Toyota Vitz (2016 year). Manual japanese — part 24

367

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

X

FF 車(前輪駆動)

X

4WD 車(4 輪駆動)

ジャッキの使い方(→ P. 360)

タイヤパンク応急修理キット・工具の搭載位置

4

3

1

2

4

3

1

2

けん引フック

ホイールナットレンチ

ジャッキハンドル

タイヤパンク応急修理キット

368

7-2. 緊急時の対処法

タイヤパンク応急修理キットの内容/各部の名称

4

3

5

6

2

7

1

ホース

空気逃がしキャップ

空気圧計

電源スイッチ

電源プラグ

速度制限ラベル

パンク補修液注入済ラベル

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

369

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

X

FF 車(前輪駆動)

アジャスタブルデッキボード

を持ち上げ、留める(

P. 266)

フロアボードを取りはずす

タイヤパンク応急修理キットを
取り出す

X

4WD 車(4 輪駆動)

デッキボードを持ち上げ、留める(

P. 266)

タイヤパンク応急修理キットを
取り出す

応急修理キットの取り出し方

370

7-2. 緊急時の対処法

タイヤの損傷程度を確認してください。

釘やネジなどが刺さっている場合
のみ、タイヤを応急修理してくださ
い。

・ タイヤに刺さっている釘やネジ

などは抜かないでください。抜い
てしまうと穴が大きくなりすぎ、
応急修理ができなくなることが
あります。

・ パンク補修液がもれないようにするため、パンク箇所が分かっている

場合は、パンク箇所が上になるように車両を移動してください。

応急修理キットを取り出す

パンクしたタイヤのバルブから
バルブキャップを取りはずす

ボトルの保護フィルムをはがし
ホースをのばす
ボトルのホースから空気逃がし
キャップを取りはずす

ボトルに同封されているパンク補修液
注入済ラベルは指定の位置へ貼り付け
ます。(

へ)空気逃がしキャップは

再度使用するため、なくさないように
保管してください。

応急修理する前に

応急修理するとき

371

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

ボトルのホースをパンクしたタ
イヤのバルブに接続する

ホ ース先端を時 計まわりに まわして
しっかりと最後までねじ込む。

コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ が

“OFF”であることを確認する

フタを開けてコンプレッサーの
電源プラグをはずす

コンプレッサーの電源プラグを
アクセサリーソケットに挿し込
む(→ P. 274)

372

7-2. 緊急時の対処法

速度制限ラベルをはがす

付属のラベル2枚を図のように
それぞれ貼り付ける

ホ イールの汚れ や水分を十分 に拭き
取ってからラベルを貼り付けてくださ
い。ラベルを貼り付けることができな
い場合は、トヨタ販売店にてタイヤを
修理・交換するときにパンク補修液注
入 済であること を必ずお伝 えくださ
い。

373

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

ボトルをコンプレッサーに接続
する

右の図のように、ボトルをまっすぐコ
ンプレッサーに挿入・接続し、ボトル
の突起がケースの溝にしっかり合って
いるか確認してください。

タイヤの指定空気圧を確認する

運転席側の空気圧ラベルで確認するこ
とができます。(→ P. 287)

エンジンを始動する

コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ を

“ON”にし、パンク補修液と空気

を充填する

374

7-2. 緊急時の対処法

空気圧が指定空気圧になるまで
空気を充填する

スイッチ“ON”直後は、パン
ク補修液を注入するため、一時
的に空気圧計が上昇する

1分程度(低温の場合は 5 分
程度)で実際の空気圧表示にな

指定空気圧になるまで充填す

空気圧は、コンプレッサーのスイッ
チを“OFF”にして確認してくださ
い。空気の入れすぎに注意して、指
定空気圧になるまで充填・確認をく
り返してください。

35 分以上充填しても指定空気圧に
ならない場合は、応急修理できませ
ん。トヨタ販売店にご連絡ください。

空気を入れすぎたときは、指定空気圧になるまで空気を抜いてください。

(→ P. 377, 404)

コンプレッサーのスイッチが“OFF”であることを確認した上で、ア
クセサリーソケットから電源プラグを抜く
バルブからボトルのホースを取りはずす

ホースを取りはずすときにパンク補修液が漏れる可能性があります。

バルブキャップを応急修理したタイヤのバルブに取り付ける

ボトルのホース先端に空気逃が
しキャップを取り付ける

空気逃がしキャップを取り付けないと
パンク補修液が漏れ、お車が汚れる可
能性があります。

いったん、ボトルとコンプレッサーを接続したままラゲージルームに
収納する

タイヤ内のパンク補修液を均等に広げるために、ただちに約5 km、安
全に走行する(速度 80 km/h 以下)

3

1

2

375

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

走行後、ボトルのホースから空気
逃がしキャップを取りはずし、再
度応急修理キットを接続する

コンプレッサーのスイッチを約
5秒間“ON”にし、

“OFF”にし

てから空気圧を確認する

空気圧が 130

kpa

(1.3

kg/cm

2

) 未満の場合:応急修

理できません。トヨタ販売店に
ご連絡ください。

空気圧が 130

kpa

(1.3

kg/cm

2

) 以上、指定空気圧未

満の場合:

