Toyota Prius (2017 year). Manual japanese — part 31
479
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
車両運搬車で輸送するときは、図の
場所で固縛する
鎖やケーブルなどを使用して車両
を固縛する場合は図に黒く示す角
度が 45°になるように固縛する
車両運搬車を使用するとき
前側
480
7-2. 緊急時の対処法
けん引フックを取り出す(→ P. 499, 513)
マイナスドライバーを使ってフ
タをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナスドラ
イバーの先端に布などを巻いて保護し
てください。
けん引フックを穴に挿し込んで
まわし、軽く締める
ホイールナットレンチや金属の
固い棒などを使い確実に取り付
ける
締め付ける際、ホイールナットレンチ、
または固い金属の棒で車体を傷付けな
いように注意してください。
車体に傷が付かないようにロープをけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意してください。また、前進方向でけん引してくださ
い。
他車にけん引してもらうとき
1
2
3
4
5
481
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ:
0.3m 平方(30cm × 30cm)以上
運転者はけん引される車両に乗り、ハイブリッドシステムを始動する
ハイブリッドシステムが始動しないときは、パワースイッチを ON モードにしてく
ださい。
インテリジェントクリアランスソナー
★
を OFF にしてください。(→ P. 309)
けん引される車両のシフトポジションを N にしてから、パーキングブ
レーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせてくだ
さい。
■
けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するため
のものではありません。
■
他車にけん引してもらうときに
ハイブリッドシステムが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンド
ル操作が通常より重くなったりします。
■
ホイールナットレンチについて
ラゲージルームに搭載されています。(→ P. 499, 513)
■
リヤ側の取り付け位置について
25m 以内
5m 以内
白い布
けん引方向
6
知識
リヤ側のけん引フック取り付け位置は、船舶
固縛で車両を輸送するときに、車両を固定す
るためのものです。この車で他車をけん引す
ることはできません。
7
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
8
482
7-2. 緊急時の対処法
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
レッカー車でけん引するとき
X
FF 車
X
4WD 車
■
他車にけん引してもらうときの運転について
●
けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。
けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷
害を与えるおそれがあります。
●
パワースイッチを OFF にしないでください。
パーキングロックにより、前輪が固定され思わぬ事故につながるおそれがあり
危険です。
必ず前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上
げた状態で運搬してください。前輪が地面
に着いた状態でけん引すると、駆動系部品
が破損したり、モーターが回転することに
より発電され、故障や破損の状態によって
は火災が発生するおそれがあります。
4 輪とも持ち上げた状態で運搬してくださ
い。タイヤが地面に着いた状態でけん引す
ると、駆動系部品の破損や、車が台車から
飛び出したり、モーターが回転することに
より発電され、故障や破損の状態によって
は火災が発生するおそれがあります。
483
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ
れがあります。
■
けん引フックを車両に取り付けるとき
●
けん引フックは、搭載されている車両専用です。他の車のけん引フックを使用
したり、この車のけん引フックを他の車に取り付けたりしないでください。
●
指定の位置にしっかりと取り付けてください。
指定の位置にしっかり取り付けていないとけん引時にフックがはずれるおそ
れがあります。
注意
■
レッカー車でけん引するとき
■
車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブル等を過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるおそ
れがあります。
■
駆動系部品の損傷を防ぐために
●
他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない
・ 速度は 30km/h 以下、距離は車両積載車までの移動など、できるだけ短距
離にとどめる
・ 前進方向でけん引する
・ サスペンション部などにロープをかけない
●
この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ
カー車ではけん引しないでください。
484
7-2. 緊急時の対処法
注意
■
長い下り坂でけん引するときは
X
FF 車
レッカー車で前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上げた状態でけん引してくだ
さい。レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれ
があります。
X
4WD 車
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。レッカー車でけ
ん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあります。
485
7
