Toyota Voxy (2018 year). Manual japanese — part 19
287
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
使用条件
READY インジケーターが点灯しているとき
■
駐車中または停車中に使用するとき
駆動用電池の残量が少なくなると、自動でエンジンが始動し、充電を行います。
一部の自治体では、駐車中または停車中にエンジンが始動した場合、アイドリン
グストップに関する条例にふれ罰則の適用を受けるおそれがあります。駐車中ま
たは停車中のアクセサリーコンセントの使用については、関係する自治体に確認
した上で、適切に使用してください。
■
使用しないとき
メインスイッチを OFF にして、スイッチ上の作動表示灯が消灯していることを
確認してください。
■
アクセサリーコンセントについて
●
AC100Vで最大消費電力1500W以下の電気製品を使用してください。複数の
電気製品を使用するときは、すべてのコンセントに接続されている電気製品の
消費電力合計を 1500W 以下にしてください。
規定容量をこえる電気製品を使用すると、AC 電源装置の保護機能が作動し、ア
クセサリーコンセントが使用できなくなります。
●
メインスイッチをONにした状態で、アクセサリーコンセントに電気製品のプラ
グを挿入した場合、電気製品側の回路構成によっては挿入時に大きな電流が流
れ瞬間電力が 1500W をこえるときがあります。この場合、AC 電源装置の保
護機能が作動し、自動でメインスイッチが OFF になることがあります。電源プ
ラグ挿入後、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
使用する電気製品によっては、ラジオやテレビに雑音が入ることがあります。
●
アクセサリーコンセントの電圧は、市販のテスターでは正常な電圧を計測でき
ません。電圧の確認が必要な場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
●
アクセサリーコンセントを使用中、コンソールボックスの下から冷却用ファン
の音がすることがありますが、異常ではありません。
■
正しく作動しないおそれがある電気製品
次のような AC100V の電気製品は、消費電力が 1500W 以下の場合でも正常
に作動しないおそれがあります。
●
起動時のピーク電力が高い電気製品
●
精密なデータを処理する計測機器
●
きわめて安定した電力供給を必要とする電気製品
●
タイマー設定する機器や医療機器など、AC 電源の出力が連続して必要な電気製
品
知識
288
5-4. その他の室内装備の使い方
■
使用できないとき
メインスイッチの作動表示灯が消灯して、コンセントから AC 電源が出力されな
い場合、再度メインスイッチを ON にしても復帰しないときは、保護機能が作動
していることが考えられます。この場合は、まず次の処置を行ってください。
●
電気製品のプラグを抜き、消費電力が 1500W 以下になっているかどうかを確
認し、再度メインスイッチを ON にしてください。
●
電気製品のプラグを抜き、製品自体が故障していないかを確認して、再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
●
駆動用電池の残量を確認してください(→ P. 88)。残量が少ない場合は、シフ
トポジションを P にして、駆動用電池の残量を回復させ、再度メインスイッチ
を ON にしてください。
●
炎天下に放置した直後など車内が高温になっている場合は、エアコンを使用す
るなどして車内を十分に換気し、車内温度を下げ、しばらくしてから再度メイ
ンスイッチを ON にしてください。
以上の処置を行っても復帰しない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
■
寒冷地で使用するとき
外気温が− 15 ℃以下になるようなときは、駆動用電池を保護するため、数十分
間アクセサリーコンセントが使用できないことがあります。この場合はエアコン
を使用して車内を暖房し、駆動用電池を暖めてから使用してください。
■
電源周波数について
車両側の電源周波数は、50Hz に設定されています。
電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50Hz / 60Hz)機能があるの
で、車両と電気製品の電源周波数を一致させておいてください。
車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
289
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
警告
■
安全にお使いいただくために
●
走行中、次のような場合は、電気製品を使用しないでください。また、電気製
品を確実に固定できない状態で使用しないでください。思わぬ事故の原因と
なって重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