空気圧が指定空気圧(→ P. 404)の場合:

コンプレッサーのスイッチを“ON”にして指定空気圧まで空気を充填
し、再度約5 km 走行後にあらためて

から実施する

ボトルのホース先端に空気逃が
しキャップを取り付ける

空気逃がしキャップを取り付けないと
パンク補修液が漏れ、お車が汚れる可
能性があります。

ボトルとコンプレッサーを接続したままラゲージルームに収納します

急ブレーキ、急加速、急ハンドルを避け、慎重に 80 km/h 以下で運
転してトヨタ販売店へ行きます

タイヤの修理・交換についてはトヨタ販売店にご相談ください。

3

1

2

376

7-2. 緊急時の対処法

応急修理キットで修理できないパンク

次の場合は、応急修理キットでは応急修理できません。トヨタ販売店にご連絡く
ださい。

タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき

タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき

タイヤがホイールから明らかにはずれているとき

タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき

ホイールが破損しているとき

2 本以上のタイヤがパンクしているとき

1 本のタイヤに 2 箇所以上の切り傷や刺し傷があるとき

応急修理後のタイヤのバルブについて

応急修理キットを使用したときは、タイヤのバルブを新品に交換してください。

応急修理キットの点検について

パンク補修液の有効期限の確認は定期的に行ってください。

有効期限はボトルに表示されています。

有効期限が切れたパンク修理液は使用しないでください。応急修理キットによる
修理が正常にできない場合があります。

有効期限が切れる前に交換してください。交換については、トヨタ販売店にご相
談ください。

応急修理キットについて

応急修理キットは自動車タイヤの空気充填用です。

応急修理キットのパンク補修液は、1 本のタイヤを一度だけ応急修理できます。
使用したパンク補修液の交換は、トヨタ販売店にご相談ください。

外気温度が− 30 ℃∼ 60 ℃のときに使用できます。

応急修理キット搭載車両の装着タイヤ専用です。指定タイヤサイズ以外のタイ
ヤや、他の用途には使用しないでください。

パンク補修液が衣服に付着すると、シミになる場合があります。

パンク補修液がホイールやボデーに付着した場合、放置すると取れなくなるお
それがあります。ぬれた布などですみやかにふき取ってください。

応急修理キット作動中は、大きな音がしますが故障ではありません。

タイヤ空気圧の点検や調整には使用しないでください。

知識

377

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

空気を入れすぎてしまったとき

タイヤからホースを取りはずす

ホースから空気逃がしキャップを取りはずし、ホースを再接続する

応急修理キットのスイッチを“ON”にして数秒間経過後、スイッチを“OFF”
にして空気圧計を確認する
指定空気圧より低いときは、再度、応急修理キットのスイッチを“ON”にし、
指定空気圧になるまで空気を充填してください。

ホース先端に空気逃がしキャップをかぶ
せ、キャップの突起部をタイヤのバルブに
押しあてて空気を抜く

警告

応急修理キットについて

応急修理キットは指定の位置に収納してください。
急ブレーキ時などに応急修理キットが飛び出したりして破損したり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。

応急修理キットはお客様の車専用です。他の車には使わないでください。他の
車に使うと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

指定タイヤサイズ以外のタイヤや他の用途には使用しないでください。パンク
修理が完全に行われず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

パンク補修液について

誤って飲み込むと健康に害があります。その場合はできるだけたくさんの水を
飲み、ただちに医師の診察を受けてください。

もし目に入ったり、皮膚に付着したりした場合には、水でよく洗い流してくだ
さい。それでも異常を感じたときは、医師の診察を受けてください。

パンクしたタイヤを応急修理するとき

車両を安全で平坦な場所に停止させてください。

走行直後、ホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。
走行直後のホイールやブレーキまわりは高温になっている可能性があるため
手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。

タイヤを車両に取り付けた状態で、バルブとホースをしっかりと接続してくだ
さい。

378

7-2. 緊急時の対処法

警告

接続が不十分な場合、空気がもれたり、パンク補修液が飛散したりするおそれ
があります。

充填中にホースがはずれると、圧力でホースが急に動くおそれがあり危険で
す。

充填後、ホースを取りはずすときや空気を抜くときにパンク補修液が飛散する
場合があります。

作業手順に従って応急修理を行ってください。
手順どおりに行わないとパンク補修液が噴出する場合があります。

破裂の危険があるので、応急修理キットの作動中は補修中のタイヤから離れて
ください。タイヤに亀裂や変形が発生している場合、ただちにキットのスイッ
チを“OFF”にし、修理を中止してください。

応急修理キットは、長時間作動させると過熱する可能性があります。40 分以
上連続で作動させないでください。

応急修理キットの作動中は、部分的に熱くなります。使用中、または使用後の
取り扱いには注意してください。ボトルとコンプレッサー接続箇所の金属部分
は特に熱くなるのでふれないでください。

速度制限シールは指定位置以外に貼らないでください。ハンドルのパッド部分
などの SRS エアバッグ展開部に速度制限シールを貼ると、SRS エアバッグ
が正常に作動しなくなるおそれがあります。

