Toyota Comfort (2014 year). Manual japanese — part 3
31
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
シートベルトプリテンショナー(フロント席)
前方から強い衝撃を受けたとき、
シートベルトを引き込むことで適
切な乗員拘束効果を確保します。
前方からの衝撃が弱いときや、横やう
しろからの衝撃、横転のときは通常は
作動しません。
知識
■
緊急時シートベルト固定機構
急停止や衝撃があったときベルトがロックされます。急に体を前に倒したり、
ベルトをすばやく引き出してもロックする場合があります。一度ベルトを強く
引いてからゆるめ、ゆっくり動かせば、ベルトを引き出すことができます。
■
妊娠中の女性や疾患のある方の場合
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着用
してください。(
oP. 30)
妊娠中の方も、通常の着用のしかたと同じ
ように、腰部ベルトが腰骨のできるだけ低
い位置にかかるようにお腹のふくらみの下
に着用してください。また、肩部ベルトは
確実に肩を通し、お腹のふくらみを避けて
胸部にかかるように着用してください。
ベルトを正しく着用していないと、衝突し
たときなどに、母体だけでなく胎児までが
重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
32
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■
お子さまのシートベルトの使い方
車のシートベルトは、シートベルトを装着するのに十分な、大人の体格を持っ
た人用に設計されています。
●
シートベルトが正しい位置で着用できない小さなお子さまの場合は、お子さ
まの体に合ったチャイルドシートを使用してください。 (
oP. 56)
●
シートベルトが正しい位置で着用できるお子さまの場合は、シートベルトの
着用のしかたに従ってください。 (
oP. 30)
■
シートベルトプリテンショナーについて
シートベルトプリテンショナーは一度しか作動しません。玉突き衝突などで連
続して衝撃を受けた場合でも、一度作動したあとは、そのあとの衝突では作動
しません。
■
リヤシートベルト
シートベルトがガイドからはずれている場
合は、ガイドに通して使用してください。
33
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
急ブレーキや事故の際のけがを避けるため、以下のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
シートベルトの着用について
●
車に乗るときは全員がシートベルトを着用する
●
シートベルトを正しく着用する
●
シートベルトはひとつにつき一人で使用する
お子さまでもひとつのベルトを複数の人で使用しない
●
お子さまはリヤシートに座らせてシートベルトを着用させるか、チャイルド
シートを使用する
●
シートは必要以上に倒さない
上体を起こし、シートに深く座る
●
肩部ベルトを腕の下に通して着用しない
●
腰部ベルトはできるだけ低い位置に密着させ着用する
■
お子さまを乗せるときは
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い
た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。
誤ってそのような状態になってしまい、バックルもはずせない場合は、ハサミ
などでシートベルトを切断してください。
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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■
シートベルトの損傷・故障について
●
ベルトやプレート、バックルなどは、シートやドアに挟むなどして損傷しない
ようにしてください。
●
シートベルトが損傷したときは、シートベルトを修理するまでシートは使用し
ないでください。
●
プレートがバックルに確実に挿し込まれているか、シートベルトがねじれてい
ないかを確認してください。うまく挿し込めない場合は、ただちにトヨタ販売
店に連絡してください。
●
もし重大な事故にあったときは、明らかな損傷が見られない場合でも、シー
ト、シートベルトを交換してください。
●
プリテンショナー付きシートベルトの取り付け、取りはずし、分解、廃棄など
は、トヨタ販売店以外でしないでください。
不適切に扱うと、正常に作動しなくなり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
■
プリテンショナー付きシートベルトについて
