Toyota Noah (2018 year). Manual japanese — part 9
127
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
電子キーの節電モードについて
●
節電モードに設定すると、電子キーによる電波の受信待機を停止し、電子キー
の電池の消耗を抑えることができます。
●
長期間使用しない電子キーは、節電モードにしておくことをおすすめします。
■
機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、イモビライザーシステムが正常に作動しない場
合があります。(対処方法:→ P. 395)
●
電子キーの電池が消耗しているとき
●
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●
電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア
●
近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき
●
電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき
・ 無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器
・ 他の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器
●
リヤウインドウガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき
●
充電器など電子機器の近くに電子キーを置いた場合
●
コインパーキングに駐車しているとき(車両検出用の電波が影響をおよぼす可
能性があるため)
電子キーの
を押しながら、
を
2 回押し、電子キーのインジケータが 4
回光ることを確認してください。
節電モード中は、スマートエントリー&ス
タートシステムを使用できません。節電
モードを解除するには、電子キーのいずれ
かのスイッチを押してください。
128
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
■
ご留意いただきたいこと
●
電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、次のような場合は正しく
作動しないことがあります。
・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎて
いる、または地面の近くや高い場所にある
・ ハイブリッドシステム始動時やパワースイッチの切りかえ時に、電子キーが
インストルメントパネル・ドアポケット・フロア上、またはグローブボック
ス内などに置かれている
●
インストルメントパネル上面・ドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知されて車外からのドア
ロックが可能になる場合があり、電子キーが車内に閉じ込められるおそれがあ
るため注意してください。
●
電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・解
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外では、解錠できません。
●
車外でも電子キーがドアガラスに近付いていると、ハイブリッドシステムを始
動できることがあります。
●
電子キーが作動範囲内にあるとき、洗車や大雨などでドアハンドルに大量の水
がかかると、ドアが施錠・解錠することがあります。
(ドアの開閉操作がなけれ
ば、解錠されても約 30 秒後に自動で施錠します)
●
ワイヤレスリモコンなどでの施錠時にキーが車両の近くにあると、スマートエ
ントリー&スタートシステムでの解錠ができないことがあります。
(ワイヤレス
リモコンを使用すると解錠できます)
●
手袋を着用していると施錠・解錠しないことがあります。
●
ロック操作は、連続で 2 回まで有効です。3 回目以降はロック動作しません。
※
●
電子キーを携帯したまま洗車をすると、水がドアハンドルにかかったときに施
錠・解錠をくり返すことがあります。その場合は次のような処置をしてください。
・ キーを車両から 2m 以上離れた場所に置く(盗難に注意し保管してください)
・ キーを節電モードに設定してスマートエントリー&スタートシステムの作動
を停止する(→ P. 127)
●
洗車機での洗車中にキーが車内にあると、水がドアハンドルにかかったときに、
マルチインフォメーションディスプレイに警報が表示され車外のブザーが吹鳴
することがあります。全てのドアを施錠すると警報は止まります。
●
ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着すると、センサーが反応しないこと
があります。その場合は氷や雪、泥を取り除いて再度操作してください。
●
すばやいドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ入ってすぐのドア
ハンドル操作では、解錠しないことがあります。センサーにふれ解錠したこと
を確認してからドアハンドルを引いてください。
●
作動範囲内に他の電子キーがあると、解錠に時間がかかることがあります。
※
トヨタ販売店での設定変更が可能です。(→ P. 418)
129
3-2. ドアの開閉、ロックのしかた
3
各部の操作
■
長期間運転しないとき
●
盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。
●
あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
■
システムを正しく作動させるために
電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります)
■
スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき
●
ドアの解錠・施錠:→ P. 395
●
ハイブリッドシステムの始動:→ P. 395
■
カスタマイズ機能
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。
(カスタマイズ一覧:→ P. 418)
■
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき
●
ドアの解錠・施錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの解
錠・施錠ができます。(→P. 102, 395)
●
ハイブリッドシステムの始動・パワースイッチのモード切りかえ:→ P. 395
●
ハイブリッドシステムの停止:→ P. 171
警告
■
電波がおよぼす影響について
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ
(→ P. 125)から約 22cm 以内に近付かないようにしてください。電波に
より植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネ
レータおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。
●
植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器をお使いの方は、電波による影
響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波が医
療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。
詳しくはトヨタ販売店にお問い合わせください。
130
3-3. シートの調整
フロントシート
前後位置調整
リクライニング調整
シート全体の上下調整
(運転席のみ)
調整のしかた
1
2
3
警告
■
シートを調整するとき
●
同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。
●
シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
■
リクライニング調整について
●
走行中は背もたれを必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はシートが確実に固定されていることを確認してください。
