Toyota Vitz (2016 year). Manual japanese — part 9
127
3
各部の操作
3-4. ハンドル位置・ミラー
インナーミラー
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する
レバーを操作することで、後続車のヘッドランプによる反射光を減少さ
せます。
通常使用時
防眩時
後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。
上下調整のしかた
防眩機能
1
2
警告
■
走行中の警告
走行中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。
128
3-4. ハンドル位置・ミラー
ドアミラー
X
手動式ミラー装着車
ミラー鏡面を手で押して角度を
調整する
調整したあとは、運転席に座りドア
ミラーで後方確認が十分できるか確
認してください。
X
電動格納式ミラー装着車
調整するミラーを選ぶには、ス
イッチを押す
左
右
ミラーの鏡面を調整するにはス
イッチを押す
上
右
下
左
調整のしかた
1
2
1
2
3
4
129
3-4. ハンドル位置・ミラー
3
各部の操作
X
手動式ミラー装着車
ドアミラーを手で後方に押して
格納する
手で前方に押してもとの位置にもど
します。
X
電動格納式ミラー装着車
スイッチを押してドアミラーを
格納する
もう一度押すと、もとの位置にもど
ります。
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンによるド
アの施錠・解錠に連動して、ドアミラーが自動的に格納・復帰します。
以下の手順でオート作動を停止できます。
エンジンスイッチを OFF にする
電動格納スイッチと鏡面調整ス
イッチの
を、同時に 2 秒以上
押す
もう一度同じ操作をすると、オート
作動が復帰します
ドアミラーを格納する
オート作動
★
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
130
3-4. ハンドル位置・ミラー
■
鏡面調整の作動条件(電動格納式ミラー装着車)
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ACC”または“ON”のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがアクセサリーモードまたはイグニッション ON モードのとき
■
バッテリー端子の脱着をしたとき
オート電動格納機能の設定がリセットされ、ON の状態にもどります。機能を
OFF にするときは、再度、オート電動格納機能の ON・OFF 切りかえを行って
ください。
■
ミラーが曇ったときは(ミラーヒーター装着車)
リヤウインドウデフォッガーを作動させると、ミラーヒーターが同時に作動し、
曇りを取ることができます。(→ P. 237, 243)
■
寒冷時に「オート作動」で使用するとき
★
寒冷時に「オート作動」で使用しているとき、ドアミラーが凍結すると自動で格
納・復帰ができないことがあります。この場合、ドアミラーに付着している氷や
雪などを取り除いたあと、「マニュアル作動」で作動させるか、手で動かしてく
ださい。
知識
警告
■
走行中の留意事項
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤って重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡
につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ドアミラーを格納したまま走行しない
●
走行前に必ず、運転席側および助手席側のミラーをもとの位置にもどして、正
しく調整する
■
ミラーが動いているとき(電動格納式ミラー装着車)
手をふれないでください。
手を挟んでけがや、ミラーの故障などの原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているときは(ミラーヒーター装着車)
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
131
3
各部の操作
3-5. ドアガラスの開閉
パワーウインドウ
スイッチでドアガラスを開閉できます。
スイッチを操作すると、ドアガラスを次のように動かします。
閉める
自動全閉(運転席のみ)
※
開ける
自動全開(運転席のみ)
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスを開閉す
ることを防止できます。
開閉のしかた
1
2
3
4
ウインドウロックスイッチ
132
3-5. ドアガラスの開閉
■
作動条件
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチが“ON”のとき
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチがイグニッション ON モードのとき
■
エンジン停止後の作動(運転席のみ)
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジンスイッチを“ACC”または“LOCK”にしたあとでも、約 45 秒間はド
アガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉すると作動し
なくなります。
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
エンジンスイッチをアクセサリーモード、または OFF にしたあとでも、約 45
秒間はドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉する
と作動しなくなります。
■
挟み込み防止機能(運転席のみ)
ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、
作動が停止し、少し開きます。
■
ドアガラスを閉めることができないとき
挟み込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを閉めることができない
ときは、運転席のパワーウインドウスイッチで、次の操作を行ってください。
●
車を停止し、エンジンスイッチを“ON”(スマートエントリー&スタートシス
テム非装着車)、またはエンジンスイッチをイグニッション ON モード(スマー
トエントリー&スタートシステム装着車)の状態で、パワーウインドウスイッ
チを「自動全閉」の位置で引き続けることでドアガラスを閉めることができま
す。
●
上記の操作を行ってもドアガラスが閉まらない場合、挟み込み防止機能の初期
化を次の手順で実施してください。
パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラスを閉
めたあと、さらにスイッチを 6 秒間引き続ける
パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガラスを全
開にしたあと、さらにスイッチを 2 秒間押し続ける
再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガラ
スを閉めたあと、さらにスイッチを 2 秒間引き続ける
ドアガラス作動途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。
以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検を受け
てください。
知識
133
3-5. ドアガラスの開閉
3
各部の操作
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
ドアガラスを開閉するとき
●
運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり
ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ
ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた
り巻き込まれたりするおそれがあります。
また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを
おすすめします。(→ P. 131)
●