万一の場合には
7-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対処
してください。なお、点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではあ
りません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点
検を受けてください。
警告灯・警告ブザー一覧
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
(赤色)
ブレーキ警告灯(警告ブザー
※ 1
)
・ ブレーキ液の不足
・ ブレーキ系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ
さい。走行を続けると危険です。
(黄色)
電子制御ブレーキ警告灯
・ 回生ブレーキシステムの異常
・ 電子制御ブレーキシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
充電警告灯
マルチインフォメーションディスプレイに「補機バッテリー
(始動用)充電不足 取扱書確認ください」が表示されている
か確認する
・ メッセージの表示がない場合:
充電系統の異常
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ
さい。
・ メッセージが表示されている場合:
補機バッテリーあがりのおそれ
→ P. 495
油圧警告灯(警告ブザー
※ 2
)
エンジンオイルの圧力が異常に低い
→ ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくだ
さい。
エンジン警告灯
・ ハイブリッドシステムの異常
・ エンジン電子制御システムの異常
・ 電子制御スロットルの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
486
7-2. 緊急時の対処法
SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯
・ SRS エアバッグシステムの異常
・ プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ABS &ブレーキアシスト警告灯
・ ABS の異常
・ ブレーキアシストの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(赤色/黄色)
パワーステアリング警告灯(警告ブザー)
EPS の異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(点滅)
PCS 警告灯
★
警告灯が点滅した場合(ブザーあり):
プリクラッシュセーフティシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告灯が点滅した場合(ブザーなし):
次の原因などによりプリクラッシュセーフティシステムが一
時停止している可能性があります。
・ 前方センサー周辺に汚れや付着物がある
→ 汚れや付着物を取り除いてください。(→ P. 240)
・ 前方センサーが作動条件範囲外(温度など)
→ 走行は可能です。(温度など)作動条件を満たせば、プリク
ラッシュセーフティシステムが利用可能になります。
警告灯が点灯した場合:
VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムまたは
プリクラッシュセーフティシステム、もしくは両方が OFF に
なっています。
→ VSC システムとプリクラッシュセーフティシステムを ON
にすると、プリクラッシュセーフティシステムが利用可能に
なります。(→ P. 246, 356)
スリップ表示灯
・ VSC システムの異常
・ TRC システムの異常
・ ヒルスタートアシストコントロールシステムの異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ABS・VSC・TRC システム作動時は点滅します。
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
487
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
高水温警告灯
・ 警告灯が点滅したとき:
エンジン冷却水高温異常
水温の上昇にともない、点滅から点灯にかわります。
→ ただちに安全な場所に車両を停車して点検する(→ P. 540)
・ 警告灯が点滅することなく、点灯したとき:
排熱回収器の異常
→ ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
(点滅)
ICS OFF 表示灯
★
インテリジェントクリアランスソナーの異常
→ トヨタ販売店で点検を受けてください。
システムの異常時以外にも、表示灯が次のように作動します。
・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF にすると点
灯します。(→ P. 309)
・ システムの作動中に点灯します。(→ P. 312)
・ システムが一時的に使用できないときに点滅します。
(→ P. 316)
半ドア警告灯(警告ブザー
※ 3
)
いずれかのドアが確実に閉まっていない
→ 全ドアを閉める
燃料残量警告灯
燃料の残量が約 6.4L 以下になった
→ 燃料を補給する
シートベルト非着用警告灯(警告ブザー
※ 4
)
運転席・助手席シートベルトの非着用
→ シートベルトを着用する
マスターウォーニング
システムの異常時にブザーと共に点灯・点滅し、マルチイン
フォメーションディスプレイ上に警告メッセージを表示しま
す。
→ P. 490
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
488
7-2. 緊急時の対処法
※ 1
ブレーキ警告ブザー:
ブレーキの効き低下につながる異常があると、警告灯の点灯と同時にブザーが
鳴ります。
※ 2
油圧警告ブザー:
READY インジケーターが点灯しているとき、エンジンオイルの圧力低下によ
り警告灯が点灯すると、最大で約 30 秒間、警告ブザーが鳴ります。
※ 3
半ドア走行時警告ブザー:
