Toyota FJ Cruiser (2017 year). Manual japanese — part 4
47
運転する前に
1
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
フロントシート
アクティブヘッドレスト(フロント席)
追突の衝撃によって、乗員の腰が
シートバックを押すことでヘッド
レストが少し斜め上方に動き乗員
のむち 打 ち 傷害 軽 減に 貢 献 しま
す。
前後位置調整
クッション前端の上下調整
※
シート全体の上下調整
※
リクライニング調整
※
運転席のみ
48
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
知識
■
アクティブヘッドレストについて
シートバックへの衝撃が弱い場合でもアクティブヘッドレストが作動すること
があります。なお、解除ボタンを押さずにヘッドレストを無理に押し上げると、
ヘッドレストの構造部品が出てきますが、故障ではありません。
■
防水、撥水加工シート
シートには防水、撥水加工がされています。ただし、撥水効果は永久ではあり
ません。効果が低下したときは市販の撥水スプレーを使用するとある程度回復
します。
警告
■
リクライニング調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり、肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害に
およぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はシートがきちんと固定されていることを確認してください。
構造部品
作動状態
49
運転する前に
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
1
リヤシート
リヤシートは折りたたむことができます。
ヘッドレストをはずし、シート
ベルトのバックルを格納する
ロック解除ストラップを引き、
シートクッションを前方に引き
あげる
ロック解除ボタンを押して、背
もたれを倒す
50
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
シートクッションの取りはずし方
大きな荷物を積むときは、クッションを取りはずすことができます。
通常使用時は、クッションを取りはずさないでください。
工具を使用してボルトを取りはず
す
手 で ゆ る め る こ と が で き る よ う に
なったらダイヤルでボルトをまわす
と楽にはずせます。
留め金からシートクッションを取
りはずす
ボルト
ダイヤル
51
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
留め金をイラストのように倒す
52
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
知識
■
背もたれをもどせないときは
■
シートクッションを取り付けるときは
■
防水、撥水加工シート
シートには防水、撥水加工がされています。ただし、撥水効果は永久ではあり
ません。効果が低下したときは市販の撥水スプレーを使用するとある程度回復
します。
シートベルトのロックを解除してくださ
い。
背もたれの前端を押してシートベルト
をゆるめる
シートベルトを少しもどす
ボルトを取り付ける前に留め金の爪をシー
トクッション裏の穴にさし込む
工具を使用し、ボルトを締める
締め付けトルク:
17 N·m(170 kgf·cm)
53
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
■
背もたれを前倒しするときは
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
走行中に前倒しをしない
●
平坦な場所でパーキングブレーキを確実にかけ、シフトレバーを P にする
●
倒した背もたれの上やラゲージルームに人を乗せて走行しない
●
お子さまがラゲージルームに入らないよう注意する
■
背もたれをもとの位置にもどすときは
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
走行中に背もたれをもとの位置にもどさない
●
手や足を背もたれに挟まれないようにする
●
シートを前後に軽くゆさぶり、確実に固定されていることを確認する
●
シートベルトがねじれていたり、挟み込まないようにする
●
シートベルトをもとの位置に正しくもどす
■
シートクッションを取り付けたり、取りはずしたりするときは
次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶ
か、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
走行中にシートクッションを取り付けたり、取りはずしたりしない
●
シートクッションを取りはずした状態で乗車させない
●
シートクッションを固定していない状態で車両に放置しない
●
取りはずしたシートクッションに座ったり、物を置いたりしない
●
シートクッションを落とさない
●
シ ー ト ク ッ シ ョ ン の 取 り 付 け ボ ル ト は ト ル ク レ ン チ を 使 用 し て
17 N·m(170 kgf·cm)でしっかり締めるか、販売店に依頼してください。
ボルトがゆるんでシートクッションがはずれるおそれがあります。
54
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
注意
■
背もたれの前倒しやシートクッションを取りはずす前に
●
シートベルトバックルを必ず格納してください。
●
背もたれを前倒しする前にヘッドレストを必ず取りはずしてください。
■
背もたれをもとの位置にもどしたり、シートクッションを取り付けた後は
シートベルトバックルを正しい使用位置に
もどす
各バックルは常にゴムバンドに通しておい
てください。
55
運転する前に
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
1
ヘッドレスト
知識
■
ヘッドレストを取りはずすとき
フロントシート
上下調整
上がる
下がる
下げるときは、解除ボタンを押し
ながら操作します。
リヤシート
上下調整
上がる
下がる
下げるときは、解除ボタンを押し
ながら操作します。
解除ボタン
解除ボタン
解除ボタンを押しながら取りはずします。
56
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
■
ヘッドレストを取り付けるとき
■
フロントヘッドレストの高さについて
■
リヤヘッドレストについて
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
ヘ ッ ド レ ス ト を 取 り 付 け 穴 に 合 わ せ て、
ロック位置まで押し下げてください。