シートベルトプリテンショナーが作動すると、SRS エアバッグ/プリテンショ
ナー警告灯が点灯します。その場合はシートベルトを再使用することができな
いため、必ずトヨタ販売店で交換してください。
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運転する前に
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
1
ハンドル
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤り、死亡や重大な傷害につながるような事故になるおそれがあります。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だとハンドルの位置が突然かわり、死亡や重大な傷害につながる
ような事故になるおそれがあります。
ハンドル位置を運転しやすいように調整できます。
*
ハンドルを持ち、レバーを上げ
る。
レバーを上げたまま、ハンドル
を上下に動かし、適切な位置に
する
位置が決定したら、レバーから手
を離し、ハンドルを固定してくだ
さい。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
インナーミラー
警告
■
運転中の警告
運転中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害や死亡につながるおそれがあります。
後続車のライトがまぶしいときは、レバーを操作して反射光を減少
(防眩)できます。
通常使用時
防眩時
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運転する前に
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
1
アウターミラー
ドアミラーを格納するときは
*
スイッチを押して、ドアミラーを
格納する
もう一度押すと、もとの位置にもどり
ます。
格納状態
復帰状態
スイッチで鏡面の角度を調整できます。
*
ミラーを選ぶ
左
右
スイッチを操作してミラーの鏡
面を調整する
上
下
左
右
※図はドアミラーで説明しています。
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
知識
■
作動条件
エンジン スイッチが“ ACC ”または“ ON ”のとき
■
ミラーが曇ったときは(ミラーヒーター装着車)
ミラーヒーターを作動させて、曇りを取ることができます。(
oP. 134)
警告
■
走行しているときは
走行中は次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、運転を誤り思わぬ事故の原因になって重大な傷害や
死亡につながるおそれがあります。
●
ミラーの調整をしない
●
ミラーを格納したまま走らない(ドアミラー装着車)
必ず走行前に運転席側および助手席側のミラーを復帰して、正しく調整する
■
ミラーが動いているときは
手をふれないでください。
手を挟んでけがをしたり、ミラーの故障の原因になるおそれがあります。
■
ミラーヒーターが作動しているときは(ミラーヒーター装着車)
鏡面が熱くなるのでふれないでください。
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運転する前に
1
1-4. ドアガラスの開け方、閉め方
パワーウインドウ
*
*
: 車両型式などで異なる装備やオプション装備
スイッチでドアガラスを開閉できます。
閉める
自動全閉 ( 運転席のみ)
※
開ける
自動全開 ( 運転席のみ)
※
※
途中で停止するときは、スイッチを
反対側へ操作します。
パワーウインドウ(4ドア)装着車
運転席ドアガラススイッチ
助手席ドアガラススイッチ
後席右側ドアガラススイッチ
後席左側ドアガラススイッチ
パワーウインドウ(運転席、後席左)装着車
運転席ドアガラススイッチ
後席左側ドアガラススイッチ
40
1-4. ドアガラスの開け方、閉め方
ウインドウロックスイッチ
スイッチを押すと、運転席以外のド
アガラスが作動不可になります。
お子さまが誤ってドアガラスを開閉
することを防止できます。
知識
■
作動条件
エンジン スイッチが“ ON ”のとき
警告
■
ドアガラスを開閉するときは
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ドアガラスを開閉するときは、乗員の手、
腕、頭、首などを挟んだり巻き込んだり
しないようにしてください。特にお子さ
まへは手などを出さないように声かけを
してください。
●
お子さまには、ドアガラスの操作をさせ
ないでください。
ドアガラスに挟まれたり巻き込まれたり
