Toyota Vitz (2016 year). Manual japanese — part 21
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6-2. 簡単な点検・部品交換
6
お手入れのしかた
■
ディスチャージヘッドランプ
★
の作動
作動電圧範囲をはずれると、ランプが消灯したり、点灯しなくなります。
電圧が正常にもどると再点灯します。
■
LED ランプについて
制動灯(G's、RS を除く)・制動灯/尾灯(G's、RS)・ハイマウントストップ
ランプ・LED イルミネーションビームは数個の LED で構成されています。もし
LED がひとつでも点灯しないときは、トヨタ販売店で交換してください。
■
レンズ内の水滴と曇り
レンズ内の一時的な曇りは、機能上問題ありません。ただし、次のようなときは、
トヨタ販売店にご相談ください。
●
レンズ内側に大粒の水滴が付いている
●
ランプ内に水がたまっている
■
電球(バルブ)を交換するとき
→ P. 299
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
320
6-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
電球を交換するときは
●
ランプは消灯してください。消灯直後は電球・バラスト(ディスチャージヘッ
ドランプ装着車)が高温になっているため、交換しないでください。
やけど・感電をするおそれがあり危険です。
●
電球のガラス部を素手でふれないでください。
やむを得ずガラス部を持つ場合は、電球に油脂や水分を付着させないために、
乾いた清潔な布などを介して持ってください。
また、電球を傷付けたり、落下させたりすると球切れや破裂することがありま
す。
●
電球や電球を固定するための部品はしっかり取り付けてください。取り付けが
不十分な場合、発熱や発火、またはヘッドランプ内部への浸水による故障や、
レンズ内に曇りが発生することがあります。
■
ディスチャージヘッドランプについて
●
交換するとき(電球交換含む)は、必ずトヨタ販売店にご相談ください。
●
点灯中は、高電圧ソケットにふれないでください。
瞬間的に3万ボルトの電圧が発生するため、感電により、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
電球、ソケット、電気回路、および構成部品を、修理または分解しないでくだ
さい。
感電により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
■
お車の故障や火災を防ぐために
電球が正しい位置にしっかりと取り付けられていることを確認ください。
●
ディスチャージヘッドランプ装着車:
ロービーム点灯中および消灯直後はヘッ
ドランプ裏の金属部が高温となっている
ため、さわらないでください。
やけどをすることがあります。
金属部
万一の場合には
321
7
7-1. まず初めに
故障したときは. . . . . ...322
非常点滅灯
(ハザードランプ). . . . 323
発炎筒 . . . . . . . . . ..324
車両を緊急停止するには . ...326
7-2. 緊急時の対処法
けん引について. . . . . ...328
フューエルポンプシャット
オフシステム . . . . . . 337
警告灯がついたときは . . ...338
警告メッセージが
表示されたときは
(マルチインフォメーション
ディスプレイ装着車). . ..344
パンクしたときは
(応急用タイヤ装着車). . 355
パンクしたときは
(タイヤパンク
応急修理キット装着車). ...366
エンジンが
かからないときは . . . . 380
シフトレバーが
シフトできないときは
(オートマチック車). . . 382
電子キーが正常に
働かないときは
(スマートエントリー&
スタートシステム装着車)...383
バッテリーが
あがったときは . . . . . 385
オーバーヒートしたときは ...389
スタックしたときは . . . ...393
322
7-1. まず初めに
故障したときは
非常点滅灯(→ P. 323)を点滅さ
せながら、車を路肩に寄せ停車する
非常点滅灯は、故障などでやむを得ず
路上駐車する場合、他車に知らせるた
め使用します。
高速道路や自動車専用道路では、次
のことに従う
●
同乗者を避難させる
●
車両の 50m 以上後方に発炎筒
(→ P. 324)と停止表示板を置
くか、停止表示灯を使用する
・ 見通しが悪い場合はさらに後方に
置いてください。
・ 発炎筒は、燃料もれの際やトンネル内では使用しないでください。
●
その後、ガードレールの外側などに避難する
■
停止表示板・停止表示灯について
故障のときはすみやかに次の指示に従ってください。
50m 以上
後方に置く
知識
●
高速道路や自動車専用道路でやむを得ず
駐停車する場合は、停止表示板または停止
表示灯の表示が、法律で義務付けられてい
ます。
●
停止表示板・停止表示灯は、トヨタ販売店
で購入することができます。
停止表示板
停止表示灯
323
7
万一の場合には
7-1. まず初めに
非常点滅灯(ハザードランプ)
スイッチを押す
すべての方向指示灯が点滅します。も
う一度押すと消灯します。
■
非常点滅灯について
エンジン停止中に、非常点滅灯を長時間使用すると、バッテリーがあがるおそれ
があります。
故障などでやむを得ず路上駐車する場合、他車に知らせるために使用し
てください。
知識
324
7-1. まず初めに
発炎筒
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体を
逆さにして挿し込む
先端のフタを取り、すり薬で発炎
筒の先端をこすり、着火させる
必ず車外で使用してください。
着火させる際は、筒先を顔や体に向け
ないでください。
高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用します。
(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください)
発炎時間は約 5 分です。非常点滅灯と併用してください。
すり薬
325
7-1. まず初めに
7
万一の場合には
■
発炎筒の有効期限
本体に表示してある有効期限が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。有
効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。
知識
警告
■
発炎筒を使用してはいけない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。
煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。
●
トンネル内
●
ガソリンなど可燃物の近く
■