いずれかのドアが確実に閉まっていない状態で走行し、車速が約 5km/h 以上
になると、警告ブザーが鳴ります。
※ 4
運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま車速が約 20km/h 以上になると警
告ブザーが 1 回鳴ります。その後も運転席・助手席シートベルトを非着用の
まま 24 秒を経過すると、30 秒間断続的に鳴り、さらにブザーの音がかわり
90 秒間鳴ります。
※ 5
マルチインフォメーションディスプレイに表示されます。
警告灯
警告灯名・警告内容・対処方法
ブレーキオーバーライドシステム/ドライブスタートコント
ロール/インテリジェントクリアランスソナー
★
(シンボル表示
※ 5
)
・ ブレーキオーバーライドシステム作動時
・ ブレーキオーバーライドシステムの異常
・ ドライブスタートコントロール作動時
・ ドライブスタートコントロールの異常
・ インテリジェントクリアランスソナー作動時(→ P. 312)
→ 表示された画面の指示に従ってください。
LDA(ステアリング制御付き車線逸脱警報)
★
(シンボル表示
※ 5
)
LDA 操舵支援「ON」中にシステムが手放し運転と判断
→ ハンドルをしっかりと持ち直してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
489
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
■
シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
●
助手席に乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検
知して警告灯が点滅することがあります。
●
助手席に座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しない
ことがあります。
■
パワーステアリング警告灯/警告ブザーについて
補機バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に警
告灯が点灯し、警告ブザーが鳴ることがあります。
■
警告ブザーについて
状況によっては、外部の騒音やオーディオ
★
の音などにより、ブザー音が聞こえ
ない場合があります。
知識
警告
■
パワーステアリング警告灯が点灯したとき
黄色に点灯したときは操舵力補助が制限され、赤色に点灯したときは操舵力補
助がなくなるため、ハンドル操作が非常に重くなることがあります。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強
く操作してください。
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
490
7-2. 緊急時の対処法
警告メッセージが表示されたときは
マスターウォーニング
マルチインフォメーションディスプレ
イに警告メッセージが表示されている
とき、点灯・点滅します。
※
マルチインフォメーションディ
スプレイ
対処方法
マルチインフォメーションディスプレ
イのメッセージに従ってください。
処置後に再度メッセージが表示されたときは、トヨタ販売店へご連絡く
ださい。
※
メッセージの内容によっては、マスターウォーニングが連動しない場合があり
ます。
マルチインフォメーションディスプレイには、システムの故障や誤った
操作をしたときの警告、メンテナンスが必要であることをお知らせする
メッセージが表示されます。メッセージが表示されたときは、メッセー
ジの内容に従って対処してください。
1
2
3
491
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
メッセージの内容によって警告灯や警告ブザーの作動が次のように切り
かわります。ディーラーで点検をするように表示されたときは、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
※
メッセージを最初に表示したときに作動します。
メッセージと警告作動
専用警告灯
警告ブザー
※
警告内容
点灯
ー
あり
走行にかかわるシステムの故障
や、そのまま放置すると思わぬ危
険を招くおそれがあるなどの重
要なメッセージを意味します。
ー
点灯または
点滅
あり
表示されたシステムに故障のお
それがあるなどのメッセージを
意味します。
点滅
ー
あり
車両への損傷や、思わぬ危険を招
くおそれがあるなどのメッセー
ジを意味します。
点灯
ー
なし
電装品の故障や状態、メンテナン
スのお知らせなどのメッセージ
を意味します。
点滅
ー
なし
車両を正しく操作していない場
合や、操作方法のアドバイスなど
を意味します。
492
7-2. 緊急時の対処法
■
警告メッセージについて
文中の警告メッセージの表示は、使用状況や車両の仕様により実際の表示と異な
る場合があります。
■
専用警告灯について
次の内容のメッセージ、または画像が表示されたときは、マスターウォーニング
が点灯・点滅しません。その場合は個別の専用警告表示を行います。
●
「ABS 故障 販売店で点検してください」が表示されている:
ABS &ブレーキアシスト警告灯が点灯します。(→ P. 486)
●
「故障のためブレーキ力が低下します 販売店で点検してください」が表示され
ている:
電子制御ブレーキ警告灯(黄)が点灯します。(→ P. 485)
●
いずれかのドアが開いていることを示す画像が表示されている(停車中):
半ドア警告灯が点灯します。(→ P. 487)
■
「販売店で点検してください」の警告メッセージが表示されたとき
警告メッセージで名称が表示されたシステム、または部位などに問題が発生して
います。
すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
■
各部の操作に関するメッセージが表示されたとき
●
アクセルペダル・ブレーキペダルの操作に関するメッセージが表示されたとき
PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
★
やレーダークルーズコントロー
ル(全車速追従機能付き)
★
などの走行支援システムの作動中、ブレーキ操作
に関する警告メッセージが表示される場合があります。