さらに下げるときは、解除ボタンを押しな
がら操作してください。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
57
運転する前に
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
1
シートベルト
走行前にすべての乗員は必ずシートベルトを正しく着用してください。
■ 正しく着用するには
● 肩部ベルトを肩に十分かける
首にかかったり、肩からはずれな
いようにしてください。
● 腰部ベルトを必ず腰骨のでき
るだけ低い位置に密着させる
● 背もたれを調整し、上体を起
こし、深く腰かけて座る
● ねじれがないようにする
■ 着け方、はずし方
固定
“ カチッ” と音がするまで差し込
みます。
解除
解除ボタンを押します。
解除ボタン
58
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
シートベルトプリテンショナー(フロント席)
前方から強い衝突を受けたとき、
シートベルトを引き込むことで適
切な乗員拘束効果を確保します。
前方からの衝撃が弱いときや、横やう
しろからの衝撃のときは作動しない
場合があります。
■ シートベルトの高さ調節(フロント席)
アジャスターを上げる
解除ボタンを押しながら、ア
ジャスターを下げる
“ カチッ” と音がして固定される
ところまで動かしてください。
59
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
知識
■
緊急時シートベルト固定機構
急停止や衝撃があったときベルトがロックされます。急に体を前に倒したり、
シートベルトをすばやく引き出してもロックする場合があります。一度ベルト
を強く引いてからゆるめ、ゆっくり動かせば、ベルトを引き出すことができま
す。
■
妊娠中の女性の場合
■
疾患のある方の場合
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着用してください。
■
お子さまのシートベルトの使い方
この車のシートベルトは、シートベルトを装着するのに十分な、大人の体格を
持った人用に設計されています。
●
シートベルトが正しい位置で着用できない小さなお子さまの場合は、お子さ
まの体に合ったチャイルドシートを使用してください。 (oP. 86)
●
シートベルトが正しい位置で着用できるお子さまの場合は、シートベルトの
着用のしかたに従ってください。 (oP. 57)
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着
用してください。(oP. 57)
妊娠中の方も、通常の着用のしかたと同じ
ように、腰部ベルトが腰骨のできるだけ低
い位置にかかるようにお腹のふくらみの下
に着用してください。また、肩部ベルトは
確実に肩を通し、お腹のふくらみを避けて
胸部にかかるように着用してください。
ベルトを正しく着用していないと、衝突し
たときなどに、母体だけでなく胎児までが
重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
60
1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
■
シートベルトプリテンショナーについて
シートベルトプリテンショナーは一度しか作動しません。玉突き衝突などで連
続して衝撃を受けた場合でも、一度作動したあとは、その後の衝突では作動し
ません。
警告
急ブレーキや事故の際のけがを避けるため、次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
シートベルトの着用について
●
全員がシートベルトを着用する
●
シートベルトを正しく着用する
●
シートベルトは一組につき一人で使用する
お子さまでも一組のベルトを複数の人で使用しない
●
お子さまはリヤ席に座らせてシートベルトを着用させる
●
背もたれは必要以上に倒さない
上体を起こし、シートに深く座る
●
肩部ベルトを腕の下に通して着用しない
●
腰部ベルトはできるだけ低い位置に密着させ着用する
■
お子さまを乗せるときは
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い
た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。誤ってそのようになってしまい、バックルもはずせない場合は、ハ
サミなどでシートベルトを切断してください。
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1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
運転する前に
1
警告
■
シートベルトの損傷・故障について
●
ベルトやプレート・バックルなどは、シートやドアに挟むなどして損傷しない
ようにしてください。
●
シートベルトが損傷したときは、シートベルトを修理するまでシートは使用し
ないでください。
●
プレートがバックルに確実に挿し込まれているか、シートベルトがねじれてい
ないかを確認してください。うまく挿し込めない場合はただちにトヨタ販売店
に連絡してください。
●
もし重大な事故にあったときは、明らかな損傷が見られない場合でも、シー
ト・シートベルトを交換してください。
●
プリテンショナー付シートベルトの取り付けや取りはずし・分解・廃棄など
は、トヨタ販売店以外でしないでください。
不適切に扱うと、正常に作動しなくなり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
■
プリテンショナー付シートベルトについて
シートベルトプリテンショナーが作動すると、SRS エアバッグ/プリテンショ
ナー警告灯が点灯します。その場合は、シートベルトを再使用することができ
ないため、必ずトヨタ販売店で交換してください。
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1-3. シート・ハンドル・ミラーの調整のしかた
ハンドル
警告
■
走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。
■
ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だとハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重大
な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
ハンドル位置を運転しやすいように調整できます。
ハンドルを持ち、レバーを引く
ハンドルを上下に動かし、適切
な位置にする
位置が決定したら、レバーを離し
てハンドルを固定してください。
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