Toyota Hiace Wagon (2016 year). Manual japanese — part 19
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7-2. 簡単な点検・部品交換
7
お手入れのしかた
■
タイヤ空気圧の数値
■
タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販
売店にご相談ください。
知識
タイヤの指定空気圧は、インストルメントパ
ネル横(運転席側)のタイヤ空気圧ラベルで
確認することができます。
警告
■
点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差の
ないタイヤを使用する
●
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
●
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使
用しない
●
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
■
異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、
異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事
故につながるおそれがあり危険です。
●
破裂などの修理できない損傷を与える
●
車両が横すべりする
●
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
タイヤ空気圧ラベル
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7-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤ交換時の注意
●
ねじ部にオイルやグリースを塗らないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディス
クホイールが損傷するおそれがあります。また、ナットがゆるみホイールが落
下して、重大な事故につながるおそれがあります。オイルやグリースがねじ部
に付いている場合はふき取ってください。
■
異常があるホイールの使用禁止
亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。走行中にタイヤの空
気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
注意
■
走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
■
悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・
ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
●
必ずナットのテーパー部を内側にして取
り付けてください。
テーパー部を外側にして取り付けると、ホ
イールが破損しはずれてしまい、重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながる
おそれがあります。
テーパー部
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7
お手入れのしかた
7-2. 簡単な点検・部品交換
タイヤ空気圧について
■
タイヤ空気圧が適正でない場合
適切に調整されていないタイヤ空気圧で走行すると、次のようなことが起こる場
合があります。
●
燃費の悪化
●
乗り心地や操縦安定性の低下
●
摩耗によるタイヤ寿命の低下
●
安全性の低下
ひんぱんにタイヤ空気圧が低下する場合は、トヨタ販売店でタイヤの点検を受け
てください。
■
タイヤ空気圧の点検のしかた
タイヤ空気圧の点検の際は、次のことをお守りください。
●
タイヤが冷えているときに点検する
●
タイヤ空気圧ゲージを必ず使用する
タイヤの外観だけでは空気圧が適正かどうか判断できません。
●
走行後はタイヤの発熱により空気圧が高くなります。異常ではありませんので
減圧しないでください。
●
荷物を積んだり、多人数で乗車するときは荷重を不均等にかけないようにする
タイヤの空気圧を適正に維持するために、タイヤの空気圧点検を月に 1
回以上実施してください。(→ P. 376)
知識
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7-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■
タイヤの性能を発揮するために
適正なタイヤ空気圧を維持してください。
タイヤ空気圧が適正に保たれていないと、次のようなことが起こるおそれがあ
り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
過度の摩耗
●
偏摩耗
●
操縦安定性の低下
●
タイヤの過熱による破裂
●
タイヤとホイールのあいだからの空気漏れ
●
ホイールの変形、タイヤの損傷
●
走行時にタイヤが損傷する可能性の増大
(路上障害物、道路のつなぎ目や段差など)
注意
■
タイヤ空気圧の点検・調整をしたあとは
タイヤのバルブキャップを確実に取り付けてください。
バルブキャップをはずしていると、ほこりや水分がバルブに入り空気が漏れ、
タイヤの空気圧が低下するおそれがあります。
291
7
お手入れのしかた
7-2. 簡単な点検・部品交換
エアコンフィルターの清掃
X
フロントエアコン
エンジンスイッチを“ LOCK ”(スマートエントリー&スタートシス
テム非装着車)または OFF(スマートエントリー&スタートシステム
装着車)にする
グローブボックスを開き、グロー
ブボックス側面を内側に押して
上部のツメを片側ずつはずし、下
部のツメをはずして取りはずす
フィルターカバーを取りはずす
エアコンフィルターを取りはず
して清掃する
水洗いするか、裏面からエアブローで
ほこりを取り除きます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
「↑ UP」マークの矢印が上を向くように取り付けます。
エアコン・リヤクーラーを快適にお使いいただくために、エアコンフィ
ルターを定期的に清掃してください。
清掃のしかた
1
2
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4
5
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7-2. 簡単な点検・部品交換
X
リヤクーラー
エンジンスイッチを“ LOCK ”(スマートエントリー&スタートシス
テム非装着車)または OFF(スマートエントリー&スタートシステム
装着車)にする
図に示す位置(2ヶ所)を押して、
ロックをはずす
エアコンフィルターを取りはず
して清掃する
水洗いするか、裏面からエアブローで
ほこりを取り除きます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
エアコンフィルターのツメを挿し込んでから、反対側を押さえてロックします。
1
2
3
4
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7-2. 簡単な点検・部品交換
7
お手入れのしかた
■
フィルターの清掃について
エアコン・リヤクーラーを快適にお使いいただくために、フィルターを定期的に
清掃してください。
■
エアコン・リヤクーラーの風量が減少したときは
フィルターの目づまりが考えられますので、フィルターを清掃してください。
知識
注意
■
エアコン・リヤクーラーを使用するときの注意
●
フィルターを装着せずにエアコン・リヤクーラーを使用すると、故障の原因に
なることがあります。必ずフィルターを装着してください。
●