車から離れるときはエンジンスイッチを“LOCK”(スマートエントリー&ス
タートシステム非装着車)またはエンジンスイッチを OFF(スマートエント
リー&スタートシステム装着車)にし、キーを携帯してお子さまも一緒に連れ
て行ってください。いたずらなどによる誤った操作により、思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
■
挟み込み防止機能(運転席のみ)
●
挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手・腕・頭・首などを挟ん
だりしないでください。
●
挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな
い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で
は作動しません。指などを挟まないように注意してください。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手・
腕・頭・首などを挟んだり巻き込んだりし
ないようにしてください。特にお子さまへ
は手などを出さないよう声かけをしてく
ださい。
134
3-5. ドアガラスの開閉
運転
135
4
4-1. 運転にあたって
運転にあたって . . . . . .. 136
荷物を積むときの注意. . ... 147
4-2. 運転のしかた
エンジン(イグニッション)
スイッチ(スマート
エントリー&スタート
システム非装着車). . . .. 149
エンジン(イグニッション)
スイッチ(スマート
エントリー&スタート
システム装着車). . . . .. 152
オートマチック
トランスミッション . . . 162
マニュアル
トランスミッション . . . 168
方向指示レバー . . . . . .. 169
パーキングブレーキ. . . ... 170
4-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ . . . . . .. 171
フォグランプスイッチ. . ... 175
ワイパー&ウォッシャー
(フロント). . . . . . ... 177
ワイパー&ウォッシャー
(リヤ). . . . . . . . ... 180
4-4. 給油のしかた
給油口の開け方. . . . . ...182
4-5. Toyota Safety Sense C
Toyota Safety
Sense C . . . . . . . ..186
PCS ( プリクラッシュ
セーフティシステム ) . . ..191
LDA ( レーンディパーチャ―
アラート/
車線逸脱警報 ). . . . . ..199
オートマチック
ハイビーム. . . . . . . 207
先行車発進告知機能 . . . ...211
4-6. 運転支援装置について
Toyota Stop & Start
System
(SMART STOP) . . . . 215
4WD オートモード
スイッチ. . . . . . . . 223
LED イルミネーション
ビーム. . . . . . . . . 224
運転を補助する装置 . . . ...225
4-7. 運転のアドバイス
寒冷時の運転. . . . . . ...231
136
4-1. 運転にあたって
運転にあたって
→ P. 149, 152
X
オートマチック車
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする(→ P. 162)
パーキングブレーキを解除する(→ P. 170)
ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっくり踏み
発進する
X
マニュアル車
クラッチペダルとブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを 1 速
にする(→ P. 168)
パーキングブレーキを解除する(→ P. 170)
クラッチペダルから徐々に足を離し、同時にアクセルペダルをゆっく
り踏み発進する
X
オートマチック車
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを P または N にします。(→
P. 162
)
X
マニュアル車
クラッチペダルを踏み込んだまま、ブレーキペダルを踏む
必要に応じて、パーキングブレーキをかける
長時間停車する場合は、シフトレバーを N にします。(→ P. 168)
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
エンジンを始動する
発進する
停車する
137
4-1. 運転にあたって
4
運転
X
オートマチック車
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む
シフトレバーを P にする(→ P. 162)
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止め
※
を使用してください。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
パーキングブレーキをかける(→ P. 170)
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
エンジンスイッチを“LOCK”にしてエンジンを停止する
スマートエントリー&スタートシステム装着車:
エンジンスイッチを OFF にしてエンジンを停止する
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
X
マニュアル車
クラッチペダルを踏んだまま、ブレーキペダルを踏む
シフトレバーを N にする(→ P. 168)
坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じてシフトレバーを 1 速または R にし、
輪止め
※
を使用してください。
※
輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。
パーキングブレーキをかける(→ P. 170)
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:
エンジンスイッチを“LOCK”にしてエンジンを停止する
スマートエントリー&スタートシステム装着車:
エンジンスイッチを OFF にしてエンジンを停止する
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
駐車する
138
4-1. 運転にあたって
X
オートマチック車
パーキングブレーキをしっかりかけ、シフトレバーを D にする
アクセルペダルをゆっくり踏む
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進す
る
X
マニュアル車
パーキングブレーキをしっかりかけ、シフトレバーを 1 速にする
アクセルペダルを軽く踏み、同時にクラッチペダルから徐々に足を離
す
車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発進す
る
■
雨の日の運転について
●
雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなった
りするので、慎重に走行してください。
●
雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。
●
雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンドル
やブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてくださ
い。
■
走行中のエンジン回転数について(オートマチック車)
以下の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行状
況にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行うた
めで、急加速を示すものではありません。
●
車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき
●
アクセルペダルを離したとき
●