・ わき見運転など、安全運転のさまたげになる場合(テレビ・ビデオ・DVD
など)
・ 急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに、固定の不完全な電気製品
の転倒・落下による事故や、発熱により火災・やけどなどのおそれがある
場合(トースター・電子レンジ・電熱器・ポット・コーヒーメーカーなど)
・ ペダルの下に電気製品が入り込み、ブレーキペダルが踏めなくなるおそれ
がある場合(ドライヤー・AC アダプター・マウスなど)
●
走行中は助手席で電気製品を使用しないでください。助手席 SRS エアバッグ
が作動した際に電気製品が助手席から飛び出すなどして、けがをするおそれが
あります。
●
窓を閉めたまま、蒸気が出る電気製品を使用しないでください。ガラスが曇っ
て視界が悪化し、運転に支障が出るなど、思わぬ事故の原因となって重大な傷
害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。また、他の電装
品に悪影響をおよぼすおそれがあります。やむを得ず使用するときは、車両を
停車した状態で窓を開けて使用してください。
●
故障した電気製品は使用しないでください。アクセサリーコンセントが使用で
きなくなったり、感電したりして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡に
つながるおそれがあります。
●
ぬれた手で電気製品のプラグを抜き挿ししたり、ピンなどをアクセサリーコン
セントに挿したりしないでください。感電により重大な傷害におよぶか、最悪
の場合死亡につながるおそれがあります。また、コンセントに雨水・飲料水・
雪などが付着した場合は、乾燥させてから使用してください。
●
アクセサリーコンセントの改造や分解・修理などはしないでください。ま
た、車両に搭載されている AC100V インバーターを、市販の AC100V イ
ンバーターに組みかえないでください。思わぬ事故の原因となって、重大な
傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。修理につい
ては、トヨタ販売店にご相談ください。
●
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
290
5-4. その他の室内装備の使い方
警告
■
駐車中または停車中に使用するとき
災害時などやむを得ず駐車中または停車中に使用するときは、次のことをお守
りください。お守りいただかないと、思わぬ事故の原因になるおそれがありま
す。
●
必ずシフトポジションを P にして、パーキングブレーキをかけてください。
●
電気製品を使用中に、READY インジケーターが点灯した状態のまま車両から
離れないでください。
●
車庫内や雪が積もった場所などでは、排気ガスが充満したり、滞留したりする
おそれがあるため、使用しないでください。(→ P. 58)
●
状況によっては、自動でエンジンが始動するため、排気管付近に近付いたり、
荷物を置いたりしないでください。また、エンジンルーム内に顔や手などを近
付けないでください。
●
車外に電源コードを引いて使用する場合は、雨水の浸入などに注意してくださ
い。アクセサリーコンセントに雨水などが付着した場合は、乾燥させてから使
用してください。また、電源コードをドアなどに挟まないように注意してくだ
さい。
●
暖房器具などの電気製品を使用して、車中で泊まることはやめてください。
●
アクセサリーコンセントは、照明機器などの電気製品と直接接続して使用する
ものであり、家屋などへ電気を供給する発電機として使用しないでください。
また、家屋などに設置されている非常時給電システム(外部電源と接続ができ
る専用設備、外部電源からの供給回路が電力会社からの電気配線と分離されて
いる設備など)に接続する場合は、当該システムの製造業者または販売業者に
ご相談ください。
■
接続する電気製品について
使用する電気製品に付属の取り扱い説明書や、製品に記載されている注意事項
を必ずお守りください。
電源プラグや電気製品が故障しているときは使用しないでください。なお、次
のような機器は使用しないでください。
●
医療用機器
車両の状態によっては、一時的に AC 電源出力が断たれることがあります。
●
計量器・計測器など
AC 電源電圧を基準にした計測機器の場合は、精度が不安定になるおそれがあ
ります。
291
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
注意
■
ショートや故障を防ぐために
●
車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製品
を使用しないでください。熱により溶損したり、焼損したりするおそれがありま
す。
●
振動や熱などに弱い電気製品を、車内で使用しないでください。
走行時の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそれ
があります。
●
アクセサリーコンセントを使用しないときは、フタを閉めてください。コンセン
トに異物が入ったり、飲料水などがかかったりすると、故障したり、ショートし
たりするおそれがあります。
●
AC アダプターを直接アクセサリーコンセントに接続しないでください。フタを
損傷したり、使用中に AC アダプターが脱落したりするおそれがあります。
●
お子さまに、アクセサリーコンセントをさわらせないでください。
●
アクセサリーコンセントに、二股などの分岐用コンセントを接続するなど、タコ
足配線をしないでください。
●
アクセサリーコンセントにほこりやゴミが付着しないようにしてください。ま
た、定期的にコンセントを掃除してください。
●
電気製品のプラグをアクセサリーコンセントに挿し込んでもゆるいときは、コン
セントを交換してください。交換については、トヨタ販売店にご相談ください。
●
駆動用電池の残量によっては、アクセサリーコンセントが使用できない場合があ
ります。できるだけ駆動用電池の残量が多い状態で使用してください。
292
5-4. その他の室内装備の使い方
DC5V/2.1A(消費電力 10.5W)の電源としてお使いください。
この USB 端子は充電専用でありデータ転送などは行えません。
また、使用する機器によっては、正常に充電できない場合があります。ご
使用になる機器に付属の取り扱い説明書もお読みください。
■
充電用 USB 端子を使用するには
充電用 USB 端子
X
インストルメントパネル
X
コンソールボックス後方
フタを開けて使用する
アクセサリーコンセント非装
着車
アクセサリーコンセント装着
車
フタを開けて使用する
アクセサリーコンセント非装着
車
アクセサリーコンセント装着車
1
2
1
2
293
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
■
充電用 USB 端子の作動条件
パワースイッチがアクセサリーモードまたは ON モードのとき
■
充電用 USB 端子が正常に働かないおそれのある状況
●
DC5V/2.1A(消費電力 10.5W)をこえる電力を要求する機器を接続したとき
●
パソコンと通信を行う機器を接続したとき
●
接続機器の電源が OFF のとき(機器により異なります)
●
炎天下に駐車したあとなど、車室内の温度が高いとき
■
使用する外部機器について
一部の機器では、充電中に充電がいったん停止後、再充電を開始する場合があり
ますが、故障ではありません。
知識
注意
■
充電用 USB 端子の損傷を防ぐために
●
端子部に異物を入れないでください。
●
水や液体をかけないでください。
●
充電用 USB 端子を使わないときはフタを必ず閉じてください。端子部に異物
や液体が入ると故障やショートの原因になります。
●
強い力や衝撃を加えないでください。
●
分解や改造、取りはずしをしないでください。
■
外部機器の損傷を防ぐために
●
機器を車室内に放置しないでください。車室内が高温となり、故障の原因とな
ります。
●
機器が接続されているときに、外部機器や外部機器のケーブルを押し下げた
り、不要な力を加えたりしないでください。
■
補機バッテリーあがりを防ぐために
ハイブリッドシステムが停止した状態で、充電用 USB 端子を長時間使用しな
いでください。
294
5-4. その他の室内装備の使い方
アームレストを倒したときの角度を一段下げることができます。詳しくはトヨタ
販売店にお問い合わせください。
アームレスト
X
フロントシート
X
セカンドシート
手前に倒して使用する
手前に倒して使用する
知識
注意
アームレストの損傷を防ぐために、過度な負荷をかけないでください。
295
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
サイドテーブルを使用するときは、両側のセカンドシート左右位置を、それぞれ
外側に調整してください。(→ P. 132)
折りたたみ式テーブル
X
シートバックテーブル
X
サイドテーブル
使用するときは、テーブルを起こす
テーブルが固定されていることを確認
してください。
格納するときは、ロック解除ボタンを
押して、テーブルが固定される位置ま
で確実に押し下げてください。
使用するときは、テーブルを起こ
す
テーブルが固定されていることを確
認してください。
格納するときは、テーブルが固定され
る位置まで確実に押し下げてくださ
い。
(ロック解除ボタンはありません)
知識
296
5-4. その他の室内装備の使い方
警告
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
折りたたみ式テーブルを操作するときは、手を挟まないように注意してくださ
い。
●
折りたたみ式テーブルにもたれかかったり、ひじや手をついたりしないでくだ
さい。
●
折りたたみ式テーブルを使用または格納するときは、確実に固定されているこ
とを確認してください。
●
シートバックテーブル:走行中はテーブルを格納し、使用しないでください。