フィルターは水洗いするか、エアブローを使って清掃してください。ブラシな
どでこすると、フィルターが損傷するおそれがあります。
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7-2. 簡単な点検・部品交換
キーの電池交換
●
マイナスドライバー
●
リチウム電池
・ CR2016(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
・ CR2032(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
X
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。
モジュールを取り出す
電池が消耗しているときは、新しい電池に交換してください。
用意するもの
電池交換のしかた
1
2
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7-2. 簡単な点検・部品交換
7
お手入れのしかた
コインなどを使用してモジュー
ルカバーをはずし、消耗した電池
を取り出す
新しい電池は + 極を上にして取り付け
ます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
X
スマートエントリー&スタートシステム装着車
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。
電池のフタをはずす
取っ手を引っ張り電池のフタを取りは
ずします。
消耗した電池を取り出す
新しい電池は、+ 極を上にして取り付
けます。
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
3
4
1
2
3
4
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7-2. 簡単な点検・部品交換
■
リチウム電池の入手
電池はトヨタ販売店・時計店およびカメラ店などで購入できます。
●
スマートエントリー&スタートシステム非装着車:CR2016
●
スマートエントリー&スタートシステム装着車:CR2032
■
電池が消耗していると
次のような状態になります。
●
スマートエントリー&スタートシステム
★
、ワイヤレス機能が作動しない
●
作動距離が短くなる
知識
警告
■
取りはずした電池と部品について
お子さまにさわらせないでください。
部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■
交換後、正常に機能させるために
次のことを必ずお守りください。
●
ぬれた手で電池を交換しない
錆の原因になります。
●
電池以外の部品に、ふれたり動かしたりしない
●
電極を曲げない
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
297
7
お手入れのしかた
7-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズの点検・交換
エンジンスイッチを“ LOCK ”(スマートエントリー&スタートシス
テム非装着車)または OFF(スマートエントリー&スタートシステム
装着車)にする
ヒューズボックスを開ける
X
エンジンルーム内
エンジン点検口(→ P. 277)を
開けて、ツメを押しながら、カ
バーを持ち上げる
中央ヒューズボックス
バッテリー横ヒューズボック
ス
X
助手席足元
ツメを押しながら、カバーを手前
に引く
ランプがつかないときや電気系統の装置が働かないときは、ヒューズ切
れが考えられます。ヒューズの点検を行ってください。
1
2
1
2
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7-2. 簡単な点検・部品交換
X
グローブボックス下
ヒューズボックスカバーを取り
はずす
ヒューズはずしでヒューズを引
き抜く
ヒューズはずしは、エンジンルーム内
にある、バッテリー横ヒューズボック
スのカバーに付いています。
ヒューズが切れていないか点検する
正常
ヒューズ切れ
ヒューズボックスの表示に従い、規
定容量のヒューズに交換します。
3
4
1
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7-2. 簡単な点検・部品交換
7
お手入れのしかた
■
ヒューズを交換したあと
●
交換してもランプ類が点灯しないときは、電球を交換してください。
(→ P. 300)
●
交換しても再度ヒューズが切れる場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
バッテリーからの回路に過剰な負荷がかかると
配線が損傷を受ける前にヒューズが切れるように設計されています。
■
バッテリーがはずされたり、バッテリーがあがってしまった場合は
次の装置の初期化が必要です。
●
パワースライドドア
★
(→ P. 100)
●
パワーウインドウ(→ P. 138)
知識
警告
■
車の故障や、車両火災を防ぐために
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、車の故障や火災、けがをするおそれがあります。
●
規定容量以外のヒューズ、またはヒューズ以外のものを使用しないでくださ
い。
●
必ずトヨタ純正ヒューズか同等品を使用してください。
●
ヒューズやヒューズボックスを改造しないでください。
注意
■
ヒューズを交換する前に
ヒューズが切れた原因が電気の過剰負荷だと判明したときは、トヨタ販売店で
点検を受けてください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
300
7-2. 簡単な点検・部品交換
電球(バルブ)の交換
切れた電球の W(ワット)数を確認してください。(→ P. 376)
■
フロント
X
ハロゲンヘッドランプ装着車
次に記載する電球は、ご自身で交換できます。電球交換の難易度は電球
によって異なります。部品が破損するおそれがあるので、トヨタ販売店
で交換することをおすすめします。
電球の用意
バルブ位置
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ヘッドランプ
車幅灯
フロントフォグランプ
★
フロント&サイド
方向指示灯/非常点滅灯
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3
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301
7-2. 簡単な点検・部品交換
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お手入れのしかた
X
LED ヘッドランプ装着車
■
リヤ
ヘッドランプ(ハイビーム)
車幅灯
フロントフォグランプ
★
フロント&サイド
方向指示灯/非常点滅灯
1
2
3
4
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
番号灯
後退灯/リヤフォグランプ
★
制動灯/尾灯
リヤ方向指示灯/非常点滅灯
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3
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302
7-2. 簡単な点検・部品交換
■
ヘッドランプ(ハロゲンヘッドランプ装着車)
クリップ(4
個)とネジ(2
本)をはずす
ラジエーターグリルを手前に
引いて取りはずす
下のツメを先にはずしてから
取りはずしてください。
電球を交換する側のドア(運転席または助手席)を開けて作業スペー
スを広げ、バンパーのヘッドランプ前側部分に保護テープを貼る
電球交換のしかた
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