Toyota Prius (2017 year). Manual japanese — part 11

159

3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた

3

各部の操作

機能が正常に働かないおそれのある状況

スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。次のよ
うな場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー&スタート
システムやワイヤレスリモコン、イモビライザーシステムが正常に作動しない場
合があります。(対処方法:→ P. 531)

電子キーの電池が消耗しているとき

近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空
港があるなど、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき

電子キーが、次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき

・ アルミ箔などの金属の貼られたカード
・ アルミ箔を使用したタバコの箱
・ 金属製の財布やかばん
・ 小銭
・ カイロ
・ CD や DVD などのメディア

近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき

電子キーを、次のような電波を発信する製品と同時に携帯しているとき

・ 無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン
・ パソコンや携帯情報端末(PDA など)
・ デジタルオーディオプレーヤー
・ ポータブルゲーム機器

リヤウインドウガラスに金属を含むフィルムなどが貼ってあるとき

充電器など電子機器の近くにキーを置いた場合

160

3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた

ご留意いただきたいこと

電子キーが作動範囲内(検知エリア内)にあっても、次のような場合は正しく
作動しないことがあります。

・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎて

いる、または地面の近くや高い場所にある

・ ハイブリッドシステム始動時またはパワースイッチの切りかえ時に、電子

キーがインストルメントパネルやフロア上・ドアポケット・またはグローブ
ボックス内などに置かれている

インストルメントパネル上面やドアポケット付近に電子キーを置いたまま車外
に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知され車外から施錠でき、電
子キーが車内に閉じ込められるおそれがあります。

電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも解錠・施
錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外は解錠しません。

車外でも電子キーがドアガラスに近付いていると、ハイブリッドシステムを始
動できることがあります。

電子キーが作動範囲内にあるとき、洗車や大雨などでドアハンドルに大量の水
がかかると、ドアが解錠・施錠することがあります。

(ドアの開閉操作がなけれ

ば、解錠されても約 30 秒後に自動で施錠します)

ワイヤレスリモコンなどでの施錠時にキーが車両の近くにあると、スマートエ
ントリー&スタートシステムでの解錠ができないことがあります。

(ワイヤレス

リモコンを使用すると解錠できます)

手袋を着用していると解錠・施錠しないことがあります。

ロック操作は、連続で 2 回まで有効で、3 回目以降はロック動作しません。

電子キーを携帯したまま洗車をすると、水がドアハンドルにかかったときに施
錠・解錠をくり返すことがあります。その場合は次のような処置をしてくださ
い。

・ キーを車両から 2m 以上離れた場所に置く(盗難に注意し保管してください)
・ キーを節電モードに設定してスマートエントリー&スタートシステムの作動

を停止する(→ P. 158)

洗車機での洗車中にキーが車内にあると、水がドアハンドルにかかったときに、
マルチインフォメーションディスプレイに警報が表示され車外のブザーが吹鳴
することがあります。全てのドアを施錠すると警報は止まります。

ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着すると、センサーが反応しないこと
があります。その場合は氷や雪、泥を取り除いて再度操作してください。

161

3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた

3

各部の操作

すばやいドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ入ってすぐのドア
ハンドル操作では、解錠しないことがあります。センサーにふれ解錠したこと
を確認してからドアハンドルを引いてください。

作動範囲内に他の電子キーがあると、解錠に時間がかかることがあります。

長期間運転しないとき

盗難防止のため、電子キーを車両から 2m 以上離しておいてください。

あらかじめスマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることができ
ます。(→ P. 555)

システムを正しく作動させるために

電子キーを必ず携帯した上で作動させてください。また、車外から操作する場合
は電子キーを車両に近付けすぎないようにしてください。
作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知されず、シ
ステムが正しく作動しないことがあります。(誤って警報が鳴ったり、キー閉じ
込み防止機能が働かないこともあります)

スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないとき

ドアの施錠・解錠:→ P. 531

ハイブリッドシステムの始動:→ P. 532

カスタマイズ機能

スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができます。

(カスタマイズ一覧:→ P. 555)

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたとき

ドアの解錠・施錠:ワイヤレス機能、またはメカニカルキーを使ってドアの解
錠・施錠ができます。

(→ P. 145, 531)

ハイブリッドシステムの始動・パワースイッチのモード切りかえ:→ P. 532

ハイブリッドシステムの停止:→ P. 200

162

3-2. ドアの開閉、 ロックのしかた

警告

電波がおよぼす影響について

植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器を装着されている方は、室内アンテナ・車外アンテナ

(→ P. 156)から約 22cm 以内に近付かないようにしてください。電波によ

り植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレー
タおよび植込み型除細動器の作動に影響を与えるおそれがあります。

植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ
および植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用される場合は、電波によ
る影響について医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波
により医療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。

スマートエントリー&スタートシステムを非作動にすることもできます。詳し
くはトヨタ販売店にお問い合わせください。

163

3

各部の操作

3-3. シートの調整

フロントシート

X

マニュアルシート装着車

前後位置調整

リクライニング調整

シート全体の上下調整

(運転席のみ)

X

運転席パワーシート装着車

前後位置調整

クッション前端の上下調整

シート全体の上下調整

リクライニング調整

腰部硬さ調整

調整のしかた

1
2
3

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

1
2
3
4
5

164

3-3. シートの調整

シートを調整するとき

ヘッドレストが天井にあたらないよう注意してください。

知識

警告

シートを調整するとき

同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。

シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。
指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。