7速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード装着車:スポーツモード選択
時にブレーキペダルを踏んだとき
■
運転標識の取り付け
磁石式の初心運転者標識や高齢運転者標識などを樹脂バンパーやアルミボデー
部に取り付けることはできません。
■
高摩擦ブレーキパッド装着車について
車速、制動力や車両を取り巻く環境(気温、湿度など)によってはブレーキノイ
ズが発生することがあります。
上り坂の発進のしかた
知識
139
4-1. 運転にあたって
4
運転
■
環境に配慮した運転(オートマチック車)
X
ドライブモニターディスプレイ装着車
●
SPORT モードスイッチ装着車:走行モードが SPORT モードのとき
(→ P. 164)
●
パドルシフト装着車 : パドルシフトスイッチを使用しているとき
●
車速が約 100km/h 以上のとき
エコドライブインジケーターランプの表示/非表示を設定できます。
(→ P. 73)
X
マルチインフォメーションディスプレイ装着車
→ P. 92
環境に配慮した運転をしているとき、エコド
ライブインジケーターランプが点灯します。
必要以上にアクセルペダルを踏んだときや
停車中は消灯します。
次の場合、エコドライブインジケーターラン
プは作動しません。
●
シフトレバーが D 以外のとき
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
発進するとき
オートマチック車では、エンジンがかかったまま停車しているときは、常にブ
レーキペダルを踏んでください。クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■
運転するとき
●
踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を十分把握
した上で運転してください。
・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
140
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
運転するとき
●
燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ
い。
排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれがあ
り危険です。
●
通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン
を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくな
り、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみ
やかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 326
を参照してください。
●
急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。
フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキが過熱して正常に機能しな
くなります。(→ P. 164)
●
走行中はハンドル・シート・ドアミラー・インナーミラーの調整をしないでく
ださい。
運転を誤るおそれがあります。
●
すべての乗員は頭や手、その他の体の一部を車から出さないようにしてくださ
い。
●
オフロード走行をしないでください。
本格的なオフロード走行を目的とした 4WD 車ではありません。やむを得ず
オフロードを走行するときは、慎重に運転してください。
●
渡河などの水中走行はしないでください。
電装品のショートやエンジンの破損など、重大な車両故障の原因になるおそれ
があります。
●
シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。
急ブレーキをかけたときや、旋回しているときなどに荷物が飛び出して乗員に
あたったり、荷物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事故につ
ながるおそれがあり危険です。
●
大きな段差がある場所や、輪止めなどがある場所では慎重に走行してくださ
い。バンパーを損傷するおそれがあります。
141
4-1. 運転にあたって
4
運転
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
すべりやすい路面を運転するとき
●
急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなるおそれがあります。
●
急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の
変化は、車が横すべりするなどのおそれがあります。
●
水たまり走行後はブレーキペダルを踏んでブレーキが正常に働くことを確認
してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなったり、ぬ
れていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられるおそれがあります。
■
シフトレバーを操作するとき
●
オートマチック車では、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたま
ま惰性で後退したり、R に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてくだ
さい。エンジンが止まり、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が重
くなったりして、思わぬ事故や故障の原因となるおそれがあります。
●
オートマチック車では、車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れ
ないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入
れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな
るおそれがあります。
●
走行中にシフトレバーをN にすると、トランスミッションとエンジンの動力伝
達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな
がるおそれがあり危険です。
142
4-1. 運転にあたって
警告
次の警告をお守りください。お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。
■
継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したとき
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ
い。
必要なときにパッドの交換が行われないと、ディスクローターの損傷につなが
る場合があります。
パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗
の限度をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお
それがあります。
■
停車するとき
●
空ぶかしをしないでください。
シフトレバーが P(オートマチック車)または N 以外にあると、車が急発進
して思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●
オートマチック車では、車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回
転中は常にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけて
ください。
●
坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながることを防ぐため、常
にブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてくださ
い。
●
停車中に空ぶかしをしないでください。
排気管が過熱し、可燃物が近くにあると火災につながるおそれがあり危険で
す。
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