131
3
各部の操作
3-3. シートの調整
セカンドシート
前後位置調整
※
前後左右位置調整
※
リクライニング調整
※
レバーを 1 段階上げると前後位置調
整、2 段階上げると前後左右位置調整
ができます。
リクライニングレバー(
)を引
く、または前倒しペダル(
)を
踏む
背もたれが前に倒れて、シートを前方
に移動させることができます。
調整のしかた
1
2
3
サードシートへの乗り降り
1
2
1
2
132
3-3. シートの調整
警告
■
シート調整について
●
走行中は背もたれを必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
●
シート調整後はシートを軽くゆさぶり、シートが確実に固定されていることを
確認してください。
■
サードシートへの移動について
走行中はサードシートへ移動しないでください。
■
サードシートへの乗り降りについて
●
サードシートへ乗り降りしたあとは、必ずセカンドシートを固定させてくださ
い。
●
セカンドシートに乗員がいるときは、サードシートから操作を行わないでくだ
さい。セカンドシートの乗員がけがをするおそれがあります。
●
シートを調整しているときは、シートの下や動いている部分の近くに手を近付
けないでください。指や手を挟み、けがをするおそれがあります。
●
アームレストを格納してから操作してください。
133
3
各部の操作
3-3. シートの調整
サードシート
リクライニング調整
→ P. 131
→ P. 141
■
バックドア側からリクライニング角度を調整するには
調整のしかた
サードシートへの乗り降り
サードシートを格納する
知識
レバーを引いたまま、背もたれを前後に動か
します。
134
3-3. シートの調整
警告
■
シート調整について
●
背もたれは必要以上に倒さないでください。
事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部などに強い圧迫を受けるな
ど生命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●
シート調整後はシートを軽くゆさぶり、シートが確実に固定されていることを
確認してください。
●
中央席に座るときは、リクライニング角度を左右のシートで同じにしてくださ
い。
お守りいただかないと、サードシート中央席シートベルトが正しく着用できず
重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
135
3
各部の操作
3-3. シートの調整
ヘッドレスト
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。
フロントシート/セカンドシート
1
2
解除ボタン
1
2
サードシート外側席
1
2
解除ボタン
1
2
136
3-3. シートの調整
■
ヘッドレストを取りはずすとき
X
フロントシート/セカンドシート
X
サードシート外側席
X
サードシート中央席
知識
解除ボタンを押しながらヘッドレストを引
き上げます。
解除ボタンを押しながらヘッドレストを引
き上げます。
解除ボタンを押しながらヘッドレストを引
き上げます。
解除ボタン
解除ボタン
解除ボタン
137
3-3. シートの調整
3
各部の操作
■
ヘッドレストを取り付けるとき
X
フロントシート/セカンドシート
X
サードシート外側席
X
サードシート中央席
■
ヘッドレストの高さについて(フロントシート/セカンドシート)
■
サードシート外側席のヘッドレストの使用について
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロッ
ク位置まで押し下げてください。
※
さらに下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作してください。
※
押し下げにくいときは、解除ボタンを押し
ながら操作してください。
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、解除
ボタンを押しながら押し下げてください。
ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロッ
ク位置まで押し下げてください。
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。
解除ボタン
解除ボタン
138
3-3. シートの調整
■
サードシート中央席のヘッドレストの格納について
ヘッドレストを取りはずしたときは、ラゲー
ジルームの図の位置に格納してください。
警告
■
ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
●
ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
●
ヘッドレストを必ず正しい位置に調整する
●
ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
とを確認する
●
ヘッドレストをはずしたまま走行しない
139
3
各部の操作
3-3. シートの調整
シートアレンジ
◆
フロントフラットソファモード
フロントシートをフルフラットにする(→ P. 140)
◆
リヤフラットソファモード
セカンドシート、サードシートをフルフラットにする(→ P. 141)
◆
ラゲージモード
サードシートを格納する(→ P. 141)
140
3-3. シートの調整
◆
スーパーリラックスモード
サードシートを格納し、セカンドシートを後方へ移動する(→ P. 143)
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける
セカンドシートをいちばんうしろまで移動させる(→ P. 131)
フロントシートのヘッドレストをはずす(→ P. 136)
フロントシートをいちばん前まで移動させる(→ P. 130)
フロントシートの背もたれを後方いっぱいまで倒す(→ P. 130)
セカンドシートとのすき間がな
くなるようにフロントシートを
移動させる(→ P. 130)
シートをもとにもどすときは、逆の手順でもどしてください。
フロントフラットソファモードにする
1
2
3
4
5
6
141
3-3. シートの調整
3
各部の操作
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける
フロントシートをいちばん前まで移動させる(→ P. 130)
セカンドシートをいちばん前まで移動させる(→ P. 131)
セカンドシートのヘッドレストをはずす(→ P. 136)
セカンドシートの背もたれを後方いっぱいまで倒す(→ P. 131)
サードシートのヘッドレストをはずす(→ P. 136)
中央席ヘッドレストは、ラゲージルームに格納してください。(→ P. 138)
サードシートの背もたれを後方いっぱいまで倒す(→ P. 133)
サードシートとのすき間がなく
なるようにセカンドシートを移
動させる(→ P. 131)
シートをもとにもどすときは、逆の手順でもどしてください。
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける
サードシート中央席のシートベルトを格納する(→ P. 28)
サードシート左右席のシートベルトを、シートベルトクリップに挟んでください。
(→ P. 30)
サードシート中央席のヘッドレストを取りはずす(→ P. 136)
取りはずしたヘッドレストは、ラゲージルームに格納してください。
(→ P. 138)
サードシート左右席のヘッドレストをいちばん下まで下げる
(→ P. 135)
リヤフラットソファモードにする
1
2
3
4
5
6
7
8
ラゲージモードにする
1
2
3
4
142
3-3. シートの調整
スペースアップレバーを引いて、
背もたれを前方に倒す
スペースアップレバーをさらに
引いて、シートをはね上げる
シート脚部のロックが解除され、シー
トがはね上がります。
シートのはね上げと連動して、シート
脚部が格納されます。
固定ベルトを取り出し、ロック部
に挿し込んでシートを固定する
シートを押しながらロック部に挿し込
んでください。
シートを軽くゆさぶり、確実に固定されていることを確認する
シートをもとにもどすときは、逆の手順でもどしてください。
5
6
7
8
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