リクライニング調整について

背もたれは必要以上に倒さないでください。
必要以上に倒しすぎると、事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部
などに強い圧迫を受けたり肩部ベルトが首にかかるなどして、重大な傷害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

マニュアルシート装着車は、シート調整後はきちんと固定されていることを確
認してください。

165

3

各部の操作

3-3. シートの調整

リヤシート

車を安全な場所に駐車する

しっかりとパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にします。

(→ P. 208)

フロントシートの位置・背もたれの角度を調整する(→ P. 163)

フロントシートの位置によっては、背もたれが後方に倒れていると、リヤシートの
操作時にあたる場合があります。

リヤシートのヘッドレストを下げる(→ P. 168)

リヤシートのアームレストを引き出している場合は、格納する

(装着車のみ:→ P. 406)

助手席側のシートのみを操作する場合、この手順は不要です。

背もたれを倒して、ラゲージスペースを広げることができます。

背もたれを倒す前に

1

2

3
4

166

3-3. シートの調整

ロック解除レバーを引きながら、背
もたれを倒す

シートベルトをシートベルトガイ
ドにかけて、シートとボデーのあい
だに挟まれないように操作してく
ださい。また、背もたれがロックさ
れるまで確実にもどしてください。

背もたれを倒す

背もたれをもとにもどす

シートベルト
ガイド

警告

背もたれを前倒しするとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

走行中に前倒しをしない

平坦な場所で確実にパーキングブレーキをかけ、シフトポジションを P にする

倒した背もたれの上やラゲージルームに人を乗せて走行しない

お子さまがラゲージルームに入らないよう注意する

シートに人が乗っている状態で背もたれを操作しない

操作中は、可動部や結合部に手足を挟まないように注意する

お子さまに操作させない

167

3-3. シートの調整

3

各部の操作

警告

背もたれをもとの位置にもどしたあとは

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

シートベルトがねじれたり、挟み込まれていないか確認する

背もたれを前後に軽くゆさぶり、確実に固
定する
背もたれが確実に固定されていないとき
は、レバーに赤色が見えます。赤色が見え
ていないことを確認してください。

168

3-3. シートの調整

ヘッドレスト

上げる

下げる

下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作します。

左右席

上げる

下げる

下げるときは、解除ボタンを押しな
がら操作します。

中央席

上げる

下げる

下げるときは、解除ボタンを押しな
がら操作します。

フロントシート

解除ボタン

1
2

リヤシート

解除ボタン

1
2

解除ボタン

1
2

169

3-3. シートの調整

3

各部の操作

ヘッドレストを取りはずすとき

ヘッドレストを取り付けるとき

ヘッドレストの高さについて(フロントシート)

リヤシートのヘッドレストの使用について

使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。

知識

解除ボタンを押しながら取りはずします。

イラストはフロントシートで代表していま
す。

ヘッドレストを取り付け穴に合わせて、ロッ
ク位置まで押し下げてください。

さらに下げるときは、解除ボタンを押しなが
ら操作してください。

イラストはフロントシートで代表していま
す。

必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるよう調整してください。

解除ボタン

解除ボタン

170

3-3. シートの調整

警告

ヘッドレストについて

次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。

ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する

ヘッドレストを必ず正しい位置に調整する

ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されている
ことを確認する

ヘッドレストをはずしたまま走行しない

171

3

各部の操作

3-4. ハンドル位置・ミラー

ハンドル

ハンドルを持ち、レバーを下げる

ハンドルを上下・前後に動かし、
適切な位置にする

位置が決定したら、レバーを上げてハ
ンドルを固定してください。

ハ ン ド ル の

周 辺 部 を 押 す と

ホーンが鳴ります。

ハンドル位置を調整したあとは

ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だとホーンが鳴らない場合があります。

調整のしかた

1

2

ホーン(警音器)

知識

172

3-4. ハンドル位置・ミラー

警告

走行中の警告

走行中はハンドル位置の調整をしないでください。
運転を誤り、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり
ます。

ハンドル位置を調整したあとは

ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。
固定が不十分だと、ハンドルの位置が突然かわり、思わぬ事故につながり、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

173

3

各部の操作

3-4. ハンドル位置・ミラー

インナーミラー

運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。

インナーミラー本体を持って、上下
方向に調整する

X

手動防眩ミラー装着車

レバーを操作することで、後続車のヘッドランプによる反射光を減少さ
せます。

通常使用時

防眩時

後方を十分に確認できるようにミラーの位置を調整することができま
す。

上下調整のしかた(手動防眩ミラー装着車)

防眩機能

1
2

174

3-4. ハンドル位置・ミラー

X

自動防眩ミラー装着車

後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて反射光を自動的に減少させま
す。

自動防眩機能の切りかえ

ON / OFF

ON のときはインジケーターが点灯し
ます。

パワースイッチを ON モードにしたと
きは、ミラーは常に自動防眩機能が ON
になっています。

ボタンを押すと OFF になりインジケー
ターが消灯します。

センサーの誤作動防止(自動防眩ミラー装着車)

インジケーター

知識

センサーの誤作動を防ぐため、センサーにふ
れたりセンサーを覆ったりしないでくださ
い。

警告

走行中はミラーの調整をしないでください。
運転を誤って、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ
ります。

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