補修液を均等に広げるための運転について

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、車両のコントロールが不能となり、重大な傷害を受け
たり、最悪の場合死亡事故につながるおそれがあります。

低速で慎重に運転してください。特にカーブや旋回時には注意してください。

車がまっすぐ走行しなかったり、ハンドルをとられたりする場合は、停車し、
次のことを確認してください。

・ タイヤを確認してください。タイヤがホイールからはずれている可能性が

あります。

・ 空気圧を確認してください。130 kPa(1.3 kg/cm

2

)未満の場合は、タ

イヤが大きなダメージを受けている可能性があります。

379

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

注意

応急修理をするとき

タイヤに刺さった釘やネジを取り除かずに応急修理を行ってください。
取り除いてしまうと、応急修理キットでは応急修理ができなくなる場合があり
ます。

応急修理キットに防水機能はありません。降雨時などは、水がかからないよう
にして使用してください。

砂地などの砂ぼこりの多い場所に直接置いて使用しないでください。砂ぼこり
などを吸い込むと、故障の原因になります。

応急修理キットについて

応急修理キットは DC12V 専用です。他の電源での使用はできません。

応急修理キットにガソリンがかかると、劣化するおそれがあります。ガソリン
がかからないようにしてください。

応急修理キットは砂埃や水を避けて収納してください。

応急修理キットは指定の位置に収納し、お子さまが誤って手をふれないようご
注意ください。

分解・改造などは絶対にしないでください。また、圧力計などに衝撃を与えな
いでください。故障の原因になります。

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

380

7-2. 緊急時の対処法

エンジンがかからないときは

次の原因が考えられます。

燃料が入っていない可能性があります。
給油してください。

燃料を吸い込みすぎている可能性があります。
再度、正しい手順(→ P. 149, 152)に従って、エンジンをかけて
ください。

エンジンイモビライザーシステム

に異常がある可能性があります。

(→ P. 59)

次の原因が考えられます。

バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 385)

バッテリーのターミナルがゆるんでいる可能性があります。

電装品の断線やヒューズ切れなど、電気系統異常の可能性があります。
異常の種類によっては、エンジンを一時的な処置でかけることができ
ます。(→ P. 381)

ステアリングロックシステムに異常がある可能性があります。

正しいエンジンのかけ方(→ P. 149, 152)に従っても、エンジンが
かからないときは、次のことを確認してください。

スターターは正常にまわっているのにエンジンがかからない場合

スターターがゆっくりまわる/室内灯・ヘッドランプが暗い/ホーンの
音が小さい、または鳴らない場合

スターターがまわらない(スマートエントリー&スタートシステム装着
車)

381

7-2. 緊急時の対処法

7

万一の場合には

次の原因が考えられます。

バッテリーのターミナルがはずれている可能性があります。

バッテリーあがりの可能性があります。(→ P. 385)

処置のしかたがわからないとき、あるいは処置をしてもエンジンがかからないとき
は、トヨタ販売店にご連絡ください。

通常のエンジン始動操作でエンジンが始動しないときは、次の手順でエ
ンジンが始動する場合があります。緊急時以外は、この方法で始動させ
ないでください。

X

オートマチック車

正しい運転姿勢(→ P. 26)がとれるようにシートの位置を調整し、
ペダルの各位置を確認する。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが P の位置にあることを確認する

エンジンスイッチをアクセサリーモードにする

ブレーキペダルをしっかり踏んでエンジンスイッチを約 15 秒以上押
し続ける

X

マニュアル車

正しい運転姿勢(→ P. 26)がとれるようにシートの位置を調整し、
ペダルの各位置を確認する。

パーキングブレーキがかかっていることを確認する

シフトレバーが N であることを確認する

エンジンスイッチをアクセサリーモードにする

クラッチペダルとブレーキペダルをしっかり踏みながら、約 15 秒間
エンジンスイッチを押し続ける

この方法でエンジンが始動しても、システムの故障が考えられます。た
だちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

スターターがまわらない/室内灯・ヘッドランプが点灯しない/ホーン
が鳴らない場合

緊急始動機能 ( スマートエントリー&スタートシステム装着車)

382

7-2. 緊急時の対処法

シフトレバーがシフトできないときは(オートマチック車)

パーキングブレーキをかける

スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
エンジンスイッチを“ACC”にする

スマートエントリー&スタートシステム装着車:
エンジンスイッチをアクセサリーモードにする

ブレーキペダルを踏む

7速スポーツシーケンシャルシ
フトマチックモード非装着車:
カバーをはずす

マ イナスドライ バーなどを使 ってカ
バーをはずします。
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。

シフトロック解除ボタンを押す

ボタンを押しているあいだは、レバーをシフトできます。

ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーがシフトできない場合、シ
フトロックシステム(シフトレバーの誤操作を防ぐ装置)などの故障が
考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。ただし
一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトすることができ
ます。

X

7 速スポーツシーケンシャル
シフトマチックモード非装着車

X

7 速スポーツシーケンシャル
シフトマチックモード装着車

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