急ブレーキや衝突時などに、テーブルに体があたったりして、けがをするおそ
れがあります。
●
シートバックテーブル:テーブルを使用するときは、テーブル上・カップホル
ダーを含めて、合計 5kg 以上のものを置かないでください。
テーブルが急に格納されたり破損したりして、けがをするおそれがあります。
●
シートバックテーブル:テーブルを使用中は、フロントシートの調整をしない
でください。
●
シートバックテーブル:セカンドシートで子供専用シートを使用しているとき
は、テーブルを使用しないでください。
●
サイドテーブル:サイドテーブルを使用するときは、テーブル上・カップホル
ダーを含めて、合計 3kg 以上のものを置かないでください。
テーブルが急に格納されたり破損したりして、けがをするおそれがあります。
297
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
使用するときは、下側を押してフッ
クを起こす
買い物フック
警告
●
使用しないときは、けがをしないように、必ずもとの位置にもどしておいてく
ださい。
●
買い物フックの破損を防ぐために、4kg以上のものをフックに吊り下げないで
ください。
フックが折れたり、走行中にはずれたりするおそれがあります。
298
5-4. その他の室内装備の使い方
天井に取り付けられているアシス
トグリップ(回転式)は、走行中に
シートに座っている状態で体を支
えるときにお使いください。
乗降時などでは、ピラーに取り付け
られているアシストグリップ(固定
式)をお使いください。
アシストグリップ(大人用)
アシストグリップ(子供用)
アシストグリップ
1
2
警告
アシストグリップ(回転式)は、乗降時やシートから立ち上がるときなどに使
用しないでください。
注意
破損を防ぐために、アシストグリップに重いものをかけたり、過度の負荷をか
けないでください。
299
5-4. その他の室内装備の使い方
5
室内装備・機能
ツマミをしっかりと持って引き出
し、フックにかける
もどすときはフックからはずし、ゆっ
くり収納します。
ハンドルにあるスイッチで、オー
ディオや、ナビゲーションシステム
を操作することができます。
装着されているオーディオ・ナビ
ゲーションシステムによっては、操
作が異なる場合があります。詳しく
は付属の取り扱い説明書をご覧く
ださい。
後席用サンシェード
注意
正常に機能させるために、次のことをお守りください。
●
開閉のさまたげになる部分にものを置かない
●
後席用サンシェードのスクリーン部にものを貼らない
●
収納するときに傾けた状態で収納しない
傾けた状態で収納すると、スクリーン部のしわの原因になります。
ステアリングスイッチ
警告
事故を防ぐために、運転中にステアリングスイッチを操作するときは、十分注
意してください。
300
5-4. その他の室内装備の使い方
お手入れのしかた
301
6
6-1. お手入れのしかた
外装の手入れ. . . . . . ...302
内装の手入れ. . . . . . ...306
6-2. 簡単な点検・部品交換
ボンネット . . . . . . . ..309
ガレージジャッキ. . . . ...312
ウォッシャー液の補充 . . ...313
タイヤについて. . . . . ...315
タイヤ空気圧について . . ...319
エアコンフィルターの交換 ...321
キーの電池交換. . . . . ...324
ヒューズの点検・交換 . . ...327
電球(バルブ)の交換 . . ...330
302
6-1. お手入れのしかた
外装の手入れ
●
水を十分かけながら、車体・足まわり・下まわりの順番に上から下へ
汚れを洗い落とす
●
車体はスポンジやセーム皮のようなやわらかいもので洗う
●
汚れがひどいときはカーシャンプーを使用し、水で十分洗い流す
●
水をふき取る
●
水のはじきが悪くなったときは、ワックスがけを行う
ボデーの表面の汚れを落としても水が玉状にならないときは、車体の温度が冷えて
いるときにワックスをかける(およそ体温以下を目安としてください)
なお、ボデーコート・ホイールコート・ガラスコートなど、トヨタケミ
カル商品を施工された場合は、お手入れ方法が異なります。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
■
セルフリストアリングコートについて
お車のボデーには、洗車などによる小さなすり傷を自然に復元する、傷付きにく
い塗装を使用しています。
●
新車時から 5 ∼ 8 年のあいだ、効果が持続します。
●
傷が復元するまでの時間は、傷の深さや周囲の温度により変化します。
なお、お湯をかけて塗装を温めると、復元するまでの時間が短くなる場合があ
ります。
●
鍵や硬貨などによる深い傷は復元できません。
●
成分にコンパウンド(磨き粉)が含まれるワックス類は使用しないでください。
お手入れは、次の項目を実施してください。
知識
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