して重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
41
1-4. ドアガラスの開け方、閉め方
運転する前に
1
注意
■
ドアガラスを開閉するときは
次のことをお守りください。
●
運転席スイッチと他のドアのスイッチを同時に逆方向に動かさない
●
ドアガラスの全開、全閉後に同じ方向にスイッチを押し続けない
42
1-5. 燃料補給のしかた
燃料補給口の開け方
次の手順で補給口を開けてください。
■ 補給(充てん)する前に
ドアと窓を閉め、エンジン スイッチを“ LOCK ”にしてください。
■ 補給口の開け方
補給口のフタを開ける
トランク内左側のレバーを引きま
す。
補給口のビニールキャップをは
ずす
43
1-5. 燃料補給のしかた
運転する前に
1
補給口を閉めるときは
補給口にビニールキャップを付け
て、補給口のフタを閉める
燃料を補給するときは
補給口を開ける(
oP. 42)
カバーをはずす
燃料取り出しバルブ(メインバ
ルブ)
燃料取り出しバルブ(リターン
バルブ)
燃料充てんバルブ
44
1-5. 燃料補給のしかた
燃料取り出しバルブ(メインバル
ブ、リターンバルブ)を右にいっ
ぱいまでまわして締める
燃料充てんバルブを左にいっぱい
までまわして開く
LP オートガス充てんガンを確実にセットし注入する
燃料充てんバルブを右いっぱいまでまわして締める
メインバルブ、リターンバルブをゆっくりと左にいっぱいまでま
わして開く
LP オートガス充てんガンをはずし、補給口を閉める(
oP. 43)
45
1-5. 燃料補給のしかた
運転する前に
1
知識
LPG 燃料冷却システムの操作方法 - 燃料冷却システム装着車
LPG 燃料冷却システムは、エンジンから燃料タンクにもどる燃料を冷却しタンク
内燃料温度の上昇を抑制することで、タンク内圧の上昇を抑制します。これによ
り、オートガススタンドでの燃料補給(充てん)をしやすくします。燃料冷却に
はエアコンの冷媒を利用しており、エアコンが作動しているときに燃料冷却シス
テムが作動します。
■
操作方法
エアコンを作動 * させることで燃料冷却システムを作動させます。
基本的に常時エアコンを作動させてご使用ください。ただし、春秋期などエア
コンが必要ない季節は、燃料補給(充てん)前にエアコンを作動させることで
補給(充てん)できるタンク内圧まで低下させることもできます。また冬期は
プロパン率の条件によってはエアコンを作動させなくても補給(充てん)でき
ます。
* エアコンの作動方法
ファン調整ダイヤルは OFF 以外の位置にし、エアコン調整ダイヤルを右いっ
ぱいまでまわしてください。ファン調整ダイヤル、およびヒーター調整レバー
はお好みの室内温度になるように調節できます。
エアコン調整ダイヤルを右いっぱいまでまわさないと燃料が十分に冷却され
ず、補給(充てん)しにくくなる可能性があります。
燃料のプロパン率
夏期 30% 以上、
冬期 70%以上
夏期 30% 未満、
冬期 70%未満
夏期
(気温 25 ℃以上)
常時エアコンを作動させる必要があります。
春・秋期
(気温 10 ∼ 25 ℃)
燃料補給(充てん)前にエア
コンを作動させておいてくだ
さい。
エアコン作動後、およそ 3 時
間以内に補給(充てん)でき
るようになります。
燃料補給(充てん)前にエア
コンを作動させておいてくだ
さい。
エアコン作動後、およそ 2 時
間以内に補給(充てん)でき
るようになります。
冬期
(気温 10 ℃以下)
燃料の冷却能力が低下するた
め、常時エアコンを作動させ
る必要があります。
エアコンを作動させなくても
補給(充てん)できます。
46
1-5. 燃料補給のしかた
■
補給(充てん)できるスタンドの条件
燃料冷却システム装着車
燃料冷却システム非装着車
○:対応
×:非対応
ポンプ加圧力が 0.4MPa 以上のスタンド
で補給(充てん)できます。補給(充てん)
の際は、スタンドにご確認ください。
なお、差圧式簡易 LPG スタンドでの補給
(充てん)には対応していません。
燃料のプロパン率が夏期 30%以下、冬期
70%以下、かつポンプ加圧力が 0.7MPa
以上のスタンドでのみ補給(充てん)でき
ます。
補給(充てん)の際は、スタンドにご確認
ください。
なお、差圧式簡易 LPG スタンドでの補給
(充てん)には対応していません。
燃料冷却システム装着車
燃料冷却システム非装着車
スタンドの条件
プロパン率
夏期 30%以
下かつ冬期
70%以下
左記以外
夏期 30%以
下かつ冬期
70%以下
左記以外
ポンプ
加圧力
0.7MPa 以上
○
○
○
×
0.4MPa 以上
0.7MPa 未満
○
○
×
×
0.4MPa 未満
×
×
×
×
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