メッセージが表示されたときは、必ず減速、または画面で指示された操作を
行ってください。
●
ドライブスタートコントロール・ブレーキオーバーライドシステム・インテリ
ジェントクリアランスソナー
★
が作動したときに、警告メッセージが表示され
ます(→ P. 188, 312)。
画面の指示に従って対処してください。
●
パワースイッチの操作に関するメッセージが表示されたとき
正しい手順で始動操作をしていないときや、誤操作の可能性があるときなど
に、パワースイッチの操作に関するアドバイスが表示されます。
画面の指示に従って操作し直してください。
知識
★
:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
493
7-2. 緊急時の対処法
7
万一の場合には
●
シフト操作に関するメッセージが表示されたとき
誤ったシフトポジションの選択や、停車中の意図せぬ車両の動き出しなどを防
止するため、自動的にシフトポジションが切りかわったり(→ P. 209)、シフ
トレバーの操作が指示されたりすることがあります。
その場合は、画面の指示に従ってシフトポジションを変更してください。
●
各部の開閉状態や、消耗品の補充などに関するメッセージ・画像が表示された
とき
画面の表示、または警告灯で指示された部位を確認し、開いているドアを閉め
たり、消耗品を補充したりするなどの対処を行ってください。
■
「取扱書を確認」の警告メッセージが表示されたとき
●
「故障のためブレーキ力が低下 安全な場所に停車して取扱書を確認」が表示さ
れたときは、ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
走行を続けると危険です。
●
「エンジン油圧不足 安全な場所に停車して取扱書を確認してください」が表示
されたときは、ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してくださ
い。
●
次のメッセージが表示されたときは、故障している可能性があります。ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
・「ハイブリッドシステム故障」
・「エンジン系故障」
・「バッテリー系故障」
・「アクセル系故障」
・「スマートエントリー&スタートシステム故障 取扱書を確認」
●
「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書確認ください」が表示されたとき
は、対処方法に従ってください。(→ P. 495)
■
「シフト系不作動 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書を確認」が表示され
たとき
シフト制御システムに問題が発生しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受
けてください。
このメッセージが表示された場合、始動操作やシフトポジションなどの切りかえ
操作などが正常に行えないおそれがあります。(対処方法:→ P. 497)
■
「シフト系故障 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書を確認」または「シフ
ト系通信故障 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書を確認」が表示されたと
き
シフト制御システムが故障しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
このメッセージが表示された場合、始動操作やシフトポジションの切りかえ操作
などが正常に行えないおそれがあります。(対処方法:→ P. 497)
494
7-2. 緊急時の対処法
■
「
スイッチ故障 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書を確認」が表示
されたとき
P ポジションスイッチが働かない可能性があります。ただちにトヨタ販売店で点
検を受けてください。
駐車する場合は平坦な場所を選び、パーキングブレーキを確実にかけてくださ
い。
■
「シフト系故障 シフト切替えできません 取扱書を確認」が表示されたとき
シフト制御システムの故障が発生しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受
けてください。
シフトポジションを P から P 以外に切りかえられない可能性があります。
■
「シフト系故障 安全な場所に停車して 取扱書を確認」が表示されたとき
シフト制御システムが故障しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
シフトポジションを切りかえられない可能性があります。安全な場所に停車して
ください。
■
「シフト系故障 取扱書を確認」が表示されたとき
シフト制御システムが故障しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
放置すると、システムが正しく作動しなくなるおそれがあります。
■
「補機バッテリー充電不足 駐車時パーキングブレーキをかけ 取扱書を確認」が表
示されたとき
補機バッテリーが充電不足です。補機バッテリーを充電または交換してくださ
い。
●
このメッセージが表示された場合、始動操作やシフトポジションの切りかえ操
作などが正常に行えないおそれがあります。(対処方法:→ P. 497)
●
補機バッテリー充電後も、シフトポジションを P から P 以外に切りかえるまで
メッセージが表示され続ける場合があります。
■
「補機バッテリー充電不足 シフト切替えできません 取扱書を確認」が表示された
とき
補機バッテリーの電圧が低下したため、シフトポジションの切りかえができなく
なっています。補機バッテリーを充電、または交換してください。
(補機バッテリーあがりの対処方法:→ P. 534)
■
「ハイブリッドシステム高温 出力制限中です」が表示されたとき
負荷の高い走行状況(例えば、長い上り坂の走行中や、後退方向での登坂中など)
のときにメッセージが表示される場合があります。
対処方法:→ P. 540
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