ”にする
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
75
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
上り坂の発進のしかた
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりか
け、シフトレバーを D にする
アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し、
発進する
知識
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなっ
たりするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハン
ドルやブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにし
てください。
■
走行中のエンジン回転数について
次の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行状
況にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行う
ためで、急加速を示すものではありません。
●
車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき
●
アクセルペダルを離したとき
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心者運転標識や高齢者運転標識などを樹脂バンパーやアルミボデー
部に取り付けることはできません。
76
2-1. 運転のしかた
■
Stop & Start
警告
■
発進するときは
ブレーキペダルをしっかり踏み込んだまま、シフトレバーを操作してください。
また、エンジンがかかったままの停車中は常にブレーキペダルを踏み続けてくだ
さい。クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するときは
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を把握しな
い状態で運転しないでください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
・ 後退するときは体をひねった状態となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくだ
さい。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそ
れがあり危険です。
Stop & Start はエンジン スイッチを操作
することなくエンジンを停止・始動させる
システムです。Stop & Start によるエン
ジンの停止中、Stop & Start 表示灯(緑
色)が点灯します。(
oP. 88)
77
2-1. 運転のしかた
2
運転するときに
警告
■
運転するときは
●
シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。
エンジンが停止し、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったり
して、思わぬ事故や故障の原因になるおそれがあります。
●
車内で排気ガス臭に気付いたら、ドアガラスを開け、トランクが閉まっている
ことを確認してください。多量の排気ガスが眠気を起こし事故の原因になる
他、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。すみやかにトヨタ販
売店で点検整備を受けてください。
●
車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトレバーを D に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトレバーをN にすると、トランスミッションとエンジンの動力伝
達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン
を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくな
り、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみ
やかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 230
を参照してください。
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキが過熱して正常に機能しな
くなります。(
oP. 94)
78
2-1. 運転のしかた
警告
■
運転するときは
●
坂道で止まるときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、ブレー
キペダルやパーキングブレーキを使用してください。
●
ハンドル、シート、アウターミラー、インナーミラーの調整をしないでくださ
い。
運転を誤り、思わぬ事故の原因になって重大な傷害や死亡のおそれがあり危険
です。
●
重大な傷害や死亡のおそれがあるので、すべての同乗者が頭や手、その他の
体の一部を車から出さないようにしてください。
●
オフロード走行をしないでください。
やむを得ずオフロードを走行するときは、慎重に運転してください。
●
渡河などの水中走行はしないでください。
電装品のショートやエンジンの破損など、重大な車両故障の原因になるおそれ
があります。
●
シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。
急ブレーキをかけたときや、旋回しているときなどに荷物が飛び出したりして
乗員にあたったり、荷物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
■
すべりやすい路面を運転するときは
●
急ブレーキ、急加速、急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
シフトアップやシフトダウンによるエンジンブレーキなど、エンジン回転数の
急な変化は、車が横すべりするなどして、思わぬ事故につながるおそれがあり
危険です。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを
確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった
り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。
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