発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない
●
発炎筒は、お子さまにさわらせない
326
7-1. まず初めに
車両を緊急停止するには
ブレーキペダルを両足でしっかりと踏み続ける
ブレーキペダルをくり返し踏まないでください。通常より強い力が必要となり、制
動距離も長くなります。
シフトレバーを N に入れる
X
シフトレバーが N に入った場合
減速後、車を安全な道路脇に停める
エンジンを停止する
X
シフトレバーが N に入らない場合
ブレーキペダルを両足で踏み続け、可能な限り減速させる
スマートエントリー&スタート
システム非装着車:エンジンス
イッチを“ACC”にして、エン
ジンを停止する。
スマートエントリー&スタート
システム装着車:エンジンスイッ
チを 2 秒以上押し続けるか、素
早く3回以上連続で押してエン
ジンを停止する。
車を安全な道路脇に停める
万一、車が止まらなくなったときの非常時のみ、次の手順で車両を停止
させてください。
2 秒以上押すまたは
3 回以上連続で押す
327
7-1. まず初めに
7
万一の場合には
警告
■
走行中にやむを得ずエンジンを停止するとき
●
ブレーキの効きが悪くなると共にハンドル操作が重くなるため、車のコント
ロールがしにくくなり危険です。エンジンを停止する前に、十分に減速するよ
うにしてください。
●
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:キーを抜くとハンドルが
ロックされるため、キーは絶対に抜かないでください。
328
7-2. 緊急時の対処法
けん引について
次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店または専門
業者へご連絡ください。
●
エンジンはかかるが車が動かない
●
異常な音がする
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼ください。
その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすすめ
します。
やむを得ず他車にロープでけん引してもらう場合は、車両積載車までの
移動など、できるだけ短距離にとどめてください。
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況
レッカー車でけん引するとき
X
前向きにけん引するときは
(FF 車)
X
前向きにけん引するときは
(4WD 車)
パーキングブレーキを解除する
台車を使用して後輪を持ち上げる
329
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車両運搬車で輸送するときは、図の
場所で固縛する
輸送後は、リヤ側に取り付いているフ
タをもとにもどしてください。
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45°になるように固縛する
X
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して前輪を持ち上げる
車両運搬車を使用するとき
330
7-2. 緊急時の対処法
けん引フックを取り出す(→ P. 356, 367)
けん引フックを取り付ける
X
フロントバンパー A
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、ドライバー
の先端に布などを巻いて保護してく
ださい。
フタをはずす
けん引フックを穴に挿し込み軽
く締める
ホイールナットレンチを使い確
実に取り付ける
他車にけん引してもらうとき
331
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
X
フロントバンパー B
フタをまわして取りはずす
けん引フックを穴に挿し込み軽
く締める
ホイールナットレンチを使い確
実に取り付ける
332
7-2. 緊急時の対処法
X
フロントバンパー C
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、ドライバー
の先端に布などを巻いて保護してく
ださい。
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、ドライバー
の先端に布などを巻いて保護してく
ださい。
けん引フックを穴に挿し込み軽
く締める
ホイールナットレンチを使い確
実に取り付ける
車体に傷が付かないようにロープをけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意してください。また、前進方向でけん引してくださ
い。
333
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3m 平方(30cm × 30cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンをかける
Stop & Start システム装着車:けん引される前に、いったんエンジンスイッチを
OFF にしたあと、エンジンをかけてください。
エンジンがかからないときは、エンジンスイッチを“ON”
(スマートエントリー&
スタートシステム非装着車)、またはエンジンスイッチをイグニッション ON モー
ド(スマートエントリー&スタートシステム装着車)にしてください。
けん引される車両のシフトポジションを N にしてから、パーキングブ
レーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。
シフトレバーがシフトできないときは:→ P. 382
25m 以内
5m 以内
けん引方向
白い布
334
7-2. 緊急時の対処法
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するため
のものではありません。
■
他車にけん引してもらうときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通常
より重くなったりします。
■
ホイールナットレンチについて
ラゲージルーム内に搭載されています。(→ P. 356, 367)
■
緊急用フックについて
知識
雪の吹きだまりなどでスタックして走行で
きなくなったとき、やむを得ず他車に引っ張
り出してもらうために使用することができ
ます。他車をけん引することはできません。
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
レッカー車でけん引するとき
X
FF 車
必ず前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上
げた状態で運搬してください。前輪が地面
に着いた状態でけん引すると、駆動系部品
が破損するおそれがあります。
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